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1. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 「僕はガンダムで行く!!」
スピルバーグは良く判ってる!
心鷲掴みです。
バン・へーレンの「ジャンプ」で始まった時点でノックアウトですね。
その後に続く、ストーリーも思わず引き込まれます。
さらに、ウンチクが言いたくなるような場面も盛り沢山!!
スピルバーグは、最近この手の映画を作らせたら、本当に外さないですね。
それは、ジェラシックパークシリーズにも言えますが、CGなどを駆使しないと、絶対に描けない世界観の中に、興奮と感動をキッチリ埋め込んできます。
スピルバーグの原点ともいえる「ET」から脈々と流れているように感じます。
私は、そんなにゲームはやりません。
しかし、そのゲームの世界観や、面白さがちゃんと伝わって来ました。
この映画ってRPGの進化版って捉えてもいいのでしょうか?違ったらごめんなさい。
RPGをやったことがないのですが、やって見たくなりました。
登場してくるキャラクターも、懐かしのヒーローがたくさん出てきますね。
特に、スピルバーグは日本贔屓だからなのか、日本のキャラクターがたくさん出るところも好感が持てます。
単純に楽しめた1本です。
そして、今後もたまに見たくなる映画の一つになりました。[DVD(字幕)] 8点(2021-01-07 13:51:27)(良:1票) 《改行有》
2. レジェンド 狂気の美学
《ネタバレ》 「狂気の美学」この邦題に惹かれて鑑賞してみました。率直な感想は「狂気の美学」は感じなかった。クレイ兄弟がすでにある程度の地位を確立している設定で物語が展開しています。なぜギャングとして恐れられその地位を確立したのかが盛り込まれているもののと思っていたのでどうも唐突感が最初からありました。
「美学」という視点でみれば何か透徹したポリシーなりスタンスを感じたいし欲しい。狂気に対する哲学というか「美学」であるいじょう格好良さがそこになければならないのではと思う。ギャングならギャングを貫くポリシーが欲しい。ただの堅気になれなかった暴走男の話になってしまっている。
この手の映画は「ゴット・ファーザー」や「アンタッチャブル」などとどうしても比較してしまう。強いものには強い宿敵が対峙しているもの。そしてその対決が見ものになる。ボスキャラ同士が頭脳戦なりゲリラ戦なり展開する的な要素もあっていいと思う。実話ものでも脚本のピックアップの仕方や描き方のスタンスで何とかなるのではと感じる。剛腕刑事登場でもいいし、手強いビジネスギャグ登場でもいいしなにか見せ場はなかったのかなと感じます。
最後は唐突に殺人鬼に兄弟とも変貌して投獄され終了。
フランシスの葛藤もあまり感情移入出来なかった。なぜだろう。家を出た後レジーとの再開後急に素直になったのでこれはとは思いましたが、それにしても自殺はちょっと唐突感を拭えない。
ダークな世界に限らず色々な世界の描き方はその世界にはその世界のポリシーやスタンスをしっかりすれば「美学」に近づくのでは感じました。[DVD(字幕)] 6点(2017-04-27 00:48:23)《改行有》
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