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プロフィール
コメント数 1408
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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1.  恐怖と戦慄の美女<TVM> 《ネタバレ》 カレン・ブラックさんを初めて知ったのは(顔と名前が一致したのは)「エアポート'75」。当時はまだお子ちゃまだったので、「イージー・ライダー」や「ファイブ・イージー・ピーセス」といった作品には縁がありませんでした。子ども心に外国人然としたルックスに何か現実離れした魅力を感じたものです。と、まずは懐かしさが先行して(作品自体の放つ70年代の香りも後押ししてます)楽しめました。 物語的には、第1話と第2話は基本はサイコサスペンスで2話目に少々オカルトエッセンス(特に3話目に繋いでいる訳でもなさそう)。今となってはある程度使い古されたプロットですね。一話あたり20分強という尺もあって、それぞれに唐突感が否めません。始めから独立したショートフィルムならば、作り手ももう少し違う展開で楽しませてくれたのかも知れませんが、カレンさんを前面に据えたオムニバス故、特にあとひとひねりまでは考えなかったといったところでしょうか?とりわけ手抜きとは思いませんが。 極めつけは第3話ですね。呪われた人形が襲い掛かる恐怖を描いた作品としては、当時はかなり斬新だったのではないかと。70年代以前の人形ものホラーと言えば、蝋人形系、つまりは等身大のリアル人形ものだったと記憶しています。網羅的に知識がないので断言は出来ませんが、この手の民族人形的なもの、かつ手の平サイズ程度の小型人形が襲い掛かるというのは画期的だったかも。 ただし、カレンさん演ずるヒロインのリアクションには、大変申し訳ないのですが大笑いしてしまいました。見ようによってはほぼコント。腰が抜けてるからって転んでないでまずは外に逃げなさい(何故に鍵が開けられなくなってる?)。部屋に籠るにしても相手はドアを開けられるってことを学習しなさい。静かになったからってトランク開けるのは慎みなさい。そして、分かりやすい伏線回収のオーブンでロースト(冷静に足で踏ん張る姿がキュート)。なのにまたもや開けちゃうし、等々。 極めつけは最後のカットですね。当時的には売り出し中の美人女優さんだったように思えるのですが、よくぞ受けました。ある種の体当たり演技なのでしょうか? とは言え、古の雰囲気を大いに楽しめた作品。TVMらしいエンドロール後の全キャスト登場の紹介カットも良い感じ。現代目線の酷評は避けて5点献上します。[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-25 15:02:20)
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2.  ホース・ガール 《ネタバレ》 ヒロインが精神崩壊し現実と妄想が入り混じっていく物語。個人的にはかなり好物のジャンルです。 緻密に練り上げられたヒロインのキャラクターと彼女を取り巻くエピソードの数々。ヒロインの視点で語られていくため、観ている方も何が現実で何が妄想か判然としなくなっていく。時間や空間も入り混じっていく展開。魅力的です。アリソンさんの熱演も光ります。 あくまでもヒロインの精神障害故に起きたこと。現実離れしている部分は全て妄想。そう考えてみれば全てのエピソードを無理なく回収することが出来ます。が、もしかしたら彼女の言っていることや見て来たものは全て事実であり、祖母も彼女もエイリアン・アブダクションの被害者?と思えないこともありません。ただ、ラストシーンの彼女の穏やかな表情からすれば、そんなことはないのでしょうけれど。 敢えて不満点を挙げるならばそのラストシーンです。UFOの謎の光線で吸い上げられ、ヒロインを乗せたUFOが空の彼方に消えて行く…ちょっとストレート過ぎたかも。まあそれだってヒロインの視点で語っているのであれば当然の表現なのかも知れませんが。 ちなみに、劇中劇「煉獄」はキャストからして既存のTVドラマかと思って見ていましたが、本作のための作品のような?これはこれで内容が気になって鑑賞したいところです。[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-23 17:01:02)
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3.  ディスコ・インフェルノ(2023) 《ネタバレ》 シンプルなホラー。冒頭、子どもが欲しいばかりに悪事に手を染めた女性が命を絶つ。その場所が教会。そして女性が悪霊となってその場に取り憑く。悪霊は赤ん坊を求めて彷徨う。 冒頭部分の解釈はちょっと自信がありません。自死したシスターと懺悔している女性は同一人物なのかなと思ったのですが違うかも。キャストを見る限り間違いないとは思うのですが…。 正直なところ背筋が凍るような恐さは感じませんでした。ある程度先が読めてしまうプロット。ショートムービーとしてはもっと意表を突く展開が欲しかったところです。直球勝負のストーリーですね。 70年代のディスコの雰囲気、そして詳しくないのですが同時期に台頭したゲイ文化?ホラーとしてだけではなく、当時のアメリカの世相を盛り込んだ作品として、年代的には懐かしさも感じた1本でした。[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-23 16:42:53)
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4.  NIGHT SWIM(2014) 《ネタバレ》 長編映画「ナイトスイム」(2024)の監督さんが10年前に共同監督として関わったショートフィルム。同作の原案という位置付けかと思います。ただし、3'54"という尺のうちラスト60"はエンドロールなので正味3分弱という作品。あくまでも長編作の方のとっかかりの部分のみという感じですね。 なので、ホラーと言ってもここで表されるのは恐怖の断片のみ。説明は皆無。観終わってからいろいろと推敲して楽しむという如何にもショートフィルム的な作品です。 そのあたりを了解した上で改めて見てみると、わすか3分程度の尺の中で映像的にも音響的にもシンプルで美しく纏められていて、(長編作の方を観る前に鑑賞するのであれば)いったい何が起きたのか?これから一体何が起きるのか?を期待させてくれる魅力的なショートフィルムだと思いました。 とは言え、この1本だけではどうにも消化不良。どちらを先に見るかを問わず(出来ればこちらを先に)、長編と併せて鑑賞することをお勧めしたい1本でした。[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-21 12:07:44)《改行有》

5.  リム・オブ・ザ・ワールド 《ネタバレ》 子どもらしさ全開の少年少女が、立ちはだかる危機を乗り越えて行くうちに成長し、人類を救うという重大なミッションを達成する。まさに映画ならではの世界。「スタンド・バイ・ミー」や「グーニーズ」などといった作品たちを彷彿させる1本。そこをキッチリ了解した上で鑑賞すれば大いに楽しめる作品です。 監督がマックGさん、脚本がザック・ステンツさんと来れば、ノンストップでド派手で痛快な展開。子どもたち活躍し過ぎ!なんて野暮は言いっこなしというところですね。 主役4人は上手く個性が出ていて皆魅力的です。特に謎めいた登場をする東洋系少女のシンシンは存在感あり。また、正直終盤直前まで大金持ちの息子で身勝手で臆病なダリウシュがどうにも受け入れられなかったのですが、終盤にはお約束通り素直な少年に変貌してこれまた可愛い。 現実味とか堅苦しいことを考えない限り、観終わって爽快な作品でした。[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-21 11:18:18)《改行有》

6.  FALL/フォール 《ネタバレ》 高所はあまり得意ではない私。アンテナ塔を登り始めた後は終始絵にかいたような「手に汗握る」状況でした。こんなに手汗を感じた作品は一体いつ以来だろうか?思い出せないぐらい久々の超緊迫感に包まれました。何だかベタ付くような嫌な汗。純粋に怖くて不純物が体内から流れ出したのかと思ったりして。運動したり辛い物を食べて噴き出す汗とは明らかに違う汗。観終わって一番感じたのはそのことだったりしました。 肝心の物語については、ベッキーのお父さん(相変わらずカッコいいジェフリーさんに出会えて嬉しいです)以外は感情移入できない登場人物ばかりで、アンタらいったい何やってんの?何考えてるの?みたいな行動・思考のオンパレード。どう考えてもあまりに非現実的な流れなので、リアル「手に汗握る」状況なのに基本的には終始傍観者のノリで「んなワケないだろ!」とかツッコミまくってました。 実は幻覚でした系の演出が途中に挟まる構成はちょっと異色で面白かったですけれど、基本的にはご都合主義ばかり。猛禽を素手で倒してナイフもなしに食っちまうというあり得ない演出には苦笑でした。いくら首を抑えても両足で切り刻まれてしまいますって。だいたいからして殺されたトリさんが可哀そう過ぎてヒロイン憎し。尚更に感情が離れてしまいました。 救出シーンの割愛はある意味正解かも知れません。おそらくヘリでしょうけれど、それを描いたらまたあり得ねー世界の追加になってしまったでしょうし。 不満点を挙げればまだまだ出そうですが、そのくせ眠気を感じることもなく観終わった私。楽しんで観ていたことは否定出来ません。なので点数的には5点献上します。手に汗握り過ぎて思考がとっ散らかってしまいました。 あ、蛇足ですがもう一つだけ追記。「取り残された」と何回かベッキーとハンターは発言してますが(原語では確認していません)、この状況はどう考えても「取り残されて」ませんから。梯子のせいにしてはいけませんね、言葉は正しく使いましょう。てか、あくまでも自ら招いた状況だということを理解していないというか…。益々感情移入不能になりました。[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-19 14:49:30)《改行有》

7.  ヘイト・ユー・ギブ 《ネタバレ》 泣ける映画を探していて行き当たった本作。ただし、泣きながら観る作品というよりも未だ根強く存在する人種問題について考えさせられる作品でした。 原作がヤングアダルト小説ということもあり、深刻な社会問題とそれに起因する悲劇を描いている割には意外にもライト。甘く切ない恋心や白人黒人の区別を問わない友人との軋轢、親子の感情・感覚のすれ違い等々、青春ドラマそのものといった作風になっています。 心に深い傷を負ってしまったヒロインが、感情の波に抗え切れずに社会に向かって声を上げるものの、結局は社会が大きく変わることもなくただ日常が取り戻されていくラストは、甘ったるいようでいて現実的に感じました。 原作未読ですが、出演者の確かな演技もあって若い世代をターゲットに人種問題を取り上げた優れた作品だと思います。ヘイト問題を身近に感じない我が国の若者(自分を含め若者に限らないかも知れませんが)にどこまで沁みるのか、その点については未知数ですが。[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-18 10:56:34)《改行有》

8.  ナイトスイム(2024) 《ネタバレ》 水への畏怖・恐怖を描いた作品という観点からすれば、ある意味王道的・鉄板的な作品と言ってもいいのかも知れません。つまりは、目新しさには欠けるかなと。これ、水じゃなくて森でも家でも人形でも何かしらの畏れの対象に纏わる物語ということで捉えれば、結構オーソドックスなお話なのかなと。なので基本的に先読み出来てしまいます。あぁこうなるんだろうなぁ、とかこの後ああなるんだろうなぁ、とか。 それに加えてジャンプスケアの多用が気になりました。けれども先読み可能なので、音の大きさに驚くことがあってもそれはただ単に音に驚いているだけで、映像そのものに驚いているわけではないという状況でした。(大きさに驚いているだけなので驚いたのは初回だけ) 退屈こそはしないまでも、もう少し何とかならなかったものかとの印象です。元ネタは監督が共同制作したショートフィルムということですが、短い尺であれば印象が違うかもしれませんね。 (追記) ショート版「NIGHT SWIM」(2014)観ました。YouTubeで2024.6.20現在配信中です。レビューについては、作品登録を要望させていただいてそちらに書くべきかなと思いますので自粛します。 ※https://www.youtube.com/watch?v=R5mPELbWVDk[映画館(字幕)] 5点(2024-06-17 11:48:17)《改行有》

9.  ロスト・フライト 《ネタバレ》 スリリングで痛快な1本。ジェラルドさんは大小問わずにありとあらゆるジャンルの作品に出演し続けていますが、いい味を出し続けている役者さんですね。 本作では、諸事情で大企業から転職して弱小LCCに勤める家族思いで生真面目なパイロット役。冷静で規律を重んじるキャラクターでありながら、瞬間的に感情に任せて行動してしまうような一面も織り交ぜ、更には護送中の一見凶悪な殺人犯の内面を見抜く確かな洞察力も持ち合わせているという人物を、的確に演じているように思いました。 フィクションに徹したと言うか、んな訳ないだろ?的な展開は多々あれど、概ね期待を裏切ることなく適度に主人公の危機を盛り込みながらストレートに進行していく物語は、ある意味清々しい限りです。適度な尺に期待を裏切らない展開。いろいろと難解あるいは二転三転の作品が多い中、一服の清涼剤的な後味に7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-16 12:30:43)《改行有》

10.  MEMORY メモリー 《ネタバレ》 だいぶお歳を召した雰囲気が強くなってきたリーアムさん。でも、その風貌が寧ろ本作のキャラクターにはマッチしていて作品世界にスッと入っていけました。 冒頭の冷酷な腕利き殺し屋然とした仕事ぶり。直後に見舞われるアルツハイマー認知症の症状への衝撃。冷徹で緻密に長年完璧な仕事をこなしてきた来た彼にとって、記憶を失うことによる仕事への影響・リスクがどれほどのものと感じてしまったのかは十分想像できます。だからこそ、即座に引退を決意する。しかし裏社会は簡単には彼を解放してくれない。彼の苦しみが伝わって来ます。 一方、人身売買組織の壊滅に向けて我が身を顧みることさえせずに執念を燃やして来た刑事と仲間たち。上司の納得出来ない態度や判断に、彼らの正義心は不完全燃焼を強いられます。滲む口惜しさに思わず共感できます。ガイ・ピアースさんが良い味を出していますね。 そして一人の少女をキーに結び付く殺し屋と刑事。意外にも本来は水と油の関係のはずの二人が、彼らにとっての正義(それは本質的な正義)のために手を組む。このあたりの流れもいいですね。 そして、過去数えきれないほどの命を不法に奪ってきた彼は、正義を貫くため、更には刑事の命を救うため、自らの命を捧げます。瀕死の状態であったとは言え、余命いくばくもないと解っていたとは言え、唐突とも思わずにはいられない死です。 刑事の命と安全は、仲間たちによっても守られます。ラスト、マスクを脱いで処分するまで描く必要があったかどうかは疑問がないわけではありませんが、組織の一員を離れた個としての憎しみを表現するためには必要なカットとも思えました。 伏線が張り巡らされた見応えのあるサスペンス作品に、リーアムさんびいきで少々甘めに9点献上します。[インターネット(字幕)] 9点(2024-06-16 12:00:24)《改行有》

11.  死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 《ネタバレ》 実は死霊館シリーズの前2作は鑑賞しておらず、純粋に本作のみについての感想です。 普通に面白い。個人的には何でもありになってしまいがちな悪魔モノはイマイチ好きになれないのですが、本作は邦題でミスリードされつつも、要所要所はしっかりと作り込まれているため、実話ベースとは俄かに信じ難いながらもその作品世界を楽しむことが出来ました。 ただ、そもそも夫妻の目指すのは法廷で悪魔の存在を証明することだったと思うのですが、法廷シーンは殆ど登場せず極々短いカットのみ。実話を標榜し当事者近影まで載せて居るのですから、そこはキッチリと描き込んで欲しかったところです。それじゃ長尺になってしまうし、ホラーらしからぬ展開になってしまうから無理なのかも知れませんが。 エンタメ性十分なホラー作品に6点献上です。[インターネット(字幕)] 6点(2024-06-13 21:59:29)(良:2票) 《改行有》

12.  キラードール 《ネタバレ》 冒頭、いきなり襲われる少女。ドアを突き破って彼女を襲ったのが件のブードゥー人形であることは容易に予想出来ます。 そしてカイリーに厳しく当たる姉。更には、親切ぶっていながらカイリーを虐め、強請る同級生。もう人形の獲物は決まりですね。 そしてそして、物置小屋で首を吊る人形。ビジュアル的にはかなり気持ち悪いです。小綺麗な女子高生がいきなり手にして更には自室に持ち帰るなんてのは非常識の極み。ですが持ち帰るのですね。その時、ベッド下に放り込むのが原題の意味するところなのでしょう。ただし、ベッド下に存在するのはその時だけ。そう考えると原題は「?」です。 あとは概ね予想通り。カイリーに惚れ薬的呪いをかけられた男性教員は憐れですね。どっかに本性も入ってそうな気がしないでもありませんが。呪いを証明できなければ、やったことは解雇ものです。 呪いをかけられた教員と憑依された姉の演技はなかなかの見ものでした。あ、お母さんの同僚の歯科医も見事に憑依されてました。 どことなくチープさが目立つ作品ですが、全体的に見応えは十分でした。何かもう少し、アッと驚く仕掛けでもあれば、かなりの高評価を得られそうな作品かもしれません。迷うところですが6点献上します。[インターネット(字幕)] 6点(2024-06-01 14:35:06)《改行有》

13.  トビラ 魔の入り口 《ネタバレ》 所謂B級感溢れる作品。出演者たちの演じる姿が何かしっくりとせず、殆ど無音かと思いきや妙なタイミングで流れるBGM。微妙な雰囲気に包まれながら物語は進みます。 普通持ち帰るか?と突っ込まずにはいられない空き地に鎖を巻かれて突っ立っているダメージ感たっぷりのドア。アンティークで素敵とか言いながら、持ち帰ったら表面処理して綺麗に再塗装してピッカピカの状態で設置。アンティークじゃないし!と、ここでも突っ込みたくなる行動。ただ、最後まで観てみれば既に悪魔に魅入られていたのかな?と無理無理理解出来ないこともなく。 そんな中で黒人霊能者のユライヤの登場は物語の方向性をきちんと定めてくれます。この物語、この人なしではあっさりケインが悪魔に連れ去られてお終い、もしくは両親のどちらかが犠牲になってケインは助かって目出度し目出度し?みたいなエンディングが定番のように思えるところですが、なんと悪魔さんも商売上手。結局は暫くは得られなかった獲物を、ケインひとりを人質に取ることで大量に入手出来るようになりましたとさと言うまさかの展開。劇中、新たな犠牲者はゼロながら、今後はかつてのように連続失踪事件が起きるだろうという含みを持たせてのエンディング。 作り手さんの思い切った終わらせ方は、全編通じてどっちかって言うと平坦な展開で来たのが嘘だったかのようなバッドエンド。最後の最後での意外性に+1点の5点献上です。[インターネット(字幕)] 5点(2024-05-27 22:50:37)《改行有》

14.  コカイン・ベア 《ネタバレ》 物語の設定と予告編の雰囲気が楽し気で気になっていた作品。いやいや、思ったよりグロいです。クマさん好きでもグロ耐性のない方は観覧注意ですね。 実話ベースということでオープニングとエンディングを纏めていますが、ネットでサラっと検索してみると実話部分は森に大量のコカインが散乱してクマが食べてしまったという部分だけのようでした。ですから実話ものと言うより、実話から着想して想像を膨らませたフィクションということのようです。 であれば、ある意味安心して楽しめると言うか、普通にホラーものとして鑑賞出来るという訳で、グロ描写とかも含めて基本はフィクションということで作り手のお手並み拝見ということになります。 シリアスな部分(動物保護とか自然保護とか)もサラリと匂わせつつ、結構な惨劇もコミカルな演出で和らげるというのが基本的な作りですね。ただ、個人的には物足りなさを感じました。コメディならコメディでもっと笑わせて欲しかったし、極悪麻薬王が登場するならもっと話がデカくないと中途半端。登場人物も誰一人感情移入出来ないし、あ、刑事さんは気の毒だったな。裏切り者の女警察官が何事もなかったかの如く生きて行きそうなのは不満ですが、おかげでワンちゃん無事なのが救いか。 そうは言いつつ少なからず楽しめたし、もしかしたらレイ・リオッタさんの本作以降の作品は日本では観れないかも知れないと思うと寂しい限りですし、甘めに6点献上させていただきます。[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-27 10:33:38)《改行有》

15.  EDWARD 《ネタバレ》 独創的なキャラクターデザイン。エドワードの謎めいた感じが良いですね。真正面から捉えてしまうと下水道の一角に籠って生活しているなんてのは有り得ないことで(衣食住の「衣」と「住」は兎も角「食」はどうにもならない感じ)、だからこれはあくまでもファンタジー。理念的な世界と捉えて理解することが必要ですね。 心を閉ざしたエドワード。目の見えない幼い男の子。エドワードは只管に優しく接します。男の子は恐怖という概念がないかのような無邪気さをもってそれに応えます。その触れ合いの中から蘇るエドワードの失われていた感情。社会を忌避し逃れていた彼にとって、遺失物が零れ落ちるだけの存在だった排水溝の穴。しかし、男の子の純粋さが穴から差し込む光を希望の光に転じさせた。そして、エドワードは光を求めて社会に踏み出す。 短い中に確かなメッセージ性を感じることが出来る佳作でした。[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-24 19:06:57)《改行有》

16.  MEG ザ・モンスターズ2 《ネタバレ》 理屈抜きに楽しめる海洋スペクタクル作品の第二弾。前作のレビューと同様、敢えて「サメ映画」とは言いません。エンタメに完全に振り切ったジェイソン主演の荒唐無稽なSF海洋パニックスペクタクル作品ですね。 前半から中盤は、犯罪捜査あり、メグの飼育・調教話あり、超高性能のパワードスーツ開発話あり、幼い少女との心の交流話あり、レアメタルの不法採掘に係る陰謀話あり…etc.の超大盤振る舞い的テンコ盛り。ちょっと盛り過ぎじゃありませんかと進言したくなる状況の中、例によって「んな訳ネーだろ!」的なジェイソン君大活躍。いいんです、これで。ジェイソン作品はこうじゃなきゃ♪ そして残り3分の1ぐらいで「サメ映画」的展開に。前作同様、通説よりかデカ過ぎじゃね?みたいな巨大メグ軍団が深海より浮上。ついでに巨大タコと小型獰猛肉食恐竜まで同伴。これが追いかけて来るのに南洋の楽園的アイランドに逃げるジェイソン君たち。追う犯罪集団も絡んで島は大パニック。いいですね~、流石のジェイソン作品。やっぱ生身で闘わなきゃ! 何から何まで荒唐無稽。よくよく考えれば、てか考えなくても死亡フラグだらけなのにも関わらず、コメディ要素を振りかけることを厭わない作り手の姿勢。この辺りには「サメ映画」のDNAを感じないこともありません。 前作レビューにも書きましたが、これは「サメ映画」ではなく「サメの出るジェイソン映画」。そういう意味で、今回も結局最後は生身で闘う超絶アクションで魅せてくれたジェイソン君に+2点の7点献上します。第三弾も観たい![インターネット(字幕)] 7点(2024-05-21 11:53:38)《改行有》

17.  アナイアレイション -全滅領域- 《ネタバレ》 原作は未読です。おそらくは、原作を読み込んだ上で原作の世界観に照らし合わせて鑑賞すれば、もう少し楽しめたのかなと思いました。 冒頭、灯台に激突する謎の光体。それ自体が生命体あるいは生命体以上の存在なのでしょう。灯台を起点として拡大する領域内では元々の存在を分解し再構築した新たな存在が生み出される。(どうやら100%ではないようですが)その結果、領域内は外部から見れば異世界の様相を呈している。(今ひとつ不十分に思える変異ですが)これはエイリアンによる侵略なのか?それとも、知的で意図的な行為ではなく、ウィルスなどによるより本能的な生命活動なのか? 変異した生物は様々な行動や現象を起こすものの、いずれも決して地球侵略を思わせるような能動的なものではない。地球の支配者層である人間についても、血液や細胞が変異したりクローン的存在が生み出されるたりするだけで、それによって何をしたいのかは全く解らない。これじゃヒロインや夫やドクター同様「分からない」ばかりでお手上げです。伏線回収も今ひとつ物足りないところですし。その割にはヒロインの浮気シーンとか挟んだりしてますが。 SFというジャンルは昔から好物ですが、哲学的なテーマなり冒険活劇的なテーマなり、何か明確なテーマを提示してくれないとどうも個人的にはスッキリしないと言うか、作品世界に没入出来ないです。 冒頭に書きました通り原作未読です。なのであくまでも本作のみの感想としてですが、今ひとつ楽しめないで終わってしまいました。[インターネット(字幕)] 5点(2024-05-20 13:50:06)《改行有》

18.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 このところ長いことディズニー作品にはご無沙汰でしたが、とあるキッカケで鑑賞しました。素直に観て良かったです。 ひとことで言えば、時を超えた家族の感動の物語。あるいは音楽は時を超えて家族を繋ぐといった感じでしょうか。これぞディズニー、もはや普遍的と言っても過言ではないお家芸的感動作ですね。キャラクターの完璧とも言うべき表情や動き、背景も含む豊かな色彩感覚。これぞピクサーですね。 ベタと言えばベタかも知れません。全編に散りばめられたお約束感と予定調和感。でも、それが心地良いのです。分かっていても泣けてしまう。物心ついたころから半世紀以上にわたって数々のディズニー作品に感動をいただいてきましたが、また新たに感動作に出逢えて幸せです。 ちなみに、クライマックスでは大いに感動したものの感涙は堪えたのですが(堪えるというのも変な話ですが)、何故かラストの死者の国を出るイメルダ・ヘクター・ココの3ショットと、ダンテと猫になったアレブリヘの2ショットに嬉し泣き的にウルっと来てしまいました。 未見のディズニー作品を遡って観たくならせてくれた1本でした。[インターネット(吹替)] 8点(2024-05-14 00:11:55)(良:1票) 《改行有》

19.  エスター 《ネタバレ》 観よう観ようと思いつつも微妙な尺の作品なので、鑑賞作品(ホラー系)を選ぶ度に手頃な尺の作品を観てしまっていた私。それもこれも本作が「ホラー」であると認識していたからで、今回やっと意を決して?観てみれば一番の感想は「ホラーじゃないじゃん!」でした。確かにWikiとかでホラーの定義を参照すれば本作は紛れもないホラー映画なんでしょうけれど、あくまでも個人的カテゴライズでは「サイコサスペンス」なんです。もっとも、「ホラー」「サスペンス」「スリラー」の境界なんてものは元々無いに等しいような気もしますが。 などと意味のない拘りで書き始めてしまいましたが、「ホラーじゃないじゃん!」の趣旨は「恐くないじゃん!」でして、それは決して「つまらないじゃん!」ではありません。実に楽しく鑑賞出来ました。これだけの有名作ながらネタバレ記事を回避し続けて来たことも功を奏したようで、肝心要の種明かしは今回の鑑賞で初見でした。 斬新なアイディアとは言えないでしょう。しかし、それを巧みに包み隠しつつしっかり伏線は張る。そして見事にその演出を生かし切ったイザベルさんの怪演。称賛されて然るべき出来栄えだと思います。 子どもの持つコワさを見せつつ、実は本当にコワいのは大人というお話。登場する子どもたちは皆子ども然としています。子どものコワさは無邪気にも通じるある種の清らかさであって、大人の濁り切って垢まみれのコワさとは本質的に違うもの。エスターのコワさが子どものソレから大人のソレに転じる流れが素晴らしかった。 少々しつこいような演出や多くの皆さんが指摘しているラストシーンの良し悪し等々、気になるところは少なからずありますが、約2時間飽きることなく楽しませてくれた作品にほぼ8点の7点献上します。 ちなみに、少々変化球気味の原題よりもさりげない邦題の方が良いかと思います。原題は、せめて不定冠詞を付けて欲しいところです。[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 11:24:27)(良:2票) 《改行有》

20.  ハウス・シャーク 《ネタバレ》 ひさびさにサメのトンデモ映画を観て大笑いしたかったのですが、大いに選択ミスをしてしまいました。ひさびさに「オレの時間を返せ!」的な怒りの気持ちと「貴重な人生のひとときを何でこれに費やしてしまったのか?!」的な後悔の念に苛まれてしまいました。 それでも冒頭のサービスカットに期待感が湧き、下ネタの連発に下品ながら大笑いの予感。登場するサメの上半身とヒレと下半身が別パーツ感のチープさにホッコリし…決して悪い雰囲気ではなかったのですが、兎に角流れがダルい。尺が長い。下ネタが微妙にズレてる。登場人物のキャラがキモい。サメ退治の作戦がウケない。ほぼ全面的にダメでした。図らずもチョットだけ笑ってしまうカットがあったので最低点ではなく2点献上します。 マジで「2」を作りたい感マル出しのエンディングとエンドロール後のオマケカットですが、仮に「2」が出来ても観ないだろうなぁ。否、欲望に負けて観ちゃうのかなぁ…。[インターネット(字幕)] 2点(2024-05-08 20:45:06)《改行有》

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