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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1456
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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261.  1408号室 《ネタバレ》 ここ最近のジョン・キューザックの作品選択にハズレなしと踏んでいる自分。「この呪われた1408号室に宿泊した人間は必ず死ぬ!!」というおどろおどろしいキャッチコピーと、白目を剥いたポスターの図柄に思わず惹かれ鑑賞。鬼が出るか蛇が出るかと、思わずワクワクしてしまうこの手の設定。うんうん、これはジェットコースターに乗り込んでから最初の急降下まで、ゆっくりガタゴトと上る上昇スリルと同じ感覚を味わえる上出来のアトラクション映画ですね~。キューザック扮する作家が抱えていたトラウマ解決に至る流れは何とか理解出来たけれど、「1408号室」にそもそも漂っていた妖気の正体が果たして何だったのかが、結局はうやむやにされてしまった消化不良感は残ります。「邪悪の気」だったという解釈が正解なの?コケ脅し的「ブギーマン?風味怪人」の襲撃は全く不要だったのでは。サミュエル・L・ジャクソンは別に本筋に絡んでくるわけではないので、ほぼ全編キューザックの一人芝居。やっぱり彼の作品選択眼は手堅くハズレはないと再認識。楽しめました、満足っす!というかマジ怖かった~(笑)[映画館(字幕)] 6点(2008-11-29 13:44:16)

262.  拳銃無宿(1947) 無骨なタイトルとは裏腹に、非常に牧歌的でノンビリしたタッチのウエスタン。ジョン・ウェインは例によって例のごとしだが、相手役のゲイル・ラッセルという女優さんがすごく綺麗。あまり有名じゃないけれど、終戦直後に日本人に人気のあった女優さんみたいですね~、自分は初めて動いてる姿を拝見しました。黒髪、清楚で控え目だけど、主張すべき所はちゃんと自己主張をするという、いかにも日本人好みの女性像。ただつい最近観たばかりなのに、早くも結末がどうなったのかを既に思い出せないや(汗)まあ彼女の美しさ以外、それほど印象に残らない作品だったという事で。[DVD(字幕)] 5点(2008-11-16 10:21:22)

263.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 特別秀でたサスペンスというわけではないけど、私のように単調な日常生活にうんざりしていて、常に何かハプニング(←エロ含む)が起こるのを心のどこかで期待しているような方にお勧めの映画。NYの美しい夜景や有名どころの高級ホテルがふんだんに登場してくるので、そういう観光的要素を求めている人も楽しめるはず。後半罠に嵌められたユアンが偽装パスポートを手間暇かけ、いつ発行出来る時間があったのか?そこが唯一腑に落ちなかった点。ヒュー・ジャックマンの、イケメンセレブビジネスマンと見せかけて実は・・・っていうのが最近の彼の定番の役どころだけど、この映画では初めて画面に登場するシーンからいかにも怪しいオーラ全開。お前、絶対何かたくらんでるだろっ!!と問い正したくなる(笑)ユアンもミシェル・ウィリアムズも好演。これは秋の夜長に相応しい大人向けの作品だと思います。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 10:01:23)(良:1票)

264.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 完成披露試写会にて先日鑑賞。オリジナル舞台の演出家による映画化ですが、はっきり言って『ミュージカル映画』ジャンルとしての完成度自体は、秀作「シカゴ」は言うに及ばず、「プロデューサーズ」や「ヘア・スプレー」にも劣る出来栄え。高得点にしたのは何の主義主張も見当たらない(←だがそこがいい!)ノーテンキなストーリーに加え、いささか強引とも思える押しの強さとノリの良さに一種の感動?すら覚えてしまった為。アバが流行っていた全盛期は自分の世代とは微妙にズレているんですが、アメリカ人のみならず私のDNAの内部にも、彼女たちの楽曲は既に体内深く染み込んでいたらしい。この作品に関しては、監督の果たした役割とか完成度云々より、ギリシャの風光明媚な風景、芸達者な出演者のパフォーマンスプラス数々のアバの名曲をひたすら愉しむという鑑賞方が一番正しいような気がします。メリルの歌唱力が玄人はだしな事は「今宵、フィッツジェラルド劇場で」等で証明済みだけどここまで弾けてくれるとは・・・。渋めの演技派コリン・ファースまでもがここまで・・・と、もうワハハと笑い飛ばすしかね~べ。中年6人の男女に重点が置かれているせいか、若手カップルの存在感がイマイチ薄い。ハナシは全く違いますが、ノリの傾向としては懐かしのジョン・トラ&オリヴィアの「グリース」と似ているかも。♪ギミギミギミ~♪♪マニマニマニ~♪はどっちも捨て難い名曲。(追記)サントラ購入し、曲の順序まで覚えた状態で二度目の鑑賞にトライしたところ更に楽しめたので1点追加。映画としては決して出来が良い訳ではない事は、重々承知してはいるんですが(笑)有無を言わさぬ強引さに、惹かれてしまったというべきか。比較的若い世代の方々の辛口なレビュー意見も良く理解出来る。「ディア・ハンター」(8点)の頃から、メリル・ストリープという演技派女優の変遷を見てきた年代の人間からすると、感無量といった気持ちなんですが。いや、そんな事なんざ知ったこっちゃないっていう方には関係のない話なんですがね(笑)[映画館(字幕)] 9点(2008-11-07 11:54:02)(良:2票)

265.  刑事コロンボ/死者のメッセージ<TVM> 水準の出来。コロンボと対決するのがこのシリーズ最高年齢の老女というのがこの作品のセールスポイント。長く生きてきた人間、しかも推理小説家というだけあって、殺人計画も細心綿密、なおかつ相手を殺す動機も充分理解出来る人間味有る犯人という設定で面白かったです。それだけに実行後の鍵の隠し場所がちょっと・・・。慌ててたとは言え、この犯人のキャラクターらしからぬような感じを受けました。あ、でもまたそれが逆に人間らしくていいのか。[DVD(吹替)] 6点(2008-10-27 10:33:29)

266.  P.S. アイラヴユー 《ネタバレ》 もともと甘物好きの自分。とにかくコテコテの、泣ける本格的ラブロマンス映画に最近飢えていた為、数有る新作群の中からこの作品をチョイス。観る前の唯一の危惧、それは「キッパリ男顔」ヒラリー・スワンクが、この手の正統派ラブストーリーに果たしてハマっているかどうか?おそらくその一点が作品の成否を左右するんじゃないかと。断っておきますが、自分は「ビバヒル=カーリー役」以来のヒラリーのファン、もはや絶滅種となったメンバーの中、ただ一人孤軍奮闘している彼女にエールを送り続けているヤツです。『ミリオンダラー・ベイビー』(8点)は彼女の真摯な演技あってこその傑作になり得たと今でも思ってます。(鑑賞中)・・・むぅぅぅぅぅぅ・・・ちいっとも泣けんなあ・・・これは、言いたくはないけど・・・やっぱこのヒロイン役は・・・もう少しキュートな女優さんの方が良かったんじゃないかと・・・。ミスキャストとまでは言わないけど、かと言って他の誰がと問われても浮かんこないのが辛いんですが。ヒラリー・スワンクという女優の使い方の難しさを、改めて考えさせられた残念な映画。舞台がアイルランドに移ってからは、それまで冴えまくっていた洒落た会話の妙味も薄れてきた感じ。オーラスの手紙のオチも「あ~、結局そうだったん?」ってサプライズもなくごくごく淡白。総体的にみてどうもパンチ不足。涙腺が思わず緩みそうになったのは、夫役ジェラルド・バトラーが手紙を音読する声かなあ・・・。どうでもいいけど、日本公開版主題歌を徳永某にしたのは一体どこのどいつの陰謀なんだっ!?[映画館(字幕)] 5点(2008-10-24 14:20:36)

267.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) これを観ればこの後に「タワーリング・インフェルノ」(9点)が作られるべくして作られたパニック超大作であった事は良くわかります。ただ私の幼少時の映画的記憶というのは間違いなく「タワーリング~」からスタートしたので、ずっと後になってこの映画を観た時には、それほどの感銘や昂奮はなかった事は否めません。やっぱり映画は生もの、どんな傑作でも、出会った時期や環境によって印象がすごく異なるものなんですよね。昨日テレビで放映されていたリメイク(6点)もそれほど悪い出来ではなかったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2008-10-06 10:42:13)(良:1票)

268.  裸の拍車 アンソニー・マン監督&主演ジェイムス・スチュアートコンビの西部劇。初コンビ作の「ウィンチェスター銃73」は毛色が変わっていてかなり面白かった。その後の「ララミーから来た男」とかを見ても、どうもこのお二人はそれまで作られた西部劇の定石を破ろうと懸命に努力していたようなふしが伺える。しかもどの映画でもスチュアートは単純明快な正義派ではなく、傷を抱え陰に籠もったキャラクター。この作品もやはりちょっと変化球な作りで、酒場での殴り合いも歌姫も保安官すら登場しない。お尋ね者のロバート・ライアンを捕えた後は、賞金の奪い合いを図る無法者三人組の心理の駆け引きを兼ねたロード・ムービーに仕上がっている。これにボーイッシュな美しさのジャネット・リーが絡む。おそらくアメリカ人には州から州までの移動が大体どれくらいの距離と時間がかかるのか、把握できるのかもしれないが、日本人にはその距離間が全くつかめないので、ずっと変わりばえのしない道行を終始見せられてるようで盛り上がりに欠けるのが難。思い出したように先住民が襲ってきたりはしますが。百戦練磨ロバート・ライアンのふてぶてしさが道行の退屈さを救っている。鋭角的に西部の荒野を捉えたロケーションは相変らず素晴らしい。おそらくスチュアート自身もこの時期、一連のフランク・キャプラ監督作品での清く正しい「スミス氏」イメージから脱け出そうとしていたんじゃないかなあ・・・?[DVD(字幕)] 6点(2008-09-29 14:49:06)(良:1票)

269.  刑事コロンボ/毒のある花<TVM> さして面白くない。化粧品メーカーの社長という「美」に関して他の人間の追随を許さない女性という設定のはずなのに、彼女が着ている衣装のセンスやら、室内の装飾等趣味の悪い事といったら!でもこれが70年代アメリカにおける最先端のセンスだったのか?傑作『サイコ』で妹役を演じたヴェラ・マイルズが今回の犯人役だけれど、なんだかエリザベス・テイラーの劣化したニセモノみたいな雰囲気になってたのが残念。コロンボの相変らずのシツコサは健在ですがね。[DVD(吹替)] 4点(2008-09-15 14:22:41)

270.  刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 《ネタバレ》 マーティン・ランドー氏といえば「エド・ウッド」よりも自分にとっては「北北西に進路をとれ」や「クレオパトラ」での、二枚目とも言えないが醜いとも言い難い、切っ先鋭い何とも「奇異」なお顔をした名脇役といった印象。しかもこの作品では一人二役という事で、殆ど出ずっぱりでその奇異なお顔を存分に拝見出来ます。タバコの火の不始末等で家政婦のおばちゃんにコロンボが徹底的に嫌われるっていうのも面白い。犯人以外の人間に、こんなにウザがられ疎ましがられるコロンボっていうのも珍しいのでは?最後まで双生児のうちのどっちが犯人がわからないっていうのも新機軸だけど、この結末は僕はちょっと不満。[DVD(吹替)] 6点(2008-09-07 10:24:01)

271.  俺たちフィギュアスケーター 自分は馬鹿馬鹿しいコメディ映画にはわりかし寛容なのだけれど、手抜き映画は大っ嫌いです。前半部分はまあまあとしても、中盤、二人がペアのコンビを組んで大会に出場するあたりからの、ズタボロ状態の演出、脚本の安易安直な手抜きぶりには怒りを通り越し呆れ返りました。カットのつなぎも乱暴な部分があるし。北朝鮮のフィルムをいきなり持ち出してきて首チョンパのシーンを貼り付けるなんざ、この監督(←しかも二人がかりにしてこの体たらくなん?)のセンスを疑います。それでも『ウォーター・ボーイズ』とか『フル・モンティ』とか観た事がない人だったら、この程度の内容でも楽しめるかも。久しぶりの2点。[DVD(字幕)] 2点(2008-09-05 10:49:09)(良:1票)

272.  ある日どこかで 《ネタバレ》 ロマンチックな設定とジョン・バリーの音楽、時代色が巧く出た映画のクラシックムードに酔わされました。良作である事を評価した上で少々気になった事。C・リーブ演じる劇作家リチャードが過去へのタイムリープに臨む際の心構え(?)が僕はイマイチ良く解りずらかった。彼は二度と現在へは戻らない決死の覚悟で彼女に会いに行ったのか?それにしちゃ身辺整理も何もしていなかったような。あるいはすぐ戻ってくるつもりで一目惚れした彼女と会い、かき口説いてキス、あわよくばHも出来ればいいかな~みたいな多少不純な動機で向かったのか?まあ実際そうなった訳だし。あるいは若さゆえの恋は盲目状態で、その辺は適当で何も考えちゃいなかったのか?(笑)しかし、あの写真の彼女はキレイっすよね~、あれ見ちゃったら誰でも過去に戻ってでも会いに行きたくなるわな。やっぱ後先考えずにリチャード君はタイムリープしちゃったんだよね、きっと。無鉄砲な意思の勝利![DVD(字幕)] 7点(2008-09-01 11:46:05)

273.  刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM> 同じく往年の大女優を犯人役に仕立てた秀作「忘れられたスター」(8点)と比べちゃうと、これはちょっと落ちるというか、コロンボものとしてはごくフツーの出来栄え。大女優役がもともと腹黒い役柄で名を挙げたアン・バクスター(「イヴの総て」「十戒」)だけに、十八番の役柄をそのまま踏襲しているだけみたいで、たいしたサプライズもないし・・・。ただ今まで写真だけでしか知らなかった、ハリウッド衣装デザインの第一人者イーデス・ヘッド女史の「動く」姿を見る事が出来たのだけは収穫だったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-30 09:53:46)《改行有》

274.  飾窓の女 《ネタバレ》 元祖「○○チ映画」として映画史的に著名なサスペンス映画。こういうのはやはり最初にやったモン勝ちといった気もします。ジョーン・ベネット扮する謎めいた曰くありげな「飾窓の女」ヒロイン、てっきり同年製作ビリー・ワイルダー監督『深夜の告白』バーバラ・スタンウィックばりの悪女登場か!?とドキドキワクワクしていたんですが・・・。何しろ自分「悪女映画」(但し美女に限る)大好きなもんで・・・(汗)なんか中途半端に悪い女なんだか良い女なんだかわからない、最終的には善い女枠に収まってしまったのがちょっと物足りなかったです。どうせ○○チにするのなら、徹底的に男を利用にしてたぶらかす「悪女」に仕立ててもらいたかった。彼女のキャラクターの「ぶれ」具合が少々気になりました。でも当時のアメリカ映画の中での女性の描き方としては、この程度が精一杯だったのかな?エドワード・G・ロビンソンって、顔の造作とか日本の二代目中村鴈治郎氏とそっくりですね~。いまや全世界的にも絶滅寸前の、因業爺さん的迫力満点のご立派なお顔と言うか。適度にユーモラスな味わいも滲ませ、巧い役者さんなんだなあと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-18 15:40:43)

275.  メル・ブルックス 新サイコ 肩の力を抜いて楽しむにはもってこいの作品。「新・サイコ」というよりこれは「新・めまい」ですね。多分日本では「めまい」より「サイコ」の方が有名だからこういうタイトルになったのかな?メジャーどころのヒッチコックの有名シーンはかなり網羅されているとは思うけれど、欲を言えば「列車」を使ったシーンを無理矢理でも加えて欲しかったかなあ。パロディ映画にそこまで望むのは酷かな?一番笑えたのはブロンドのヒロイン、マデリーン・カーンが電話の荒い息遣いをテレフォン・○ックスと勘違いし、取り澄ましながらも徐々に気を入れてくるシーン。ああいうコメディ演技はグレース・ケリーやバーグマンは絶対やってくれないでしょうからねえ・・・。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-11 10:51:21)

276.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 アン・リー監督の『ハルク』は未見。クライマックスの屋上死闘シーンでの「ハルク・スラアァッッ~シュ!!(スマッシュか?)攻撃」で私の笑いのツボも頂点に。一体何時そんな技をいつの間に編み出していたのやら。お前はキューティ・ハニーかよっ!と暗闇の中で一人突っ込みなどをしてみたり。ポスターのやけに暗い図柄といい、もともと陰性繊細キャラのエドワード・ノートンが主演ということから、スカッとしたヒーローものになるはずはないと最初から思っていました。が、予期した通りの苦悩葛藤しまくり変身前シーンと、時折コメディ?と見がごうばかりのハルク変身後アクションシーンとのギャップが激しく、これは一風毛色が変わったヒーローものとしてなかなか楽しめました。僕は既にトウが立っている為、この手の「だったら何でもありじゃん?」系CG多用映画って、たいてい途中で冷めてしまいノレない事が非常に多いんですが、ノートンの哀しみに満ちた瞳の演技のおかげでこれは最後までダレずに鑑賞。んで結局、9月公開の『アイアンマン』はこの作品の続編って事でいいんですか?[映画館(字幕)] 6点(2008-08-08 12:04:16)

277.  くたばれ!ヤンキース 唄付きアメリカ版「野球狂の詩」。ミュージカル映画ファンなら必見の隠れた佳作。ワーナー映画製作だから、「ザッツ・エンターテイメント」シリーズにももちろんナンバーは収録されていないし、キャストもあまり知らない連中ばかりだけど、メチャクチャパワフルで楽しかったです。日本でイマイチ知名度薄なのは地味なキャストのせいか?そもそもどういう経緯で「メジャーリーグ」と「魔法使い」「ミュージカル」という、本来結びつかないはずの異分子同士を連携させる発想が生まれたのかが非常に興味があります。これは正に企画の勝利!ダンス・シーンにおける、大胆な振付け担当ボブ・フォッシーの功績も当然称えられてしかるべき、洗練された都会的感覚が身上のスタンリー・ドーネン監督(好き!)の才能とが見事に結実した一作。MGM社以外でも優れたミュージカルっていうのは作られていたんですね。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-28 11:12:48)(良:1票)

278.  さよなら、僕らの夏 これ確か、カルキン家の末弟?が主役だったのかな?ひと夏の少年たち(今回は女の子もいた)の川遊び中の成長物語という事で、公開時宣伝では「スタンド・バイ・ミー」が引き合いに出されていたけど、感銘度が非常に薄かったです。こじんまりとまとめすぎ。つうかもういい加減名作「スタンド・バイ・ミー」をいちいち引き合いに出さないでもらいたい。オレゴン州の片田舎が舞台ですが、アメリカの田舎っていうのは、本当に閉塞的というか、日本の田舎よりもずっと住み難いような印象ばかり植え付けられますね。ダニエル・ラドクリフ君主演の「ディセンバー・ボーイズ」(6点)も同趣向の映画でしたが、ロケーション風景が珍しかった分あっちのがまだ良かったなあ・・・。[映画館(字幕)] 4点(2008-07-27 11:06:40)

279.  ララミーから来た男 ゴツゴツした渓谷や、大西部の広大な風景を鋭角に捉えた撮影がとにかく素晴らしいです。これだけでもウエスタンを観たっていう醍醐味を味わえます。ところが残念ながらオハナシ自体はごく普通の展開で食いたりない。復讐に燃える主人公、J・スチュアートの相棒の老人とか、ヒロインの家にいた怪しげな先住民の男とか、もう少し活躍の余地を与えられても良さそうなもの。敵対する牧場主の息子が例によって馬鹿息子っていうのもありふれているし。荒っぽいウエスタンにも関わらず、酒場や派手な歌姫が一切出てこない作品っていうのも珍しいのでは?観終わって何か物足りないって思ってたら酒場での殴り合い&ドンパチがなかったせいでした。慣れっていうのは怖いですね。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-26 10:26:44)

280.  タロットカード殺人事件 《ネタバレ》 むむっ?前作「マッチポイント」(5点)よりこれ評価低いの?え~、なんで~?(笑)俺はこっちのが、人を喰った設定の冒頭から終りまで、全編クスクス笑いながら肩の力を抜いて観れたんで好きだけどなあ・・・。アレン本人が画面に出てくるからか?作品的には「マンハッタン殺人ミステリー」の流れを汲んだ、サスペンスよりコメディ色が非常に強い小品ですね。アレン先生はスカーレット・ヨハンソン嬢に、前作にも増して入れあげているのがよくわかります。彼女の締りのないぽってり唇、胸のボリュームをいかに画面に映えるように見せる事に心血を注いでいるか・・・。老いてもなおお盛んっていうのは、ここ数年来のアレン先生のためにある言葉かと。ただスカーレット嬢に集中するあまり、プロットにはお座なりな箇所が幾つか散見。なんでヒュー・ジャックマン扮する富豪の青年は、なんであの挙動不審偽装親子(アレン&スカ嬢)の素性を調べようともしないんだろう?裏ルートを使えば、素性がでたらめな事くらい一発で判明しそうなものなのに。あと地下室の暗証番号、一度他人知られたらすぐ番号を変えそうなもんだと思うんですがね~、一般人の感覚だと。イギリスの上流階級金持ち連中っていうのは、そんな細かい事にこだわらないほど鷹揚なんでしょうか?前作と同じく、この作品でも過去の名作(「陽のあたる場所」「汚名」)のオマージュとおぼしきシーンが幾つかあり、映画ファンには嬉しい。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-21 10:23:24)

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