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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1456
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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201.  パラダイス(1982) ♪なんちゃら~かんちゃら、ぱ~ら~だ~い~す~♪主題歌になったメロウなメロディーと、フィービー・ケイツの甘い歌声が蘇ってきます。当時の私はといえば、断然「青い珊瑚礁=ブルッキー派」だったので、砂漠版「青い珊瑚礁」亜流二番煎じみえみえのこの映画の存在を、正直「ケッ!!!」という醒めた視線で見てました。「一度目は勇気でした・・・、二度目からは愛です!!」確かこんなキャッチコピーだったような・・・て俺も良く覚えてるんやね~。もしかして実は隠れフィービーファンだったのかっ!?あ、でも「グレムリン」の頃はもう好き比率逆転してました。[地上波(吹替)] 5点(2009-08-24 11:25:43)

202.  肉の蝋人形 (1933) 《ネタバレ》 立体映画として製作された53年度版リメイクもさして面白くもなかったが、この元祖オリジナルもイマイチ。取り柄は1933年製作の映画にも拘わらず、赤みがかったカラー映画という事くらいか。ホラー映画を意識して演出していると思われるのは、冒頭10分とラスト蝋人形館地下室での攻防位。後は終始ノンビリとした、ごくごく普通の映画というか、コメディ?タッチでの展開に思わず拍子抜け。[DVD(字幕)] 4点(2009-08-14 11:21:34)

203.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 オリジナル「決断の3時10分」(9点)はモノクロで地味な作品ながら、これまで観たウエスタンの中でも五指に数えるほど大好きな映画。それがリメイクされたと聞くや否や、封切日が待ち遠しくてたまらず、公開日初日仕事の後、都内唯一の封切館「新宿ピカデリー」最終回に足を運んだ次第。興奮さめやらぬまま、映画館近くのネットカフェに駆け込んでこのレビューを書いてます。うん!!これはオリジナルと殆ど謙遜のない優れた出来栄えのウエスタンっす!!歩んできた道は違えど、確固たる自分の論理に従って生きる男二人の、丁々発止の心理戦のやり取りが全編にわたって繰り広げられています。ストーリー展開はオリジナルをほぼ踏襲。大きく異なる点、居たか居ないか覚えてない位の薄い存在だった牧場主ダン(ベール)の息子が、活躍の場を大いに与えられている事。これによって、息子の成長がサブストーリーとして大きなウエイトを占める事に。次に、対立しながらも奇妙な連帯感で結ばれていく主役二人の人間性が、より深い次元まで掘り下げられている事。演じる俺様ラッセル&クリスチャン・ベールは、どちらも大人の男の色気満点で惚れ惚れしてしまいました。そしてそして、最後に問題になるのが・・・ラスト結末の処理・・・。これがオリジナルとリメイク版最大の差異なのかなと。全体としては甲乙付け難いけれど、う~ん・・・、ここの部分についてだけは・・・、残念ながら俺はオリジナル支持ですね。悩みつつも8点に留めたのはそれが理由。進学、就職、転職、帰郷、結婚、離婚etc、人生「決断のとき」を眼前に突きつけられ選択を迫られつつある(←自分もその一人)ある程度、人生経験を重ねた男性諸氏に観てもらいたい映画。女性観客なんてハナっから当てにしてないぜっていう、クールなタッチの演出に痺れました。いい素材と役者さえ揃えば、優れたウエスタンをまだ作る事が出来るって自分は確信しました。ウエスタンっていうジャンルをこのまま死なせる事がないように・・・。[映画館(字幕)] 8点(2009-08-09 00:14:11)(良:3票)

204.  P2 《ネタバレ》 これ映画館で予告編を観た時は「お、これなかなか面白そうな設定じゃん?」って思ったんですが・・・実物を観たらそれほどでもなかった。暑っ苦しい真夏の夜の納涼には最適なハラハラドキドキを予想してたんですが。もっと不条理極まりない展開になるのかと思えば、単に頭の軽い変質者の、後先考えない大暴走でしたかあ・・・。眉太青年にもう少し凄みと迫力と「哀しみ」が欲しかった。「俺はこんな底辺P2で働くしがない警備員なのに、高層階のお前らは・・・」みたいな。プレスリーの曲に合わせスイング?するシーンが一番不気味。ワンアイデアのサスペンスものとしては「フォーンブース」「セルラー」とかの方が出来はずっと上。[DVD(字幕)] 5点(2009-08-08 10:33:05)

205.  歩け走るな! 一連のヒッチコック映画等で大好きだったケイリー・グラント最後の主演作品、しかも東京オリンピック開催当時の日本ロケーションという事で、ずっと観たかった映画。かつてMGMで洗練されたミュージカルの佳作を撮っていたチャールズ・ウォルターズ監督という事でも期待していたんですが・・・意外とドタバタ調で、捌き方がイマイチな標準的なコメディに留まっていましたね。この頃のケイリー・グラントは、白髪は多少増えたとはいえ、これ以降映画に出演しなくなったのが不思議なほど相変わらずの軽妙洒脱ぶり、キビキビしていて、動きも演技も颯爽としていました。有名な「シャレード」のテーマの自己パロディもなかなか。あああ・・・俺はこういうカッコいい「大人の男」にずっとなりたいって思ってたのになあ・・・。「競歩」って、当時はまだ傍目には奇異に映る競技だったのかな?しかしオリンピック競技本番前、全く練習もせず恋のさやあてをしているこんなスポーツ選手って有りなん(笑)???この手の映画には必須の、「変なイントネーションの日本人」もご愛嬌。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-25 11:19:09)(良:1票)

206.  潜行者 後に秀作ウエスタン「決断の3時10分」、「避暑地の出来事」、「スペンサーの山」等、自分好みの作品を多数撮る事になる、デルマー・デイビス監督初期の作品。ボギー&ローレン・バコール夫妻のツーショット共演が売りの底が浅いサスペンス。前半三分の一くらいまでの脱獄囚主人公、一人称視点のカメラワークが非常に実験的で興味を惹かれました。別にボギーのファンでもないので、彼の顔が全編拝めなくても自分的は全く問題なかったんですが、やはり大スターの顔を画面に出さないわけにはいかなかったらしく・・・(笑)役柄としては正体不明ですが、ローレン・バコールのクールに冴えわたる美貌と、シーンごとに変わる衣装は全くもって目の保養で惚れ惚れ。彼女の美しさはモノクロ画面の方が良く映えますね。正直穴だらけのサスペンスですが、前半部分の実験精神を高く買います![DVD(邦画)] 6点(2009-07-19 10:37:17)

207.  拳銃の町 西部劇のジョン・ウェインが大好きなので、彼主演の作品ならどんなにつまらなくても、6点以下は付けなくないなと(笑)「戦後日本で初めて公開された西部劇」という歴史的価値?を除けば、ごくごく普通の出来だと思います。当時の占領軍の意思が働いたのかドンパチも殆どないし。その代わりいかにもウェインらしい、豪快な殴り合いシーンが用意されているので退屈はしません。登場する二人の女性=鉄火肌で気性の荒い女性と心優しい淑女=名作「荒野の決闘」にも通じる、ヒロインの対照的な性格設定もわかりやすくて良いです。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-10 13:52:10)

208.  愛を読むひと 《ネタバレ》 映画を観ている時間っていうのは、登場する人物の人生、ほんの断片でも、あるいは長期間でも、共に旅をする事ができる特別な時間だと思います。本編中何度か「オデッセイ」という単語が出てきましたが、僕はこの映画で彼ら二人と共に「オデッセイ=長い長い冒険旅行」でもしたような、そんな気分を味わいました。序盤あたり相当濃厚な性描写が有る故、これはもしや、70年代あたりに流行した、文芸映画の名を借りたその実「童貞君筆おろし個人教授映画」復活か!と、一瞬私は快哉を上げそうになりましたが(笑)それにしてもやるな~、ケイト・ウィンスレット・・・、美しく映えるメイクアップなんかどこ吹く風、まさに実年齢むき出しにした熱演。ボリューム満点、肉厚骨太のガッシリした体は根性の座ったドイツ女のイメージそのもの。彼女には、もはや女性的魅力というよりも「母性」の魅力が溢れています。相手役の少年の初心な感じもリアルでグッド。特に感銘を受けたシーン、二人の留置場での再会シーンと裁判シーン「じゃあ、あなたならどうしましたか?」と裁く側の人間に問いかけるケイトの演技、圧巻でした。「レボリューショナリーロード」と合わせ、今年のケイトのアカデミー賞受賞は妥当な結果だと思いますね。でもこれからも、たまには「ホリデイ」みたいな作品にも出てもらいたい。「めぐりあう時間たち」の監督とあって、時間経過の処理も巧み。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-03 12:50:39)

209.  インソムニア 《ネタバレ》 公開当時「あのメメントの監督の最新作!」と大期待して劇場に足を運びました。しかもタイトルもなんだか聞き慣れない不気味そうな響き。これで期待するなって言う方が無理。普段善人役のキャラクターイメージが板についたスターが、キャラクター変更をするのが如何に困難な事か思い知らされた次第。「ホワット・ライズ・ビニーズ」のハリソン同様、大物役者って大変なんだなあって思いました。両名とも多分これ以降って悪人って演じてないよね。やっぱ懲りたのかな?印象としては大期待した割りには・・・って出来。パチーノの目の下隈のみが異常なインパクト。[映画館(字幕)] 5点(2009-06-12 11:03:56)

210.  恋におちて ロードショー公開時初見から久しぶりのDVDでの再見。やっぱいいですね~アラフォー世代の切ないプラトニックラブ!!ありきたりな恋物語だからこそ、卓越した演技力を持ったお二人の魅力が光り輝くんですよね。平凡な役者だったら、もう目も当てられない映画になったはず。デ・ニーロが一番信頼している共演者は?という問いに、メリルと答える気持ちも良く解る。お互いがお互いの魅力をさらに引き立てて1+1を10にしてるっていう感じ(←ちと大袈裟)この頃はまだ神妙?だった友人役ダイアン・ウィースト、ハーベイ・カイテルのサポートもグッド。↓の果月さんも述べられてますが、有りそうでなかなかない「非常に品の良いラブストーリー」、この映画の賞賛はこの言葉に尽きると思います。余談ですが、今発売されている文藝春秋の別冊映画特集で「あなたが魅了されたスターは?」というアンケート投票の結果が掲載されてます。それによると、デ・ニーロが男優6位、メリルが女優2位という結果。選者の年代層がイマイチ不明なんですが(笑)80年代初頭から現在まで、このお二人の活躍をずっと見続けてきた年代の人間にはやっぱりこのご両人は外せないのかなと、結果に素直に納得出来ますね。[DVD(字幕)] 8点(2009-05-31 10:50:13)(良:2票)

211.  マンハッタン・ラプソディ(1996) ♪何故知り合った日から半年過ぎても貴方って手も握らない~♪(松田聖子「赤いスイートピー」)これ観ながら、ついつい懐かしいじれったい歌を思い出してしまいました。ラブストーリーの秀作「追憶」(10点)の夢よいま一度とばかりに、バーブラ自らがメガホンを取った自分の容姿に自信が持てない中年女と、美女を見るとめまいを起こす女運の悪いイケメン中年男ジェフ・ブリッジスとのロマンチックコメディ。まあアレですね、コレも生理的にバーブラが受け付けられないという方以外なら、普通に楽しめる映画だと思います。演技よりむしろこの映画で誉めたいのは、バーブラの破綻のない正統派の演出っぷり。セックスをするのしないのと、下世話なハナシという欠点を除けば、古き良きアメリカ映画の匂いが強く感じられます。初監督作品「愛のイエントル」は未見ですが、評価がやたら高かった「サウスキャロライナ」より、こちらの方が僕は数段面白かった。ローレン・バコールの母親やチョイ役のピアーズ・ブロスナンやら脇役も贅沢。勿論ラストに流れるバーブラの主題歌も◎。[DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 14:21:44)(良:1票)

212.  ジュリア ナチスもの重厚サスペンスとしても、「女の友情もの」映画としても、これは第一級品の作品だと思います。う~ん・・・、フレッド・ジンネマン監督って、デビュー作「山河遥かなり」からのフィルモグラフィーを観る限り(「地上より永遠に」が特に好き!)ハリウッド商業主義的傾向に背を向けた渋めの題材の作品が多いけれど、殆ど駄作のない名匠ですね。こういう監督ってもう今いなくなったな~。ところでこの映画って、メリル・ストリープのデビュー作なんですね・・・。ジェーン・フォンダの伝記「わが半生」によると、ほんのごく僅かの共演シーンにも関わらず、ジェーンは彼女のたぐいまれな才能を見抜いた由の旨が細かく記されています。60年代から70年代にかけ活躍したジェーンから、80年代以降アメリカ映画界をしょって立つ事になるメリルへの、バトンタッチとしての役割を果たしたターニングポイント映画とも言えるのでは?[レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-05-24 10:41:40)(良:2票)

213.  ブラッド・ビーチ/謎の巨大生物!ギャルまるかじり 「血に飢えた白い砂浜」!!!お~、これ登録されてたんだ(笑)って今頃何を。しかも丸6年間新規レビューなし(泣)30年前くらいにフジ土曜9時「ゴールデン洋画劇場」で何度も放映されてましたね~、これ。タイトル含めすっげー懐かしい(笑)夏休みの納涼企画?日本未公開傑作ホラー特集?とか銘打たれて。明後日あたりから学校っていう土曜日の晩に観てなんだか鬱になったトラウマ記憶が。翌週学校に行くと、皆やっぱりコレ観てて砂場で「血に飢えた白い砂浜ごっこ」なんかやりましたよねえ・・・。え、やってなかったすか?(汗)まあ傑作かどうかはさて置いて(笑)全ての騒動が一応解決し平和な砂浜に戻ったラストシーン、ビキニの姉ちゃんのケツの辺りの砂がまたサラサラと崩れていく映像が忘れられないんですよね・・・何故か。いやビキニの姉ちゃんのケツじゃなく、砂が崩れる映像の方がね。次の惨劇を予感させるシーンなんだろうけど。今でも覚えてるっていうのは、よほどガキにとってインパクトがあったんだろうと思います。[地上波(吹替)] 6点(2009-05-16 11:09:54)

214.  ダイナー(1982) 最近奇跡の復活を果たしたミッキー・ロークが曲者二枚目役者として「のして来た」頃の一作。毎日毎日を「ダイナー」でだべって日常を過ごす、暇でオタクな愛すべき若者たちの物語。大学生の頃見ましたが、私自身が「ファンダンゴ」(10点)を偏愛しているのと同じく、同時代でこれにぶち当たった方々にとってはさぞかし強い思い入れが有りそうな映画だと思いました。柄にもなくこーゆーのに憧れまくった田舎モンの自分。今は無き「ダンキンドーナツ」で真似事をしてみた事もあるけど、日本人じゃサマにならないんですよね、悲しいかな。ただだべるって行為だけなのに画にもならない。「アメグラ」や「スタンド・バイ・ミー」ほどの広範囲な普遍性はなかったけれど、こういう良質な青春映画って80年代にはすごく多かった。それ以上に駄作もあったけど。鑑賞前にその辺の見極めが難しかったなあ・・・。「シティロード」を片手に映画館巡りをしたことを思い出します。最近の子たちはどんな映画にハマるんだろうかとふと考えてみた。う~ん・・・「ハイスクール・ミュージカル」とか・・・。ちょっと違うか(笑)[映画館(字幕)] 7点(2009-05-15 14:13:48)(良:1票)

215.  スクリーム(1996) なんだかんだ言いながら、このシリーズって吸引力抜群で、当時シリーズ全部観ちゃいましたね~。殆どホラーなんて免疫のない僕でも、敢えてブームに乗っちゃったみたいな。これ観てた頃と「ビバヒル」にはまってた時期って被るんで、なんかいろんな事が思い出されすっげー懐かしいよお・・・(←遠い目)今となっては映画冒頭の、ドリューの断末魔っぷりがいっちゃんインパクトがあったような。現在に至るまでのドリューの活躍ぶりを観ると、彼女のあの「スクリーム」が、低迷してた女優キャリア復活への「のろし」の雄たけびだったのか?とも思える。とにかくお客さんが楽しんでさえくれれば、犯人なんてもう誰でもいいじゃん?っていう作り手側の、ある意味いい加減な潔さも好き。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-09 10:50:59)

216.  パリの恋人 《ネタバレ》 少数派かもしれませんが、僕は昔からフレッド・アステアの「エレガンス」がイマイチピンと来ないセンスのない野暮な男です。よく映画通の方の対談とかで、アステアとジーン・ケリーの比較においては、大抵アステアに軍配が上がるのに常に疑問符を抱いてます。ジーン・ケリーのダイナミックで体育会系軽業師的ノリのダンスの方が断然すごいし、且つカッコいいと思う!まあそれはそれとして・・・(笑)50年代までのオードリーは、一貫して年齢差のある年上男性との恋物語のヒロインを演じ続けてきた女優。でも僕は「麗しのサブリナ」のボギーとこの映画のアステアにだけは、彼女の相手役として何故か違和感を感じるんです。もちろんアステアのダンサーとしての比類なき実力は認めた上でのハナシ。それ故、当時オードリーの天上の花的美貌最盛期の作品ではあるけれど、これからもあんまり見直したくはない映画。ダンサー&シンガーとしてより、ファッションモデル的魅力全開のオードリーが楽しめますね。[地上波(吹替)] 5点(2009-05-04 14:29:39)

217.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 もともと目が極端にデカイ事が魅力であるアン・ハサウェイ嬢ですが、この映画ではメイクのせいか、更に輪をかけ目がデカくみえる。まさしく少女漫画のヒロイン並み、安野モヨコの漫画に出てきそうな女の子みたいです。観客をあたかも結婚式&披露パーティに擬似招待してくれたかのような、臨場感溢れる手ぶれドキュメンタリータッチの演出がここでは効果を上げています。ヒロインがコンプレックスを抱き続けている出来の良い姉、レイチェル役の女優さんが、母親役デブラ・ウィンガーの若い頃に面影が似ていて、逆にヒロインは全く似た部分がない。そういうキャスティングもヒロインの葛藤を際立たせるための巧みな計算なのかな~なんて思ったり。トラウマを抱えながらも奔放に生きてきた、彼女に共感できるかどうかが映画の好嫌をわける境目かと思います。明らかに男性よりは女性向きの作品。アンは「ブロークバックマウンテン」では失敗した、単なるカワイコちゃんからのイメチェンにはこれで成功したと思いますね。今後が楽しみ。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-01 13:41:45)(良:1票)

218.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 【映画のラストシーンを汚すのは一体誰なんだ!?】昨日映画館を出た後、どうしても「ある事」が引っ掛って怒りを覚え一晩中殆ど眠れなかった。怒りをぶつけようにもやり場がないので、ここにレビューする事に。多分普段の自分ならば気にも止めない事だったかもしれないが、あいにく昨日の俺は病み上がりで神経がかなり過敏になっていたと思われる。映画そのものは世評通りの秀作でした。イーストウッドは老いても漢の中の漢だと改めて再確認。嬉しかった。ラスト、海岸沿いをグラン・トリノが駆け抜け、そのシーンにメロウな雰囲気の主題歌が被る。相変わらずイーストウッドは曲の選択のセンスも素晴らしい。が、何故か字幕に歌詞が出てこない。ま、いいか、あとで調べればどんな内容の歌詞かわかるし、ここはゆったりと映画の余韻にしばらく浸っていよう・・・。ん・・・?何故か画面の横、おかしな箇所に「字幕担当○田奈津子」っていう字が。え~、おい!!ラストシーンに流れる主題歌は訳さない代わりに、観客が映画の余韻に浸っている時に、ご自分の名前だけは堂々と出すワケ?どんだけアンタ自己顕示欲が強いの?俺結構映画観てるけど、こんな中途半端にご自分の名前出した作品なんか観た事ないっすよ。重要だけれどあくまで裏方のお仕事なんだから、たいてい一番最初かクレジットが全部流れ終わった後、極力目立たない形で慎ましく出すよね。これがベテラン○田女史のご自身の指示によるものなのか、配給会社の判断か良くわからんけど、大切なラストシーンに主題歌のスーパーも流さず、字幕担当者のネームを出すっていうのは絶対間違ってると思うぞ!こんなチマチマした事を言ってたら、映画のイーストウッドに「だからケツの穴の小さいイエロージャップは・・・」って嘲られそうだけどさ。イーストウッドだって、ラストシーンをこんな形で汚される事は容認しないような気がする。最近観た「PS・アイラブユー」でもオリジナルの主題歌が、何故か徳永英明にアレンジされていて、その時もえ?って思ったが、あれはまあたいした出来の作品でもなかったので許せた。でもこれは巷で役者引退かもと囁かれるイーストウッド最後の映画になるかもと言われている。しかも出来も良い。まだ昨日公開されたばかり。汚したラストシーン部分のプリント修正はまだ可能なはず。誰がやったのかわからないが、とにかく配給会社の猛省を求めたい。[映画館(字幕)] 8点(2009-04-26 10:47:23)(笑:1票) (良:2票)

219.  ミルク(アメリカ映画) 《ネタバレ》 レイトショーが終わった後、この映画のポスターの前でしばらく立っていた。主役のミルク=ショーン・ペンが真っ直ぐな笑顔でこっちを見ている顔を見てるだけで、なんだか涙が溢れてきて困った。「おい、どうした?元気出せ!」って言われてるみたいで。ああ・・・どうやら最近の俺はかなり精神的に参ってるみたいだ・・・。映画の内容そのものに刺激を受けたというよりも、未だに何も為していないこれからの自分の人生どうすべきか、この作品を観て彼から軽くでは有るがポンと背中を後押しされたような感じ。かつては(今もか?)40歳といえば「不惑」と言われていたが、勿論自分も含め足元さえ覚束無い状態でフラフラしている同年代の人間が、この日本に一体どれだけいる事だろう?この映画の主人公、ハーヴェイ・ミルク氏は1972年当時、齢40歳にして志を立てゲイムーブメントに身を投じ、第一線で8年間活躍して・・・そしてあえなく凶弾に斃れた。志を同じくする数多くの人間を遺して。ストレートとかゲイとかはこの際関係なく、自分がマイノリティだとある程度自覚してる人間の方がこの映画はより共感出来る映画のはず。このテの映画にありがちなきわどいシーンも意外に少なかったのも高ポイント。実際のドキュメンタリー映像を巧く絡めてくる展開も効果的。ただ、一側面であったはずの彼の家族との関係がどういった状況だったのか一切描かれていなかったのが、片手落ちじゃないかとちょっと思ったんですが・・・。他作品のレビューでも書いたけれど僕自身も、どっちかっていうとマイノリティ側の人間。自己をハーヴェイ・ミルクの生き方に投影させたと思われる脚本と、ショーン・ペンのアカデミー賞受賞は納得の出来栄え。彼を囲むジェームズ・フランコ、エミール・ハーシュも「ハイスクール・ミュージカル」のライアン君も含め揃って自然体の好演。同じ40歳前後世代の方に観て頂いて、いろんな感想を伺ってみたいなあ・・・。[映画館(字幕)] 8点(2009-04-24 21:09:05)(良:1票)

220.  ガス燈(1944) この映画、戦後直後の初公開時の批評で「あんな長身ガッシリ堂々とした体型(=バーグマンの事)の女性が怖れおののくのは可笑しい」っていうのがあったようです。それを聞くまで私自身気にも止めなかったんですが、なるほど、確かに言われて見るとこの映画のバーグマンって、同時期の「誰が為に鐘は鳴る」、ヒッチコックの「汚名」「白い恐怖」と比べ格段にガタイが良く見える(笑)おそらく相手役シャルル・ボワイエとの2ショットバランスに格段気を配っていないせいじゃないだろうか?お二人が並ぶとずっとバーグマンのが強靭で怖いもの知らずの女性に見えちゃうんですよ。相手役が長身クーパーやケーリー・グラント、グレゴリー・ペックだと全く気にならないバーグマンの身体的ハンディキャップイコールこの映画の弱い部分じゃないですかねえ・・・?勿論古き良き時代の雰囲気醸成は素晴らしいし、バーグマンならではの繊細細やかな演技は堪能出来るので決してつまらなくはないんですが。女優を美しく撮る事については他の追随を許さなかった、ジョージ・キューカー監督は男優側の身長コンプレックスに関しては意外と無頓着だったのかなあ、と(笑)[ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-12 10:38:10)

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