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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  リコリス・ピザ 《ネタバレ》 こんなに肩肘張らないポール・トーマス・アンダーソン監督ははじめて! 舞台も同じなので空気感は『ブギーナイツ』や『マグノリア』の頃を思い出しますが、もっと力が抜けていて多幸感にあふれていて、ずっとこの世界に浸っていたくなる。なにより素晴らしいのは、クーパー・ホフマン君!名優を父に持ち、父との名コンビで知られたPTA監督作でデビューでいきなりの主役。なのにこの自然体演技は一体何者か。ティーンなのに背伸びして何でもやりたいゲイリー君その人なのではないかと思えるのびのび感。事業家気取りの一方で、おっぱい見たい触りたいあたりのバカさの加減も素晴らしい。一方のアラナさんは先が見えない20代女性の迷いをこれも名演。カラフルな衣装とセットも素晴らしいけど、単にホワイト・サバービアへのノスタルジーだけでなく、何気なくセクハラするカメラマン、日本人妻にわざわざ訛った英語で話すレストランのオーナー、そしてどうにも人の気持ちがわかっていない政治家など、白人男性のイヤな思い上がりを(そしてゲイリー君がその予備軍になりそうなことも)きっちり描いているあたりも好印象。あと、自然体の主演2人のまわりで、ゲスト出演の大物スターたちがやりたい放題やってるのも楽しい。とくに、ショーン・ペンとブラッドリー・クーパーのキレっぷりは本当に楽しそうでした。何よりもリラックスしてても物語の骨組みはしっかりしていて、背伸びする10代と迷う20代が反発したり、対抗したり、でも共感したり、思い合ったりしながら、バディのような関係性のもとで、郊外の田舎町で少しずつ前に進んでいこうとするさまが、本当に愛しく、大好きな一作になりました。[映画館(字幕)] 9点(2022-12-24 17:04:08)

2.  リアリティ・バイツ 「ジェネレーションX」って言葉自体、もはや「死語」ですよね? 僕は、当時学生でOB訪問のあとに恵比寿ガーデンシネマで見て、冒頭のウィノナのthe answer is...I don't know..っていうのに、妙に共感した覚えがあります。「現実は痛い」っていうのがテーマの話だったはずなのに、最後は結局ラブコメ化してしまうのも、この世代というか時代を象徴してて、僕はけっこう好きです。ある時代を切り取った作品として評価してます。結局、この作品あたりを境にウィノナのキャリアが低迷しちゃったのが残念。8点(2004-03-08 16:54:45)

3.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 原語のみの上映で見たのですが、歌詞だけでなく台詞もスペイン語混じりの英語になってて、それを字幕なしで見ていることにびっくり。それでも英語しかわからない人でもちゃんと意味を伝えつつ、スペイン語の美しさ、楽しさ、リズムが活かされるよう、台詞が精巧に工夫されていて、自然にメキシコ文化の世界に身を浸すことができました。ここまで異文化を尊重する姿勢で作られた映画は「いま」という時代だからこそ輝く。吹き替え版がそのあたりの表現がどうなってるのかわかりませんが、スペイン語の美しい響きを体感するだけでも英語版・字幕版を見る価値はあると思います。一方で、ストーリーは、多くの方が述べているように、かなりベタです。写真の男性の顔が切り取られているところで、だいたいのシナリオ(先祖だと思っていた人は違っていて、実は意外なあの人だった!)は想像できるし、「第二の死」の仕組みがわかれば、最後どうなるかも大方予想ができてしまいます。そして、物語はその筋をほとんど外すことなくまとまってしまいます。ストーリーの意外性や精密さよりも、美しい歌と映像、異文化の豊かさを堪能するタイプの作品だと感じました。[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2018-08-22 12:10:51)

4.  リンカーン 憲法修正13条をなぜ成立させなくてはならないのか。戦争に勝つことでも、そこでどんな崇高な理念を語るかだけでなく、その理想を一つの「しくみ」として「国」に根づかせなければ社会は本当には変わらないことを彼は強調する。そして、国に根付かせるために、ありとあらゆる政治的手段が駆使される。南北戦争はアメリカ合衆国がはじめて1つの「国(Union)」という意識を共有するきっかけになった戦争であり(それ以前は州(State)こそが「国」であり、合衆国は「国」が連なった「連邦」でしかなかった)、リンカンが「しくみ」にこだわったのは、それが一つの「国」をつくる作業であったからにほかならない。そこに注目したスピルバーグの慧眼。リンカンの偉人伝を聞かされて育ったアメリカの観客に訴えるだけでなく、「民主化」やら「憲法」をめぐってバタバタしている世界じゅうの国々にも明確なメッセージを持った作品だ。ただ、冷徹な政治劇の陰でちらちら姿を見せる「甘い」シーン(ラストのスティーヴンスのシーンはとくに・・)もスピルバーグらしい(イーストウッドならこうはいかない)。ただ、その「甘さ」のミックス度合いが今作にあっていたのかどうか。今作に限って言えば、音楽のジョン・ウィリアムズをはじめ、いつものスピルバーグ組のやり方が、今作で描こうとしていたことと微妙にずれていたような。それがテンポを悪くし、印象をぼやけさせてしまったように思う。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2013-07-15 23:31:49)(良:1票)

5.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 いやー、イーストウッドは本当に意地悪な作家だ。主人公リチャード・ジュエルは、法執行者(law enforcer)であることに妙にこだわる一市民。爆弾テロ事件の英雄から一転、容疑者となって、その嫌疑を晴らすまで。ポール・ウォルター・ハウザーの外見含めて見事な演技で、墓穴を掘りまくる彼にイライラしながらも、とくに母親や弁護士の視線に同一化することで、国家権力やメディアという権力に憤りながら見るだろう。でも、いま(2020年の)アメリカで「法執行者」が持っている意味は、単なる「秩序の番人」以上の意味を持つ。なにしろ、法執行者による差別が社会問題化(警察の黒人への暴力、移民取締り官の過剰な取締り、などなど)している時代だ(5月のBLM運動以前から、これは大問題だった)。たぶん、リチャード・ジュエルが今生きていれば、彼は間違いなくトランプ支持者だろう。母親もたぶんそうだろう。そういう法執行や秩序への拘りは、ときに異質な人たちへの疑念を招き、そこに現れる暴力を正当化させる。そして、本作でもたしかに、爆弾事件の前夜のシークエンスで、ジュエルその人がたまたまバックパックを持ち込んだ男性を「怪しい」と思い込み、後を付けている。つまり、人を「疑う」ことはジュエルの仕事の一つなのだ。その彼が、今度は、彼の外見や性格や行動ゆえに、あらぬ疑念をかけられ苦悩する。だからこそ、それを乗り越えるラストは感動的なのであり、疑われても尊厳を示すことの美しさを見事に描いている。シンプルな「小さな英雄」物語のなかに、このような複雑に入り組んだ構造を押し込んでくるイーストウッドの意地悪さ。共和党支持者でありながら、いまの共和党政治をどこか突き放して見ているイーストウッドらしい、党派に絡め取られない「人間性」を描いた傑作・・・と言いたかったのだけれど、やはり私もあの女性記者の扱いは酷いと思う。今時めずらしい類型的過ぎる彼女の描き方、体を張った取材から陳腐な改心まで、どこまでも軽い。そこにはジュエルを通して描いた複雑さが全く見えない。それは、多分にイーストウッドの平板すぎる女性観ゆえだろう(そして、彼自身そのことを問題だと思っていない)。オリヴィア・ワイルドやジョン・ハムの好演でなんとなかっているものの、ジュエルたちと同様にFBIにもメディアにもあるはずの職業倫理やロジックが全く見えてこない。そこが過度に単純化されてしまったことが、本当に惜しい。[インターネット(字幕)] 6点(2020-11-24 23:17:56)

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