みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マンディンゴ 《ネタバレ》 足の不自由であるハモンドは肉体的なコンプレックスを持っている。それ故か、どの白人よりも黒人に対して優しく、理解を示している。残酷な現実が描かれる中で、唯一救いとなりえる存在。 しかし、彼は最後に妻も心の底ではきっと憧れを抱いていたであろうミードも殺し、父を殺され、全てを失ってしまう。 自分という人間を否定されたときでも、まだ他者に理解を示せるのか。人種、時代など関係ない人間という生き物を、白人黒人どちらにも寄ることなく、ヒーローや善人を出すことなく、ただただ愚劣にうつしていた。[DVD(字幕)] 8点(2015-02-04 18:13:20)(良:1票) 《改行有》 2. マネーボール 《ネタバレ》 元プロ経験者が引退してからそのスポーツの監督やコーチになると経験や勘や情を重視するというイメージがあった。しかし、このビリー・ビーンという人はそことは真逆で選手の価値を数値化することで客観的な視点で選手を評価することをしている。最後には金より情でチームに残る事を選んだり、すぐに感情的になったり、ジンクスを信じていたりと客観的というには程遠い行動も取るというグレーな存在であるからこそここまで魅力的で求心力のある人物になったのではないかと思った。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-21 20:10:10)(良:1票) 3. マーダー・ライド・ショー 一瞬で殺される事が幸せとすら錯覚してしまうほどの恐怖。精神的な恐怖をどこまで与える事ができるのかを追求していた。[DVD(字幕)] 5点(2014-02-18 03:33:12) 4. 摩天楼を夢みて 《ネタバレ》 名優達の巧みな話術を堪能することができました。その中でも、ジャックレモンがいい味を出していたと思います。自分は犯人が分かるラストより、リンクとの交渉シーンに魅入ってしまいました。口は災いのもと、でもセールスマンはその口が命なんですよね。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-01-15 17:00:10) 5. 招かれざる客(1967) 日本人の僕にはあまり身近ではない題材を取り扱った作品でした。現実にも人種の壁を越えたカップルがたくさんいて、中には結ばれることのなかった人達もきっといるんでしょうね。そういう意味で、決してこれは特別な家庭の問題ではなく、自分にも起こりうるかもしれない話。と言えるのでしょうか。普段は「人種差別反対」と言っていても実際にそれが自分に関わる身近な問題となったら...?これは、人種差別に限ったことではなく、すべての話に当てはまることで、自分の発言全てに責任が持てるのか?当事者になったときに第三者として発言していた時と同じことが言えて、かつその行動をとることができるのか?難しいことですね...。地味で目立たないけれど、なんかいろいろと考えさせられる、いい映画でした。また俳優陣の演技も、すばらしかったです。[DVD(字幕)] 6点(2007-03-06 00:15:08)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS