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プロフィール |
コメント数 |
47 |
性別 |
男性 |
年齢 |
49歳 |
自己紹介 |
敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。 |
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1. ワンダーランド駅で
初めに角川文庫版を読んで気に入り、それからようやく見つけた字幕版ビデオをレンタルして観ました。原作 (ノベライズ版) と映画版となると、どちらかがイマイチというものが多い中で、この映画は例外で、双方がお互いの良さや美しさを損なうことなく、引き立てていると思います。
映画版では、何と言っても全篇に渡って要所で流れるボサノバが、素晴らしい効果を挙げています。ボストンを舞台にしたストーリーで、その中心になるのは地下鉄の各駅 (特に、空港駅とワンダーランド駅) やアイリッシュパブ、水族館、そしてワンダーランド駅近くの海辺など。ボストンに行って、ロケ地巡りをしたくなってしまいます。後に、CDショップでサントラ盤を見つけた時も、「即買い」でした。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-02 19:30:00)《改行有》
2. 我輩はカモである
大学1年生の夏休み、初めて観たマルクス兄弟映画。「戦前に、こんなにバカな映画があったことが嬉しい」というレビューを、ある文庫版映画ランキングで読んではいたんですが、僅か1時間余りという尺で、これだけ手際よくまとまって、しかも切れ味鋭い間抜けっぷり、バカさ加減は衝撃的でした。兄弟で唯一まともに見えるゼッポも、最後までしっかり兄たちについて行っている時点で、魅力的でありやっぱり間抜けなのかも。チコリーニとピンキー (日本語で「小指」!) という、名前はおろか、存在していることそのものが間抜けな2人が、陽光降り注ぐ外でのピーナッツ売り屋台で、間抜けを繰り広げる様は、まさに屋外版の舞台コントのような雰囲気そのもの。イタリア語訛りで矢継ぎ早に話しかけるチコリーニ、それをギョロ目でじぃっと見据えて、無言で変幻自在な小技 (ハサミでちょん!っとフランクフルトをちょん切ったり) で対抗するピンキー。そんな2人が、すぐにあの独特の振り付けの殴り合いに発展して行く様が、可笑しくも何とも言えぬ良い雰囲気なのです。[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-09-20 23:48:02)(良:1票)
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