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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. トッツィー 抱腹絶倒のコメディでありながら、しっかり社会派映画にもなっている。脚本がとにかく良く出来てます。テリー・ガー他の狂言回しの配置の仕方もやたら上手い。登場人物の出し入れの手際の良さなんて、ウェルメイドな舞台劇を観ているよう。間違いなく80年代を代表するアメリカ映画の一本でしょう。10点(2003-08-30 01:17:37) 2. 恋人までの距離(ディスタンス) あのふたりは二度と逢うことはないでしょう。だから心に響いてくる。愛別離苦・怨憎会苦とはよく言ったもので、逢いたい相手とは逢えずじまいで、顔も見たくない奴とは年中面を突き合わせなければならないのが世の定めなわけで・・・。10点(2003-08-24 13:51:51) 3. 燃えよドラゴン たぶん一番回数観てる作品。映画ファンじゃないんだな、きっと。10点(2003-08-02 18:53:47) 4. ブルース・ブラザース ガソリンスタンドんところで出てくる目の大きなお姐ちゃん見て、お、タイプかもしんない、なんて思ってたら、あれツイッギーなのね。かの有名な。来日した時のギャラがビートルズ四人分より多かったとかいう話聞いたことあるけど、あれってマジ?10点(2003-07-19 19:13:12) 5. ワンダー・ボーイズ 心がささくれ立ってる時に効く映画。10点(2003-07-05 17:52:52) 6. シン・レッド・ライン なんか書こうと思って開いたんだけど、燎原の火のような「つまんねー」の声の前に言葉を失ってしまった。そういうことはゴダールの映画にでも向かって言ってくれ。お願いだから。10点(2003-07-05 17:31:03) 7. マンハッタン ↓そうそう。これほど美しいB&Wの映画って観たことない。テレビ画面でもこの美しさは十分堪能できますので是非観てみてください。10点(2003-07-05 16:52:59) 8. イヴの総て この作品がアカデミー賞を受賞した年に同時にノミネートされた「サンセット大通り」のほうが現在では評価が上になっていて、たとえば淀川長治さんなんかも生前「断然サンセット大通りよ」みたいなコメントをしていたような記憶があるのだけれど、自分はイヴ派。要するに芸能界の内幕モノなんだけど、個々のキャラクターの描き分けがとにかく鮮やかで、群像劇として超一級の出来。無名時代のマリリン・モンローが、まんま「スターを夢見る無名女優」役で出演してます。10点(2003-06-28 05:11:05) 9. 我等の生涯の最良の年 記憶違いだったらごめんなさいですけど、たしかフレデリック・マーチ演じる父親の息子が、アメリカが日本に原爆を二個も落としたことについて批判的なコメントをするシーンがあるんですよね。そしたら日本ではGHQの検閲でカットされたとか。ワイラーは当時すでに巨匠だったとはいえ、よく赤刈りに引っかからなかったもんだ。ってカタい話は抜きにして本当にいい映画ですよ、これは。日本では不当に忘れられてますけれども。世の中には「観なくてもいい映画」「観といたほうがいい映画」「観とかなきゃいけない映画」の三種類ありますが(「観ちゃいけない映画」ってのもあるかもしれない・・・)これは間違いなく「観とかなきゃいけない映画」の一本。しかしこの「桜の森の満開の下」みたいな邦題、どうにかならないかね?10点(2003-06-24 00:23:59) 10. 狼たちの午後 野次馬の描写がなんといっても。メディア時代の文明批評としても面白い。10点(2003-06-24 00:01:17) 11. ロング・グッドバイ アルトマンの代表作といわれるぐらいの名作なんだけど、原作先に読んじゃってるとねぇ・・・。これがマーロウかぁ、うーん・・・って感じになっちゃう。10点というのはそういった先入観を無理矢理差し引いた評価です。但し「贅肉」こそがアルトマンの神髄だということを理解していないと二時間は拷問になってしまうかも。旅は移動中が一番楽しい、という人にのみお勧めします。10点(2003-06-21 15:23:40) 12. クレイマー、クレイマー ラストシーンが上手いですね。エレベーターのドアが閉まったところでジ・エンドになるんだけど、そのドアの閉まる方向が、メリル・ストリープが出ていく時に閉まる方向とは逆なんです。あ、もしかしたらこの二人はヨリを戻すのかもしれないな、と観客に期待を抱かせつつ映画は終わる。余韻が残るんですよ。脚本ではあの後に公園で父親と子供が楽しそうに遊んでるっていうシーンが用意されていたみたいなんだけれども、カットして大正解でしたね。10点(2003-06-18 22:39:31)(良:1票) 13. 情婦 「マレーネ・ディートリッヒとタイロン・パワー? ヘンな組合わせ」と思いながら観ていたら、あのラストシーンがきて、なるほど、これ以外のキャスティングは考えられないわい、と納得。10点(2003-06-18 19:23:59) 14. 俺たちに明日はない なんといっても編集の妙ですね。ラスト、鳥がバサバサーっと飛び立って、フェイ・ダナウェイのハッとした顔のクローズアップ。次にウォーレン・ベイティがフェイ・ダナウェイを見つめるカット。そうすると次のフェイ・ダナウェイのカットでは表情に諦念が・・・。10点(2003-06-17 00:49:55)(良:1票) 15. 真夜中のカーボーイ ラッツォが死んで騒然としてる車内で、ひとり淡々と化粧を続けている婆ぁのカットが入るところがなんといっても。なんだか「他人様が不幸でもあたしゃ別に不幸じゃない」って言ってるみたいで。10点(2003-06-17 00:37:02) 16. 昼下りの情事 現時点での平均点数7.5。解せない。ひょっとしたらビリー・ワイルダーの最高傑作かもしれないっていうぐらい良く出来た作品なのに・・・。10点(2003-06-16 23:51:51) 17. パルプ・フィクション ビデオ+DVDで繰り返し繰り返し見過ぎてしまったせいか、正直、長い・ワイドスクリーンをもてあましてる等々アラもだいぶ目につくようになってしまったのですが、劇場公開当時の衝撃度を考慮して満点採点にしてみました。ティム・ロスの「ギャルソン・コーヒー!」には「やられた!」って感じでしたね。ついでに劇場ではトラボルタとエリック・ストルツの注射器をめぐるやりとりのシーンでは大爆笑だったんですよ。でもビデオだとそんなに面白く感じなかった。やっぱり映画は映画館のデカいスクリーンで観なくちゃね。10点(2003-06-16 23:23:52) 18. ハンナとその姉妹 ウディ・アレン流「三人姉妹」ですね。なんでもウディはチェーホフを崇拝しているんだそうな。でも本家のチェーホフは結構退屈だったりするんですけどね。じっさい「退屈な話」なんて作品もありましたな。10点(2003-06-02 14:27:35) 19. アパートの鍵貸します これは教科書的作品ですね。伏線の張り方の鮮やかさといい、登場人物の描かれ方の品の良さといい、もう文句なしの大傑作。こういう映画はもうつくれないでしょうね。観客がひねくれちゃってるから。おれもそうだけど。10点(2003-06-02 14:21:00) 20. アニー・ホール エスプリのきいた台詞。あえてクロノロジーを解体した構成。スプリット画面を飛び交う会話。すべてが一級品。お子ちゃま向けSF映画なんぞにオスカーやらなかったアカデミーは絶対的に正しい。10点(2003-06-02 13:30:39)(良:1票)
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