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プロフィール |
コメント数 |
450 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生 |
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1. レディ・イヴ
プレストン・スタージェス、この人はほんまに根っからのコメディ作家ですね~。もう尊敬しちゃいます。骨格のあるストーリィ展開、シチュエーションコメディにドタバタ、それらが互いの特性を減ずることなく、見事に調和のある笑いを生み出しています。シリアスなシーン、真剣な人物が突然こけたり、頭をぶつけたり・・・この作品で私のツボに入ったのが、ヘンリー・フォンダが小舟から大型客船へと乗り換えようとする冒頭のシーン。新しいカモが来たと父娘で噂し合っていたバーバラ・スタンウィックが、「当たるかしら」と自分がかじっていたリンゴをいきなりフォンダの頭上に落とすのです。見事に的中したリンゴは砕け散り、フォンダは「ヘイ!」。なんでいきなりリンゴを落とすねん、と私はしばらく笑いが止まりませんでした。これ、これなんです、“いきなり”がスタージェスの魅力なんです。リンゴの落下はニュートンの法則ではなくて、ブレストンの法則なんですな。そして、人物描写も巧みなんです。たとえば、スタンウィックがフォンダを誘惑するシーン、彼の首に腕を回し、頬を密着させた彼女は、彼の髪をなでたり耳を触ったりしながら会話を交わすのですが、この二人のアップが3分ほどの長回しで撮られており、誘惑とは誘い惑わすことだというのが実によく出ております。終わり。(←いきなり終わらせていただきました)9点(2004-09-30 00:43:57)(良:1票)
2. 歴史は夜作られる
そりゃ~シャルル・ボワイエに見つめられたら落ちますわな。そんな気品あるフランス男
のボワちゃんとアメリカ女ジーン・アーサー嬢のメロドラマですが、二人の洒落た会話に洒落た行動が殺人事件や海難事故といったイベントを突き抜け、グレッグ・トーランドのカメラにとろ~りと溶け込んでいます。靴を脱ぐアーサー嬢、そして二人で踊り見つめ合いながら「フランスの男は女性に軽々しく自分の思いを口にしない。少なくとも一年は待つ」「カンザスでも女性は半年は待つわ」「夜を一年とすれば半年過ぎた」「じゃあ半年待てばいいのね?」、どうぞ勝手にやってやがれ~、靴がなくなっても知りませんよ・・・と軽々しく自分の思いを口にしている私は日本の男です。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-03 18:02:36)《改行有》
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