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341. ニューヨークの恋人(2001) タイムスリップものはじっくり見ると不都合な点がたくさん出てくるんだけど、この映画はまずまず。コミカルで気楽に見られるからそんなことはまったく気にかからないし、最後に最初の場面に戻ってああなるほどと思わせる親切な映画だ。まあ、そんなことよりおもしろかった。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-29 21:29:31) 342. 三人の妻への手紙 出発する船の上から電話ボックスを恨めしそうに見つめるシーン、列車が通るたびに揺れ動く部屋など、ちょっとしたおもしろさが続くのが良い。話の展開は理解できないところもありやや思ったるいが、ラストの締め具合が良いので目をつぶろう。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 17:11:15) 343. アルジャーノンに花束を(2000)<TVM> 原作も読まず、しかもオリジナルの「まごころを君に」より先に見たのだが、なかなか良かった。オリジナルの主役クリフ・ロバートソンの演技には負けるけど、映画自体はオリジナルよりわかりやすく感動的だった。主人公の能力向上の過程や心理描写もこちらが上だ。原作を読んだ人によると原作はもっとすばらしそうだが・・・。[地上波(字幕)] 8点(2012-12-22 08:37:16) 344. まごころを君に 学会論文のための非人道的実験や手術という前半は、どうも好きになれない設定なのだが、チャーリーの賢くなりたいという気持ちに負けて最後まで見てしまった。テーマは賢くなることが本当に幸せなのかということだろうと思う。公園で遊ぶ彼は大変幸せそうだった。パン工場の仲間から馬鹿にされても彼らを友達と思っていた。それが・・・ クリフ・ロバートソンは好演だが、主人公の頭が良くなるのが早すぎるし、映画についていけないところもある。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-21 22:52:15)《改行有》 345. オーメン(1976) 「エクソシスト」は普通に見れたが、「オーメン」はさらに宗教色が強くなじめなかった。改めて見てみると結構残酷だったのでびっくり、若いときはあまり気にならなかったのか。母親が山犬というのはどうみても突飛すぎる。[映画館(字幕)] 4点(2012-12-15 22:30:13) 346. サウンド・オブ・ミュージック 昔学生の頃音楽好きの友人に勧められ、何の予備知識もなくこの映画を見た。なんと映画の中で歌っている! ドレミの歌がある! ミュージカルというものをまったく知らなかった私にとっては、大変な驚きだった。 映画のストーリーもさることながら、ジュリー・アンドリュースの歌唱力のすばらしさには参ってしまった。 さっそく、映画のサントラレコードを買い、文字通りレコードがすりきれるくらい聴きまくった。おかげで、ほとんどの曲を英語で歌えるようになった。まさに、私とミュージカル映画の劇的な出会いであった。 ちなみにこの映画が初公開されたのは、1965年私が高校3年生の1学期期末テスト前だった。秀才の友人にえらく余裕があるなと言ったことを覚えている。(自分も見たのだが)[映画館(字幕)] 10点(2012-12-15 19:04:00)(良:2票) 《改行有》 347. 悲愁(1959) 晩年のフィッツジェラルドとシーラ・グレアムの恋物語なのだが、前半はともかく酒浸り男のみじめさは好きになれない。逆にグレアムの方は前半はハリウッドのゴシップコラムニストと評判悪かったのに、後半はすっかり影をひそめ献身的に・・・。本人が書いた回想録だからかな。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-15 15:24:34) 348. ドライビング Miss デイジー 人種差別やユダヤ人に対する偏見、老後問題などを扱いながらも、大上段に振りかざさず、静かに淡々と進む流れがとても良い。その効果を高めているのがハンス・ジマーの音楽だ。時にはなつかしく、時にはさびしさを交え、実に印象的。そして何と言っても主役の二人、ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンの演技のうまさが光る。もはや演技というより、デイジー老婦人と運転手ホークそのもので、実にぴったりとした役作りだ。映画全体もすばらしく、何気ない小さなシーンの連続だが、見終わった後の感動がしみじみわいてくる映画だ。[DVD(字幕)] 9点(2012-12-15 08:03:36) 349. いとこのビニー 《ネタバレ》 ビニー役のジョー・ペシはどう見たって小柄、おそらく日本人男性平均よりも低いだろう。それに比べ裁判長(判事)役のフレッド・グウィンはモンスター役をやっただけに2メートル近い大男。この好対照がたまらなくおかしい。この裁判長、最初はビニー主張をことごとく退けていたのに、リサがむくれて証言席から降りようとすると今度は許可なく降りちゃいかんとビニーに味方するのがおもしろい。マリサ・トメイの助演女優賞だけが話題になりがちだが、この裁判長、なかなか味のある所を見せたと思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-13 21:30:51)(笑:1票) 350. 不機嫌な赤いバラ シャーリー・マクレーンとニコラス・ケイジのやりとりがたまらなくおもしろい。職務に忠実な警護責任者とわがままな元大統領夫人なのだが、いがみ合っているようで信頼し合っている奇妙な関係が実に良い。ただニコラス・ケイジが出ていて何もなく終わるわけがなく誘拐事件発生となるが、これがいかにもとってつけたストーリーに思えてならない。唐突的だしちょっとお粗末?なのでいささか減点。 ところでオペラは苦手というが、ニコラス・ケイジの映画で前にもオペラを見たような気がするが・・・。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-13 06:56:50)《改行有》 351. 結婚協奏曲 《ネタバレ》 何を隠そう、監督はあの「グランドホテル」のエドマンド・グールディング、そしてこの映画もまたオムニバス形式なのだ。州知事の叔父さんが結婚証明を出す判事、その判事さんが任命される前に6組みの結婚を取り仕切ったからさあ大変、この6組の夫婦の結婚が無効になってしまった。1組の夫婦は離婚調停中だったので問題なく解決したが、他の5組は悲喜こもごもの展開となるがこれが実におもしろい。マリリン・モンローの出番は少ないが、ジンジャー・ロジャース、イヴ・アーデン、ザ・ザ・ガボール、ミッツィ・ゲイナーと女優陣は豪華。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-11 18:57:41) 352. 肉体と悪魔 グレタ・ガルボの映画として評価は高い(特に淀川長治さんがべたほめ)が、私にはどうもストーリーが馴染めない。夫のある身で一度ならず二度も裏切る魔性の女としか思えない。サイレントなので音楽が入るのは仕方ないのかもしれないが、だんだん耳障りなってくる。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-07 20:11:22) 353. マレーナ 前半だけ見てたら5点か6点くらいの映画だと思っていたが、後半はずいぶん良かったし感動した。ただの青春映画ではなく、戦争という時代背景があり、歴史に翻弄された女性の物語でもあるわけだ。少年がマレーナに話をしたのは最後だけで後は全部空想だったのだろうと思う。心に残るラストだった。ところで少年が探し求めた曲、"Ma l'amore no"という曲らしいが、歌っているのは誰だろう。映画ではアリダ・ヴァリだと言ったがどうも違うような気がする。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-05 13:15:11) 354. 月の輝く夜に 米国映画だけどイタリア的ラブコメディの匂いがプンプン、そうかイタリア系米国人の家族なのか。オペラもイタリア、プッチーニの「ラ・ボエーム」だし・・・。でもポエームが主人公の死で悲しく終わるのに、この映画はどさくさに紛れてハッピーエンド、危篤の病人まで生き返るし・・・。ストーリーは結構単純なのだけど、雰囲気と音楽の良さでカバー、ビッキー・カーの歌とディック・ハイマンの音楽がすばらしい。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 22:25:34) 355. 脱出(1944) 言わずとしれたボガートとローレン・バコールを結びつけた映画で、その立役者はハワード・ホークス。DVD特典に付いている映像を改めてみると撮影当時の状況がよくわかる。若干カサブランカと似通ったストーリーだが、私はこっちの方が好き。ウォルター・ブレナンのエディーにも人間味を感じるし、歌うローレン・バコールもすごく良いと思う。終盤"How Little We Know"を歌うバコールを見つめるボガートの目はまさしく恋している目だ。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 10:44:20)(良:1票) 356. カサブランカ アカデミー賞作品賞映画だし、ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマンの主演とあれば文句のつけようがないはずだが、私はそれほど高く評価しないし好きな映画というほどでもない。 この映画を見て以来、ハンフリー・ボガートの気取った格好つけの演技が嫌いになり、それは「ケイン号の叛乱」を見るまで続いた。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-04 10:15:15)《改行有》 357. 群衆(1941) 多少お説教くさい気はしないでもないが悪くない。ジョン・ドーに込められたキャプラの思いが伝わってくる。隣人愛と言葉にしてしまえばきれいごとになってしまうが実践はとても意義あるものだと思う。彼を純粋に支援する人たちの心に感動を覚えるし、何と言ってもラストが感動的だった。それにしてもエドワード・アーノルドの悪役ぶりには恐れ入る。キャプラの映画には欠かせない人だ。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-03 22:52:32) 358. 失われた週末 「酒とバラの日々」も強烈だったけど、この映画も決して負けていないし、レイ・ミランドの迫真に迫る演技はさすがアカデミー主演男優賞。どうしようもないアル中だけど、周りは決して冷ややかでないし、決してあきらめないヘレンには頭が下がる。この映画で笑えたのは唯一オペラシーンだけ。開幕早々「乾杯の歌」で始まる「椿姫」とはなんたる皮肉。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-02 21:16:18) 359. 恋しくて(1987) 昔見たときはもっといい映画だと思ったが、改めて見てみるとさほど感動がわかない。やはり若いうちに見る映画なのだろう。心理の微妙なところがいまいち理解できない。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-01 20:17:27) 360. アメリカン・プレジデント 政治的なことはからきしダメなのでコメントできないが、それでもこの映画の大統領が立派だということは十分わかる。政治的なかけひきや中傷合戦になりやすい政治の世界において、信念の熱い真摯な大統領だと思う。ラブロマンスももちろん悪くないが、それ以上のもの(大統領の分刻みの忙しさ、決断力判断力の大切さなど)を感じた。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-30 22:12:47)
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