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プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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241.  身代金 《ネタバレ》 この類の映画はよほど巧妙に作らない限りどうしたって粗が目に付く。警察側も犯人側もああすれば良い、こうすれば良いと一歩引いた目で観てしまい作品に入り込めない。本作も例外ではないがゲイリー・シニーズの悪役っぷりによってかなり救われている。もともと目玉ギョロギョロのシニーズという役者は悪人が似合うが、G・オールドマンのような狂気全開でガンガン押すタイプではなく善人の顔も持ち合わせており屈折した知的で感情的なキャラクターを得意としている。だからこの役は彼に非常に似合う。職業は善人である警官であり戦いは相手の性格を読んで頭脳で勝負してくる。しかし怒りが爆発すれば頭脳より感情が先立ち狂気を垣間見せる。逆らう子分を一撃で黙らせる。最後は大人しくしていれば良いのにノコノコ自宅まで訪ねてくる。その頭脳と感情の微妙なラインを表現する悪役となるとゲイリー・シニーズは一層冴え渡るのだ。[映画館(字幕)] 7点(2006-10-30 20:57:55)(良:1票)

242.  愛についてのキンゼイ・レポート 《ネタバレ》 本作についての鑑賞簡略レポート・・・・・・  ※考察・多数決の原理…作中幾度も多数の数的有利が実証される。いくつか列挙する。多数の授業参加者によりキンゼイの性の講義が承認。キンゼイ一家の食卓でのくだけた性談義は一般家庭では異常であっても、ここでは一人ついていけない息子がはみ出し者。キンゼイが同性愛を経験した切っ掛けは予想以上に体験者が多かったから。そもそも性行動の研究を始めたのは孤独感を軽減するため。他にも話題騒然の時と落ちぶれた時のキンゼイへの援助金に対する大学側の議決などがある。キンゼイは講義で〝相違こそが生命の基本原理〟と言及しているが、だからこそ人間は同士を欲し孤独ではない安心感を得たいのである。  ※結論…人間が避けて通るタブーに迫ったキンゼイの人生を賛否両論交えて描いたものの、途中から只管キンゼイの盛衰を駆け足で追うだけの描写になってしまっているのは否めない。例えば性格の類似性が見られる父子関係がキンゼイの人格形成の重要なファクターであったのは確実だが、物語における葛藤の位置付けはきわめて低い。率直に言って本作はキンゼイ教授の半分も突き詰められていないというのが私の鑑賞結果である。しかし興味深く観られたのもまた事実であり評価は6点とする。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-11 18:24:05)《改行有》

243.  レディ・イン・ザ・ウォーター 《ネタバレ》 今回はついにオチ無しの直球勝負の物語。私は寓話大好きですから楽しめましたよ。シャマラン監督の言うように〝寝る前に子どもに聞かせる物語〟の要素がふんだんに盛り込まれています。簡単な筋書き、妖精、異世界、魔物、善人、悪人、異種のコミュニティの連携、聞く者を飽きさせない適度な波乱、〝職人〟や〝証人〟らの説明皆無の出現などなど。おとぎ話ですから幼稚と言えばその通りですが、主人公の再生がしっかり描かれています。『アンブレイカブル』や『サイン』も人間の再生物語でしたしシャマラン監督はもう現代の寓話的再生作家ですな。えっ?せっかく〝どんでん返し〟を卒業したのに新たな重荷になちゃいますか? ところで童話の原則である〝悪〟が映画評論家で、彼が餌食となるのは監督の日頃の憂さ晴らしでしょうね。ちょっと子ども染みていますが皮肉が利いていて洒落ています。偉そうに御託を並べていると私も何チャラ(名前忘れた)に襲われるかもしれません。夜のトイレタイムは快適に過ごしたいのでこの辺で失礼します。[映画館(字幕)] 7点(2006-10-06 18:24:07)(良:1票)

244.  喝采(1929) 《ネタバレ》 若いが故か強く己よりも母の幸せを優先する娘の葛藤と、賢くも強くもなく衰えぶりが顕著な母親の姿に時代の趨勢と場末の踊り子の悲哀、愛の存在を感じずにはいられません。一見してクズと分る母親の男と好青年トニーの相違がその思いを一層強めています。しかし何と言っても印象深いのは最後に娘が踊る場面であり、長い間、離れ離れで対照的な異質の世界の住人であるにもかかわらず踊り子としてスター性を発揮する姿に母子の繋がりを思い知らされます。だから本来なら最後にトニーが戻らない方が悲劇としての物語性やキャバレーの踊り子の哀しい性を完結に表現していたと思いますが、親子にどっぷり感情移入してしていた私としてはトニーの帰還に惜しみない〝喝采〟を浴びせたい。ホントに彼はナイスガイだ。甲斐性無しの私には戻るなんて芸当はとても出来ませんよ。ええ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-04 18:09:40)

245.  バーバレラ 《ネタバレ》 真にくだらない題材が、ポップでクールでハイセンスでアーティスティックに仕上がっているのは監督の手腕とジェーン・フォンダの肢体が見事だからに他なりません。美女にSFに冒険と男心をくすぐる要素を盛り込み、バーバレラが無重力ストリップを見せたり人食い人形に襲われたりセックス拷問マシーンにかけられたりと、男の妄想を具現化した耽美的カルト作品。私がバーバレラを助けた暁にはもちろんで〝古いやり方〟でお願いしたい。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-29 18:20:32)

246.  罠(1949) 《ネタバレ》 現在となってはストーリーは単純そのもので展開も読めてしまいますが〝見せ方〟が秀逸です。ストーカーの体を心配するジュリーが試合を見る事が出来ず、かといってじっと待ってもいられなくて上の空で街を徘徊し、二人分の夕飯を買って帰るシーンは彼女の心情を痛いほど表しています。ボクシングシーンも喧嘩のようながら観衆たちの興奮する様子で迫力満点に仕上がっています。ついつい応援したくなってしまう二人に一筋の光がさすラストも清々しいです。控え室を出入りする様々なボクサーたちの光と影が交錯する人生模様も見応え十分。実時間と作中の時間を連動させ緊張感を保ち、それを気付かせる柱時計も嫌味なく品が良いです。単調にしないように緊迫感を損なわないように実に工夫された作品です。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-21 18:19:20)(良:1票)

247.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 初めて観たチャップリンの作品が本作。声を発しなかったのでまだトーキー以前の作品かと思って観ていたら最後に突然歌い出したので驚いた驚いた。今までずっとダンマリ決め込んで満を持してここぞと言う時に肉声を発し〝あっ〟と言わせてしまうなんて憎い。しかも字幕が出なかったので何故?と思い耳をそばだててみたが英語ではく仏語や独語でもない。スペイン語のようではあるが言語不明なのだ。これは一本とられた。先に歌の概要を説明してしまい音声を取り入れつつもサイレントと同じ効力にしてしまうとは天才的なチャップリンに脱帽だ。後に知ったことだが本作で初めて肉声を披露したとのこと。これはマイムへの愛であり意地であり、トーキーへの抵抗であり受容なのだと思う。鋭い社会風刺は斬新でラストのどんな苦境でも優しいチャップリンの笑顔に心温まるが、何と言ってもチャップリンが肉声で歌いだすシーンに感銘を受けた。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-19 18:24:59)(良:2票)

248.  25時(2002) 《ネタバレ》 鏡に向かって政治的な事から身近な者まで自分を取り囲むもの全てに放送禁止用語をかますシーンがある。この世には完璧な人間など居るはずも無く誰でも欠点や嫌なところがある。機嫌が悪い時などその部分が何より重大な欠陥のように思え、苛つき人に当り散らすように怒りをぶつけてしまうものだろう。自業自得のモンティはこの時点で当然の事ながら大事な人生を台無しにしてしまった自分自身と対峙できていない。しかし最後のシーンで罵倒された面々がズラっと並んで笑顔で再登場する。これはモンティと彼らとの和解なのであり、つまりは覚悟の決まったモンティ自身の人生の受け入れなのだと思う。モンティの心情が端的に表われたシーンだ。他にもドイルとの散歩シーン、曇り窓で自己紹介し合うシーンなど気に入っている場面がいくつかある。…ただ、ご贔屓俳優のエドワード・ノートンでなければ薬の売人モンティに感情移入など到底できそうもないので点数は下がります。[映画館(字幕)] 8点(2006-09-14 18:19:48)(良:1票)

249.  タイタニックの最期 《ネタバレ》 タイタニックというよりもあくまで一家族の人間ドラマが主体です。奥さんが旦那さんに愛想を尽かした離婚間際の夫婦なのですが、旦那さんが言うほど悪い人には見えないので奥さんの方が暴走気味に思えます。沈没によって和解してしまうのもお約束と言いますか単純です。でも実際に生命の危機に瀕した時はこんなものかもしれませんし、父と息子の話は良かったです。しかし、映像と言いますかタイタニック題材ものとしてはどうなんでしょう。現実に起きた悲劇的な出来事に対してこんな事言うのもどうかと思いますが、ちょっと人間がキレイ過ぎるのです。割りと誰もが落ち着き払っていますが実際はもっと動揺したと思うし、醜い部分も出たと思うし目も当てられないパニックになったと思うのです。遠目から凄い勢いで沈没して最期の様子は省略ですので〝死〟の描写もないです。ですから悲惨さのようなものは殆ど伝わってこないのです。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-08 18:40:10)(良:1票)

250.  ニック・オブ・タイム 作中の時間と実時間を合わせた無関係の一般人が巻き込まれるサスペンススリラーなので、面白さと同時に無理が生じるのは仕方が無いのですが、部分的にはともかく全体的に悪者側の手緩さのせいか緊張感にやや欠けます。それでも上映時間が短いので一気に走って見せてしまう巧さがあり、ちょっとした娯楽作品として楽しむには十分です。いかにも普通なデップといかにも怪しいウォーケンのやり取りがなかなかの見物。デップは本作で初めてノーマルヒーローも出来るんだぞというところを見せてくれましたが、詰めの甘さを不気味さでカバーしてしまうウォーケンの悪役ぶりの方が際立っています。やっぱりジョニーには『エド・ウッド』や『妹の恋人』のような偏屈な男の方が良く似合いますね。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-06 18:49:30)

251.  セルラー 《ネタバレ》 ツッコミどころ満載なんですがコメディタッチの解決方法にクスッとやっている間に、考慮時間を与えてくれない有無を言わせぬ素早さで突っ切られてしまいます。主人公は普通なら勘弁してほしい能天気キャラですが、今作では全く迷いがないせいか好感度が高いです。出世とは縁遠そうで転職を考え女房の尻に敷かれている冴えないオヤジ警官が、悪徳警官相手に大活躍を見せてくれるのもスカッと気分爽快です。ケータイによって命が救われる者、ケータイによって死を与えられる者、スピード感も相俟ってまさに時代に相応しいポップコーンムービー。味の良し悪しが判り難い出来立てのうちに完食でき、腹持ちもしない適度な分量が好評の秘訣なのかもしれません。[DVD(字幕)] 7点(2006-09-05 17:54:27)(良:1票)

252.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 バベルの塔のごとく天にも届く高層ビルに起こった惨劇。二大スター共演ですが、愚痴一つこぼさず黙々と職務を果たし火と戦い続けるスティーブ・マックィーン演じる消防士がどこまでも格好良いです。さすがに今改めて観ると映像やテンポの遅さに違和感を覚えますし、クライマックスの水をぶちまける消化シーンはこんなもんだったかなという印象ですが、何の感慨にふける有余も与えず一瞬で命を奪ってしまう様は火事の恐ろしさを十分に物語っています。時代と豪華キャストを考慮しますと…う~ん、やっぱりスゴイッ。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-01 18:17:32)

253.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 前作は多大な期待をかけて観たので全然楽しめなかったのですが、今回はその反省を踏まえて頭カラッポにして鑑賞・・・楽しいじゃないですか~。エリザベスのジャックへの行動やノリントンの行動、ビルの人柄など前作のオマヌケ度がやや緩和され作品が締まった感じです。もちろん大事な鍵をあっさり盗られるデイビー・ジョーンズ始め相も変わらずオイオイなシーンもありましたが;、前作よりも死人が多かったりジャックが動物バンバン撃つのはディズニーやり過ぎじゃないのって思うぐらいですよ。残念なのは目玉でもあるクラーケンが口と足ばっかりで全体像がよく分らなかった事。船横辺りにドーンと現われて欲しかったです。3で全貌が明らかになると良いのですが。3で言えば最後に今後の活躍が期待できそうな好敵手?バルボッサのサプライズ再登場も嬉しいですね。個人的に悪役好きですし、例えば「ドラゴンボール」でピッコロやベジータ等のかつての敵と共闘するシチュエーションなど大好きでしたから。ただ1と違って最初から続編製作予定で撮っているので、1をむりやり〝起〟にあて、本作が〝承〟と〝転〟の途中、3が〝転〟の後半部と〝結〟としたようになり、単作品としては消化不良です。ですから本当は3と合わせて一つのレビューにしたいのですが、でもまぁ完結編への期待も込めてとりあえず7点でどうですか?「ジャック・スパッ~ロウ!」[映画館(字幕)] 7点(2006-07-28 11:42:46)

254.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 まず近年のリメイク版よりは原作に忠実なのが嬉しいです。科学的脳で未来への介入を危惧したりせず人間的良心の信じるままに行動するジョージは冒険者として親しみ易いですし、同じ所に長々飾る訳ないなんていう野暮なツッコミはやめにしてマネキンの服装で時代確認なんてとっても洒落ていてセンスを感じます。それに友人との再会と思わせてその息子と会うシーンなどはけっこう胸に迫るものがあります。CG技術が進み本物と偽物の区別すらつけられなくなった現在からすれば、どう見ても完全にミニチュアな街並みの崩壊や着ぐるみ感満点のモーロックは愛(哀?)らしいですが、アカデミー賞特殊効果何ちゃらを受賞しているんですから当時としてはそれなりのものだったのではないでしょうか。この作り物っぽさ、私は好きですよ。それにやっぱりH・G・ウェルズの原作が素晴らしい。SFの原点はここにありき![DVD(字幕)] 7点(2006-07-17 15:55:35)(良:1票)

255.  駅馬車(1939) これは凄いっ!凄過ぎる。馬車内での人間模様もさることながら時代を全く感じさせない駅馬車の襲撃シーンに手に汗握ってしまいます。もう何度観たことか。おそらくシーンだけで言ったら駅馬車襲撃シーンを映画の中で最も数多く観返しております。あの疾走感に躍動感!ド迫力で興奮しっぱなしですよ。ダイナミズムを体現させてくれるカメラワークが実に素晴らしい!この興奮は現在の映像技術をもってしてもなかなか味わえません。そして襲ってくるアパッチの怖さと、それに立ち向かうリンゴー・キッドのかっこ良さ。屋根に登って射撃するわ、操縦のきかなくなった馬をピョンピョン飛び移るわとまさに獅子奮迅の働き!男でも惚れ惚れしてしまいます。ただの悪役として記号化されたネイティブ・アメリカンと、縄かなんかで引っ張って無理矢理に転倒させられた馬には大変申し訳ないけれど、何も分らぬ子供の時分より大好きな作品なれば満点をつけたいと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-07-07 18:05:54)

256.  トリプルX これ確か〝ニューヒーロー誕生。ワルがワルを制す〟みたいな謳い文句だったと思うんですが…ザンダー、全然ワルじゃないじゃないですか~。むしろイイヤツ。今風に言うと〝ちょい不良ガキ〟ってところでしょうか。私には007の方がよっぽどワルに思えるけどな~。っていうより根本的な性格からすれば私自身ですらザンダーよりワル度高いかもしれません;。という訳でザンダーの人物造形が甚だ期待ハズレなんですけど、ちょっと考えてみれば全国系の万人向け娯楽大作アクションで極悪が主役なんてありえませんね。誰も共感できないヒーロじゃ観客動員できませんから。あんなこととかこんなこととかワルいことして窮地を脱するんだろなぁ~という私の妄想がちょいワルでした;。 ・・・ただヴィン・ディーゼルには今後ともアクションで頑張って欲しいです。なんせ今やいわゆるアクションスターが絶滅寸前ですからね。そういった意味では確かにニューヒーローの誕生です。[DVD(字幕)] 4点(2006-07-03 18:01:46)(良:1票)

257.  シャンプー台のむこうに 《ネタバレ》 たかが髪、されど髪。理髪師として髪を生業にしてきた彼らにとっては〝されど髪〟。シェリーの髪が病気で無くなっているという設定が皮肉だが、それが〝たかが髪〟となり家族の大切さというテーマを明確にしている。一つの目的を皆が力合わせて成し遂げることにより家族の絆を取り戻すというベタベタな展開だが、熱くなり過ぎない淡々とした感じが心地良い。コンテストのヘアスタイルはカツラで隠したいというほどぶっ飛んでいるのが何とも可笑しい。そしてクリスティーナがブライアンに応えるように女の命とも言われる髪をバッサリ切り落とす姿がいじらしい。イギリス発らしい不器用な愛と皮肉のきいた家族劇だ。それにしても、襟足を見て〝フィルの仕事だ〟って殺し屋ですか(笑)。[DVD(字幕)] 7点(2006-06-22 20:26:14)

258.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 下は海、上は船底と挟まれた閉塞感、迫り来る水との時間勝負、まさに出口のない息苦しさ全開です。神の御技のように人間に襲いかかる自然力を前にして一瞬に命を奪われてしまう恐さ。それに対して型破りの我の強い牧師が立ち向かって行くというのが面白い。最後には自らを犠牲にして地獄絵図と化した船内から一行を地上へと送り出す。極限状態の人間ドラマも秀逸。それから逆さまのトイレも秀逸。これぞ傑作パニック映画の代名詞![ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-11 10:46:14)

259.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 リメイクとは言え人物設定が変えられているのでシチュエーションだけを借りたかたちですね。モトの出来が良いのだから人間ドラマで勝負したところで勝ち目がある訳がない。そこでガラっと視点を変えて当時より遥かに進んだ映像技術で挑んだのが功を奏しています。私は特にこの手の映画によくある中途半端で陳腐な人物描写が好きではないのでさっぱりとまとめているのは好ましいです。感傷的なシーンも極力削ってパニックに徹しているのも好印象。我が身を守るために文字通り人を蹴落とさないといけなかったり、あっけなく死んでしまったりして容赦無いし、息つけない展開はまるで遊園地のアトラクションに乗っているような興奮を味わえます。もう少し観ていたいなと思えるぐらいの時間で終わるコンパクトさもグッド。ウォルフガング・ぺーターゼンなかなかやりますな。[映画館(字幕)] 7点(2006-06-11 10:45:08)(良:3票)

260.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 ミュージシャン合同企画のミュージッククリップのような感じなのですが、イージーライダーの彼らの視点からハイセンスに当時のアメリカを写したロードムービー。自由に生きたいけれどそうはいかない現実社会。集団リンチして撲殺や通り魔のように銃殺と何とも衝撃的なシーンに不条理さを感じさせます。しかし麻薬の密売も彼らの自由の定義に含まれるのならば、トラックからの狙撃もまた自由であり当然の結末を向かえたとも思えます。傑作と思いますが…残念ながら私自身がこの年代に無縁であり全く思い入れがないのでこの点数までで。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-02 18:17:46)

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