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プロフィール |
コメント数 |
450 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生 |
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1. 幽霊と未亡人
「天国は待ってくれる」のジーン・ティアニー、今度は夫に先立たれた未亡人、ミセス・ミューアとして登場。幽霊として登場するレックス・ハリスンと心を通わせるさまを描いた作品であります。幽霊ものはてっとり早く話をおもしろくしやすいだけに、作り手の力量が逆に問われるものです。その意味で、マンキーウィッツさんは、けっしてストーリィに頼ることなく控えめに、(西洋の話だけど)柳のようにしなやかに描きラストシーンにつなげていった、といえましょうか。もっとおもしろく脚色することもできたのでしょうが、未亡人としてのミューア、1児の母であるミューア、1人の女性であるミューア、そんな彼女の心を描くのに、シチュエーション的なコメディは不要である、としたのでしょうかな。チャールズ・ラング・Jrのカメラは、ここでも縦に深度ある構図でまとめているのが特徴的です。「天国は待ってくれる」を見ていると、ラストシーンはより味わい深いものになるのですが、そういった偶発的に連関する副次的な楽しみを味わえるのも映画の楽しみの一つでありますね~。7点(2004-09-21 23:02:46)
2. ユー・ガット・メール
これはメグ・ライアンとトム・ハンクスありきで、そこから逆算したようなつくりになっていますね。メグ・ライアン経営する店の名前をオリジナルタイトルと同じにしてオマージュをささげているかのようですが、これは似て非なるもの・・・ゴメンなさい、そう言っちゃいましょう。オリジナルでは、あくまで男女のすれ違いのきっかけとして手紙を使い、同じ職場の中でその関係を、まわりの人間にも光をあてながら描いていくのですが、この作品では、2人の関係性に終始するため、くどさが生まれています。しかも設定が敵対関係の店同士としたため、惹かれあっていく過程が全く薄くなっています。作品によっては別に薄くても構わないのですが、今作では2人のラブストーリーを主題にしている以上、そこはちゃんと描かなければならないはずです。その点を解消するのにメール文の中身そのものを見せることで肉付けしていくのですが、さすがにメールでは説得性が足りない、といえましょうか。ただし、メグ・ライアンが経営する店の雰囲気を作り上げた美術、ストリートの美しいショットを随所に捉えたカメラ、そのあたりは見ごたえがありますね。5点(2004-07-18 20:24:49)
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