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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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261.  アンツ 《ネタバレ》  これは面白いです。映像も非常にクオリティが高い。何よりキャラクターに魅力があります。  確かに始めは無駄にリアルな虫の描写や窪んだ目に、愛らしさのかけらもないと思ったものですが、慣れてくると愛着がわいてきます。ひとりひとりの個性がはっきりしているため、感情移入もしやすいです。30分くらいする頃には、自分もすっかりこの世界の住人に。虫眼鏡のレーザー光線や蝿たたき、人間の足など、人間は恐ろしい存在ですね。  また、本作の特筆すべき点は、虫の視点で全ての物語を構築し、その上で、ラストに私たちの世界とリンクさせるそのセンスでしょう。素晴らしい世界観です。私たちにはただのゴミ箱でも、虫にとっては『インセクト・ピア』。ゴミ箱が伝説の桃源郷になるっていうその発想に感嘆します。  一つ苦言を呈するならば、自由賛歌が度を越している点でしょうか。  大人であれば分別があるので笑って見ていられるでしょうが、分別の無い子供がこれを見た場合、労働を軽視してしまわないか心配になります。  映画としてはほとんど満点の完成度でしょう。大変面白い作品です。[DVD(吹替)] 8点(2014-06-26 06:04:32)《改行有》

262.  スモール・ソルジャーズ 《ネタバレ》  かなり好きです。何が良いのかと聞かれたら、『とにかくこんなんが好き』としか答えようがない面白さなんです。はっきり言っていろいろ考えずに、ただこのヴィジュアルとノリを楽しみました。  まあ、少し欲を言うならば、ゴーゴーナイトとコマンドー達の戦いをもう少し見てみたかったというのはあります。それぐらいゴーゴーナイトのキャラデザインと個性は光っています。もっと見せてほしかった。もちろん、『人間対おもちゃ』の図式も、それはそれで随分面白かったのですが。  それにしても、ゴーゴーナイトの『私達は負けるようにプログラムされている』という台詞がなんとも切ないですね。そしてすぐに隠れるゴーゴーナイト。いいなあ。  人間という立場から見ると、『コマンドー=悪』『ゴーゴーナイト=善』という図式がはっきり見てとれますが、本来のコンセプトは逆。そう考えると、主観的になった場合、なにが善で何が悪かってのは、誰にもわからないもんかもしれません。  ただのエンターテイメントに終わらない素晴らしいエンターテイメント作品ですね。[DVD(字幕)] 8点(2014-06-24 15:19:58)《改行有》

263.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》  いわゆる『天才系ヒーローもの』みたいな作品かと思い、序盤からわくわくしながら鑑賞しました。そんで中盤くらいには、『頭良ければ何しても許されると思うなよ。』って憤りを感じ、終盤くらいになると、チャッキー(ベン・アフレック)やランボー教授(ステラン・ステルスガルド)やウィル(マット・デイモン)の本音が次々と明かされて、素直に感動しちゃうような作品でした。  また、本作ではとにかく背景が美しいのが印象に残っています。昔、現代文の講義で『背景や風景は人の心理描写である。』と言っていましたが、この作品を見るとそれがよくわかります。  ショーン教授とランボー教授という二人の教師がウィルを導くストーリーが大変素晴らしく、ラストの結末が意味していることに深い共感を覚えます。  ショーンはウィルを天才として世に送り出すのではなく、あくまで一人の人間として、人生の第一歩を踏み出す決意をさせようとします。ランボー教授はその対極に位置する人物。彼はウィル本人ではなく、その才能を愛します。本作がただのサクセスストーリーを本筋に置き、一人のスーパーマンを賛美するような作品であれば、終盤のストーリー展開は違うものになったのでしょう。ですが、ラストのウィルの選択から、本作は人間賛歌であり人生の応援ソングのような心地よさをもつ作品へと昇華されたのではないでしょうか。  ですがそれよりなにより素晴らしいのは、本作ではランボー教授を決して否定的には描いていないことでしょう。ウィルの才能を見出し、その才能を愛することだって、そしてその才能に嫉妬心や劣等感を抱くことだって、ある種素晴らしいことだと肯定的に捕らえているところに大変な魅力を感じます。  何にせよ心を打つ名作でした。  あまりに社会に迷惑かけすぎたため満点はつけられないんですけど、ヒューマンドラマとしては満点の作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-06-09 00:33:34)(良:2票) 《改行有》

264.  シネマチックな恋人 《ネタバレ》  鑑賞後、爽やかな充足感に満たされる心地よい作品。  登場人物たちが、クセがある割りになんとなく和んでしまうような人達で、映画全体が優しいオーラに包まれているのが特徴です。  いわゆるサクセスストーリーとラブストーリーをミックスさせたよくあるパターンの映画ですが、『嘘』から始まっちゃっているため、べたべたな展開ながらも楽しめる程度にイライラハラハラさせるのがうまいです。  わかりやすく、深みはないですがエンターテイメントとしては完成形。恋敵として成立しているのかどーかもわからないリッキーや、読者モデルの友人など、脇役の活躍ぶりも適材適所でストーリーを盛り上げます。  ストーリーの中、自然に笑わせる展開も楽しい。『すげー、リッキーをぶっちぎった!』の少年の一言がお気に入りです。[DVD(字幕)] 8点(2014-06-07 05:08:06)《改行有》

265.  デイライト 《ネタバレ》  トンネル内の爆発、そして爆発に至るまでのシークエンス、それが個人的には本作のハイライトでした。金持ちの社長、売れない戯曲作家、うまくいっていない家族、息子を亡くした老夫婦、囚人、警備員、タクシー運転手、全く違う人生を歩んでいる人たちが、偶然同じ場所、同じ時、同じアクシデントにあってしまうという運命を感じさせるようなストーリーがとても好きです。  そして『インデペンデンスデイ』でも感じたことですが、映画でしか見られない映像世界を見られたとき、何とも言えない興奮を感じてしまうんです。トンネル内が爆発するシーンに酔いしれるなんて不謹慎もいいところですが、この現実離れしたシーンが見られることに喜びを感じてしまうんです。  だから『パニックもの』は好きなジャンルなんですが、多くのパニックものがそうであるように災害が起こるときのインパクトが強すぎて、中盤以降にちょっと物足りなさを感じてしまうことがあります。それでも全編通して、人の弱い部分、強い部分、醜い面、善良な面をバランスよく映し出してくれる作品はラストまで目が離せません。  そういった意味では、本作は傑作に近い良作でした。見る価値のある作品だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-12 02:26:18)《改行有》

266.  フェノミナン 《ネタバレ》  感動しました!なんかもの凄く泣かせるようなストーリーではないのですが、ジョージ・マレーの人柄と、レイス、ネイト、ドク、ネイトの子供たち、工場のおじちゃん、FBIの黒人のひと、そういった一握りの彼の理解者の存在に心が揺さぶられました。人の優しさを映像通して感じられるっていうのは素晴らしい体験だと、あらためて思いましたね!  この映画はまず予備知識無しで観ることが大切でしょう。私もすっかり騙されてしまいました。現実にそういうことが起こりえるかどうかは別として、物語としてはほぼ完璧な流れだと思います。安易に地球外生命体や第三者的な力に因らないところが最大のポイントでしょう。だからこそ、ジョージの『すべての人間には可能性があるんだ』という言葉が生きてくるんだと思います。  また、この作品には、人が死んでしまうという悲しさよりも、『人は生きているうちに何を成し、何を遺すかが大切』というメッセージがこめられているような気がします。  光を見てからの、ジョージの圧倒的な才能の覚醒と、そこから引き起こされる数々のパフォーマンスで私たちの目を釘付けにさせておいて、そこから、ラストへ向けて少しずつ収束していく物語の中で、大事なメッセージを私たちの心の中に残してくれる、切なくも温かい余韻の残る感動作でした。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-09 12:37:28)《改行有》

267.  2 days トゥー・デイズ  ばらばらの地点からスタートした複数の物語が、思いもかけないところでつながっていき、最終的に一つの物語を作り上げていくのが快感です。この手のタイプの映画にあまり免疫がなかったことも幸いして、大変新鮮な驚きと興奮を覚えました。一見無関係に思えたパズルのピースが、ゴールへ向けて次々と綺麗にはまり込んでいく様子は、気持ちが良いものですね。小さな感動すら感じます。  最後に一つの流れにいきつくまでの、それぞれの小さな物語の流れも、非常に完成度の高いものでした。役者さん達の演技も素晴らしく、いったいそれぞれにどんな結末が用意されているのか気になるところです。そしてそれぞれにふさわしいフィナーレは、小粒ながら私の価値観を十分に満足させてくれるものでした。  ただスキーのオリンピック選手のベッキー(テリーハッチャー)と、売春大嫌いのクビになっちゃった警官アルビン(ジェフ・ダニエルス)だけは、「え?それで終わり?」というまさかの結末でなんかすっきりしませんでしたね。ベッキーはまだ許せるとしてもアルビンはほんと蚊帳の外って感じで、じゃあなんで劇中クローズアップされたのか、いまだもってよくわからない謎の存在のまま終わっちゃいました。彼の存在意義って・・・?[DVD(字幕)] 8点(2014-05-08 16:01:35)《改行有》

268.  アンフォゲタブル 《ネタバレ》  この作品ならではの設定を最大限に活かした演出に大満足!記憶を継承できるというメリットだけでなく、心臓に多大な負担をかけるというリスクを用意していることが素晴らしいです。この設定によって、クレイン(レイ・リオッタ)の亡き妻に対する誠実な想いがより強く伝わってきます。そしてその強い気持ちがブリッグス(リンダ・フィオレンティーナ)に伝わることで、彼女が心強い理解者であり協力者になっていくことに整合性が生まれます。  更には、見られる記憶は断片的であり、選べることもできないという不便さが良い。事件や事故の現場に行き、似たような状況を作る必要があるという条件がついていることも良い。記憶の継承という最大の利点と、それに伴うリスク及び様々な制約のバランス。この絶妙な匙加減がサスペンスとミステリーの面白さをより一層ひきたてていますね!  最近見た中ではかなりのヒット作でした。  ラストは涙まで誘うドラマ性。ジャンルに『ラブストーリー』を付け足したいくらいです。  でも子供たちのことを考えれば、クレインの行動は決して最良とは言えないんですけどね。ですが、気持ちを考えればクレインの行動を否定することは出来ません。これ良い映画ですね。ただのサスペンスの枠には収まりきれない、本当に良い作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-06 15:33:48)《改行有》

269.  スクリーマーズ 《ネタバレ》  これってやはり『B級』になっちゃうんですね。個人的には『A級』レベルの魅力を放つ作品でした。  この世界観、臨場感。娯楽作品でありながら、SFでありながら、この世界と真剣に向き合えるだけのクオリティが備わっていることが素晴らしいじゃありませんか。  近代的かつ退廃的。絶望的な世界の中に存在する、まるで明るい未来を予感させてくれるような脱出用シャトルの造形美。こういうコントラストの効いた作品ってかなり好きです。  アクション・ホラー・SFの良い点をバランス良くミックスさせたような作品で、個人的には『ブレードランナー』や『エイリアン』よりかはこちらのほうが好きです。  お約束ながら、自分の留守中に基地が全滅させられるっていうのは、この手のタイプのホラーでは一番アツイ展開ですね!  この作品ってシリーズ化はされていないんですか?だとしたらもったいないなー。  私の一番好きなスクリーマーは、タイプ1でもなければ、2でも3でも4でもない、地面の中を突き進むやつです。あいつは最高です。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-03 21:42:13)《改行有》

270.  ラストマン・スタンディング 《ネタバレ》  評価ひっっく!まじですか。  ・・・と思ったら、なるほど、これはリメイク作品なのですね。完全にオリジナルだと思って見ていました。  だからなのかはわかりませんが、私は凄く面白かったです。ブルース・ウィルスのお手本のような、それでいてちょい悪風なヒーローっぷりが最高にかっこいいです。こーゆーキャラ大好きなんですよね!  そんで、無敵に見せかけておいて、中盤でぼこぼこにされるとか、実は腹に1発くらっていたとか、適度なピンチっぷりが雰囲気を盛り上げてくれるじゃないですか。  ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)と酒場の店員と、保安官と女性三人、これ以外の登場人物をきれいさっぱり消しちゃったのもすっきりしていて爽快です。ちょっとずつ街から人がいなくなっていく様子も良い。車の修理屋がいなくなり、最後は棺桶屋っていうのがほんとに良い。祭の終わりって感じですね。  オリジナルを知らないがゆえ、私にとっては今作がオリジナルとなりました。ですので、あくまで今作を観た感想のみでのレビューです。面白かったですか、って聞かれたら、間違いなく面白かったです。久しぶりに期待を超えてくれた作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-02 10:14:15)(良:2票) 《改行有》

271.  バウンド(1996) 《ネタバレ》  久しぶりに本格的なサスペンスを鑑賞できて大満足です。ストーリー、脚本、カメラワーク、スローモーション、全てが効果的に働くとここまで緊張感あふれる作品ができるものかと感動です。そして何より各役者陣の目の演技、表情の演技が素晴らしいのです。まさに演技に見えない演技の世界。目と表情だけで、これだけの緊迫感を伝えられるのはもう見事としか言いようがありません。  あえてこの作品に難を述べるとしたら、最後にまさかのどんでん返しがないという、鑑賞者にとってのある意味どんでん返し。そのまま終わるんかいという、突然の軽いタッチに少々脱力。ハッピーエンドは好きなんですが、本作にいたってはこの終わり方がなんとももったいなく、味気なく感じてしまったのは私だけでしょうか。と思ったら、やはり同じように感じている方がいらっしゃるようで。ですよね。  個人的には絶対ヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)が裏切ると予想していました。でもヴァイオレットは最後までコーキーを裏切ることはなかった。その代わり私の予想を大きく裏切ってくれました。・・・なんてね。全然うまくないね。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-01 06:20:42)(良:1票) 《改行有》

272.  フェティッシュ 《ネタバレ》  ブラックユーモアタイプの作品は得意ではないのですが、これは面白かったです。中盤までは、はっきり言って普通の映画とそんなに変わらないと思います。特に突出する演出もありません。ただ、ガブリエラ(アンジェラ・ジョーンズ)のキャラがたちまくっているので、ポール(ウィリアム・ボールドウィン)と出会ったらどうなるんだろうというわくわく感が楽しいですね。ちょうど、遠足前日に感じるプチ興奮みたいなもんでしょうか?  で、いよいよ二人が出会うわけですが、その直前のポールがガブリエラを覗き見るシーンが最高に楽しいです。このシーンは最高でしょう。殺人事件の様子を想像しながら、踊るように殺人事件を再現するアンジェラ。その一心不乱な様子がかわいく面白く、笑い転げます。  で、ポールと出会ってから我にかえり、更にポールが犯人とわかってから、少し萎縮するシナリオ作りが上手いです。このシーンがあるから、アンジェラは殺人フェチということを除けば、常識と良識を兼ね備えたごくごく普通の一般人だと認識できるんですよね。でもそこから殺人現場の再現をポールに語り始めると、再びフェチモード突入です。この辺りのシークエンスは本当に面白くてよく出来ています。挙句には、切られた首が話す話さないの水掛け論を繰り広げるところなんか面白すぎです。アンジェラのキャラは本当によくできていますね。  ラストの〆まで完璧です。  意外と見る人を選びそうで選ばない、この手のジャンルでは最高峰の作品かもしれないです。[DVD(字幕)] 8点(2014-04-15 05:30:04)《改行有》

273.  スクリーム(1996) 《ネタバレ》  なんかコメディと思い込んでしまっていたので、導入の本格さに本気でびびりました。なんてこった。まじめか!しかも殺人鬼が窓破って飛び込んでくるシーンと、連れがドアをバーンて開けて入ってくるミラクルが偶然重なって、鼻から心臓飛び出すかと思いました。  このタイプの映画で犯人探しなんてきっと意味ないから、はなから探す気なんてなかったんですけどね。気付いたら犯人探しやっちゃってますね(笑)2人いるとは思わんかったな・・・。最初、何故かテイタム(ローズ・マッゴーワン)が怪しいと思っていました。  スピード感、テンポ、ノリ、恐怖演出、どれも過剰すぎず適度なバランスで非常に見やすく楽しいです。怖がらせ、惑わせ、ちょいちょい笑わせ、映画トークで「にやっ」とさせる、こーゆー映画は理屈抜きにほんと好きです。続編も楽しみです。  ってゆーか、あまりに有名な映画すぎて見たことある気になっていたのですが、全く見たことがなかったです。その点が一番驚きでした。ジェイソン並に有名な衣装ですから、勝手に見た気になっていたんでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-04-13 22:24:10)(良:2票) 《改行有》

274.  8月のメモワール 《ネタバレ》  今までどんな的外れの邦題を見てもほとんど気にしたことが無かったのですが、さすがに今回はダメでしょう。「8月のメモワール」は美しいタイトルですが、本作のテーマではありません。しかも劇中、結構良いタイミングで「メモワール」の単語が出てくるもんだから、見ている人達をミスリードしちゃう危険性まであります。  本作は原題の「The War」が全てです。父親(ケヴィン・コスナー)が戦争による貴重な体験を息子ステュー(イライジャ・ウッド)に伝えるんです。ステューは最初反発しますが、父親との会話を通しながら、少しずつ父親が自分に伝えたいことを理解し始めます。ツリーハウスの下で、涙ながらに語るダッジのエピソードにより、父の言葉と心をステューは完全に理解するのです。  ところが、更なる悲劇が父とステューとその家族に起こります。そして哀しみに暮れるステュー姉弟から、いじめっこグループがツリーハウスを奪い取ります。ステューは父の言葉を忘れ、戦いをしかけます。そして戦いの中、ステューも姉も、次第に自分を見失っていくのです。ところが、偶然高いところから皆の諍いを見下ろしたとき、再びステューは父の言葉を思い出します。そして実感するのです。戦争を。戦争の中に身を置いた人間を。  これは完璧なまでの反戦映画です。ものすごくわかりやすく、それでいて心の深い部分にまで訴えかけてきますから、メッセージ性はかなり強いと思われます。  ただの少年少女をとりまくひと夏の思い出映画として勘違いしながら見てしまうと、きっと痛々しい現状ばかりが目についてしまうのではないでしょうか。原題のイメージで鑑賞するからこそ、この映画は意義深いものとなり、見る人に感動を与えるのだと思います。一本の映画で何回も泣いてしまったのは、年のせいだけだとは思いたくないです。  素晴らしい隠れた名作であり傑作です。こういった作品は、どうしても採点を迷います。やはり私にはちょっと厳しすぎる現実が辛すぎました。苦手な要素も内包した作品でしたので、個人的嗜好も含めての採点になっております。 [DVD(字幕)] 8点(2014-04-02 08:06:18)(良:1票) 《改行有》

275.  エイリアン2 《ネタバレ》  SFアクションとして傑作の出来栄えですね!ホラー要素は前作と比べると確かに弱くなったかもしれません。それでも序盤の誰もいなくなった植民地住居や、八方塞りの絶望的な状況に追い込まれていく中盤のシークエンスなどはしっかりホラーの定石を踏んでいると思います。  プロローグで海兵隊のみなさんが万全の状態で惑星に降り立つとき、『スターシップトゥルーパーズ』を思い出して、最高に気分が盛り上がりました。だから、いざエイリアンの巣に重装備で乗り込んだとき、「核融合炉」という理由で装備を取り上げられ無力化された挙句にエイリアンから一網打尽にされちゃったのは残念でしたねー。ただそれはホラーとしての側面がある以上いたし方の無いことですね。  最も好きなシーンは、エイリアンが一斉に襲ってくる直前、「あと6m、どういうことだ?部屋の中に入っている!」といった後、全員で天井を見上げるシーンです。あのしてやられちゃったときの恐怖ってのは、見落としの後悔とあいまって絶望感を更に助長してくれるんですよね。そして天井あけたらゴキブリの大群みたいにエイリアンがわーって、そこからはSFアクションの醍醐味が味わえてもう大満足です。なのにニュートが間一髪でさらわれて更なる見せ場を用意してくれているのですから、これはもうエンターテイメント作品として一つの究極の形に到達しちゃっています。スタッフロールが流れるまで、いつまでも安心できない緊張感。ラストまで存分に堪能させてもらいました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-27 12:42:47)(良:2票) 《改行有》

276.  パウダー 《ネタバレ》  久々に自分の中では大ヒットした不思議系の作品。歴史上人類最高の知能を持ち、その存在自身が電解質という事実が、ストーリーが進むにつれて少しずつわかってくるという運びは王道ながら鉄板。また、彼の特異な才能を、食事中のスプーンや授業の実験、避雷針の数やロッカーに並べられた錠前で表現し続ける演出は完璧でしょう。  確かに、保護したパウダーをいきなり一人きりで食堂に放置するなんて、普通にありえないだろうとつっこまざるをえないような展開もあります。そういったストーリー上のディティールの粗さってのは存在します。でもそんな些細なことに目をつぶれば、これはもう年齢問わず多くの人に薦められる傑作だと思います。  そしてラスト。作中すべての存在は一つにつながっていると、彼だからこそ実感できる真実を実現するラスト。彼にとっては、あれは死ではなく、ただ形を変えたに過ぎないのですね。人の形をとっていても、雷の形をとっていても、彼にとってはすべては同じエネルギーであり、地球上のものはすべてつながっているわけですから。  ただ個人的には、そのような至高の存在になるラストでも構わないんですけど、もう少し俗っぽいラストで終わらせてくれるほうが好みなんです。彼がこの社会で、人の形のまま、その才能を如何なく発揮してみんなを幸せにしちゃう、もしくは見返しちゃうみたいなね。そんで続編もあるよー、みたいな終わり方。かなり俗っぽくなっちゃうし、娯楽色強くなっちゃうんですけど、好きなんですよねー、そういうの。[DVD(字幕)] 8点(2014-03-24 02:17:02)《改行有》

277.  ミュート・ウィットネス 《ネタバレ》  古き良きサスペンスを味わえる上質の作品でした。  それに主役のビリー演じるマリア・スディナがとても魅力的なのです。ただ可愛らしいだけでなく、演技に愛らしさを感じるんです。ビリーは「耳は聞こえるが口がきけない」という障害を持っているのですが、その設定によって身振り手振りが多くなるわけです。それが見ていてすごく可愛いんです。だからこそ、彼女が危機に陥る前半がやばいくらいにハラハラドキドキで、久しぶりに正統派のサスペンスで緊張感を味わうことができました。  また、この障害の設定は、物語の中でかなり効果的に使われています。例えば、耳が聞こえるので、危機回避ができるのですが、普通だったら思わず悲鳴を上げて見つかってしまうようなシーンでは、言葉を発することができないので、見つからずに済むわけです。ただ、プラスの効果だけでなく、マイナスの効果もありました。ビリーがマンションで襲われるシーンでは、言葉を発することができないので、自分の危機を電話越しにうまく伝えられなくて、とにかく見ているこちらも焦っちゃうのです。障害の設定が映画のストーリーをよりいっそう面白くしてくれているんです。それでいて彼女の特技はしっかりラストに活かされちゃったりして、王道づくしの作品ですが、その中に個性を感じるキャラ設定が秀逸だと思いました。  音楽の使い方も素晴らしく、マイナーなB級娯楽サスペンスとしては破格の面白さ。オススメです![DVD(字幕)] 8点(2014-03-12 00:10:50)《改行有》

278.  黙秘 《ネタバレ》  過去の事件と現在の事件の真相に同時にせまっていくストーリー展開はミステリー好きにはたまりません。本作品の場合、ドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)という一人の女性の生涯を綴った人間ドラマに主軸を置いているため、ドラマとしての完成度も非常に高いと思われます。  演出では、現在から過去の回想への入り方が非常に印象的で、作品全体に絶妙なイントネーションを働かせているように感じます。更には、現在の寒々とした空気感と、過去のノスタルジックな風景描写のコントラストも効いています。そこでは光の加減による効果が大きいようですが、凄惨な事件が起きるのはいつも日の光の降り注ぐノスタルジックな過去の映像のほうであるというギャップがまた、人生の陰影を映し出しているようで何ともいえない味わいがあります。  すっかり映画の世界にはまりこんでしまって、見ている間は主観的になっちゃいますが、冷静に見てみても、ドロレスはひとつの母親像として理想的ではないですかね。まさに、内面の美しさとでも言うのでしょうか。子を思い、子のために尽くそうとする母はかくも強く、美しく見えるものです。そして、娘に会ってしまうと、やはり娘とのわだかまりをときたくて、娘につい真相を話してしまう母としての弱さを見せるのは、良い意味での人間らしさかもしれません。ドロレスが本当に聖母を決め込んでしまえば、きっと真相は闇の中だったのでしょう。  結果論になってしまいますが、真相を知ったことで、セリーナ(ジェニファージェイソンリー)もドロレスも和解をし、きっとこれからお互いに、新しい気持ちで第二の人生を歩み始めることはラストシーンを見る限り間違いないのではないでしょうか。確かに暗いイメージの映画っぽいですが、実際は、憎たらしい刑事も含めて、みんなにかかっていた過去の呪縛が解き放たれたような解放感や清々しさを感じることができる映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 09:46:13)(良:3票) 《改行有》

279.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》  最初からスーパーマンであるアンディの快進撃に、刑務所ものでありながら爽快感を味わえるエンターテイメント性の高い作品です。  モーガン・フリーマン演じるレッドの評判が良いようですが、私はレッドの視点を通して描かれるアンディの人柄に魅力を感じます。言ってしまえばこれはきっと贖罪の物語なんでしょう。アンディがレッドに「妻を死なせたのは自分だ」と告白するシーンがあります。ノートン所長とハドリー主任にトミーを殺された直後です。レッドに告白したのは、公明正大なレッドに自分の罪を許して欲しかったからでしょう。そしてレッドの言葉が、きっとアンディに脱獄という選択肢、そして新しい人生を生きる後押しをさせたんじゃないでしょうか。  もしノートン所長がアンディにとって公平で中立な立場の人物であったなら、レッドの役割はノートンになっていたのかもしれません。再審請求をし、司法の力で自分の無実を証明すれば、妻殺しの犯人の再捜査が始まります。アンディにとってはそれが、妻のための罪滅ぼしになると考えていたのではないでしょうか。  ところが、ノートン所長もハドリーも、結局は私利私欲のことしか考えない卑小な人物でした。刑務所内での安全を確保し、やりがいのある仕事を与えてくれて、アンディに協力的だった二人ですが、結局はアンディの信頼を簡単に裏切ります。二人にとって、いや刑務所にとってアンディは「便利な囚人」以外の何者でもなく、道具に過ぎなかったのです。  ただアンディは二人を心底信じていたわけではありません。しっかり保険もかけていたのです。それが書類上でのみ存在する架空の人物であり、ノートン所長に作らせた口座であり、脱獄用の穴だったのです。それらを使うことになったのは結果論にすぎません。もしノートン所長達がアンディのために立ちあがるのであれば、私にとってこれはヒューマンドラマとして最高の作品になったかもしれません。  ですがストーリーは、かけていた保険を使うように展開していきます。散りばめられた伏線を一瞬で回収するラストは最高に面白いのです。やはりこの作品は、『娯楽作品』として一級品なのでしょう。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-13 13:47:55)《改行有》

280.  ディスクロージャー 《ネタバレ》  面白い!逆セクハラというより、もはやパワハラの問題でしょうか。いや、合併企業に対して開示すべき情報を隠蔽するための口封じが真相なので、セクハラやパワハラの問題でもないんですかね。まあ、とにかく面白かったです。  不明な点は確かにあります。社長はすべての真相を知っていながら、トム・サンダース(マイケル・ダグラス)をスケープゴートにしようとしたのか?フィルの目的は?メレディスのパワハラ・セクハラはトムが拒否した結果、トムを陥れる道具となりましたが、トムが拒否しなければそのまま懐柔するつもりだったんでしょうか?  まあ、動機付けがはっきりしない部分はありますが、それを差し引いてもラストはきちっとわかりやすいハッピーエンドですっきりしました。忘れかけたころに“Friend”の正体が明らかになるラストも良いですね!  ただ、フィルと社長が諸悪の根源のような気もするんですが、二人には社会的な制裁はないんです。組織内での最高権力者にはやはり手が出せるものではないのでしょーか。二人が何らかの形で失脚するところも見たかったなー。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-03 03:38:30)(良:1票) 《改行有》

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