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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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181.  僕の彼女はどこ? 「若草物語」「ハーヴェイ」「花嫁の父」あたりの、1950年前後に製作された、当時の自信に満ち溢れ、強く正しく何の迷いもない健全なアメリカ映画がお好きな方に特におすすめの映画。何かと自分と相性が合うダグラス・サーク監督ですが、この作品にも古き良きアメリカの雰囲気が心地よいですね。好きだな~。「お金よりもっともっと大切なものがあるんだ!!」っていう、今となってはちょっと気恥ずかしいストレートなテーマを、照れずに堂々と描いているのが良いです。若手カップルがほぼ親のいいなりで、それほど自己主張をしないようにキャラ設定されているのも、当時は当たり前だったのかな?「理由なき反抗」以前の、従順なフツーの若者たちの典型といったらいいか。でもこれはむしろ若手よりも、マリリン・モンロー映画でよく脇役として登場していた、老チャールズ・コバーン氏が主役。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-19 14:34:05)

182.  恋するベーカリー 《ネタバレ》 この顔ぶれならばさぞかし「上質な大人のおとぎ話的ロマンチックコメディ」に仕上がっているだろうなと期待し劇場に向かったんですが・・・ちと期待が大きすぎたようです(汗)「恋愛適齢期」「ホリデイ」と比較しても、ナンシー・マイヤーズ女史の脚本には冴え、演出のキレもイマイチ感じられない。メリル・ストリープ演じるヒロインにどこか現実感が薄いのは、ベーカリーショップを成功させ、郊外に豪邸を持ち増築出来るまでに至った「女性実業家」としての「公」の部分が殆ど描かれていないせいかと思われる。お笑い部分は専ら元二枚目アレック・ボールドウィン氏が担当。メタボ体型特有の小走り姿、画面一杯の胸毛やらデカケツやら・・・むむむむむむむむむむ、何だか書いるだけで背中あたりがムズ痒くなってきた(笑)いや、でも笑わせてもらいました。彼にはコメディアンの才能が有るのでは?予期せぬ彼の奮闘ぶりに一点加算。焼けぼっくいに火が付いてしまったシルバー世代のセックスが絡んでくる以上、上品にという訳にはどうしてもいかないかもしれないけれど、もうちょっとサラッとした描写にならなかったモンかなあと・・・。[映画館(字幕)] 6点(2010-02-22 14:57:59)

183.  ソフィーの選択 《ネタバレ》 テレビ東京「午後のロードショー」枠放映にて先日鑑賞。オリジナルが150分という事なら、コマーシャルがやたら多いこの枠だとおそらく40分以上はカットされていたはず。評価の高い作品にもかかわらず(確か1983年キネマ旬報ベストワン)何故かDVD化されてなく鑑賞状況としては最悪でしたが、以前からずっと観たかった作品だったのでまあこれは仕方ないかなと。ほっそりした若き日のメリルの吹き替えは池田昌子さん(オードリー=メーテル=お蝶夫人)でぴったりでしたね。ズタズタのカット版でも、彼女の神がかり的繊細演技の細やかさが伝わってきました。何をしでかすかわからないネイサン役=ケビン・クラインも巧い。収容所で究極の苦渋選択を迫られる名シーン「私に選ばせないで!!」、ラスト、やっと心の平穏を得たかように安らかに永遠の眠りについたふたりの横顔に自分は涙しました。今年でなんと16回目のアカデミー賞にノミネートされたメリル・ストリープですが、このソフィー役の入神演技と比較してしまうとジュリアだろうがプラダを着た悪魔だろうが、何を演じても不利に思えてしまいます。彼女のライバルはもはや他の候補者ではなく、過去に演じたこの「ソフィー」役という事でしょうか・・・。今回のカット版での点数ですが、オリジナル版を鑑賞出来た時には点数変更するかもしれません。[地上波(吹替)] 7点(2010-02-20 16:12:39)

184.  私は殺される(1948) 《ネタバレ》 ビリー・ワイルダー監督「深夜の告白」での悪女っぷりにゾクゾクさせられたバーバラ・スタンウィックが、今度は被害者側を演じたサスペンス映画。回想シーンでの高慢勝気な社長令嬢、略奪愛で結ばれた年下の夫に捨てられかもしれないという恐れ、そして殺されるまでの恐怖と、殆どベッドの上でのみの難しい演技に終始する、彼女の一人舞台的自由自在演技を楽しむべき映画。演出もキメ細かく丁寧。その代わり強烈なサスペンスには乏しい。面白いと思ったのは、このヒロインの性格付け、かなり攻撃的で嫌~な女に描いている点。もちろんスタンウィックには可憐なだけのヒロインなど似合うはずもありませんが。バッドエンドにもかかわらず、タイトルにもなっている幕切れの台詞がグッド。夫役ランカスターはこの時代、まだ個性が定まっていない感じ。固定電話の混線状態って、今まで一度だけ経験したことあるけれど、この当時はよく起こる事だったのかな?携帯がここまで普及した現在ではもはや考えられない設定ですね。[DVD(字幕)] 6点(2010-02-20 11:03:14)(良:1票)

185.  それでも恋するバルセロナ 予告編を観た時、画面が弛緩しまくっていたせいか、あまり面白くなさそうだな~って思い映画館に行かなかったのは正解だったかも。ウッディ・アレン作品としてもイマイチだし、ここ数年の新しい彼のミューズ、スカーレット・ヨハンソンとのコラボ三部作の中では最も下位に位置する作品だと思います。男と女がグズグズくっついたり離れたりしてるだけの内容でも、彼の作品の場合は機知に富んだ台詞や皮肉な味わいをいつもなら楽しめるはずなのに、この映画ではそういう特色もあまり出ていない。そもそもナレーション過多の映画は自分は好きではないのだが、この映画では特に「語り部」の存在がやたら煩わしく感じました。あの板挟みエロフェロモン男は話術含め、その他モロモロのテクニックも凄そうでしたね~見習わねば(笑)べネロペはこの役でアカデミー賞かあ・・・。こういう感情の起伏が激しい情熱的なスペイン女の役って、彼女にとっては演じやすい役だったんじゃないかと思うんですが・・・。「ボルベール」以来ソフィア・ローレンにキャラクターがますます似てきた感じ。♪なんとかかんとかバルセロ~ナ~(←ここしか聞き取れず・・・泣)♪[DVD(字幕)] 5点(2010-02-13 12:29:39)

186.  50歳の恋愛白書 《ネタバレ》 何だか脳内に「?????????」マークがずっと点滅してる状態のまんま映画が終了してしまったなあ・・・。格落ちしたウィノナはともかく、この程度の内容で何故にこんな豪華キャストが集結せねばならなかったんだろう・・・?っていう疑問がふつふつと沸いてきて。モニカ・ベルッチにせよ、ジュリアン・ムーアにせよ、特に芝居のしどころがある役柄でもないのに。それとも実は出演シーンをかなりカットされてしまったとか?内容は「自制心に欠けいささか幼稚な50歳の恋愛白書」。数奇で変わったというより、若干タガが外れたジャンキーな半生を送ってきた女性の身の上話を90分間ずっと聞かされていたような感じ。「恋愛適齢期」(5点)でもそうだったけど、キアヌってなんでこの手のジャンルだと脚本選びが下手なんだろう?この映画でも一見感じが良い「二枚目」でさえあれば、特に彼じゃなくてもいいような役だし。実年齢は日本語タイトル50歳に近いはずなのにいまだに35歳のフリーターを演じられるっていうのも彼ならではで凄い事だとは思いますが。[映画館(字幕)] 4点(2010-02-06 11:38:21)

187.  心のともしび 《ネタバレ》 昨年一気にDVD化された、50年代ハリウッドメロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督作品諸作のうちの一本。「風と共に散る」(8点)→「悲しみは空の彼方に」(7点)→本作の順に鑑賞したんですが、これが一番印象が薄かったですね。ロック・ハドソン扮する金持ちのドラ息子が、ジェーン・ワイマン扮する美しいヒロインを事故で盲目にさせ、心根を入れ替えて贖罪するうちに互いに惹かれ合う・・・っていうハナシだったかな?それほど感銘を受けるような展開でもなかったせいか、細部までよく思い出せませんが、甘物古典メロドラマ好物の自分でも、現実離れした設定に少々辟易してしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 17:29:57)

188.  ジュリー&ジュリア 《ネタバレ》 「実話に基づく真実の話映画」の限界をちょっと感じてしまいました。「チェンジリング」くらいまで遡っての過去なら、まあ多少は自由に脚色できるような部分も有るんでしょうけど。数年前までご健在だった、もちろん私はこの映画で初めて存在を知りましたが、ジュリア・チャイルドという女性の後半生、それほど自由に脚色するわけにはいかなかったようでエピソードが割と平凡。彼女の料理に魅せられたヒロイン、現在と過去二人の「ジュリー&ジュリア」を交互に描いていくという展開なんですが、あくまで「実話」に基づいているため、ドラマチックな出来事も起こらず、たいしたヤマ場自体もないまま終始淡々と進んでいく印象です。今回は185センチの大女を演じるメリル・ストリープの、周囲を圧して覆い被すかのような濃い存在感がなければ、中盤あたり退屈してしまったかも。僕は「黒柳徹子の物真似をする友近」をついつい連想してしまいましたが。どうでもいいけど、この二人の女性の旦那ご両人はホント優しい男たちだね。彼女のブログを読んだジュリア本人が、不本意だったっていうラストのエピソードは本当だったんでしょうか?ごくこじんまりとまとまった映画なので、いわゆる賞レースとかの対象にはならないかと思ったら、メリルはまたいくつかの賞をこの役で受賞してるんですね~。アメリカ人にとってこの「ジュリア・チャイルド」っていう女性、よっぽど親近感を持たれていたんでしょうね。[映画館(字幕)] 6点(2009-12-17 15:45:42)

189.  双頭の殺人鬼 DVDジャケットはやたら不気味で気味悪そうで面白そうなんだけどなあ・・・。映画自体は往年の新東宝映画あたりのC級(中川信夫「東海道四谷怪談」は除く)エログロスリラー映画を観ているような感覚です。おかしな日本語を話すヘンなニッポン人ばかりが出てくる、エキゾチックジャパンを舞台にしたアメリカ映画は結構観てきましたが、中でもこれは一、二を争う安直さ。♪ひゅ~ドロドロ~♪って音楽も何だかやたら安っぽい。警察の馬鹿さ加減にも呆れる。緊迫するはずの犯人追跡シーン「取り逃がしてしまいましたなあ~はっはっは・・・(笑)」って、お前らは一体・・・。肝心要の「双頭」がもうちょっとリアルだったらね。でも当時ならこれが限界だったのかな?[DVD(邦画)] 4点(2009-12-04 14:45:06)

190.  2012(2009) 《ネタバレ》 「♪何が起こってもヘンじゃない~そんな時代さ~覚悟は出来てる~♪byミスチル」 この手の災害世界滅亡スペクタクル映画を観る時には、チンケな薄っすい人間ドラマなどハナから期待しちゃいけません!!以前にも書きましたが、大画面で繰り広げられる天地異変阿鼻叫喚シーンにひたすら「ひえええええ~ふおおおおお~」と、恐れおののき観るのが正しい鑑賞方かと。南半球へ移動しさえすればどうにか助かった「デイ・アフター・トゥモロー」(7点)と比べ、より災害人類全滅指数は高くなったけど、残念ながら驚愕度は逆に下がりました。中盤からは「♪何が起こってもヘンじゃない~・・・けど、もうどうなったっていいや・・・」って心境に。何故か肝心の緊迫感が持続しなかったんですよね。後味がやけによろしくないのは、製作者たちの「自分たちだけは絶対特別!」っていう、特権的上から目線があちこちで散見された為。一度は助かったと見せ掛け、奈落の底へ突き落とされるイケメンパイロットさんと犬を連れたブロンド娘、まさか二回も同じテを繰り返されるとはなあ・・・。大金持ち以外の人たちが、どんな過酷熾烈な生存競争サバイバルを潜り抜け中国まで辿り着けたのか・・・?逆にそっちの方に興味を惹かれてしまいました。たいして優れた遺伝子を持つ方々には見えなかったんだが(→単なる僻み)ご贔屓ジョン・キューザックは可もなく不可もなし。彼のいかにも淡白な感じがこの作品の主役に合ってたとは思います。「♪ナニが起こってもヘンじゃない~(←シツコイ)そんな時代さ~覚悟は・・・」しなくてもいい映画だけど、絶対映画館の大画面で観るべき!!おそらくDVDだと迫力・愉しさとも半減確実、平均点急落必至。[映画館(字幕)] 5点(2009-11-28 10:32:31)《改行有》

191.  許されざる者(1960) 《ネタバレ》 ジョン・ヒューストンが自伝の中でこの映画の事を、「自作の中で一番嫌いな映画」とケチョンケチョンに貶してましたね。いや、でもこれ「黒船」よりは数等ましかとは思うけどなあ・・・(笑)都会的センスが売りのオードリー唯一のウエスタン主演作。ファッションも当然ながら華やかさに欠けるし、レビューが少ないのは致し方ないかも。ファーストシーン、馬上から振り返るオードリーの美しさにはハっとさせられ、後の展開を期待してしまうんですが。いかんせんオナハシが暗鬱でウエスタンらしい爽快感に欠けるのが難。オードリーが先移民の血を引いた女性っていう設定は、「青い目の蝶々さん」でシャーリー・マクレーンが日本の芸者に扮したのと同じくらい無理がないか?(笑)でも顔に一筋墨を塗っただけでそれらしく見えてしまうのは、当時全盛期を迎えていたオードリーのオーラゆえか。[地上波(字幕)] 5点(2009-11-15 13:04:17)

192.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 相変わらずジム・キャリーという人は、観る人を和ませる「幸せオーラ」に満ち溢れてますね。40代半ばを過ぎてもこのオーラをキープし続ける事自体、ひとつの稀有な才能だと思います。友達にしたい役者ナンバーワン!初盤の離婚によるネガティブシンキングキャラが逆に信じられないくらい。彼が持つ天性のキャラ有ってこそ成立した映画。特にとやかくどうこう言うような作品じゃないけど、人生何事も複雑に考えず楽観的に構えれば万事コトが巧く運ぶんじゃないかなっていう事ですよね、素敵なメッセージです。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-13 14:49:26)

193.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 く、暗い・・・暗いにもほどがある。アメリカ映画でこんなに後味悪く、しかも暗鬱な映画を観たのって、「ミスティック・リバー」か「イン・ザ・ベッドルーム」以来かもしれませんね。巨匠シドニー・ルメット監督が久々に放った秀作との誉れが高かったので、期待していたんですが残念ながら僕はこの点数止まり。見るべきものは、主要人物三人を演じたホフマン、ホーク、フィニーの演技のみ。最初全く似ていないこの兄弟を見比べ、キャスティング自体に唖然としたが、親父フィニーが画面中央に登場してくると、この三馬鹿親子三人衆、かなりの相似点が見受けられる。揃って超短絡的で超無計画、ギリギリ切羽詰まって困った時の表情が、口を半開きにした呆けた犬みたいな顔で、親子三人そっくりなんだもん・・・(笑)これは昔から役者の演技指導に定評あるルメット監督によるものなのか?既に評価の定まった大ベテラン監督とは思えない、シャープなタッチの演出には一応感心はしました、が、いかんせんオハナシがなあ・・・。ラストシーン、明るい光の中に向かって歩いて行くフィニーの姿は皮肉以外の何物でもない。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-06 17:28:11)(良:1票)

194.  エスター 《ネタバレ》 往年のスリラー映画の佳作『悪い種子』(7点)の現代版リメイクみたいな作品。原題の「Orphan」ってどんな意味なのかとググってみたら「孤児」の他「所在や権利等が不明な物体」だって。う~ん・・・。これはスッキリこの奇怪な少女の名前のみにした、日本語タイトルの方が良かったと思います。ポスターも、『この娘、どこかが変だ』っていうキャッチコピー、少女の顔のみ出した絵柄もインパクト大で、私は興味を惹かれました。内容について・・・そもそも、自分は子供が危害を加えられる映画が苦手なので、彼女の殺意の対象がどちらかと言えば大人ではなく、専ら子供仲間に向けられたのが展開としてちょっと残念でした。冒頭から、世の中にはたった一人の子宝にも恵まれない人たちって大勢いるんだから、死産した子への愛情を、他の二人の子供にたっぷり注いで上げればいいじゃんって、両親の決断をついつい批判的視線で観てしまったんですよ。まあ、それを言っちゃおハナシがそもそも始まらない訳だけどさ・・・(笑)特に聴覚障害の娘の子はメチャメチャ可愛いし。あんないたいけな子が一人でもいるんだから、わざわざもう一人連れてこんでも・・・って。クライマックスで、実は彼女が○○だったって判明した途端、「さっさと殺られちまえ!!」って思ってしまったのは、正しい観客の反応なんでしょうか?ついそう思ってしまった自分がたまらなく嫌で鬱に。演じてたのは実際子供だった訳だし。幕切れの台詞「ママ、助けて!」にはちょっと彼女に哀れを感じてしまったのも事実。前記『悪い種子』のような明るいカーテンコールがあったら後味が少しは変わったかも。[映画館(字幕)] 5点(2009-10-24 13:40:48)

195.  ラスト・レター(1980) かなり前に吹き替え版を見ただけなんで細部までは記憶にないんですが、ダイアン・レインは障害を持った女の子で殻に閉じこもってるんだけど、エルビス・プレスリーとの文通がきっかけで、 徐々に心を開いていくっていう良いお話でした。先生役やってた、デボラ・ラフィンっていつの間にか消えちゃいましたよね。一時はどうなる事かと思ったダイアンだったけど、見事復活を遂げて、当時のファンとしては嬉しい限り。昔っから思ってた事だけど「スクリーン」と「ロードショー」でスターの名前の表記が違うのはどうしてですかね?例えばダイアンは前者では「レーン」、後者じゃ「レイン」って決まってた。テイタム・オニールも「テータム」と「テイタム」だったし。大した事じゃないけど映画ファンになった当初お世話になった二誌に対する素朴な疑問。単なるポリシー?(追記)ロイス・レインさん!的確なご回答ありがとうございます!そもそも「スクリーン」が独自の表記方だったんですね~。私は当初どっちかと言えば大衆的?な「ロードショー」支持派だったので。 [地上波(吹替)] 6点(2009-10-17 10:24:50)《改行有》

196.  私の中のあなた 《ネタバレ》 ええ、もちろん泣きましたとも!!この映画!!催涙度のみで言えば、今年ナンバーワンの作品かもしれません。常々自分の涙と下半身には節操なしだと思っているので、散々グシュグシュになりながらも、映画としての評価はこの点数にとどめさせて頂きます。要するに「泣ける」映画イコール、少なくとも僕にとって佳作止まりの「素晴しい傑作」にはならなかったわけで・・・。なんつーか・・・、ちゃんと真っ当な人生を歩まれている方には、絶対的に支持され、評価も高くなる作品ではないかと思います。わき道に逸れて、最早正規の軌道に戻し難い「非家庭的」人間にとっては、自分が欠落人間の烙印を押されてるみたいで、ポロポロ涙ぐみながらも、疎外感というか、終始非常に居心地が悪い気持ちを味わう結果に。主役キャメロンより、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイルちゃんよりも、場をさらったのは長女ケイト役の少女の、まるで「菩薩」のようなぶ厚い唇。人生を達観した境地の人間の表情っていうのは、まさにこの映画のクライマックスの彼女みたいな表情なのではないんだろうか?すっかり肥えたアレック・ボールドウィンや、久しぶりに観たら、往年の大女優べティ・デイヴィスに面影が似てきたジョーン・キューザックら、大物脇役のキャラが結構深くまで掘り下げられているのに、肝心の父親と失語症の長男の描き方が少々喰い足りない。元弁護士という役柄はともかく、ご贔屓キャメロンの初の三児の母親役はなかなかサマになっていました。もういい加減、ルーティンなラブコメの主役は卒業して、こういう役柄にシフトしていった方が良いんじゃないかと思いますね。[映画館(字幕)] 6点(2009-10-13 19:14:57)(良:1票)

197.  ブラボー砦の脱出 主演が当時キャリア絶頂期を迎えていた大好きなウィリアム・ホールデン、監督が後年の「荒野の七人」「OK牧場の決闘」等でウエスタンの名手とされたジョン・スタージェスという事でずっと前から観たかった作品。・・・う~ん・・・。一口にウエスタンって言っても、様々なジャンルがあって、この作品はいわゆる典型的な「騎兵隊」ものなんですよね・・・。有名なジョン・フォード「騎兵隊三部作」も、世評ほどは感銘を受けなかったんですが、これもそれほどの出来とは思えませんでした。クライマックスの、先住民に包囲され砂地の真ん中に追い詰められた主要人物たちが必死に生き延びようとするアクションが印象に残った程度。結局僕は、ウエスタンジャンルの中では「騎兵隊」ものより、「ガンマン対立!決闘に至る!結末やいかに」的正統派ウエスタンの方が性に合ってる事を改めて認識しました。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-10 14:45:40)

198.  母の眠り メリル・ストリープは当然の巧演だが、娘役のまだ初々しかったレニーが決してメリルの貫禄に負けない存在感を放っているのに感心。父親役のウィリアム・ハートと三人で見事なコントラストを奏でていました。食い違うそれぞれの心情が細かく描かれています。う~ん・・・、今年の「マンマ・ミーア!」はこの頃のメリル主演で製作されてたらなあ・・・って、ちょっとだけ考えてしまいました。初登場シーン「オズの魔法使い」ドロシーのコスプレにもちょっとした衝撃(笑)この映画のレニーもそうだったけど、メリルって「プラダ」でのアン・ハサウェイ「ダウト」のエイミー・アダムスといい、共演以降台頭してくる若手女優の魅力をより引き立たせる技も持ってるんだよなあ・・・。 その辺が彼女がハリウッドで敬愛を受けているひとつのゆえんかもしれませんね。[DVD(字幕)] 7点(2009-10-04 15:20:28)

199.  ジャイアンツ 《ネタバレ》 昔っから気になってたんだけど、これなんで原題が「ジャイアント」なのに邦題が複数形の「ジャイアンツ」になっちゃったんでしょうか。日米に同名の超人気球団が存在する事で、映画会社が安易にタイトル変更してしまったっていうのが真相なんだろうとは大体想像はつくけど。でも映画会社の思惑がどうであれ、公開から半世紀が経過した今となってはこの複数形タイトルの方が実内容を現しているんじゃないかって、自分は思います。テキサスの広大な大地、ダイナミックな時代背景、主役三人それぞれの個性の輝き、死後も語られ続けるジェイムス・ディーンの伝説、そして子役時代からハリウッドの弱肉強食をサバイバルしきったエリザベス・テイラー、これらすべてが20世紀の「GIANTS」そのものだという事を再見する度に感じます。(追記)久しぶりに再見。大学時代のリバイバル公開での初見以来、大長編にもかかわらず何回か鑑賞してますが、その度に新しい発見がある映画。何故再見に値する映画なのかというと、古今東西の映画数多く観てきましたが、僕の一番好きな女性像が、この「ジャイアンツ」でエリザベス・テイラーが演じたレズリー・ベネディクトなんです!ただ美しくチャーミングなだけではなく、強くって優しくって、肝っ玉母ちゃん的な部分も有って、ちゃんと自分の意見を言うべき時には言い、一歩下がる時はちゃんと引き下がる淑やかな部分も有り・・・。 ジェームズ・ディーン扮する孤独なジェットじゃなくても、報われなくてもいい、仰ぎ見るように生涯通じての憧れの対象としてオンリーワンであり、且つナンバーワン!!最高のヒロイン像だと思います。ついでに、ジェットが自分の土地を手にした時に流れるディミトリ・ティオムキンのテーマミュージックも最高。格上げして10点にします。[映画館(字幕)] 10点(2009-09-26 18:21:58)(良:1票)

200.  コンドル(1939) ケイリー・グラントが、自分からは何の行動も起こさないのにやたらめったら女性にモテまくる・・・、ヒッチコック作品を初めとする、後々の主演映画にも繫がるキャラクターをここでも遺憾なく発揮しています。イヤ~、全くもって嫌味が見当たらない程、若き日の彼も二枚目でカッコイイっす!男に嫉妬心を起こさせず、理由もなく女性にモテる役っていうのは、やはり唯一無二の彼ならではの軽妙洒脱な味わいが有ってこそ。↓ああ・・・R&Aさんと同じく、自分もこんな粋な大人の男になりたかったのになあ・・・(笑)余談ですが、このタイトルと南米が舞台という事で、自分は長い間この映画の主題歌は「コンドルは飛んでいく」だとばかり思ってました。女優陣もお二人もそれぞれにお美しい。特にあの天下の美女、リタ・ヘイワースにバケツの水を(←それも続けざま二杯!!)頭っからぶっ掛けるなんざ、流石豪快派ハワード・ホークスの面目躍如たるゆえん。しかしこの航空会社って・・・事故率高すぎですよね(笑)管制塔がない時代に航空機を飛ばすっていうこと自体、本当に命懸けの仕事だったんですね。大画面で観たかったかなあ・・・。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-26 15:01:58)(良:1票)

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