|
1. マシニスト
《ネタバレ》 映画全体の雰囲気、色彩の使い方は良いが、オチがイマイチ。「KILLER」の文字も予告編でわかってしまっていたし。「左・右の選択」はなかなかおもしろかった。それにしても、クリスチャン・ベールはすごい!「アメリカン・サイコ」では、いけすかない俳優と思ったが、この驚異的なダイエット(と言うより、体重操作)は、ロバート・デニーロの上を行く、ダイエット本を書けば飛ぶように売れるのでは?演技もすごかった、最近は半二枚目の若手演技派男優が減っているから(エドワード・ノートンぐらいしか思い浮かばない)、メジャー作品にも出演しだしているし(「リベリオン」はイマイチだったが)、個性派としてぜひオスカーを狙ってほしいものだ。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 01:54:14)
2. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 完成度が高い。コメディ&サスペンス&ヒューマン、それぞれの要素あり、後味も良かった。主人公の潔癖症的強烈キャラに引きつけられストーリーに入り込み、ラストは「へーっ!」って感じ。後から考えれば、セラピストの紹介、娘の登場の仕方などなど伏線が効いていて、プロットも「へーっ!」って感じ。「だまし、だまされ」という人間の特性がわかっているから、ああいう嫌味のないスマートなラストシーンになるんだろう。ケイジもさすがだが、アンジェラ役の娘さんが良かった、相棒もドクターもだまされ悪役もキャスティング良し、「痛快」と「ヒューマニズム」のどちらも味わえる良作だと思う、リドリー・スコットも懐が深い監督でした。8点(2004-05-09 14:05:07)
|