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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 これは、どうなんだろう、、、最後の主人公の気づきは、それはたとえば20代や30代前半の坊やのものであれば、それは気づいてよかったねーって前向きに思えるけど、この映画ではアラフィフでもう先が見え始めているおじさんにとってのそれなもんだから、もう絶望というか、むしろ気づかないほうがよかったんじゃないかとさえ思えてくる。だってさ、それはジョージ・クルーニーみたいな素敵なおじさんだったらもしかしたらそこから人生変わるのかもしれないけど、でもそれだってアレックスの素性を知ってしまうことですでに「そう簡単にいかないよ」って言っちゃってるわけじゃん。ほとんど取り返しがつかないことに気づかせて、しかも別の道は極めて厳しいと教えちゃってる、あまりに残酷な映画だと思った。 でもまあ、そういう風に人生を語る映画ってたぶんあんまりないから、(個々のエピソードがバラバラでまとまりがないという残念さはあるものの、)見る価値のある映画だと思った。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-01-03 08:33:06)(良:2票) 《改行有》 2. マッチポイント 《ネタバレ》 たまたまネットインでテニスの試合に勝つことと、たまたま証拠を浮浪者が拾ってくれて殺人の疑惑から逃れることとでは、そりゃあある瞬間での「運」という切り口から見れば同じことかもしれないが、人生におけるその「運」の意味はまったく違う「べき」だと思う。たとえば主人公は悪運で一生シャバで生きるのかもしれないけれど、やっぱり見ている観客=人間としては、彼にはせめてその悔恨を一生背負って生きて欲しいと思うわけで、それをラッキーなテニスの試合と重ねられてしまっては、自分の道徳を傷つけられている感じがする。たとえウディ・アレンがそういうものを描こうとしていて、それが芸術であったのだとしても、凡人な俺としてはそんなものは万人にひけらかすべきではないと思った。[DVD(字幕)] 4点(2007-05-26 12:51:46)(良:1票) 3. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング んー?? アメリカがいかに多様な民族から成り立っているかを見ることができ、そこに生じる小さな葛藤にも笑えたが、それ以上でもそれ以下でもない。それにしても、一番大事なキーワードをはしょっちゃったこの邦題、まずいよなぁ。[DVD(吹替)] 4点(2005-11-23 23:33:49) 4. マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 「リローデッド」が正直いまいちだったので、実はあまり期待していなかったのだが、期待以上に面白かった。「マトリックス」の世界観はこの作品で非常に明快に整理されていたと思う。ネオの存在自体もマトリックスを均衡する予定されたプログラムでしかないという事実は衝撃的だが、しかし救世主としてのネオの存在はネオやモーフィアスという人間がもった強い「意思」(それはオラクルのいうところの「選択」)によって「のみ」生み出されえたのだと語られたところに人間への希望が感じられて、非常によかった。8点(2003-11-16 18:17:41)
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