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プロフィール
コメント数 4683
性別 男性
年齢 41歳

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  マリアンヌ 《ネタバレ》 映画の入り口からまず上手いですよね。 砂漠の道を一台の車がやってくる。そこに乗り込む。荷物が用意されている。謎の会話。 そして街にやってきて、、、、この女性は?と少しずつ状況がわかっていく展開が実に小気味好いです。 スパイの二人が恋に落ち結婚。しかし実は彼女は、、、のどんでんから一気にサスペンスフル。 最後まで目が離せず、ラストは本当グッときましたねぇ。 さすがはエンターテインメントの巨匠、ロバート・ゼメキス。 いやまぁ、そもそもスパイ同士結婚しちゃダメだよなとか、身内に作戦のことぽろっと言っちゃうとか、 マックスの脇の甘さを感じちゃう展開もあってそこは気になるんですが、 全体としてはとてもよくできたシナリオ。大変感心いたしまた。 そしてブラピの演技にも関心。今までに見せない表情の役柄で、彼の役者としての幅の広さを垣間見ました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-08-20 23:22:54)《改行有》

2.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 いや〜とても完成度の高い作品に仕上がってましたね。 70になってもこれだけエネルギッシュな作品を作り上げるジョージ・ミラー監督に脱帽です。 前半は逃走劇、後半は闘争劇という感じでほぼ全編にわたってスタイリッシュなアクションを繰り広げるのですが、 もうね、映像に抜かりが一切ないんですよ。よく作ったなぁと感心。 なんかアクションシーンがどれも早送りみたいな感じになってるので、最初は「あれ?リモコンの倍速ボタ押しちゃったのかな、、」て勘違いしたぐらい(笑)。 それが作品全体のハイテンションさを生み出しているのでしょうね。この手法は一つの映画的発明かもしれません。 主人公のトム・ハーディも良かったけど。やっぱりシャーリーズ・セロンですよ、ええ。本当に素晴らしい女優さん。 彼女はやっぱり眼が印象的なのよね。だから丸坊主でもすぐに「あ、あの女優さんだ」ってわかった。 色々と褒め上げるときりがないけど、やはり敵側のキャラクターが実に面白い。 イモータン・ジョーとその取り巻きたちの濃い面々とか、ハリネズミとか、ギタリストとか、棒飛び隊とか。 シルク・ドゥ・ソレイユとかのマッドバージョンみたいな、なんかのショーを見てるみたいですよね。 変にべたついた愛に行かず、あっさりと終わらすラストがまた格好良い。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-10-25 22:12:15)《改行有》

3.  マシンガン・プリーチャー 《ネタバレ》 これ凄く良かったですよ~。実在の戦闘派牧師を映画化したということですけど、彼の行いは大いなる議論を呼びそうです。なんたって人殺しですからね。いくら子どもたちを守るためとはいえ、この一線を越えていいのかという問題は常につきまとう。でもサムはこう言う。「もし君たちの家族がテロリストに誘拐され、俺が奪還すると約束したら、その手段を選びますか?」って。そう言われると、うむむ、、、、と考えさせられる。少なくとも、批判するだけでなにもしない人よりは、サムみたいに正義心を持って活動してる人を応援したい。もうね、しょっぱなから凄いヘビーな映画だなって。黒人の子がテロリストどもに、母親を殺さなかったらお前と弟を殺すぞって脅されるところから始まる。なんちゅう酷い光景。こんなの見せられたら、綺麗事言ってないでサムを心から応援したくなる。子どもたちを助けようともう一度同じ場所に行ったら、みんな殺されちゃってたり。そんなことばかりで、途中「神を信じられない」状態になる。だけど、男の子に「心まで失っちゃいけない」って話聞かさせて、サムは男の子をがっしりと抱きしめる。あのシーンがもの凄く感動的。思わず涙出そうになっちゃった。そうなんです。心まで負けちゃいけない。それこそ敵に屈した事になる。あの小さな男の子の言葉には、凄く深い教訓があるように思う。賛否両論あるだろうけど、個人的には秀作だと感じました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-09-30 00:06:26)

4.  マンイーター 《ネタバレ》 ビデオ屋でこの映画を見かけ、なんと「アバター」のサム・ワーシントンが出ている事を発見。「ワーシントン様、こんなB級モンスター映画にも出たんか!?」と驚きを感じ、さっそく借りて見てみる事に。序盤は、オーストラリアの世界遺産、カカドゥ国立公園の絶景が画面いっぱいに映し出される。どこまでも広がる地平、切り立った渓谷、そこに流れる、まるでバスクリンでも入れたかのような緑色の川。う~ん、オーストラリアの自然はやっぱりすげぇな~なんて思ってみていると、クルーズ船が巨大生物の攻撃をうけて沈没。そして観光客らは小島にたどり着くも、彼らを満ち潮が襲う。いやほんと素晴らしい。全く飽きさせない展開。縄を向こう岸までもっていって皆を救出しようとしたところで事件は起こった。なんと、あのワーシントン様が瞬殺されたのである。それも、見たこともないほど馬鹿でかいワニに。唖然とする自分。そしてここから、誰が犠牲になるのか、誰が生き残るのか全くわからない展開に。ラストまで一気に見せる、モンスタークロコダイルとの死闘。いやはや、B級ながらもワニのCGはとてもよく出来ていたし、本当に楽しませてもらいました。見終わってネットで見て、この作品が「アバター」以前、ワーシントン様が有名になる前に作られたんだという事を知りました。なるほど、それであの扱いだったのですね(笑)。ですが結果として、先の読めない展開になったので万々歳です。可愛いワンちゃんが食われちまったのは少し残念でしたが、ワニの巣でのガチンコ対決、本当に凄かったです。数あるB級モンスター映画の中では、群を抜く傑作でした。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-07 22:44:39)(良:1票)

5.  マンダレイ 《ネタバレ》 最初のうちは、「あぁ、人種差別問題をテーマにした映画なのね」と思い、グレースを良き善人、父親を酷い悪人と感じ、奴隷の人たちが解放されて自由の喜びへと目覚めていくんだろうな~、なんて月並みなことを予想しながら鑑賞していたので、終盤のどんでん返しはいい意味で予想を裏切られました。人種差別という、そんな薄っぺらいもんをテーマにしてなかった。いや、それも勿論意味合いとしてはあるんだろうけど、もっと広範なものがテーマだった。それは「支配する側」と「支配される側」の関係について。奴隷の人たちは、自ら進んで奴隷になる道を選んでる。グレースは、それでは自由がないだろと説得するけど、彼らにとっては、主人に仕えてるほうが気が楽なんですね。奴隷になると自由はないけど、職があって飯は一応食えて、なにかあったら主人の文句を言ってりゃそれでいい。でも自由になったら、すべての責任は自分が背負う事になる。この図式は言ってみれば、「企業と労働者」の関係そのままなわけです。人種差別を取り扱っていて、グレースはアメリカのメタファーだとも言えるし、こういう使用人と雇われ人のメタファーでもあるし。この作品の素晴らしいところは、人の生き方とか、自由とはなにかという深い問題を扱っているから、凡庸性に富んでいて色々な考えに思いを巡らせる事が出来る点にあります。なんというか、マイケル・サンデルに「さぁ君はどっちを選ぶんだ~い?自由とはなにかについて考えようじゃないか~」って言われてる時と同じような感覚を覚えます(笑)。自由という問題の他にも、民主主義をテーマに取り上げてる。グレースは民主主義を黒人たちに教えてあげるけど、彼女自身が、その民主主義によって裁かれんとする立場に置かれ、民主主義で決めた時刻の間違いで父親に置いてけぼりになるという、もの凄く皮肉なオチになってる。良いものは良い、悪いものは悪いのでなく、どんなものにもいい面と悪い面があるんだよっていうこの世界の真理を娯楽作として鮮やかに仕立て上げた、見事な傑作だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-01 00:41:48)

6.  マン・オン・ザ・ムーン あれれ?評価低いなぁ。確かにアンディに思い入れがないからかもしれませんが、僕ははっきりいってラストの葬式で泣いてしまいましたよ。いい映画ですよ。やっぱフォアマンはすごいですよ。関心しきりです。いつも嘘で人を楽しませようとするアンディ。だからなおさらガンという事実はとてもつらいな、、、。8点(2003-01-13 00:41:43)

7.  マイノリティ・リポート 今までのスピルバーグ作品の中で、最も話が複雑だと思う。二転三転する内容なので、何も考えずに見るジェットコースタームービーを想像すると肩透かしだ。これはSF映画というよりも、未来を舞台にしたサイコ・サスペンスと言った方がいいだろう。そしてこの未来世界は実に青い。ブルーに覆い尽くされた、とてもダークな世界。最初は説明的な台詞と画が多いが、走路に落ちてく車にしがみつくジョンから加速する。(個人的にこの走路のシーンが一番好きです)、空飛ぶ警官達や、ダニー達から逃げるシーンは、まさにスピルバーグならではの、ハラハラドキドキ体験。気持ち悪いシーンや、エロティックシーンや、皮肉めいたシーンやジョークシーンなんかもあって、とにかくいろんな要素が画面いっぱいに凝縮されてます。特に、この映画はやたら広告が出てきます。プライバシーは侵され、とても嫌な管理社会です。網膜チェックをくぐりぬけるために、目の手術をするシーンは、時計じかけを思い起こさせますが、トムクルーズは目を麻痺させて自分でやったそうです。おそらく、中途半端だとか、いろいろ賛否両論ありそうな作品ではありますが、僕はディックが好きだし、思いで深い映画にもなったので、8点を捧げましょう。8点(2002-11-04 00:26:33)

8.  マーズ・アタック! アーッダダッダッダー!ダダッアーダダダッダーダ!アタダッダッタダッアッダ~ダ!ア~ダッダッダッダッダ!(日本語訳・これはまぎれもなくティム・バートン監督の最高傑作であ~る!この映画を観ていない地球人は人生の80%を損しているであろう!いいか地球人達よ!君たちは我々の下僕になるのであ~る!賢い者が支配する。それがこの宇宙の大原則なのだ!そのごま粒みたいな目ん玉を我々のように大きく見開き、自分たちのぶざまな姿や劣等な知性を自分で目で確認するがよい!ウェ~ハッハッハッハッハ!)[DVD(字幕)] 8点(2001-09-02 17:54:45)(良:1票)

9.  マスク(1994) これ僕はすごく好きだなぁ。個人的にジム・キャリー作品で一番だな。笑えるし、見てて楽しい。8点(2001-07-08 23:37:17)

10.  マリグナント 狂暴な悪夢 《ネタバレ》 悪夢で現れる化け物が現実世界で次々と殺人を犯していく展開で、 エルム街の悪夢みたいな内容なのかなと思って見てたけど、 その化け物の描写が、あれ?この貞子みたいなの現実に存在してる奴?という感じで そこから終盤の種明かしになっていく。これはなかなか新鮮。 夢に出てくるやつが現実で悪さするみたいなオチよりもよほどアリですね。 正体がわかってからの彼による殺しの勢いが笑っちゃうぐらいすごい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-13 17:29:31)《改行有》

11.  魔女がいっぱい 《ネタバレ》 さすがはロバート・ゼメキスだなぁと思いました。安定した、王道の面白さを見せてくれます。 アラン・シルヴェストリの音楽も、まさにハリウッド映画の王道の付け方で、ある種の懐かしさまで感じた次第です。 魔女たちは口が裂けていて、手の指は三本で足の指はなく見た目は結構恐ろしいのですが、 それに対してネズミに返信させられた子供達は可愛らしく実に愉快で笑えたりもします。 そういう様々な要素が一体となっていて、新鮮味があって面白かったです。 特にラストでは子供たちは当然人間に戻ると思っていたので、そういういい意味での裏切りもまた楽しかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-26 15:32:52)《改行有》

12.  マザー!(2017) 《ネタバレ》 ダーレン・アロノフスキー監督、ジェニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファー。 このメンツで、なんで日本未公開なんだろう?と思ったのですが、実際に鑑賞してみて納得しました(笑)。 確かにこれは難しいだろうなぁ、、、、、興行的にも内容的にも。 最初から最後まで、家の中で繰り広げられるワンシチュエーション映画なんですが、 映像的にものすごく凝って作られているというのがわかります。カットや構成、全部緻密に考えている。 鑑賞はじめは、変な人を連れて来てこれから揉め事が始まるのかなぁと思ってたら、どんどんと「理不尽」がエスカレートしていくんです。 博愛な夫なんだなぁというところから、いやいやいやおかしいでしょってな感じになって来て、次々とツッコミ入れなあかんようになる。 この時点で、僕は頭がおかしくなりそうになりました。なんか耐えられないというか、襲いかかってくる理不尽の波に溺れて窒息しそうになるんです。 映画を見ていて、こんな気分になったのは初めてでした。前半は本当に苦痛で仕方なかった。 後半になって、さらにどんどんと斜め上の展開になっていくのですが、この辺からようやく監督の言いたいことがうっすらと解ってくる。 この夫婦は神と地球のメタファーなのかなと。その上で、人間の身勝手さ都合の良さで破壊される地球さん、という環境保護を訴える内容なのかなと思ったのですが、 そうだとしてもメタファーはメタファーだし、ねぇ〜ホント人間はひどいですねぇ〜と賛同する気にもなれないんですよね。 まぁ不愉快さで言ったらマックスですので0点でもいいのですけど、それだけ力を持った作品であることも否めないのです。 なので、ものすごく嫌いだけど高得点をつけざるを得ないという、僕にとってはかなり特異な一本でありました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-09-03 21:32:11)《改行有》

13.  招かれざる客(1967) 《ネタバレ》 根っからのリベラリストで、娘にも常々そういう教育を施してきたのに、 いざ自分の娘が黒人の彼を連れてくると動揺するというのがひねり効いてて面白いですね。 そして黒人女性の家政婦さんが一番反対するという展開もまた面白い。 ただまぁ、人種がどうのこうの以前に、二人は二十日前に会いました、これから結婚するんで 今日中にいいか悪いか決めてっていきなり言われても困っちゃいますよね。 相手が誰だろうと親なら困惑いたします。 向こうのご両親までやってきて、色々と話し合いする様はやっぱり引き込まれます。 特に、黒人彼とそのお父さん二人だけの腹を割った話し合い。見応えありましたね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-06 21:48:24)《改行有》

14.  マイ・インターン 《ネタバレ》 とてもいい作品でしたね〜。ハートフルコメディという言葉がぴったりな内容。 会社経営に邁進するやり手のジュールズ。この役にアン・ハサウェイ以外考えられないわというぐらい はまり役で見事に演じていますし、ベン役のロバート・デ・ニーロは数多くマフィアを演じていたとは思えないぐらい、 優しい目をした素敵なおじいちゃんを演じている。この二人の役者としての巧さを改めて痛感した次第です。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-03-29 22:00:39)《改行有》

15.  マラヴィータ 《ネタバレ》 なかなか面白かったですね。ベッソンらしく、テンポよく手慣れた円熟味のある画作りを見せてくれます。マーティン・スコセッシが製作にかかわっているだけあってか、途中「グッドフェローズ」を鑑賞しマフィアのことを自身が語るという展開にはやられました。この作品、ロバート・デ・ニーロ自身のセルフパロディみたいなことになってるんですね。そのへんが新しくて、かつ映画好きの自分にはツボ。フランス人がアメリカ文化を茶化すシーンも面白いし、わんこのマラヴィータもいい味出してる。お姉ちゃんの恋は成就してほしかったな~。なんともいえない余韻で終わる作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-11 22:42:57)(良:1票)

16.  マジック・マイク 《ネタバレ》 ソダーバーグ作品ということで、 また変にアートっぽく仕上げてるのかなと思いきや、 映像的にも内容的にもすんなり見れる娯楽作品に 仕上がっておりました。 マジック・マイクとアダム、最初は正反対の二人が だんだんと入れ替わって行く様が面白い。 肉体美だけでなくショーも毎回凝っていて、あれなら 女性達も毎度頼んでみれるだろう、と思う。 それにチャニング・テイタムのダンスがキレキレ。 普通に素晴らしかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-07 01:01:19)《改行有》

17.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 スーパーマンがどのようにして誕生したのか、彼の故郷であるクリプトン星の風景、両親の思い、敵の思惑等、とてもわかりやすく説明されていて、見やすいアクション映画でした。生みの親のご両親もいい人っぽいのでその遺伝子もあるのかもしれませんが、やはりクラークを育てた、地球の育ての親が素晴らしくて、それで良心を育んだんだというのが大きい。父からは自己犠牲の精神を、母からはたっぷり愛情を感じて育った。だからこそ、地球のみんなを守りたいっていう気持ちが芽生えた。そういうのがきちんと描かれていて良かったです。アクションは、これまでのスーパーマンシリーズと比較するとその速度の速さが目を引きます。クリプトン星人は強大な力を持っている。だからこそ、凄まじい早さで飛び回ったり、闘ったりすることが出来る。地球人の目から見れば、まさに目にもとまらぬ早さ。そういう素早さの表現をこだわっていたように思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-27 19:52:08)(良:1票)

18.  マネーボール 《ネタバレ》 とても淡々とした作りで、決して劇的に見せるわけではないのですが、「マネーボール理論」という、いわば科学で野球を理解しようとする話なので、淡々とした構成に仕上げてきたのもわかるような気がします。元々は経済を理解するための理論を野球に持ってきたんだそうで、いわば株価の動きとか、そういうのを予測する為に使われるそうな。でも、株価もそうですし、やっぱり野球だってそう。世の中、全てロジカルに動いてるわけではないので結局は外れてしまうオチになるわけですが、それでも20連勝という新記録を打ち立てたのは、ビリー・ビーンの「俺についてこい」みたいな自信満々キャラが功を奏したんじゃないかと思うんです。そして彼自身、元選手だったので、選手たちへの気配りとか配慮がそれなりに出来たのかもしれない。勿論、劇中の彼の行動は、一見すると「冷酷」な決断の連続にも思えます。選手をあっさりと切り捨てたり、すぐさまトレードしてみせたり。しかしまた逆に、ビリーは「見向きもされなかった選手」や「見捨てられた選手」を獲得することにも精を出しているわけです。野球界という、伝統的な価値観の支配する世界において、ビリーとピーターの存在はまさに異端児。このお話の大切なポイントは、その理論の正当性うんぬんよりも、やっぱり異端児が新しいことをやると必ず批判を受けるわけだけど、そこで貫き通していける勇気を持つっていうこと、その一点じゃないかと思う。周りのおっちゃんたちのしょうもない論議を聞いて、今の野球界の間違いに気づき、ピーターの意見を聞いて「これが正しいんだ」と確信しそれを貫き通す。ビリーは史上最高額の報酬でレッドソックスからお誘いを受けるも、それを断ってアスレチックスに残った。お金なんかじゃ揺り動かないだけの信念を、最初から持っていたわけですね。だからこそ貫き通せた。その心意気に、尊敬の念を抱かずにはいられない。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-09-12 00:19:04)(良:1票)

19.  マシニスト 《ネタバレ》 やはりなんといってもクリスチャン・ベールの激やせっぷり、これに尽きますね。特典映像を見ると、どうやって痩せたかについて「断食、それだけ」と語っている。断食だけであそこまで痩せると言うのは、もうほとんど即身仏ミイラの域ですね(笑)。俳優としての彼の熱意には頭が下がるし、そしてまた、この脚本にそれだけ入れこむ価値があると感じたのでしょう。ストーリーは暗く、とても一般受けしそうな内容ではないのですが、ごく一部の人にだけ強い支持が得られそうな、そんな作品。個人的にはこういう精神崩壊系の作品は好きなので、一つのサスペンス映画として楽しく観る事が出来ました。勿論、結局はよくある妄想オチなので、またそれか~って思っちゃう人も多いでしょう。でも、その他の妄想オチ作品よりも、この作品は特筆すべき出来映えになっていると思います。晴れの日が一つもなく、いつもどす黒い雲が空を覆っている。それはいってみれば、トレヴァーの精神世界そのものであり、彼は1年も不眠が続いているといってたけど、おそらくはこの1年、晴れの日を見なかったんじゃないかと推察される。男の子をひき逃げしてしまったことが不眠&激やせの発端であることが後にわかり、それが種明かしとなるわけだが、それ意外にも、彼を取り巻く人たち、工場で働く人々や娼婦、あるいは自分自身の境遇など、全体的に抑圧や空虚さ、生きにくさみたいなものが細かく描かれていて、おそらくトレヴァーは、ひき逃げが発端ではあるんだけども、彼の境遇や周囲の人たちとの関わりといったものが、その妄想世界を拡大させていってしまったのではないだろうか、と感じさせられる。それが描かれているから、妄想オチの設定そのものに頼るだけの他作品と違い、言いようのない暗さが強く共感出来る要因になっているのではないかと感じられるのだ。勿論、クリスチャン・ベールの熱演も大事なファクターの一つなんだけども。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-16 20:48:31)

20.  マージン・コール 《ネタバレ》 金融危機前夜の24時間を描いた作品。 ウォール街映画だと、最近では「ウォールストリート」がありましたが、 正直、こちらのほうがよほど見る価値ありますよ。 地味ですが、あの金融危機の裏でどういう風に当事者が動いたのか、 それを想像するきっかけになります。演じてる人たちも、いかにも金融マンっぽい風貌で リアリティがある。ものすごく高給だけど、すごくストレスフルな環境ですな。 このままいくと自分たちが破綻するけれど、その前に顔見知りに全部売ってしまえという作戦で 切り抜けようとする。会社のトップのおっさんが、「人類は、こういうことを定期的に起こしてるんだ」 みたいに達観して優雅にフレンチを食ってるのが印象深かった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 12:02:56)(良:1票) 《改行有》

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