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1. ルビー・スパークス
《ネタバレ》 理想の恋人が現れる理想的な映画なんだけど、そうすべてが上手く行くわけじゃない・・・というのもある意味理想なのかもしれないですね。見てる途中で、「あれ?これって南キャン山里亮太の妄想なんじゃないか?」と脳裏に浮かんでからは、ロマンチックな場面でも笑いを堪えるのが必死でした。ラストで再会するという場面も、まだ妄想が続いてる感じがして、ちょっとメタ構造的にもなってるような気がしました。主人公の男も、山里亮太を限りなく美化すればこうなるんじゃないかと思うとゾクゾクします。[映画館(字幕)] 8点(2013-06-10 00:03:14)(笑:1票)
2. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 色々な所で絶賛されている本作。期待しすぎたのがマズかったのか、個人的には、釈然としないものが多く残る映画でした。一番引っかかったのはクライマックスのヤングジョー(なんだかキングジョーみたいですね) の選択。上手く言えないですが、なんかモヤモヤするんですね。もっと、やりようがあったのではないかなあ、と。オールドジョーが、掴みどころが無いまま終ってしまったような気がします。別に、良い奴なのか悪い奴なのか単純化できないキャラだったとしても、もっと魅力を引き出せたんじゃないかなあ。奥さんの記憶が次第に消えていってしまうという、かなり切ない場面もあるんですが。だからこそ、ヤングジョーがすべてを悟った瞬間に、オールドジョーが自らの意思で銃を下げることで、憎しみのループを閉じることは出来なかったのかな。「復讐しなければ奥さんの記憶が消えてしまう」状態から「復讐を止めたことで奥さんの記憶が蘇る」ということがあってもいいんじゃないか。そこまで行くと都合良すぎますかね。なんの罪もない子どもまで殺しているので、また別のところで悲しみのループが発生してるんじゃないのか、とモヤモヤは残ります。「ここが良い!面白い!」という意見を観ると、「確かにそこは良かった!」と思う箇所も一杯あるんですけどね。別に「ほーら、オレを楽しませてくれや」という態度で映画を観てるつもりはないですが、不親切な点が多い映画だったと思います。[映画館(字幕)] 4点(2013-01-20 22:57:12)(良:1票)
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