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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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281.  エンジェルス 《ネタバレ》  さすがディズニー。わかりやすく、楽しく、そしてちょっとだけ感動させてくれますね。野球好きの少年が、父親と暮らしたいので、エンジェルスを優勝させてほしいと星に願い、その夢を本当のエンジェル(天使)たちがかなえてくれるというなんともファンタジックで夢のある作品。しかもディズニー作品ですから、展開はお約束の連続。ですがお約束だとわかっていても楽しませてくれるのがディズニー映画最大の魅力なのです。むしろそのお約束を見にきているのです。  この映画に出てくる天使たちは、天使長のアル以外、誰も言葉を発しません。陽気でノリのよさそうな黒人天使も、優しそうな女性天使も、ふとっちょ天使も、だーれも一言も話しません。ただ楽しそうに、一緒に野球を楽しんでいるという感じです。天使が出てくるシーンは、ぐっとコメディ要素が強くなるにも関わらず、この「一言もしゃべらない」という演出のおかげで、天使の神秘性というのが保たれているのも本作の魅力。もちろん、子役の二人も、ノックス監督も、選手たちも、みんな魅力的です。  幸せな気分にひたりたい時はオススメの一本。なかなかの掘り出し物てき作品だと思われます。[DVD(字幕)] 8点(2013-12-30 04:03:22)《改行有》

282.  トゥルーライズ 《ネタバレ》  エンターテイメント性の高いアクションで個人的に大好きなのが、エスカレートするタイプです。本作においては、①雪中バトル→②街中での馬VSバイク→③孤島バトル→④橋落とし→⑤戦闘機、と5つのバトルフィールドを堪能できるわけですが、その中でも②のアクションが普通の娯楽映画であればクライマックスレベルの面白さ。決してつなぎアクションではないのです。序盤でこんなに見せちゃって大丈夫?と心配になるくらいです。ところがところが、③、④、⑤と立て続けに繰り広げられるアクションが、スケールを徐々にでっかくしていくという手法で、とにかくエスカレートしていくため、期待を裏切らない面白さ。いや、それでも②→③辺りでもしかすると食傷気味になってしまったかもしれませんが、ここで挿入されるのが浮気調査。もしかすると、箸休め的な意味をこめての浮気調査なのかもしれませんね。一度頭の中のアクションモードをリセットされるものですから、③からは第二幕として楽しめるんです。  だとすれば、あの浮気調査の一連の流れは、必要な中だるみコメディだと言えなくもないのかぁ。個人的には、あの浮気調査のところだけがしつこい上に好みに合わなくて興ざめしちゃったんですよねー。なにしろコメディとはいえ、奥さんを騙しまくって、怖い思いさせまくって、その上で奥さんの本心探ろうなんて見ていて気持ちの良いもんじゃないです。とても笑えません。品のなさを通り越して嫌悪感を抱くレベルなんです。正直この一連のシーンがなければ10点満点でも良いくらいの超娯楽大作。面白いけれど・・・惜しいなあ。[DVD(字幕)] 8点(2013-12-02 08:40:03)《改行有》

283.  トゥルー・ロマンス 《ネタバレ》  出所をごまかして、大量のヤクを売りつけようとするクラレンス(C・スレーター)。その現場を現行犯逮捕しようと罠をしかけて待ち構える警察。クラレンスとアラバマ(パトリシア・アークエット)の命とヤクを付け狙うマフィア。その包囲網が完璧なまでに狭まってきて、もうだめだ、これは完全なバッドエンディングだと思いきや、唐突に訪れるあのラスト。バカップル二人を完全に包囲していたしがらみや複雑な勢力図を、関係者全員を皆殺しにして白紙に戻すなんて、素敵すぎます。  バイオレンスに目がいきがちですが、この映画のメインはやはりラブストーリーなのでしょう。明らかに状況は悪くなる一方だし、この映画の場合むしろバッドエンディングが自然な流れだとも思うわけですが、あえて二人にハッピーエンドを用意したところに拍手を送りたいです。  こーゆーリセット系のストーリーって、予想もしないところで爽快感や解放感を感じることができちゃうので、えもいわれぬ余韻が残ってしまうのも魅力の一つかもです。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-19 01:33:52)《改行有》

284.  ブロンディー/女銀行強盗 《ネタバレ》  こういったサスペンスって、最初はどうしてもだらだらしちゃったり、受身ばっかりの展開にフラストレーションたまっちゃったりするんですよね。で、その分、中盤くらいから思いっきり巻き返せるかどうかが大事になると思うんですが・・・・おつりがくるくらい巻き返しましたね。本格的に銀行強盗の計画練り始めてから、俄然面白くなります。  キム・ベイシンガー演じるカレン・マッコイは、銀行強盗というよりプロの職人っていう感じ。まるで「ほこ×たて」みたい。「どんな警備システムでも侵入するプロのエンジニアVS絶対に破られない最新防衛システム」みたいな。  パソコンや図面とにらめっこしているときが最高にかっこいいわけですが、時折挿入される息子やJTとの触れ合いがまた最高に良い雰囲気なんです。そして、敵同士が手を組み、絶対不可能な防犯レベルトリプルAの大銀行に挑むのがまたアツい。  更にはそこから出し抜きまくりの反撃反撃でもう気分は爽快。そのまま飛びたっちゃっても良かったくらいなのに、最後にダメ押しとばかりにハラハラさせてくれちゃって、もうほんとにありがとうございました。とても面白かったです。  画像がちょっと良くない。特に暗いシーン。途中から慣れて気にならなくはなりましたけどね。[DVD(字幕)] 8点(2013-07-22 03:31:30)(良:1票) 《改行有》

285.  カリフォルニア(1993) 《ネタバレ》  隣人や友人、同じ立場だったはずの者同士のパワーバランスが突然崩れるタイプの物語、この手の作品にはとにかく弱いのです。わかっちゃいるのに、だいたい想像ついちゃうのに、どうしても衝撃を受けてしまう。  評価されづらい作品かもしれませんが、僕はこういう作品すごく好きです。観ているこっちは、アーリー(ブラッド・ピット)のことがよくわかっている分、平和そうに見える、よくある微笑ましい光景が、驚くほど些細なきっかけで壊れることを知っているわけです。そんなに大きなイベントがなくとも、この映画全体を覆う、人を不安にさせるこの空気感がたまらないのです。  その空気感を創り出しているのが、言わずもがなアーリーとアデル(ジュリエット・ルイス)。特にアデルは、人の不安な感情や依存心といったものをものの見事に具現化したような存在。その二人を一般人代表のモルダー、・・・・じゃなかった、ブライアンとその恋人の目線を通して描いてくれているので、何とも言えない臨場感を味わえるのです。言わばこの二人は観客のアバターのような存在。この二人がいることで、アーリーとアデルの異質な雰囲気がよりいっそう際立っているんじゃないかと思うわけです。  とは言え、アデルには一筋の希望の光が見られるのもこの映画のひとつのポイントでしょう。ブライアンの心の変化も気にはなりましたが、この作品はやはりアデルがメインのような気がします。もう完全に破綻した4人の関係を、ヨーヨーの話や写真の話をふって、泣きそうな顔で元に戻そうとするアデルが痛々しくて観ていられない。そこに来てラストのアデルのあの独白。  最高に切なく、最高に痛々しい余韻が残りましたね。  アデルをカリフォルニアに連れて行ってあげたかったです。[DVD(字幕)] 8点(2013-07-02 05:35:27)(良:1票) 《改行有》

286.  アビス/完全版 《ネタバレ》  「ファンタジー」は、もしかすると絶対的な目線で観賞すると限界があるのかもしれないです。  この作品、もちろん専門家からするといろいろと言いたくなることもあるかもしれませんが、私程度の知識で観賞するとかなりリアルに感じられます。  それは、潜水艦沈没からそれを救出するまでの流れだったり、軍と民間との目的意識の差異やそこから膨れ上がる確執であったり、また後半のハード・サスペンスだったりです。それに夫婦間の心のすれ違いもそうですね。  ラスト間近の、核弾頭回収(分解)のための深海へのダイブは、見ているほうが奈落へひきずりこまれそうなほどの迫力。本能的な恐怖を掻き立てられる演出で、この作品の中で一番恐怖を感じました。  とまあ、話が長くなりましたが、これが「人間」のリアルな世界。そのリアルを徹底して表現し、人間の限界を私達が感じるときに、突然現れるのが「エイリアン」達です。その出現のタイミングが本当に見事で、私達人間の限界を感じる世界をより明確に描くことで、相対的にエイリアンがもたらす「ファンタジー」の効果が絶大な効果を発揮しているんです。  深海で、「ここにいるよ。」と通信を終えて座り込むバッド。酸素は残り5分。普通に考えれば、ここからの逆転はありえないわけです。また、そう思わせるくらいのリアルさがこの作品にはあります。  ところが、そこで出てくるか、エイリアン。  そう、これこそが僕がファンタジーに求める究極の形のひとつなのです。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-19 04:01:08)《改行有》

287.  バラ色の選択 《ネタバレ》  誰も彼も親切で良い人達ばかり。  そんな中ただ一人、アンドニー・ヒギンズ演ずるクリスチャン・ハノーヴァーがもうわかりやすいクズ野郎で、このクズ野郎がここぞとばかりにクズっぷりを発揮しまくるものですから、積み重ねられたクズパワーから発散されるラストのカタルシスと爽快感が半端ないのです。  そのクズっぷりはと申しますと、契約書の進展具合を小出しにしてはダグを良いように使いまくり、アンディのことはもて遊びの嘘つきまくりで、ダメ押しの国税局員との癒着にいたっては最優秀クズ野郎賞を受賞するかの勢いです。  それに対しますマイケル・J・フォックス演じるダグ君。  こちらはいつものスーパーラッキーっぷりで対抗。それはもう終盤に至るまで、ありえないほどの親切を大放出し、その度重なる投資を最後の最後でまとめて回収する大技をお見舞いします。  当然、百戦錬磨のスーパーラッキーご都合大王に、そんじょそこらのクズ野郎がかなうはずもなく、最後はお約束通り夢も恋も何もかも、オール総取りの一人勝ちで、クズ野郎に大差をつけて勝ってくれるのでした。そして彼の勝ちを疑わない観客にも、これ以上ない満足感を味あわせてくれるのです。  いや、いいんじゃないでしょうか、これで。だってマイケル映画だもん。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-31 02:12:30)(良:1票) 《改行有》

288.  不法侵入 《ネタバレ》  サイコなキャラが最も恐怖感を出すのは、本性を見せたときではなく本性を隠しているとき。今作でも、警官ピート(レイ・リオッタ)の笑顔や親切心が一番恐ろしい。  終盤、カレンが目覚めたときに、さも当たり前のように料理を準備しているピート。ここが狂気のひとつの到達点だと思います。これ以上の恐怖演出はないでしょう。  したがいまして、これはサイコ・ストーカーものとしては王道を地でいく無難な作品なのですが、その王道を完璧にこなしてくれているので緊張感と焦燥感は一級品です。  「なんか頭のおかしい奴に、心臓とまらない程度にドキドキさせてほしいわ~」と思ったら、きっとこの作品がオススメです。  「不法侵入」というタイトルにひかれて、防犯のお手本になるかと思っている人には、まったくならないのでオススメしません。犬も猫も友人も入り放題のノーボーダー状態です。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-27 11:44:26)《改行有》

289.  カリートの道 《ネタバレ》  普通の成り上がり系のマフィア映画かと思いきや、感動的な人間ドラマでした。この映画のアクション、サスペンスはもちろん素晴らしいのですが、何と言ってもカリートという人物の放つ魅力がたまらないのです。  裏社会で伝説のような人物になりながら、ここまで恋人や友情や信頼関係というものを大切にする人間がいるでしょうか。おそらくリアルな世界ではいないと思うわけです。これはフィクションの世界だからこそできた人物像であって、私たちが憧れるような人物像のひとつのモデルとも思えるんです。  だからこそ、カリートの一挙手一投足、ナレーションの一言一言に必要以上に感情移入してしまい、等身大のカリートをとにかく応援してしまいます。  ただ、カリートはちょいちょい失敗もします。彼は決してヒーローではないんです。ミスジャッジしちゃうんです。そしてそのミスのつけっていうのは、すぐには返ってこないのです。後半に向けて、少しずつ蓄積されていくんです。  蓄積されるのはそれだけではありません。時間が経過するほど、カリートの貯金も貯まっていきます。夢がすぐそばまで近付いてきます。彼女ともうまくいきます。子供ができ、3人の未来がよりいっそう現実味を帯びてくるのです。  そして終盤、もう夢がかなう、目の前にある、と同時に、次々と、今までの失敗のつけや、過去の亡霊が、不安要素として一気に噴出してきます。  それはサッソでありパチャンガであり、クラインフェルドであり、イタリアマフィアであり、ベニーブランコでした。  ただ、終盤は、「いったい誰が、彼の夢を砕いてしまうのか」ということが考えられないくらいカリートのハッピーエンドを本気で信じてしまいます。嫌な予感は全然なくならないのに。そして、イタリアマフィアをふりきり、ホームで彼女と再会してほっとした瞬間、最悪のデジャヴを感じるわけです。『・・あれ、このシーンって。』  そしてはっきり思い出す間もなく、最悪のラストを迎えます。  映画全体が完璧なひとつの流れを作っていて、最後はもの凄く感動的で、もの凄く最低な余韻を残してくれる素晴らしい作品です。  でもラストがやるせなさすぎて、悲しすぎて、もうこの点数が精一杯です。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-05-23 14:32:49)(良:5票) 《改行有》

290.  ダイ・ハード 《ネタバレ》  前半は「私は誰でしょう?」のノリに始まり、リアルかくれんぼで超ハラハラします。捜す方も隠れる方も本気モード全開。マクレーンが良い感じですぐ行き止まりにぶつかるのもナイス。「巨大ビルという密閉された空間」という状況設定が、もの凄く活かされています。  後半、正体がばれてからは、本格的な知恵比べ合戦+アクション開始。  とにかく、お互いがどこにいるのかよくわからないものだから、いつも誰かが潜んでいたり狙っていたりするんじゃないかっていう緊迫感がたまらないのです。  多くのアクション映画では、割りとおざなりにされがちなデティールにこだわっていながら、アクション映画としてのスピード感や軽快なテンポを損なっていないのも素晴らしい。  そして魅力ある脇役のみなさま。  味方の側で脇役が光る名作は数多くあれど、この作品のように悪役側で脇役に個性ありまくりの魅力タップリっていうのはおそらく珍しいんじゃないですか?  次々と華麗にその命を散らしていく悪役のみなさん。そのひとつひとつの命によってこの映画は輝いているといっても過言ではないですよ。  この作品ではトランシーバー使っていましたが、今だったらラインでつながっちゃうんですかね。そういった意味でも、この時代だからこそ創ることが出来た作品かもしれないですね。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-05-23 01:20:26)(良:2票) 《改行有》

291.  推定無罪 《ネタバレ》  原作未読です。  落ち着いた雰囲気の中にも、異常に感情的な一面を出すことがあるハリソンフォードの演技は個人的にはかなり好きです。仕事では冷静かつやり手でも、プライベートになると情けないキャラが非常によく描けていたと思います。特に、キャロラインがラスティを誘惑するまでと、ラスティに出世欲がないとわかってから、キャロラインとラスティの主導権が逆転していく様子は凄くわかりやすかった。微妙な心理の変化を、誰が見てもわかるように伝えようとする映画にはとても好感が持てます。  「誰が真犯人なのか?」というミステリーを内包しながら進んでいく裁判もなかなか良かったと思います。証拠となる物証が多すぎるうえに、通話記録を隠すようにうっかり頼んでしまうというミスを犯していて、ラスティにとって圧倒的に不利な裁判であったにもかかわらず、凄腕弁護士とだめだめ検事のパワーバランスを利用して裁判を好転させていく様子はなかなか見ごたえがありました。特に、Bファイルを裁判で何度も持ち出し、Bファイルに関する賄賂の汚職があったラレン判事に密かに圧力をかけていく反則技は見事でした。今までの伏線がまさかそんな形で活きてくるとは・・・!  動揺した様子を見せようとしないまま、早々に裁判を切り上げようとするラスティ判事もリアリティがあってナイスです。  ラストには賛否両論あるようですが、僕も血の着いたハンマーを見つけた時点、もしくは洗っているところでエンドロール、としていれば、この映画の評価はまた違ったものになったと思います。余韻は大事。説明しすぎは蛇足です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-02 17:15:26)(良:1票) 《改行有》

292.  ドク・ハリウッド 《ネタバレ》  金銭欲にまみれ、自分中心の考え方で、職場の皆から嫌われるほど魅力の無い若き医師。そのどーしようもない医師が、不可抗力で田舎町のドクターをすることになり、街の人達と触れ合っていくうちに少しずつ彼の価値観が変わっていく、というお話。  そこに、若いシングルマザーとの恋愛もからんでくるわけですが、なんか、そのバランスが最高に良いんです。ラブコメなんですが、恋愛でストーリーの大部分を占めるようなことはせず、ヒロイン以外の人達との心の交流、エピソードをしっかりと見せてくれるわけです。こーゆー話、こーゆー作風、大好きです。  確かに、メインのストーリーは、真新しさもなければ、ひねりもありません。ですが、だからこそ、登場人物達の個性が光るのではないかと思いました。  この映画は、小さなエピソードがほんと良いタイミングで、良いテンポで、主人公の恋愛の合間に挟まれるんです。小さなエピソードをいっぱい積み重ね、いつの間にか見ているこちらまで街の住人のような気持ちになってきます。  主人公が夜中にこっそり街を旅立とうとするところから、ラストまで、特に良かったです。すごく感動しました。派手さはなくても、良い映画は良いですね!映画はバランスも大事ですよ!きっと。そう思える作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-24 04:50:04)《改行有》

293.  ニードフル・シングス 《ネタバレ》  原作未読ですが、やはりスティーブン・キング原作の映画とは相性が良いようです。今回もこの御伽噺ちっくな雰囲気、堪能させてもらいました。  なにより発想が大好きなんです。  人が心惹かれるものを売り物として出し、代金の代わりにいたずら(嫌がらせ)を要求するだけ。その結果人々は互いに憎しみ合い、最後は殺し合いを始めてしまう、まさに童話系ホラー。スティーブン・キング原作でしか味わえないこの独特のテイストがなんか好きです。なんか良いです。  緊迫感も程よく出ていて言うことありません。  ラストは賛否両論あるかもしれませんが、僕は好きです。「お前の孫のボブが・・・」のくだりなんか最高です。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-12 05:14:50)《改行有》

294.  カナディアン・エクスプレス 《ネタバレ》  弁護士が殺される直前のやりとりの緊迫感。  目撃者のキャロルを迎えに行ったときの、突然始まる銃撃。  ちらつく裏切り者の影。  どれもこれも一級品。予想していた以上にはらはらします。  ただ列車内でのコールフィールドの動き方には、いささか疑問が残る場面もしばしば。そもそも、自分の顔がすでに相手に割れているのであれば、検察手帳をもっと使って、車掌や乗客に協力してもらっても良いのでは・・・?あえて難しい状況にしている気が。より緊張感を出すための不自然な演出には、やはりちょっとだけ醒めてしまいます。  そういった意味では列車に乗り込む直前まではほぼパーフェクトな特上のサスペンス。  列車に乗り込んでからも、細かいことに目をつぶれば、コールフィールドのファインプレーを堪能できます。  つっこみどころはあってもお勧めできる一本です。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-09 13:31:48)《改行有》

295.  スリーメン&ベビー 《ネタバレ》  テンポがよく、笑いのつぼをよく押さえていて、ドラマとしてもきちんとまとまっている素晴らしい作品です。正直何で借りようと思ったのか忘れちゃったくらい、全く期待せずに観たもんだから、もう大満足です。  なにしろ大人3人が、ばたばたしながら少しずつメアリーに感情移入していくもんだから、その光景が微笑ましすぎてたまらんです。その男3人とメアリーをとりまく周りの人達の、あたたかく見守る優しいまなざしが、また良い。  ラストも個人的には最高のハッピーエンド。「四人で面倒見りゃいいじゃん。」と思っていたらその通りになったのでびっくり。  めでたし。めでたし。  いや、ほんと良かった。  ※少年は停止してよく見てみたのですが、何かの立て看板っぽい感じで、生きている感じはしなかったです。無機物っぽかった。ジャックの所有物かと思ってまったく気にせず最後まで観たので、みなさんのレビュー見てなんだか無性に怖くなりました。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 06:07:13)《改行有》

296.  ウォール街 《ネタバレ》  チャーリーシーンが、洗脳されやすい年代の若者を見事に演じきっていて良かったです。才能と情熱があふれる若者ほど、強いカリスマ性をもつ人の言葉と生き方に影響を受けやすいものです。  バドの父とゴードンは両極端な二人ですが、二人の生きかたや仕事や考え方に優劣をつけることは出来ないと思いました。ラストのバドの父のセリフはあたかも勝利宣言のようにも聞こえますが、ゴードン達のような人間や仕事もやはり社会を動かすためには必要不可欠なものだと思えるわけです。  「創作」が社会にとっての「血・肉」を作り出す仕事だとすれば、ゴードン達の仕事は「お金」というツールを使ってその栄養を社会全体に効率よく運搬する「血液」のような仕事だと思います。「血液」が「もの・人・サービス」を社会全体に効率よく届けることができれば、それは新しい「創作」につながり、ひいては社会全体に利益をもたらすのではないかと思います。  インサイダー取引についても、当然違法ですが、「もし法律で整備されていなければ・・・?」と考えてしまいます。ゴードンの、「世の中で、情報ほど価値のあるものはない。情報を集めることは悪いことではない。」のセリフは、血液の立場から言えば当然と言えば当然の主張。果たして悪だと言い切れるのか。  ほんと、いろいろ考えさせられる映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-03-29 14:27:00)《改行有》

297.  ガッチャ! 《ネタバレ》  サスペンスとしてもコメディとしてもよくまとまった面白い作品です。  唯一物足りなかったのはラストのキャンバス内での攻防。オープニングの「主人公はガッチャの達人」の設定が活かしきれていなくて凄くもったいないです。そこは主人公のフィールドなので、あの手この手で圧倒的な実力を見せてほしかった。  サスペンスとしては物足りないと思われる方もいるかもしれませんが、僕のような「バンビ」な人間には十分すぎるほどハラハラドキドキな内容で良かったです。またその中に織り込まれるコメディのバランスも程よく、いろいろつめこんだ割に映画としてバランスがとれています。娯楽作品としては申し分ない出来でしょう。  東ドイツに入ってからのジョナサンの単独行動は特に面白い。この映画の見所といっても良いと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-21 15:04:59)《改行有》

298.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》  最初の10分で映画に釘付けになりました。  教育レベルで人種差別が行われていることが一番の衝撃で、昨今のお隣の国の教育の在り方を連想させるものでした。こうなってくると、人種差別から暴力・犯罪に走る人々よりも、そんな人々を作り上げてしまうシステムが最も罪が重いと言わざるをえません。  生まれながらに本能にねじ込むようにして刷り込まれた差別意識と洗脳から、なぜか解放されているベル夫人に一筋の救いを見た気がします。  リアリティを求めた硬派なストーリーの中にも、きちんと映画として人を惹き付ける配慮やアレンジがされていて、「ああ、これは映画なんだ」と、そこだけは見失わずに最後まで映画として観賞することができました。 とても良い映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2013-02-12 03:33:27)(良:1票) 《改行有》

299.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》  なぜか「海猿」を思い出しました。  最初はまだ、気持ちにも状況にも余裕がある。  でも少しずつ事態が深刻になっていき、そのことに気付き始める人が増えてくる。  それもすごいスピードで。  そこが「海猿」の2作目と似ている気がします。  火事の恐ろしさ、というか災害の恐ろしさを体験できる素晴らしい映画でした。  善人にも悪人にも死が平等に訪れるところにもリアリズムを感じます。  特にエレベーターから落下した女性。  他のシーンでもっと危ないときがあり、そこではもっと時間を使っていました。  結局何事もなく、助かりました。  ですが終盤のエレベーター落下寸前のシーンでは一瞬です。一瞬で女性の命は失われます。  この女性の一連のエピソードが、個人的に一番衝撃でした。  (あくまで順位をつけたらの話でして、パニック+群像劇として、他にも見所はたくさんあると思います。) [DVD(字幕)] 8点(2012-10-27 04:09:12)《改行有》

300.  ウエストワールド 《ネタバレ》  自分が生まれる前の映画だというのに、驚愕のクオリティでもうびっくりです。  ターミネーターの原点を見ました。  前半はリアルUSJみたいな雰囲気、自分もテーマパークに行ったような気持ちで楽しみました。後半はサスペンス+パニック系SFですね。こちらはもうハラハラ。  こんなテーマパーク、今なら作れるんじゃないかなー。  作ってほしーなー。でも一日10万円かー。結構高い。でも行ってみたい。  と思ってしまう内容です。  パニック要素を強くした感じで、リメイクしてほしいです。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-09 13:44:17)《改行有》

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