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241.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 これはフランク・キャプラ流の「クリスマス・キャロル」(祝歌)ではないかと。 薄情な金貸しが不運続きの善人に、案内役の精霊が2級天使に置き換えられていますが、主人公に別の世界を見せて枯れた心を生き返らせる手法は似ていて、お○なども出てくるし、生まれ変わった彼が晴れ晴れとした表情で叫ぶ「メリー・クリスマス!」も。 けれどこんなにうまくアレンジされているならそれでいいのかもしれません。 守銭奴が気前よくなるよりも家族のために自分の夢をあきらめ辛酸を舐めてきた苦労人が報われる方が、見る人により大きな喜びを与えるでしょうから。 ジョージが見せられる世界では彼自身を登場させずに彼の存在意義の大きさを見せ、階段のタマネギや娘ズズの花びらをアクセントにし、彼がしてきた善行の見返りがあるなど独自の味付けをした、誰もが幸せやあたたかさを求めるクリスマスにふさわしい作品。 60年以上多くの人に勇気と力を与えてきたと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-10 00:59:58)(良:1票)

242.  Disney'sクリスマス・キャロル ロバート・ゼメキスがBTTFの2作目でジョージ・マクフライのお○を出したのは、この作品の影響でしょうか。(もしくは60年前の映画か) モーション・キャプチャーを使った最新鋭のオールCG作品が労作でもあまりいい作品なっていない気がするのは、テクノロジーを過信して何でも映像化できると思っているからでは。 ディケンズの原作は非常にイマジネイティブですが、グロテスクな要素が多く必ずしもファミリー映画向きとはいえないですし、見せ場にばかり力を入れて肝心の大団円があっさりしているのも原作のよさがでていません。 秘書がゲイリー・オールドマン、甥がコリン・ファースと魅力的なキャスティングですが、彼らの姿もどこか不自然でブキミ、ジム・キャリーのスクルージもディテールに凝りすぎていて見ているのが辛いくらい。 本を読んで想像する方がよい場合もあると思います。 そしてまた、「クリスマス・キャロル」が映画の世界ではいつまでも影が薄いのは、これをうまく翻案したアメリカ映画の古典があるからかとも思うのですが。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-09 00:00:02)

243.  エアフォース・ワン 90年代のハリソン・フォードの映画の中ではヒットしたアクションヒーロー大統領。 荒唐無稽でもハリソンさんが再びこういう役演じてると何となく安心した人は多いかと。 キャストも地味に豪華(Uボート艦長や「リトル・プリンセス」リーセル・マシューズ、ER部長も)、ゲイリーは悪役が続いて神通力が薄れてましたけど。 ホワイトハウス対策本部ではグレン・クローズ副大統領とディーン・ストックウェル国防長官がチクチクやりあい、現場ではプレジデントのために命を投げ出す人続出! (ペーターゼンがヨーロッパ目線で屈託なく描いたアメリカ万歳映画にしては死ぬ人多すぎ★) クリントンさんがこの映画を気に入って二度も見たのはわかる気がします、士気が上がりそうだもの(笑) 「空軍1号機」でもあるAIR FORCE ONE、最後の「変わり身」もフレキシブル。[映画館(字幕)] 7点(2010-12-06 00:00:02)

244.  モスキート・コースト 《ネタバレ》 ハリソン・フォードとピーター・ウィアーの「刑事ジョン・ブック/目撃者」の翌年の作品であるのにマイナーなのは、問題作・異色作であっても見ていて楽しい作品ではないからだろう。 アメリカの物質社会を嫌い、家族を連れて中米のジャングルに飛び込んだ発明家アリー。 当初は知恵で順風に乗り切っていた彼が次第に壊れていく様は、大自然の中で孤立した人間の弱さ、傲慢さを滲ませて苦い。 文明から逃れたはずの彼が密林に自分の文明を築こうとして敗れ去るアイロニー。 演技派というわけではないフォードには微妙な役柄であり、結果的に変り者の父親に複雑な感情を抱く息子役のリバー・フェニックスが際立つことに。(「スタンド・バイ・ミー」よりピュアなイメージ、これが縁で「最後の聖戦」に?) 父を超えて生きようとする彼の、目を開かれた言葉が緑と水の世界に響く。[映画館(字幕)] 7点(2010-12-05 01:20:38)(良:1票)

245.  ジャック・フロスト/パパは雪だるま 「ジャック・フロスト」はイギリスの霜の妖精、いいネーミングでもあんまり出来がいいとは思えないのですが、かといって踏みつぶしたりできないような映画。 「ゴースト」+「ライアー ライアー」みたいな感じかな。 雪国は寒いけれど、そのかわり雪合戦などの雪遊びができて子供たちには楽しいところ。 主役のマイケル・キートンが少ししか顔出さないのは設定上仕方ないか。 フリートウッド・マックの"Landslide"をバックに、チャーリーがパパを思いながら一人で黙々と雪だるまを作るシーンはなかなかいい場面、007ばりのスキーチェイスもあります。 パパの雪だるまがイマイチかわいくないのは、顔の部品が真ん中に集まってて雪だるまらしくないから。(人間らしい表情にこだわりすぎ?) 最後はちょっぴり泣け、エンドクレジットの手描きの雪だるまたちがほほえましい可愛らしさ。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-02 01:30:04)(良:1票)

246.  メリー・ポピンズ 《ネタバレ》 原作者のトラヴァースはこの映画を気に入らなかったそうですが、確かに(「魔女の宅急便」の本とアニメくらいの)大きな違いがある別物。 クセのあるメリーのキャラは和らげられ、本(1作目)のエピソードはごくわずかしか使われず、テリアのように形だけ出されているキャラもいますしね。 中盤にバート(ディック・ヴァン・ダイク)が登場してからは彼の比重が大きくなり(老頭取も兼任なのでなおさら)、終盤はバンクス氏と子供たちの和解に焦点があてられてメリーの存在感は薄まっていくのですが、それらを考慮に入れても魅力的な映画には違いありません。 20世紀前半のロンドンの情景には美しいマット・ペインティングが多用され、アニメとの合成や特殊効果も40年以上前の作品としてはよく出来ており、アンドリュースの歌や立体的な屋上セットでの煙突掃除夫ダンスと見どころ・聴きどころがつめこまれた贅沢で楽しいディズニー作品。 オードリーの「マイ・フェア・レディ」との逸話は今でも語り草、同じ年にこの2つの大作が作られたのは驚異的でもあります。 「完璧な人は感情におぼれないの」は映画オリジナルの台詞ですが、彼女の自信家でクールなキャラクターをうまく表現した言葉。 それと特筆すべきは本でも映画でも魔法使いなど特定のレッテルがないこと。 彼女がただ不思議な力をもっていて東風で飛んできて西風が吹くと飛んでいってしまうメリー・ポピンズであること、それがとてもいいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-10 00:00:04)

247.  ガントレット 《ネタバレ》 「ミッドナイト・ラン」ほどじゃないけど、好きですよ。 イーストウッドが「ハリー」3本の後、彼とは違うタイプの刑事を演じ(+撮り)たくなったのは何か思うところあったのだと。 型にハメられたくない、カッコつけるのはアキた、SよりMがいい、とか。 彼だと「二流のあまされ刑事」には見えにくいですけど、ショックリーは耐える男。 クレバーなフッカー、マリーがグリーンのシャツ着てるのもよし、彼を救うためにそれを脱いでも胸がナイのもよし。 家やバスをメチャクチャ撃たれるのが「ボニ&クラ」的なアメリカのバカっぽさだけどハイライト、ヘリ撃墜もホンモノ使ったのは少ない。 (この頃からのソンドラ・ロックとのプライベートな関係は抜きにして)同じ7点でもHARD-BOILED HARRYにはない軽さがナイス、SFアートの巨匠フランク・フラゼッタによるポスターもクール。[地上波(吹替)] 7点(2010-11-06 15:00:04)

248.  ダーティハリー ハリーのデカいマグナムもデカいサングラスも苦味走った表情もキメ台詞も音楽も、そんなにカッコイイとは思わないんですけど、普通のポリスアクション物のみならず「俺がハマーだ!」みたいなギャグや「ロボコップ」にも影響を与えた元祖ガンマン刑事の心意気はね。 大迫力のスコルピオの俳優さんはこれで有名になっても役のイメージがつきまとったようで、ハマリ役とはいえ気の毒な気がします。 今でこそ強烈な悪役はモテはやされる(それもどうかと思いますが…)風潮にありますが当時は違ったのでしょう。 映画は誰かをスターに押しあげる一方で、誰かの人生をねじまげる怖い存在でもあると思うので。 スクールバスの子供たちも映画の撮影とはいえトラウマになったんじゃない? 「刑事ジョン・ブック/目撃者」の主犯ジェゼフ・サマーがここでも主人公を怒らせる当局の嫌な奴。[地上波(吹替)] 7点(2010-11-05 00:00:06)

249.  ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝 「1」&「2」(7点)は「エジプト物だから好き」というのもあったし、これはスティーブン・ソマーズ監督じゃないしね。 キュートなレイチェル・ワイズが育児(表向きの理由?)で降りたのも大きく、金髪のマリア・ベロがエヴリンの髪の色にすると地味!になってしまって冒険映画にはあわないもの。 息子アレックスが成長した分リックたちが中年に感じるのもなんかサビシイ。(ジョナサン兄ちゃんの能天気だけは変わらず) それとこのシリーズがソコソコ人気あったのはお色気があったからだと思うんですが、寒いところではそれもかなわず。 ジェット・リーやミシェル・ヨーを招いて兵馬俑などオリエンタルな要素で新味をだそうとしたのでしょうが、派手なわりに物足りない映画。 もう続編はないよね。[映画館(字幕)] 5点(2010-11-04 00:50:16)

250.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 前作は7点。 「1」より凝りまくっててもコメディとしてはちょっと苦しく、ベン・スティラーの映画とは思えないほど★ 監督は同じなのにスケールアップというより悪ノリに見えてしまうのがツラく、オーウェンは今回はちゃんとクレジットされてるけどずっと○○○の中にいるし、アザリアのカームンラー(他2役)やナポ○オンたちがイマイチなのもキャラが不安定なゆえ。 オモチャ箱をひっくりかえしたようなアトラクションは玉石混淆で、天○や○イン○ュタインはいらないけど有名なアイゼンスタットのタイムズスクエアの写真の中に入って暴れたり、スミソニアン博物館らしく○葉○で飛び回るのは夢があってよかったな♪(○ン○ー○や○える○は微妙) 女性飛行士アメリアを演じるエイミー・アダムスは「魔法にかけられて」同様、おしかけヒロインが似合いますね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-03 00:00:01)

251.  オータム・イン・ニューヨーク フランスの「薬指の標本」もそうですが細部の感覚が秀逸。 脚本しか見ない人はともかく、写真や映像に興味があったり関わってたりする方はそんなにけなさないんじゃ。 東部は西海岸より四季があって秋から冬にかけてのNY、降りそそぐヤーレの音楽も細雪のよう。 女優ジョアン・チェンは「シュウシュウの季節」のような作品も撮っていますから軟弱というわけではないでしょうし、くりかえし19世紀の詩人ディキンソンの詩が使われて一篇のポエムのような作品にしたかったのかも。 その雰囲気にノニーの少女っぽさが合い、ギアは銀髪が映える黒衣。 気に入った女をつまみ食いしてあるく男っているんだろうな。 彼が泣かない方が思いが深く感じられますが泣いた方が見ている方も楽。 彼の不品行がめぐりめぐって彼を救うという何とも優しすぎる結びですが。 J・K・シモンズの執刀医が渋いです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-02 00:00:01)

252.  スウィート・ノベンバー 「ディアボロス」コンビのラブ・ストーリー。 サンフランシスコは11月でも暖かそう。シャーリズ・セロンは突飛なヒロインをこなしていますが、最初の方の暴走キアヌは下手なのかワザとやってるのか? 彼らのキャラに魅力があるかどうかは疑問。 ネルソンのモダンで殺風景な部屋とサラの明るく可愛い部屋の対比や中盤のあたたかな色合いはいいと思いますけど。 ヒロインの親友がゲイの人なのは他にもありますが、ジェイソン「フック」アイザックスのチャズもなかなか好演。 転調は当然としても前半と後半で差がありすぎ、(まゆ毛のうすいセロンは病気モードの時はホントに病気っぽいです)「12個の贈り物」は楽しいけれど、部屋中に飾った○○○○○は「幸せの黄色いリボン」? ラストはいけないとは思いませんが(「ひと月の夏」の監督らしい寂寥感と思えば)全体としてはアバウト。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-01 00:00:15)

253.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 「トイ」シリーズはピクサー作品の中でもキャラクターのスター性がズバ抜けています。(特に2人のフロントマン) 同時に友だちみたいに思えるほど親しみやすいのが魅力。 新監督アンクリッチ自身の体験が生かされ、「リトル・ミス・サンシャイン」の気鋭アーントの脚本は緻密、エンターテイメントとしても上々、画もスゴイ、そしてまたちゃんと「トイ・ストーリー」。 今回はアンディの一番の古なじみであるウッディが持ち主との絆の大切さを説くリーダー(マジメ!)に専念する分、ムードメーカーに徹したセニョール・バズの華麗なパフォーマンスにはケラケラ♪(最高!) おなじみキャラ・新キャラが活躍する一方で旧キャラの封印もあり(ボー・ピープは「2」でも影薄かったけど、「3」の女性キャラはよりアクティブなジェシー、バービー、Mrsポテトヘッドが適当と判断されて?)いい作品にするためにはキビしさも必要ってことで~。 大スキな黄緑エイリアンは因縁あるアレを使っていいトコ見せてくれ、俗物ケンはワードローブ命、悪役ロッツォへのおしおきもカワイイなぁ。 ボニーが女の子なのは男の子だとすぐワカッちゃうからですよね。(その分充足感が若干減ってもやむをえないというところでしょうか) 本当はウッディたちは「永遠の時間をとじこめる」映画の中ではずっとアンディの部屋の住人でいてほしい気もするんですが、あえてそれを踏み越え、最後は涙が一筋。 これがホントに最後?でサビシくもあるけど、もう一度みんなに会えてよかった! (3Dですが、2Dでも同じ点)[映画館(吹替)] 8点(2010-10-10 00:00:08)

254.  ウォーリー 《ネタバレ》 観る前は、タレ目であわれっぽいデザインのウォーリーにもツリ目でツルツルのイブにも魅力を感じませんでしたが、動いてこそのキャラクター。(彼らの「目」もちゃんと考えられてる☆) 冒頭にある廃墟と化した地球の光景は圧倒的。 その中をちょこちょこ動き回ってお片づけ、危険を察知すると折りたたまれてヤドカリみたいにち~さくなるウォーリーは700年もひとりぼっち? 拾い集めた古ぼけた遺物とミュージカル・ビデオが宝物の彼が初めて会った女性ロボット・イブに心うばわれて。 まだ心がなくて冷たいイブだけど、終盤では彼らの立場が逆転するのがドラマティックです。 アレクシス艦の外界を知らない人間たちは「アイランド」的ですが全員コロコロ太っているのが特徴。 無機的な世界の中で一本のグリーンが本当に命ある美しいものに感じられ、スクラップ同然になりながら何とかそれを守ろうとするウォーリーの姿はやっぱりけなげ。 最後にピーター・ゲイブリエルの歌が流れたのにはびっくり、まさかピクサー作品で彼の声が聴けるとは、でした♪[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-09 00:00:03)(良:1票)

255.  プロヴァンスの贈りもの 「グラディエーター」コンビの南仏詩。 一番美しく見える日や時刻に撮ったとおぼしき、光をふんだんにとり入れた陰影と奥行き、空気まで感じられる内なるプロヴァンス。 アルバート・フィニーとフレディ・ハイモアによる回想シーン(ルナールの「にんじん」の名づけ親との休日を思わせます)がよくて、想い出写真、葉巻やインクの匂いが遠い夏の日を呼びおこす。 嗅覚は視覚よりも鋭敏に記憶を喚起するもの。 懐かしい世界が気ままな敏腕トレーダー、マックス(マクシミリアンだけど、マキシマスもマックスですね)のラッセル・クロウにも変化をおよぼし、ファニー(マリオン・コティヤール)にデートの誘いを断られた時はプレイボーイらしくなくナイーブ。 友人チャーリーのトム・ホランダー(小柄に見えないように撮ってあげてるのが優しい感じ)も彼の味をだして、最後は観客にかわってユルみきったマックスにツッコミしてくれ、女性たちもみんなチャーミング。 ベージュ色のプロヴァンスとブルー系のロンドン・シティの対比も鮮やかで、自身も南仏にぶどう園を所有し、旧友ピーター・メイルに原作(メイルが映画化を意識して入れたと思われる犯罪がらみのスリリングな要素がなくなっているのは、雰囲気優先ということかな。 チャーリーとマックスの従姉妹クリスティとの関係も、本の俗っぽさとはちがうものになってます)書いてもらったリドリー・スコットの、この土地への愛情が感じられる作品。 編集が早いのが少しもったいない気がするけれど、見るほどに味がでてくるよう。 プールでテニスボールを目に当てるマックスは、BRのロイ・バティのセルフカヴァーかと。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-07 23:59:34)

256.  トスカーナの休日 ダイアン・レインの人生リセット・イン・イタリー。 せっかく風景や彼女が購入した歴史ある邸宅が素晴らしくても、極めて普通に撮ってるから魅力を生かしきれてないのが残念。 ところどころ心あたたまるいいシーンはあるし、女性誌などに「疲れた貴女にオススメ♪」って紹介されていそうですが、女性による女性のための映画ってどうもつまらなくて。 男性では紳士な不動産屋さんと無口な左官屋さんがよいですね。 あと、がんこじいさんも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-07 00:00:04)

257.  アサシン(1993) 「ニキータ」より映像のキレ味で落ちるヤワな米国リメイク。 こちらの方が普通なので見やすいとは思いますが、ブリジット・フォンダ(ダニー・エルフマン夫人)はきれいすぎて女殺し屋よりやっぱりフォンダ家お嬢様に見え、ガブリエル・バーン(「仮面の男」でパリローとも共演)はこれと「若草物語」で年若いヒロインを見守るオジサマのイメージ。[地上波(吹替)] 5点(2010-10-06 00:09:59)

258.  ピーター・パン(2003) 《ネタバレ》 生誕100周年記念作品は、ディズニーアニメよりもジェームズ・バリの原作が好きな人向き。 明るさと暗さが共存した作りは悪くないと思います。 「フック」より視覚効果が進歩した分自由な広がりがでて、スターにたよっているわけでもなく。 ネバーランドへの旅もひと工夫あってファンタスティック。 原作からの大きな変更点はミリセント叔母さんが登場、「島流しの岩」のシーンは暗黒城にスケールアップ、妖精たちのダンスに誘われてピーターとウェンディが空中ダンス、ウェンディが海賊船に招待される、クライマックスではフックも空を飛ぶ、など。 逆に撮影されながらカットされたのは犬小屋のダーリング氏、大人になったウェンディとの再会、娘ジェーンをつれていくピーターで、テンポやまとまりを大事にしたのかと。 サンプターははまり役ですが、フランス女優が演じたティンクはチークが濃くて道化みたいに見えるのがちょっとマイナス。 ウェンディは美少女すぎず、セクシーなフック(ダーリング氏と2役)は複雑な面を併せもつ一番面白いキャラクター。(イートン校中退です) 原作ではかすかだったピーターとウェンディの「小さな恋」を強調した分ラストは潔くスッキリさせて、ジェームズ・ニュートン・ハワードの軽やかな”Flyng”が耳に残ります。[映画館(字幕)] 8点(2010-10-04 01:15:11)

259.  ティンカー・ベル 姿形はティンクでも彼女のキャラクターではなし、ドジッ子妖精の「バグズ・ライフ」。 ティンクが奉仕する妖精管理社会は夢がなくて、子供に勤労精神を植え付けるための映画? ティンクの4人のお友だち集団は日本アニメ(アメリカも席巻したかつてのSAILOR MOONとか)の影響でしょうか。 画的にも地味~★ ティンクでないなら子供アニメとしてそれほど気にもならないのでしょうが、彼女のスター性やオリジナルキャラデザインの魅力にオンブした安直スピンオフか米国版萌えアニメに見えて、小3の姪っ子にはあんまり見てもらいたくないなぁ。 (追記:キャラデザイナーが日本人なんですね。 日本アニメっぽいのも当然…)[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-03 00:00:01)

260.  プレステージ(2006) 奇術とSFの組合わせは斬新。 ノーランの映画はレベルは一定してるんだけど殺伐としてますよね。 豪華キャストは安定感はあっても新鮮味がないということでもあり、ベールは暗い役が合いますが、ジャックマンは彼にしたら汚れ役といえるような役、3人の女性も道具的。 普通っぽくしたくなくて(また)時系列をいじってるのもいいのか悪いのか。 ライバルが火花を散らすのは見応えあるし最後の両人の種明かしも意外性はあって十分面白いですが、好きな映画とはいえないかも。 ボウイさんは声とオッドアイでわかっちゃう☆[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-02 00:00:03)

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