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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  レザーフェイス―悪魔のいけにえ 《ネタバレ》  『悪魔のいけにえ』のつもりで見ると、『あれ?なんか違うじゃん。』ってなるかもしれません。  でもサスペンスホラーとしてみると、かなりよくできた良作だと思いますよ。  タイトルもう少しわかりやすくしたら、また違ったかも。『悪魔のいけにえビギニング~そして伝説へ…~』とかだったらわかりやすい。くそダサいうえにパクリですが。  短めの尺に見所たくさんつめこんで、ホラーファンにはサービス満点。テンポ、スピード感も丁度良い。最後まで見ると、やりきれないドラマ性まで感じられちゃう。ヒーローがダークサイドに堕ちるまでの悲しい物語?  とにかく狂人しか出てきません。唯一まともそうだった保安官ですら、ソーヤーママと金で裏取引。挙句に豚のエサにされちゃって。  ジェドはジャクソンなのかバドなのかっていうのを曖昧にしているのも面白い。それくらいバドの存在感が際立っています。  この映画が面白いのは、加害者が被害者に、被害者が加害者に、コロコロ攻守交替するところでしょう。  まずはマッド・ドクター。次がアイザックとサイコパス彼女。主導権を握る人間がどんどん変わっていくわけです。  そしてその2人を殺っちゃうのがバドってのも面白い。バドが凶行に及ぶときの演出はラスボス感漂わせていて、完全にミスリードを狙っています。  終盤になるとハートマン保安官が娘を殺された復讐を果たそうとめちゃくちゃします。  もう殺人鬼たちのバトルロワイアル状態。『毒を以って毒を制す』のノリが好きな人ははまるはず。  こんななかにほうりこまれた一般人代表のナース、リジー。  最後は自分をずっと守ってくれたナイト様からのまさかの首チョンパ。合掌。  個人的には大好きなノリで、ホラーのなかではなかなかの力作で傑作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-05-02 15:05:48)《改行有》

2.  レディ・バード 《ネタバレ》  えー、これ面白いかなぁ?面白くないだろ、これ。  あまりにも何も起こらなさすぎて超つまらなかった。  これって日本人が見ても楽しめるものなんでしょうか。あちらの国の親やティーンが見て、『わかるわかる~』『あるあるだよね~』とか言って喜ぶタイプの映画なのかと思いました。  せめて1人くらい共感できる人物がいれば良かったんでしょうけど。ものの見事に誰一人共感できる人物がいません。  主人公しかり。母親しかり。友人しかり。恋人は論外。  1人目は好青年。でも実はゲイ。2人目はイケメンでストイックな雰囲気。でも実はわりと遊び人で普通の人。  いや、よくある話ですけど。理想と違ったんでしょ?いや、わかるけど。なんかそーゆーの見たくて映画見ているわけじゃないっていうか。少しだけの非日常、スリルや感動や幸せなんかをおすそ分けしてほしくて映画を見ているものとしては、なんか全然肌に合わない。  とゆーか、本当にこれスタンダードなあちらの高校生?なんかみんな幼稚すぎませんか?あれ?こんなもん?  演劇で成功してゆくのかと思ったら違う・・・。恋を成就させるのかと思ったら違う・・・。本当の志望大学に行くためにめっちゃ勉強頑張るのかと思ったら違う・・・。クラスの成績表捨てたうえに、自分の評価をごまかそうなんてドン引きなんですけど。  なんにせよ、どこかで面白くなるだろうと期待して見続けた自分がバカみたいでした。  目的のない映画は苦手です。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-06-17 14:55:09)《改行有》

3.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》  すごくわかりやすいSFで面白い。人工臓器のローンの支払いが滞ったら、人工臓器を強制回収。あるわけないのにさもありなんな雰囲気がぞくぞくして空恐ろしい。  この映画の面白さは回収する側だった主人公のレミーが回収される側になってしまうところにある。よくある話ではありますが、定番のストーリーならではの面白さを堪能できます。  ただ、この映画はきっと万人受けするタイプではないでしょう。  まず主人公のレミーに共感しづらい。前半、相棒のジェイクとまるでゲームをするかのように『ネスト(集団)』に乗り込んでかたっぱしから回収をします。この時点で人の命を何とも思っていない人間だとわかります。  立場が変われば、金は払わない、仕事はしたくない、で、金を踏み倒して逃げようとします。ラストも自分たちの記録だけ消して終わろうとします。つまり、終始自分のことしか考えない人間にはだれも共感できないのです。  この企業そのものや、企業の上司が胸糞悪くなる人間たちばかりなので、最後までなんとかレミー達の立場で見続けられるというものです。  妻や息子との関係が中途半端なまま終わっちゃうのもよろしくない。せめて事故にあったこと。販売係に移ろうとしていたこと。回収の仕事は精神的にできなくなったこと。そういったことを妻に打ち明けるような救いのシーンが欲しかったです。家族が双方向の愛情でつながれていれば悲劇の度合いはぐっと増したように思えます。  そしてなんといっても一番いかんのが夢オチ。結局はフォレスト・ウィテカーとの一騎打ちから全部夢の世界の話だったんかいと興醒めです。  夢オチに対する私の感想はいつも同じ。時間を返せ。なんでもどんでん返しすれば良いってもんじゃないでしょ。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-12-20 15:30:54)《改行有》

4.  REDリターンズ 《ネタバレ》  1作目に比べると、ちょっとストーリーがごちゃごちゃしていたかな。説明不足の部分もあります。前半は人物相関図がややわかりづらいです。1作目を見ていないと厳しいかもしれません。  ニューキャラクターの『フロッグ』や『カーチャ』など、登場シーンはもったいぶっていたのに、退場があまりにあっさりしすぎて拍子抜け。特に『フロッグ』はひどい。  既存のキャラについても、フランクのプロフェッショナル度が前作より下がっちゃってパワー不足。もっとヒーロー然としていてほしい。  良かったのはヴィクトリア、マーヴィン、敵で言えばハンとベイリーが良かったです。  ハンが参入したことによって、カンフーアクションのテイストが加わってアクションシーンの面白さが増しました。ヴィクトリアは前作より活躍シーンが多く、天才ヒットマンのかっこよさを存分に魅せてくれます。ベイリーはほとんどレクター博士。天才かつ冷酷。知能戦、駆け引き担当で、また違ったテイストの面白さを提供してくれます。裏の世界で活躍する面々が、それぞれの得意分野で遺憾なくその才能を発揮する。こーゆーのは良いですね。  フランクとサラのジェラシー対決。イヴァンとヴィクトリアのイチャイチャぶりなど笑えるシーンも多い。個人的に面白かったのは、ヴィクトリアが狙撃で絶体絶命のフランクたちを救出するシーン。イヴァンが『撃つときにつま先が曲がるのがかわいい』なんて呑気なことを言います。このシーンが何気にお気に入り。『伝説』と言われるメンバーだからこそ、どんなときでも余裕かましている感じがかっこいいのです。  [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-22 22:38:29)《改行有》

5.  RED/レッド(2010) 《ネタバレ》  引退した凄腕のCIAやら殺し屋やらがドリームチーム結成。なんでしょう。すごくわくわくします。  元々はそれぞれが属する組織によって、対立していた時期もあるでしょうに、現役を退いた今だからこそ手を組めるみたいなシチュエーションが良い。  もったいなかったのは、モーガン・フリーマン演じるジョーの途中退場。そりゃないよ。がっかりだよ。ドリームチームなら退場者を出しちゃだめじゃない?っていう私の勝手な願望。  1人ずつ仲間を集めていくっていう構成がいいね。次の仲間のところに行く前に、必ず誰かが注意事項を言います。『うわー、すげー危険人物なんだー』って思っちゃいます。期待させる演出がうまいなあ。  マーヴィンの狂言かと思われたヘリやおばさん。みんなあきれていたのに、そのヘリやおばさんが本当に時間差で襲ってくるもんだから盛り上がります。前半から中盤にかけては見所が多く、とにかく退屈しません。  サラとクーパーの存在も重要。サラは私達の目線の代わりを果たします。同じ目線でじーちゃんばーちゃんの活躍を見てくれます。彼女の存在によって、ちょっとだけ臨場感が強くなります。そしておそらく現役CIA最高の腕を持つであろうクーパー。そんな彼もモーゼス達には出し抜かれてばかり。相対的に、モーゼス達の凄さがより際立ちます。  終盤がちょっと普通のサスペンスアクションに収まりすぎちゃいましたね。ヴィクトリアが撃たれちゃうのも好きじゃないです。この人たちに苦戦は似合わないです。もう圧倒的に圧勝してくれていいんです。この映画にはそーゆーノリを望みます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-21 15:37:29)(良:1票) 《改行有》

6.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》  前編のDVD特典についている、今作の予告を見てしまいました。思っていたより予告が長かったです。結果、予告以上のものは出てきません。悪くはないです。後半から終盤にかけてはそりゃあ盛り上がります。一大決戦ですからね。火を使った戦は迫力があります。見応えがあります。バリエーションに富んでいて面白いです。ただ、そちらばかりに力を入れすぎて、甘 寧、張飛、関羽、趙雲といった英傑達の活躍シーンが少なすぎます。更には、数少ない彼らの活躍シーンが、1作目よりもスケールダウンしちゃうってのはいかがなものか。彼らの凄さが全く描けていません。これでは三国志を知らない人はもちろん、三国志が好きな人たちであっても楽しめない。中途半端な出来と言わざるを得ません。その割に、前半の蹴鞠のシークエンスによる尺の無駄遣い。なんだかバランスの悪い作品です。  龐統の連環の計や関羽が曹操を見逃すシーンなど、期待していたシーンもありません。不満を言えばきりがありませんが、こーゆー映画は好きだし三国志も好き。ですので私はそれなりの満足感を感じています。ですが好きなタイプの映画にも関わらず、途中で眠くなっちゃって、一回休憩を入れる羽目になったのもまた事実なのです。  1作目、2作目合わせて2時間30分くらいにまとめて、1本の映画として上映することは十分可能だったように思います。また、もしそうなっていれば、歴史に残る傑作になったかもしれません。[DVD(吹替)] 6点(2020-03-02 14:50:58)《改行有》

7.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》  三国志ファンのための映画と言っていいかも。アクション、それなりに面白いです。ストーリー、悪くないです。キャラクターの紹介、わかりやすいです。三国志ファンにはおなじみの人物ばかりですけどね。  一言で言うなら、『無難』な作品。2部作の前半、序章といった意味合いでいけば、文句ない仕上がりでしょう。  私は小学生、中学生の頃三国志のマンガ、そしてゲームにはまったクチです。当時横山光輝のマンガは何回も読んだし、ゲームもパソコンの三国志からやりこんでいました。なので『レッド・クリフ』は以前から見たかった映画の一つです。懐かしい地名や、武将の名前が出てくるだけでも嬉しくなります。よって、この作品を正しく評価はできないかもしれません。  最大の見所である『八卦の陣』の戦い、個人的には非常に面白かったのですが、『長尺スペクタクル』の見せ場として結構地味なのではと思ってしまいます。  周瑜と孔明の演奏シーンはくどいです。周瑜のプライベート映像が多いのも気になります。テンポが悪くなるし、退屈だと思っちゃった時間があったのは事実。せっかくのアクションでスローモーションが多いのも好きではありません。  こうしてみると、一本の映画としての完成度はいまいちなのかもしれないですね。正直もっと荘厳な雰囲気とスケールを期待していた自分がいます。雰囲気、キャラのノリがちょっと軽いというか、浅いというか。嫌いではないのですが・・・[DVD(吹替)] 6点(2020-03-02 05:30:28)(良:1票) 《改行有》

8.  REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇 《ネタバレ》  『ターミナルの惨劇』から連想する、空港を舞台とした大掛かりなパニック・・・ではありませんでした。ターミナルだけどバックヤードじゃん。なんか『空港ならではっ!』っていうシーンを期待してしまいました。  とは言え、RECシリーズ好きだし、ゾンビもの好きだし。サバイバルも好きだし。最低限の面白さは保証してくれるゾンビ映画です。  このシリーズは感染者が少しずつ増えていって、仲間がどんどん減っていくっていう焦燥感が好きなんですが、その感じは弱かったです。演出がいまいちなのかな。気付けばみんなゾンビになっちゃっている感じ。  空港に着いてから速い段階で照明を落としちゃうので、全体的に画が暗くて見づらいってのも良くない。  このシリーズで個人的に好きなのが、『非日常の世界へ巻き込まれちゃう運の悪いひとたち』。例えば貨物係の人。偶然その日、その場でいつも通り仕事をしていただけなのに、自分までいつのまにか乗客と一緒に封鎖されちゃっている。この突発的な理不尽さが結構好きです。突然、感染者グループと同じ扱いを受けてしまう不条理。当事者になるかならないかなんて紙一重。そう思わせてくれる演出が好きなんです。  そーゆう意味で言うなら、きまって政府の『なんとか対策』の人たちがやってきては、100パー襲われちゃうのもつぼ。その瞬間『政府側』から『隔離される側』の仲間入り。高みの見物を決め込んでいる人間が引き摺り下ろされる瞬間。人生の明暗を分ける瞬間に立ち会っているようで、言いようも無く楽しいのです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-16 21:54:04)《改行有》

9.  REC:レック/ザ・クアランティン 《ネタバレ》  オリジナルとほぼ同じストーリー、テイスト。RECのファンなので、ほぼ同じように作ってくれたのは逆に嬉しい。  建物内に簡単に入れちゃうのがミソですね。何の変哲もないアパートに、取材で入る。入るときには、もう二度と外に出られないなんて夢にも思わないことでしょう。『後の祭り』『一寸先は闇』って感じが良い塩梅です。  ゾンビものとしてはパーフェクトな仕上がり。ただこれはオリジナルの功績ですね。感染者が少しずつ増えていく恐怖感がたまりません。  外に脱出しようと出口を探すものの、紙一重で封鎖されてしまう。どんどん逃げ場がなくなっていく。『隔離』の恐怖演出も十分に堪能できます。  オリジナルは『1』~『4』まで鑑賞済み。女の子の父親が犬を病院に連れて行ったエピソードは『3』を思い出したし、地下から逃げ出せるという話は『2』を思い出して嬉しくなります。もう一回オリジナルを見てみたくなってきました。そーゆー気持ちにさせてくれる作品です。  主演女優だけがイマイチかな。ちょっとおばさん臭あるし。リメイクするならオリジナルよりかわいい女優さんを起用してほしいものです。  ただアンジェラって名前もそうですが、至る所にオリジナルへのリスペクトが感じられるのは嬉しいです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-12-02 10:05:04)《改行有》

10.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》  インディ・ジョーンズのシリーズをもう一度見直してみようと思い立ち、まずは第1作目を鑑賞。小さい頃に親といっしょに見たきりで、ストーリーや細かい部分はいっさい覚えておらず。記憶にあるのは大きな石がゴロゴロと転がってくるシーンだけ。それもそのはず。久しぶりに見てみてその理由がわかりました。冒頭のシークエンスとクライマックス以外、印象に残るようなシーンがほとんどありません。  ストレートな冒険活劇。私が見たいのはそういう映画のはず。これはまさにどんぴしゃりのはず。なのに、見ていて胸躍るようなワクワク感がありません。私が大人になったからそう感じるのではないでしょう。きっと、子供のときにも冒頭のシーン以外ワクワクしなかったので、記憶に残っていないのだと思います。  勝手に、インディアナ・ジョーンズがザ・ヒーローみたいなものと認識しちゃってたのですが、全然ヒーローってタイプじゃありません。弱くもなければ強くもないアクション。かっこいいムチさばきも、前半以降あんま出てこない。かといって頭脳プレーが光るわけでもありません。力が無い人間の力技でストーリーがどんどん進んでいくもんですから、爽快感もなければ高揚感もないのです。とりあえず大して腕力があるわけでもないのにやたらと肉弾戦でカタをつけるのはやめてほしいです。  アドベンチャーとしても、冒頭以外は正直言って凡庸。アーク発掘なんて無計画もいいところで、そりゃ敵に見つかるよ。で、その後遺跡に閉じ込められて、どうやって脱出すんのかと思ったら、えええ???、『なんだ、ここから外に出られるじゃん』って、まるでコント。ついでに言うと、カイロでの敵との追いかけっこはまるでドリフ。  見ていて何度も欠伸がでちゃう、胸躍らないアドベンチャーでした。[DVD(字幕)] 5点(2019-10-08 04:21:18)(良:1票) 《改行有》

11.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》  天才ねずみシェフと素人コックの変則バディもの。二人の友情が温かく、サクセスコメディが面白い。  背景、食材、調理器具など、無機物のビジュアルは実写と見まがうレベル。  レミーの天才っぷりが最高。どんな料理でどう盛り上げてくれるのか、終始わくわく。  レミーは人間の言葉は理解できても、自分の言葉は通じない。すべてジェスチャー。この度が過ぎないファンタジーの匙加減が絶妙。前半から中盤にかけての面白さ、神懸かっています。  中盤以降はややサスペンス色が強くなりすぎてしまっただろうか。店のシェフを悪人に仕立て上げすぎたことで、ぼやける主題。もちろんこーゆー人が出てくることに反対はしないけれど、ちょっとくどい。原付でひたすらおっかけっこするシークエンスなんか、面白いけどちょっとやりすぎです。もっとレストランでの料理やお客さんがらみのエピソードで盛り上がってほしかったかな。  レミーの家族、ねずみの社会を描いたのは良かったと思います。シンプルだからこそ、ねずみ目線でのねずみ社会と人間社会の対比構造がぐっときます。レミーのお父さんがレミーを『害虫駆除の店』に連れて行くシーンなんか衝撃的。人間に置き換えればホラーレベル。人間目線。ねずみ目線。立場が違えばそこから見える景色の意味合いも全然違うものですね。こーゆーメッセージ性の強さっていうのは、子供が見るアニメだからこそ大事なのかもしれません。  ラストのネズミ達が料理するシーンは、画的には面白いのですが、ストーリーの味付けとしては好みではないです。正直に秘密を打ち明け、レミーと仲間たちに謝罪するリングイニ。『なんだそうだったのか』と、レミーもふくめ再び仲間たちは手をとりあい、最高の料理でイーゴとスキナーをもてなす。店は再び最盛期の輝きを取り戻す。・・・そーゆーありきたりなプロットでも良いと思うんですけどね。お客さんたちがいるのに厨房出て行くコックたちの無責任さにがっかりです。  保健所の調査員だって、レミーのスーパー料理で納得させるとか、そーゆーところでこそ、スーパーファンタジーパワーを使ってほしいものです。  ねずみたちの待遇が良くなっているエピローグは最高。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-04-30 04:23:36)《改行有》

12.  レジェンド・オブ・アロー<TVM> 《ネタバレ》  テレビ映画なので、画質が良いわけもなく、スケールも小さいが、中身は面白いです。  ストーリーが淡白すぎるので、物足りなさは感じます。  アクションもなんだかもたもたしています。  ですが役者さん達が結構良くて、飽きずに見られるクオリティに仕上がっていますね。  そんな中でも、ロビン・フッド役のスチュアート・ウィルソン。飄々とした雰囲気がなんとも言えず魅力あります。彼が出るシーンはウィットに富んでいてユーモアを感じさせます。  誰だか知りませんが、フィリップ王子役の人も良い。最初はただのバカ王子かと思いきや、意外にもなかなかの賢王です。  そしてなんと言ってもグウェンを演じるキーラ・ナイトレイでしょう。きれい。かわいい。美しい。特にショートにしてロビン・フッドの格好をしてからが最高に良い。まるでRPGの主人公みたい。その旅立ちの姿にほれます。  ただ、旅立ちのシーンの期待値とは裏腹に、思ったほど活躍のシーンがなかったような気もします。  どちらかと言えば罠にはめられてばかりで、あんまり良いところがありません。  もっとロビン・フッドの娘ならではの美技や体術で活躍するシーンが見たかったですね。  やたら感情的なところも、主人公の神秘性が薄れてしまってもったいないです。  どうせよくある御伽噺の域を出ない単純明快なストーリーなんだから、もっと圧倒的に強い主人公が大活躍する冒険活劇でも良いような気がしますね。  ちょっとけちをつけてしまいましたが、魅力溢れる主人公であることに間違いはありません。  あの笑顔は最高です。[DVD(字幕)] 7点(2016-09-16 14:45:55)《改行有》

13.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》  『レクター博士が鉄格子の中からプロファイリングをし、推理する。』このスタイルが、やはりこのシリーズ一番のウリなのかもしれません。手負いの獣が危険であるように、鎖でつながれているほうが、レクター博士の狂気が滲み出るような気がします。  ですが、本題は、悲しき殺人鬼ミスターDの物語。  彼の犯した罪に同情の余地はありません。ですが彼の生い立ちは同情を誘うものです。  鑑賞者の心の琴線に触れるバランス感覚が絶妙な脚本。いえ、これは原作があるわけですから、原作が素晴らしいのでしょう。  リーバ・マクレーンという女性とのエピソードを通し、ダラハイドの善良性を前面に押し出す描き方は最早卑怯な感じすらします。  観客はいつの間にかダラハイドに感情移入します。そしてその一方で、いつ彼が暴走するのか、不安な気持ちがいつもつきまといます。  もともと人の心の闇を描くサイコスリラーが好きなので、好きなジャンルをこの完成度で仕上げられると、ため息しか出ません。  ただ一つ注文をつけるならば、犯行動機についてです。『幼き頃の虐待』という抽象的で曖昧な表現にとどめてしまっています。  標的となる家族の選び方の基準も、『自分の会社にビデオ製作を頼んだから』というだけのもの。  そうではなく、なぜあの二家族が標的にされたのか、それこそがこの作品で一番知りたかったことです。肝心の部分を描いてくれていません。ダラハイドの生い立ちと、彼が狂気に走った理由を、もっと明確に結びつけてほしいのです。  ラストは、ダラハイドがサプライズを仕掛けます。  エンターテイメントとしは成功でしょう。映画としては間違いなく盛り上がります。  ですが作品の格はどうでしょうか。  ラストの仕掛けによって、よくある娯楽サスペンスに成り下がってはいませんか。  ダラハイドが愛する女性を殺せずに、自殺して終わる。  美しく悲しくやるせないラストとして相応しいと思ったんですけどね。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-06-26 17:51:32)(良:3票) 《改行有》

14.  レッド・プラネット 《ネタバレ》  映像が美しい。画に迫力がある。キャストも良い。ただ如何せんストーリーがつまらないですね。  ストーリーがつまらないというよりかは、ストーリーが生かされていないといったほうが良いでしょうか。  太陽のフレアなんたらに母船がやられたり、そのせいで予定とは全然違う場所に落ちちゃったり、ハブ(基地)が昆虫に壊されていたり、エイミーとかいうロボットが暴走したり、嵐がきたり、仲間が崖から突き落とされたり、トラブルやアクシデントには事欠かないのに、なぜか中だるみしてしまうときがあります。きっと登場人物たちの心の変化、人間ドラマの描写が足りないからでしょうね。  そのために、まるでニュース番組のような関連性のないエピソードをただ並べられただけの内容に、脳が退屈しちゃったのかもしれません。  あとは、機械関係で何をやっているのか、何をしようとしているのかの説明が全くありません。母船がやられたときもそうだし、火星から脱出するときもそうですけど、何をしようとしているのかがわかりづらいと、そもそも興味が引かれないです。  キャストの中ではヴァル・キルマー、トム・サイズモアの二人が凄い良いです。特にトム・サイズモア。かれの自爆シーンは壮絶。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-12-10 14:34:04)《改行有》

15.  レジェンド・オブ・エジプト 《ネタバレ》  はじめてクレオパトラにまつわる物語を見ました。何しろ世界史にはてんで疎いもので、シーザーだの、オクタヴィアヌスだの、知っている名前がクレオパトラと絡むのを見て、変に感動しちゃいました。クレオパトラって、もっと神話的な人物かと勝手に思っていましたので、何とも打算的で人間臭いところが、新鮮で面白かったです。  140分の長い映画ではあるんですが、全く長さを感じさせない面白さ。むしろ、駆け足に感じてしまうくらい、ストーリーが次々と展開します。  ストーリー的には『シーザーとクレオパトラの第一部』、『アントニーとクレオパトラの第二部』となりそうですね。  タイトルも邦題より、原題の『クレオパトラ』のほうがしっくりきます。何しろ、エジプトに限定した話ではもちろんなく、ローマ主体のストーリーになっているからです。  ただ、面白い作品ではあるんですが、好みの面で尋ねられると、やはり悲劇の物語ですからね。後半につれて、どんどん状況が悪くなるってのは、見ていて気が滅入るし疲れますね。なーんかむかつくオクタヴィアヌスが、後半は我が物顔で活躍するわけですから、そりゃあ楽しい気分で鑑賞するのは無理ってもんです。  したがいまして、今回の採点はかなり自分の好みが入っていますが、歴史ものにしてはそんなにお難くなっていませんので、エンタメ作品としてのクオリティはなかなか高いと思いますよ。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-20 17:29:05)《改行有》

16.  レ・ミゼラブル(1998) 《ネタバレ》  原作を読んだことはありません。ですが、思っていた程小難しい作品ではありませんでした。万人が楽しめるように作られています。ちゃんとエンターテイメントとして成立しています。2時間強という長尺ながら、全く時間を感じさせることのない作品でした。  この作品は、絶望と希望が良いタイミングで入れ替わるところに大変魅かれます。絶望的な状況下の中に必ず希望が生まれるんです。事態は好転と暗転を繰り返していきます。まさに人生の縮図を見ているようです。  はじめはただ単純に、ジャン・バルジャンが、ファンティーヌが、コゼットが幸せになり、彼らの願いが叶うことを願っていました。  劇中最も過酷な状況下にも関わらず、コゼットのために生きぬいたファンティーヌ。彼女がコゼットと会えないままに、非業の死を遂げたことに憤りを感じ、その怒りの矛先はジャン・バルジャンと共にジャベール警部に向かいます。ジャベール警部は公平さを欠き、弱者を虐げる悪徳警官だと、そう刷り込まれてしまった気がします。  ですが、ラストまで見てしまうと、ジャベール=法であり、そこには善も悪もないということにようやく気付かされます。思えば、ジャベールは法の長所と短所を見事に体現しています。法は遵守すべきもの。その一方で、法は必ずしも万能とは限らない。『法=善』は常に成立するわけではない。そういった当たり前のことに改めて気付かされるのです。しばしば法は人権と対立する存在なのかもしれません。ジャベールが見ていたのは人間ではなく、その人に付属している『罪』だったのかも。  ラスト、命を助けられたとき、ジャベールははじめてジャン・バルジャンという人間を見てしまいます。そして彼の中で葛藤が生まれたのでしょう。法がすべてだったジャベールにとって、ジャン・バルジャンの罪は裁かなければなりません。ですが彼はジャン・バルジャンを見逃すことを選択してしまいます。『罪人を見逃すという大罪』を負ったとき、ジャベールが法の番人として、自分自身に罰を下したのはもはや必然だったのかもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2014-10-18 13:20:10)《改行有》

17.  恋愛小説家 《ネタバレ》  ありふれた日常生活の中にこそ、ドラマがあり、笑いがあり、ハラハラのサスペンスがあるということを再認識させてくれる素晴らしい作品です。序盤の食堂でのシークエンスひとつとっても、普通に起こりえそうなことにも関わらず、目が離せない面白さ。終始不思議な魅力で惹きつけられます。  特筆すべきはやはりメルヴィン・ユドール(ジャック・ニコルソン)という人物。彼の行動理論は実に単純明快です。『キャロルに食事を運んでほしい→キャロルの欠席理由のスペンサーの病気が良くなればいい→スペンサーの病気を治療する医師を派遣する→またキャロルに食事を運んでもらえるようになる。』彼は基本的に自分のことしか考えていません。ただ、自分のために、他の人に親切にしているだけなんです。これほど身勝手で、それでいて清々しい慈善活動があるでしょうか。  バーデル(犬)やサイモン(グレッグ・キニア)についてもそうです。彼は仕方なく頼まれるんです。そして情が移り、バーデルとサイモンに対して優しくなっていくんです。 他者を警戒するのは当たり前です。でも、知り合ってみれば、お互いの悪い面だけでなくそれ以上に良い面が見えてくるよってことをさりげなく語りかけてくれる優しい物語でした。  地味なのに地味さを感じさせない、退屈そうなのに全然退屈にならない、娯楽作品としてもすごく楽しい映画です。  黒人の前でだけ弱気になるメルヴィン、イケメン男性との情事を楽しもうとするキャロル、おとがめなしの強盗の若者たちなど、そこまで見せてくれなくていいよっていうシーンがあったため満点はつけられませんが、エンターテイメント性あふれる完成されたドラマだと思います。[DVD(字幕)] 9点(2014-04-27 18:33:20)(良:2票) 《改行有》

18.  レッドロック/裏切りの銃弾  主役のマイケル(ニコラス・ケイジ)ってなんとも言えない「なんとかなるんじゃね?」オーラが出ている気がするんです。その雰囲気が、作品全体に緩衝材となって影響しちゃっているようです。はっきり言えば、ちょっと緊張感に乏しいと思われます。  もちろん、その空気が好きな人向けにあえてそういう空気のサスペンスアクションを作ったのであれば、それはかなり成功していると言えるでしょう。  また、その空気感が醸し出すリアリティやドラマ性といったものが、大掛かりなアクション映画では感じられない独特の情緒を生み出している気もします。  特に後半はサスペンスとして見ればいまひとつかもしれませんが、人間ドラマとして見ると何気に怒涛の展開で、ラストは個人的にかなりしっくりきて満足でした。  かと言って、好きなタイプの映画かと言えばそうでもないので、点数つけるとしたらこれくらいになっちゃいますね。でもこの映画、好きな人は大好きでしょうね。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-02 17:52:52)《改行有》

19.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》  一言で言えば「好みではない。」というのがぴったりの作品です。  「ストーリーが面白い」「強いメッセージ性を秘めている」このふたつのうち、どちらか一つでも押さえているような、べたな映画が好きな人にはおそらく向いていないのではないでしょうかね。  「脚本が素晴らしい」ということと、「脚本が面白い」ということは、決して同義ではないみたいです。  一人ひとりをクローズアップしていく手法は結構好きです。できるなら、一人あたりにかける時間をもう少し短くしてさ、全員のエピソードを見てみたかったですね。  例えば、蜂の巣にされちゃったブルーなんて会話の中にしか出てきません。でもそのブルーが仲間になるエピソードが少しでもあったとしたらどうでしょう。「え?ブルーはそんな簡単に死んじゃったの?」ってブルーに感情移入した人達は、よりリアルでより臨場感のある雰囲気を味わえたかもしれません。  本作では、ブロンドでそれに近い感慨は覚えます。  警官の拷問シーンで切り取った耳に話しかけたり、終始軽いノリで特に目的もなく拷問を続けるところはブロンドの狂気っぷりを印象付けます。このシーンによって、強盗の際にどんな殺戮を繰り広げたかも容易に想像できるわけです。そして、仲間のことは絶対に裏切らないという、狂気とは相反するモラルも持ち合わせているのです。  こんな強烈なインパクトのブロンドが、一瞬で命を散らすシーンと同時にスパイが誰かもわかってしまうわけですが、このシーンで受けた衝撃はなかなかのものでした。  まあ、ただそれ以外がちょっとね、面白くはないかな・・という感想です。[DVD(字幕)] 4点(2013-05-25 11:07:08)(良:1票) 《改行有》

20.  レベルポイント  中学生のときは、確かにこういう精神状態のときが多かった気がします。  ただ、その不安定な心をここまであからさまに、人様に迷惑かけてまで表現することは普通しません。それって日本人の感性なんでしょうかね。  この映画は見るときの年齢で感想が分かれそうです。  この年になるととても子供目線で見ることはできません。  主張はするが、義務は果たさない。  親や社会に文句を言いつつ、自分たちは好き放題。  挙句の果てに被害者ぶって、自分たちを正当化。  そんな子供に育ててしまった親たち。  つくづく教育って大切だと思いました。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-02 02:31:57)《改行有》

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