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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 ジャックとデュークのコンビは勿論最高だけど、何度も旅の邪魔をするマービンとモーズリ捜査官のお間抜けコンビの活躍?も含めて旅の道中、登場人物全てが絶妙に配置されていました。二人が来世でなく、現世で再会していつか、いい友達になって欲しいなんて事をふと思いました。5年か、10年後くらいにアメリカのどこかの街で。ジャックのコーヒーショップに何も知らずにデュークがふらっと入ってくる・・・なんてどうでしょう?[映画館(字幕)] 10点(2008-11-19 23:10:47)

2.  ミュージックボックス 《ネタバレ》 ハンガリー出身。戦後はアメリカに移民したが、ハンガリー時代の戦争犯罪の嫌疑をかけられた父と、 その弁護を担当することになった娘を主人公とする法廷サスペンスの傑作です。 多分、こういうことになるんだろうな・・・。と誰もが考えるストーリーなのですが、 誰もが考えうる真実に至るまでの父と娘の苦悩と葛藤、そして徐々に真実を浮かび上がらせていくコスタ=ガヴラスの凄味と、 非常に重く難しいテーマを扱いながらも映画としての面白さを見事に両立させてみせる、その力量に唸らされる作品です。 作品のタイトルになった、終盤のミュージックボックスの出し方、以降ラストまでのジェシカ・ラングに、 一体何者なのか。今では良き父であり祖父となっている、微妙な立ち位置にあるミューラー=スタールの微妙な演技が見事。 娘として。法律を職業とする者として。一人の人間として。ラストの決断があまりにも重い。[DVD(字幕)] 9点(2021-07-03 21:37:28)《改行有》

3.  ミステリー・トレイン 80年代、ジャームッシュの初期の作品ですが、 自分の映画でやりたいことを好き放題やってる感じがいいですね。 作品の舞台はメンフィス。3話からなるオムニバス。 メンフィスということで当然と言えば当然ですが、3話に共通するキーワードは、エルヴィス。 ジャームッシュもやっぱりエルヴィスが好きなんだな。 作品が始まると、最初に登場するのは意外にも日本人。 永瀬と工藤の、繰り返される「エルヴィス」「カール・パーキンス」「エルヴィス」「カール・パーキンス」・・・。 メンフィスの安ホテルのフロント係とベルボーイのコンビに流れる微妙な間。 そこに流れる微妙な空気。決して爆笑はさせてくれないけど、その空気に漂うクスッとさせてくれる可笑しさ。 いきなりジョー・ストラマーが登場したり、ラジオのDJがトム・ウェイツだったり。 結局、だから一体何だったのか。もう、これらのジャームッシュ節炸裂がたまりません。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-29 20:23:48)《改行有》

4.  ミート・ザ・ペアレンツ 僕はデ・ニーロもスティラーも好きですが、特に本作はスティラーが好きななるきっかけになった作品です。 デ・ニーロの得意技、何とも言えない作り笑いの裏に見え隠れする凄み。ある意味サスペンスです。 元CIA要員であるそんな義父を演じるデ・ニーロと互角に渡り合っています。 本当に笑えない状況の連続なんですが、可笑しい。2人の掛け合いが素晴らしい。 婚約者の実家に招かれ、冒頭に聞かされた溺愛する猫のトイレのエピソード。 その後のディナーの際に聞かされた亡き母の骨壺。そしてスティラーが開けたシャンパンのコルクが・・・! 2人が噛み合わないことを印象付けるこの辺りの前半の流れもお見事。 笑えない状況下のコメディとして非常によくできた作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-29 15:15:11)《改行有》

5.  ミリオンダラー・アーム 《ネタバレ》 メージャーリーグへの夢を追いかける実話をベースにしたディズニー映画。「オールド・ルーキー」が思い出される。 本作も同じく、MLBのスーパースターになり莫大な富を得たという訳ではないけど、野球に夢を見た男たちの実話。 本作の主人公は選手ではなく、エージェントであるJBバーンスタインという人物。スポーツイコールビジネスという男。 彼がインドで発掘した2人の金の卵との二人三脚の奮闘記と思いきや、うまくいかない。野球も、彼らとの人間関係も。 しかしいい実話モノには必ず、そんな彼らを支える素敵な人物の存在がある。 インドからやってきた純粋な2人の若者。彼らにとって母のような姉のような存在、ブレンダ。 2人の若者と一緒にインドからやって来たエージェント見習いの男のコミカルな存在も効いている。 そんな彼らの存在がJBの心を変えていく。 「私はビジネスを優先させすぎていた。野球はビジネスが全てじゃない。野球を楽しむんだ。」 2度目のトライアウトではこの言葉通り、2人と共に野球を楽しんでいるJBの姿があった。 野球というアメリカンドリームに挑む若者の物語であるとともに、いい出会いが人を変えていくドラマでもあると思う。 実話モノゆえにドラマチックな展開も無く、当然彼らがトントン拍子にメジャーのマウンドに上がれるということもなく、 (ピッツバーグ・パイレーツと契約したとあるが、マイナー契約であると思われる) 感動をあおるような演出も控え目にされていますが、本作もまたディズニーらしい良作です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-26 17:02:54)(良:1票) 《改行有》

6.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 前作「人生万歳!」に続き、70代も後半に突入したアレンがまたしてもこんなに上質で楽しい映画を撮ってくれました! 1920年代のパリを黄金期(ゴールデンエイジ)と考える現代の男、タイムスリップした1920年代のパリで出会った19世紀後半のベルエポックのパリを黄金期と考える女、そしてまたまたタイムスリップしたベルエポックのパリで出会った芸術家達はルネサンス期こそ黄金期と語る。そんな後ろ向き思考の人間模様を通して描くアレン流前向きメッセージ。 このところヨーロッパを舞台に映画を撮ることが多くなったアレンですが、アレンらしいインテリ登場人物、彼らが繰り広げるこれまたアレンらしい楽しく理屈っぽい会話を挟みつつニューヨークからパリに舞台を移し、ついにヨーロッパで楽しくて小粋でファンタスティックでロマンティックなアレンワールドを見せてくれました。 そこに次々登場する各時代を代表する作家、画家、映画監督などなど実在する登場人物をコミカルに描くアレンの語り口も冴え渡るファンタジー・ロマンティックコメディです。[映画館(字幕)] 8点(2012-05-31 21:56:25)(良:2票) 《改行有》

7.  ミルク(アメリカ映画) 《ネタバレ》 鑑賞前の予想とはかなり違う、ハーヴィー・ミルクという人間の40歳からの8年間の生き様がガツンと心に響くとてもアツい映画でした。実話モノの持つ説得力のあるパワーがビンビン伝わってきます。同性愛ものは苦手なのでどうしようかな?と思ったのですが、観てよかったです。とてもいい映画でした。映画の冒頭のミルクの「40歳にもなって誇れる事を何もしていない」という台詞がとても強く印象に残りました。放浪紳士チャーリーさん、同世代ですね。よ~く分かりますよ…。冒頭のこの台詞が観ている間も、映画館を後にしてからも、そして一日経った今も頭から離れません。僕にはミルクのような行動力も無いし、結局は大したことは何も出来ないんですけど、一日一日をもうちょっと頑張ってみるか!この映画に元気を貰ったような気がしています。ゲイ・ムーヴメントのカリスマとなっていったミルクの強さも弱さも見事に演じきったショーン・ペンのアカデミー主演男優賞受賞も納得の素晴らしい演技でした。ラストでミルクと行動を共にした仲間の今が伝えられますが、皆ミルクの遺志を受け継ぎ、誇りに満ちた人生を送られているのにも納得できると共にとても嬉しい気持ちになりました。[映画館(字幕)] 8点(2009-05-01 00:35:45)(良:1票)

8.  ミラグロ/奇跡の地 この作品が公開された頃、海外メディアだったと思うのですが、このほのぼのとしたレッドフォード監督作品の映画レビューに忘れられない名レビューがありました。「この映画はレッドフォードによく似ている。ハンサムで心優しく、目を細めてキラキラと笑う。」とこんな感じだったのですが、実によくこの映画の雰囲気を表していると思います。こんな素敵なレビューがさらりと書ける様になりたいですね~。[映画館(字幕)] 8点(2009-01-12 17:27:26)

9.  ミザリー 《ネタバレ》 ジェームズ・カーンとキャシー・ベイツ、雪に閉ざされた一軒家。密室を舞台にほとんど2人芝居と言ってもいい作品。 カーンの役は誰でもいいかと思えるくらい、キャシー・ベイツの見せる凄まじい怪演は見事。 書き上げたばかりの新作を女に燃やされてしまった男が、最後は女の意のままに書かされた作品を燃やしてしまう。 小説家の作品がベースになっているサスペンスとして、このあたりも実によく練られている。 と思っていたら、原作はあのスティーヴン・キング。小説の文字の世界では彼女はどんな風に表現されているのだろう? 公開当時、ロブ・ライナーと言えばコメディの印象が強かっただけに本作は意外だった覚えがありますが、 そういえば「スタンド・バイ・ミー」も原作はスティーヴン・キング。ライナーさん、お好きなのかな? まさか彼女は彼を殺しはしないだろうとは思うものの、秘密がバレそうになると躊躇なく保安官を銃殺してしまう。 これが最後の対決に効いている。カーンにも命の危機が迫っている。もう殺られる前に殺るしかない。 キャシー・ベイツを狂気モードに豹変させたと思ったら、緩めてみたり。 作品の空気に緩急を付けながらも、緊張感は最後の対決まで緩めない。見ごたえのある密室サスペンスです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-16 21:07:10)(良:1票) 《改行有》

10.  ミッション・ワイルド リュック・ベッソンが製作に名を連ね、アメリカ・フランス合作となっている西部劇。 この邦題からも痛快なアクション・ウエスタンかと思っていたらさにあらず。(久しぶりに出会ったひどい邦題です) 西部開拓の地の当時の過酷な日々の暮らしがしのばれる重さのある作品でした。 西部で一山当てようと東部の町から夫に着いてやって来て、精神を病んでしまった3人の女性。 彼女たちを東部の町に送り届けるヒラリー・スワンクと、同行することになるトミー・リー演じる、処刑寸前のところを助けられた悪党。 送り届ける3人の女性たちとは意思疎通をはかれず台詞も無い。しかしこの2人もベラベラ身の上を話したりすることも無い。 西部開拓の地から東部の町へ。寡黙なロードムービーですが、前半はヒラリー、後半はトミー・リーの見せ場となっており、 ホテルへの放火など不要に思われるエピソードの挿入があったりもしますが、主演の2人の素晴らしい演技を堪能できる作品となっています。 3人の女性たちを受け入れ先の教会に送り届けた後が印象的。 酒場で西部から来た人間だと分かると「ここにあなたの居場所はない。」 そして町で出会った若い女には「西部で一攫千金を狙うような男とは一緒になるな。」と言う。 しかしそれでも再び川を渡り西部の地に戻っていく。銃をぶっ放し、陽気に歌い踊りながら。トミー・リーの姿が切ないラスト。 こんな話もまたアメリカの歴史の一部か。主演2人の存在もあり、重さの中にも味わいがある作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:10:15)《改行有》

11.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション トム・クルーズは自身に求められていること、このシリーズに求められていることをよくご存じだ。 まずは50歳を超えてもこれだけのアクションを見せてくれるトム・クルーズに敬意を表したいですね。 アクションエンターテイメントに徹し、豪華で、クールで、スリリングで、女優が魅力的。 そして何よりもトム・クルーズがカッコいい。彼のことが好きな者にとってはそれだけで一定の満足感が得られます。 IMFのチームプレーの要素が一段と強くなっていますが、メンバーの個性もよく出て皆が好演しているのでそれも良しです。 次作「フォールアウト」では撮影中に骨折したと聞きますし、年齢を考えると少しずつ大変になって来るとは思いますが、 これからもトム・クルーズ=イーサン・ハントがどういう風に年齢を重ねていくのか、まだまだ見せてほしいですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-26 21:05:58)《改行有》

12.  ミッション:8ミニッツ 前半はよくあるタイムループものかと思って見始めたのですが、さにあらず。 SFという作品の世界に、主人公の男は何者でありどんな秘密があるのか?このミッションの真相は? こうした設定はダンカン・ジョーンズの監督第1作「月に囚われた男」と共通するものを感じます。 繰り返される列車でのミッションの中に、少しずつ車内の登場人物とのストーリーを進行させていくドラマの組み立て。 繰り返されるごとに次第に見えてくるミッションの全容。 繰り返されるごとに変化が生じていく上官である女性との心の触れ合い。 パラレルワールドやタイムループ。辻褄を合わせようとするとキリがありませんが、 作品の構成、90分程度の時間の使い方が非常によく考えられた作品であると思います。 終盤には人間の尊厳といったところまでを考えさせられるとは思いもしませんでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-30 18:02:11)《改行有》

13.  ミスター・ノーボディ 西部劇を愛した巨匠レオーネですが、70年代に入り映画の世界も大きく変わろうとしている。 マカロニウエスタンのブームもまた衰退していく時期と重なります。 映画の中で、ジェームズ・スチュワートと並び「アメリカの良心」であったヘンリー・フォンダ。 彼が演じるのは西部開拓の地をを去ろうとしている、時代遅れになりつつある早撃ちガンマン。 アメリカ映画もニューシネマが台頭し「アメリカの良心」もまた、当時は時代遅れであったのか。 この映画にそんなヘンリー・フォンダを主演に迎えるというのも心憎い。 ペキンパーの名が意外な所で出てきて、フォンダが戦う相手は「ワイルドバンチ」。 作品自体も肩の力がいい意味で抜けていて、意外なほどにユーモラスな作品となっています。 どこかおどけたような、しかしカッコいい所はカッコよく、モリコーネの音楽は本作でもまた素晴らしい。 「時代は変わってしまった。私にとっては居心地が悪くなってしまった。」 マカロニウエスタンへの挽歌のようなラストの手紙は、そのままレオーネの当時の思いが綴られていたように思えます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-10 01:22:13)《改行有》

14.  Mr.&Mrs. スパイ ブラピ&アンジーのパロディみたいな邦題が付いていますが、これ、なかなか面白いですよ。 ビデオスルーでもあり、あまり期待せずに見てみたら意外に面白かったというパターンの作品です。 閑静な住宅街にスパイのご夫妻が引っ越してきたものだからさあ大変。 ご近所さんを巻き込んでのドタバタコメディか?と思って見始めたら、 中盤から後半、笑いと適度な緊張感も含みながらじわじわと面白くなってきます。 ユルユルのスパイコメディなので細かいとこをツッコまずに見れば テンポよく展開されるコメディとアクションと少々のサスペンスのバランスもいい具合だし、 2組の夫婦のキャストとキャラもバッチリはまっています。 特に、ガル・ガドット!![DVD(字幕)] 7点(2017-12-16 22:10:15)《改行有》

15.  ミルドレッド 《ネタバレ》 監督カサヴェテス、主演ジーナ・ローランズとくれば、まず頭に浮かぶのは「グロリア」。 しかし本作の監督はジョン・カサヴェテスではなくニック・カサヴェテス。そう、ジーナ・ローランズの息子にあたります。 これがニックにとっての長編デビュー作とのこと。 ソフィア・ローレンがやはり息子の長編デビュー作で主演した作品を思い出しました。 息子がデビュー作で母の主演作を撮る。息子だからこその魅力的な母の姿をとらえていると思います。 最初はどこか陰のある、まだ幼い少年と大人が出会う。こういう場合、映画では男同士が圧倒的に多いのですが、 本作はその大人が女性ならではの柔らかさ、あたたかみを感じる。 この少年の母はいつもくわえタバコに酒。しかしジーナ演じるミルドレッドと接するうちに次第に母親らしくなっていく。 一方のミルドレッドも、この母と息子と接するうちに人生について改めて考えるきっかけとなっていく。 まだ幼い息子との微笑ましい交流を交えながら、2人の女性が互いに人生を見つめなおす優しさのあるドラマ。 ミルドレッドとは対照的な、この少年の母親役のマリサ・トメイも、こういう役を非常にうまく演じる人です。 最後ははこの母と幼い息子、そしてミルドレッド自身の息子、娘とも別れ、彼女はどこへ向かうのだろう? 一抹のさみしさを感じつつも彼女が旅立っていく、毅然としていて力強さを感じさせるその姿が印象的なラストでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-10 21:38:12)《改行有》

16.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 若くしてハリウッドのスーパースターとなり、そのままずっと第一線で走り続けてきたトム・クルーズ。 それでも人間50歳にもなれば衰えが見え始めても不思議ではないし、 そろそろ勲章(アカデミー賞)が欲しいな、という作品選びにシフトしてもおかしくない。 でも、この人にはそんな気はさらさら無いのでしょう。 近年ではシリアスな実話もの「ワルキューレ」でドイツ現代史の英雄を演じたと思ったら、 その次には軽~いノリのアクション・コメディ「ナイト&デイ」。 そして、本作へと主演作は続く。このシリーズを見るのは随分久しぶりです。 シリーズ第4作目はこれまでよりちょっと肩の力が抜けたようなちょっとしたギャグ的要素も挿入されていますが、 手を変え品を変えで見る者を最大限楽しませようという、彼の思いは不変なんだと嬉しくなります。 世界が冷戦の時代にあった頃によく見られた核戦争の危機とそれを回避するというストーリーに新鮮味は無いですが それでも本作のハイライト、ドバイでのアクションをはじめ、モスクワ、インドを股にかけ 見る者に息つく間を与えないミッションの連続にあっという間の楽しい2時間を過ごさせてもらいました。 とてももう50歳になるとは思えない若々しさとキレッキレの彼の動きを見ていると、 色々と私生活が話題になることもありますが、その裏では相当な努力をしているであろうことも容易に想像できます。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 23:50:11)(良:1票) 《改行有》

17.  ミステリー、アラスカ 《ネタバレ》 小さな田舎町を揺るがすような大きな出来事に対して、一致団結して立ち向かう町の人々の人間模様をコミカルに描く。こういうベタな映画に弱いんです。 アラスカ州ミステリー、この北の町の凍えるような極寒の冬に、寒さを忘れてしまうようなスポーツものの熱さと、人情喜劇の温かみがうまく絡みあう。 田舎町のホッケーチームのベテラン選手兼コーチ。ラッセル・クロウのこういう役、いいですね。名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督作「スラップ・ショット」でポール・ニューマンが演じた男の役を思い起こさせます。そしてバート・レイノルズ。「俺がもっと若ければ選手として出たのになあ…。」なんてウズウズしたんじゃないでしょうか。 そしてNHLのスター軍団相手に真っ向勝負。試合の結果なんていいじゃないですか。最後は実にいい清々しさがある。そして中盤までは色々複雑だった様々な人間関係も最後には丸く収まりますが、本作のような単純な映画はそうでなければならないと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-25 21:52:08)《改行有》

18.  ミッドナイト・ガイズ パチーノとウォーケン。既にもう70歳を超えている。さすがに年をとったと感じます。彼らが演じるのは、アメリカのどこかの小さな町の裏社会で、恐らくは下っ端として生きてきたような男たちです。 幾つもの彼らの全盛期の映画を見ているので、その老け具合が切なく感じます。また、演じる役も田舎町の裏社会で生き続けてきて年をとった男たちの悲哀を感じさせます。リアルな彼らの姿と、演じる役の姿が重なり、全編を通して切なさを感じる作品です。そこに少し遅れて登場するアラン・アーキン、彼もまた同じく。 久々に顔を合わせ、3人組になった彼ら。一気に若さをも取り戻したかのような一夜限りの大暴れ。時折挿入されるユーモアも、「娘」、「孫娘」の挿入もいい。一夜の出来事にしては相当盛り沢山になっていますが、全体的には悲哀を感じさせつつも、老いた男たちの友情が熱い人間ドラマです。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-16 18:20:35)《改行有》

19.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 主人公の男は陰謀に巻き込まれた訳ではなく、自らの意思でいけないモノを隠し持ち、それを国外に持ち出そうとして逮捕され、懲役4年の判決を受ける。裁きを受け罪を償うのは当然であり、まあ、妥当な判決か。ここまでは割と冷ややかに主人公の男を見ていました。しかし、残りの刑期が2か月を切る頃になって突然、お国の事情により4年の刑期が何と、30年に延長されてしまったことでそういう状況は一変します。絶望感、閉塞感、不安感…以降の刑務所の描写は凄まじいの一言。ただしかなり脚色もあるようですが、ここは脚本家オリバー・ストーン、剛腕ぶりを遺憾なく発揮といったところでしょうか…。描き方は賛否分かれるところだとは思いますが、刑務所モノとしての完成度は高い作品だと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 00:35:59)

20.  ミス・ポター 誰もが知っているピーターラビット。その誕生秘話と作者ベアトリクス・ポターの半生を描いた伝記モノです。 映画である本作も、絵本のようにストーリーは軽めに流しますが時折挿入される湖水地方の風景など画の美しさが印象に残る。ずっと休暇を過ごし親しんできた湖水地方の美しい自然と、彼女の絵本の主人公がいつも動物であること、農場を買い村の自然の保全に動いていくこととは無関係ではないのでしょう。そんなことをさりげなく伝えてくれる作品です。 僕はレネー・ゼルウィガーという人はずっと苦手だったのですが、本作の彼女は良かったなあ・・・。特に本の出版が決まる。ノーマンとの結婚を決意する。などなど、そんな時に幸せをかみ締めるような笑顔がとても良かったです。最後の台詞の代わりに彼女の笑顔を挿入する。そんな演出も良かったと思います。そして作品のかなりの時間に流れ続ける静かな音楽も作品の雰囲気にとてもよく馴染んでいました。 伝記モノとしてはもう少し尺が長くなってもよかったので、ノーマンとの別れの後のミス・ポターのストーリーをもう少し見たかったという思いも残ります。しかしノーマンとの愛やミリーとの友情を巧く絡めながら、音楽や時折挿入されるアニメーションの使い方も効果的な、とても静かな佳作でした。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:38:00)《改行有》

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