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1. 42丁目のワーニャ
《ネタバレ》 これは原作を読まないと、劇中劇なのかどうなのか、分からない。
自分も鑑賞後のモヤモヤをなくすために、原作の「ワーニャ伯父さん」を読んだ。
なんと!原作と同じなのである。
つまり、劇の芝居稽古をしているように見せていて、
まったく原作の劇そのものだったのである。
ルイマルの意図は、奇をてらったように見せて、
実は正攻法だったという彼の作劇そのものだった、ということではないか?
※「ダメージ」という”?”な映画もあるが・・
まさしく!の1本。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-04-18 20:09:13)《改行有》
2. 容疑者(1987)
《ネタバレ》 ご贔屓のピーターイエーツ監督作なので、拝見。
なるほど!陪審員と弁護士が協力して、犯人を見つける(違法だけど・・)
この着眼点は面白い!
シェールは、独特の美しさで、窮地に陥っても、なぜか焦ってるようには見えないくらい、
クールな人ですね。
無名のリーアムニーソンが出てるのが発見だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2019-08-28 11:01:46)《改行有》
3. 欲望(1966)
《ネタバレ》 自分はこの映画は「芸術論」のように思えました。そこに複数の人があると思えば、それはあるのだと。夜、自分の世界に浸って、かっこよく飾り付けた部屋のインテリアも、朝、太陽の日があたり、一瞬、「なんだ、ガラクタじゃねえか」と思う事ってありません?この写真家の追及してる世界も、ライブで取り合いになる壊れたギターの一部も、大したもんじゃないかもしれない。そして、そんな世界を追及する人が、リアルな現実にぶつかった時、彼は何も出来ない。「芸術」って儚いものかもしれない。そんな印象をうけました。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-27 17:34:13)
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