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1. 夢駆ける馬ドリーマー
《ネタバレ》 個人的にラジー賞脚色賞をやりたい。「重度の骨折から返り咲いた例」として劇中にチラッと名前が出てくるマライアズストームという馬がモデルになっているんだけども、牝馬がBCクラシックを、しかもあんな決定的な不利を挽回して勝つという脚色は、いくらなんでもやり過ぎ感がある。実際の彼女は骨折から返り咲き、G1にこそ手が届かなかったものの当時最強牝馬だったセレナズソングを破り、母となって『鉄の馬』と呼ばれたGⅠ6勝のジャイアンツコーズウェイ(これも劇中にチラッと登場)を送り出した。現実にあった二世代を費やしての復活の物語を、親子、家族の再生の物語に絡めてもそれはそれで面白かったと思うんだけどねえ……。しかし映画全体としては、似たような物語の『シービスケット』より丁寧に作ってあるように感じたので、5点献上。[DVD(字幕)] 5点(2007-03-15 04:39:55)
2. 勇気あるもの
この映画は本を読む楽しさだとか、学ぶ喜びだとかを心から感じたことのある人なら誰でも感情移入できる。「自分もこんな風に嬉々として色んな事を勉強してたな」と、ちょっと懐かしい気分になる。自分の可能性を常に信じようと思わせる「アメリカの良い部分」を久々に見た気がした。8点(2003-12-08 19:38:30)
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