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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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21.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 衝撃的なまでに面白い映画です。見ている最中、本当に手に汗握り「頑張れ!負けるな!そこ!そこそこそこ!よーし、よーし、よしっ!しゃーッいけー!!!!」とアホみたいに興奮しっぱなしでした。主人公たちの役者もそれぞれ素晴らしく、彼ら以外では考えられないはまりっぷりです。本物の宇宙飛行士ならもっと冷静さを保てるのかもしれませんが、サンドラ・ブロックは弱さを抱えながらも奮闘する姿を好演していました。ジョージ・クルーニーも、「生き残る可能性はまだあるはずだ!」と信じさせてくれる存在感を、説得力を持って放っています。たとえそれがほんの一瞬でもです。なにか具体的に状況が改善されたわけでもないけれど、その「ほんの一瞬の希望」があるのとないのとで運命は大きく変わってしまうのでしょう。徹底的に「無」の世界を描くことで、クライマックスで描かれる生命讃歌に震えました。個人的には、同時期に公開された「かぐや姫の物語」と対をなす作品です。 上映時間もたったの91分。ええッ!?2時間半以上はあると思ってました(もちろん良い意味で)。近年なかなか味わえない映画体験でした。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-15 23:55:03)(良:2票) 《改行有》

22.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 映画館で見たときは正直、面白いけど長すぎ!と思ったものです。最近BDを買って見直してみると、やっぱり長いんだけど、どのシーンもすべて面白い!これは楽しい。一見ダラダラ喋っているように見えても、裏にはキャラクターそれぞれの思惑が隠れていて、とてもスリリングな映画です。キャラクターが皆、嘘や秘密を持っていて、それがうまく物語と絡んでいます。同じ奴隷であるマンディンゴを見捨て、他の奴隷達からも憎まれるシーンなどはとても辛いしエグいところです。しかし、残酷なまでに「演技」することに徹したおかげで、クライマックスの脱出、反撃へと繋がっていくわけです。そしてジャンゴの「演技」ではなく「真意」を理解した男が一人ニヤリと笑う。このシーンが個人的に一番大好きなところです。見てるこっちもニヤリとします。タランティーノの「演技論」がふんだんに盛り込まれていますね(そういう意味ではベン・アフレックの「アルゴ」も似たような話です)。文字通り「演技合戦」が繰り広げられる映画なので、役者たちもとても活き活きしていました。サミュエルの演技を受け、ディカプリオがつられて素で笑ってるようにみえる箇所もあり、見てるこっちもクスクスしてしまいます。激昂したディカプリオが陶器を叩き割って手を怪我するシーンがありましたが、あれはアクシデントで本当に怪我してしまったようです。それでも演技をストップしないディカプリオの役者魂、アッパレ![映画館(字幕)] 9点(2013-08-17 12:20:04)

23.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 公開前から予告編をリピート再生して待ち焦がれていた作品です。巨大ロボと怪獣のドつき合いが見応えたっぷり大満足でした。個人的には平成版「ゴジラvsメカゴジラ」が大好きなので、こういう映画が派手に作られることは素直に嬉しい!日本の作品にオマージュを捧げながらも、日本の量産型アニメが不得意とするパワフルな力感を、魅力的に描いています。 ただ、個人的に不満なところもありました。まず、怪獣が人間たちに負けてしまう(笑)。異星人の斥候として利用されているならば、その部分の物語をもっと見てみたかったです。「ヒックとドラゴン」はそういう部分も本作より短い上映時間でしっかり表現していましたよ。 ・・・とはいえ、「ここをもっとこうしたら・・・」とか「脚本を云々・・・」とか言い出したら、この作品がもともと持っている魅力的な部分も削がれてしまうような気がするので、「パシフィック・リム」は、現状が、完璧! [映画館(字幕)] 9点(2013-08-14 01:24:11)《改行有》

24.  ウォーリー 《ネタバレ》 このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。 ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。 キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。 そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。 ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。[試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04)《改行有》

25.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 話の展開は「トイストーリー」とかなり近いものの、魅力的なキャラクターや世界観、小ネタの数々によって、既視感もなくなるほど華麗にデコレーションされた豪華な映画です。新旧様々なジャンルのゲームが登場するので、全く世界観の違うキャラがぶつかりあう、カルチャーギャップコメディとしても楽しめます。シチュエーション設定が素晴らしいので、作り手も、キャラクターが一人歩きする感覚を味わったんじゃないかな、と思いました。それくらいキャラが活き活きしてます。世界観としては、SFシューティングゲームの関わり方が好きです。「いつからゲームってこんなに暴力的になったの!」と主人公ラルフは半べそをかきますが、そんなゲームも肯定的に描いているのに好感が持てます。下手な作り手なら「レトロゲームは素晴らしいけど、最近のチカチカしたゲームはダメだ!」なんて風に描きそうなもんですから。むしろ、新しいゲームを排除しようとする側が悪役だったのは意外でした(けど主人公と合わせ鏡のような存在です)。破壊を尽くすサイバグたちもお菓子の世界と融合することで、ちょっとおめでたい感じになってるが憎めないです。もちろん女性指揮官も、かっこカワイイ![映画館(吹替)] 9点(2013-04-06 22:44:14)

26.  フランケンウィニー(2012) 《ネタバレ》 面白かった!「変わり者」に見られているはずの主人公が実際一番まともで、他人のほうがよっぽど変わり者の様に描かれていて笑ってしまいました。相変わらずティムバートンらしい。けど、映画全体がそんな感じ。ブラックジョークはありつつも、ハラハラ、ドキドキ、そして最後は感動。パッと見、風変わりな映画と思いきや、超・王道の娯楽映画でした。技術的にも見所たくさん。人形アニメーションは、キャラが活き活きしていて魅力的。スパーキーかわいい!キャラクター以外の背景はほぼCGで作っているそうなので、アナログとデジタルの長所が上手く結実していると思います。全部手作りじゃねえのかよ!と言う人もいるとは思いますが、広い風景の中でキャラを縦横無尽に活き活きと動かすためには、こうするしかないでしょうね。悪役キャラの決着はアレでいいのだろうか、とひっかかりはあるものの、大満足の映画でした。現実の世界ではペットは死んでしまいますが、映画の中でスパーキーは生き続けるのだというかのようなラストシーン(とオープニング)に思わず涙。このへんはオリジナル版の短編よりも、より引き立つ内容になっていたと思います。[映画館(字幕)] 9点(2012-12-18 22:00:18)

27.  アベンジャーズ(2012) こんな面白い映画が未だかつてあっただろうか!!(いや、山ほどあるけどw) けど、そう言いたくなるくらい楽しい映画でした。てんでバラバラだったヒーローたちが結集し、激闘を繰り広げる長回しカットには何度観てもゾクゾクさせられます!(そう、劇場で何度も観たんですw) それぞれのヒーローたちは日本では馴染みが薄いかもしれないし、関連作品を観てないから観る気しない、という方でも、そんなことは気にせず気軽に観て欲しいですね。[映画館(字幕)] 9点(2012-11-13 10:34:36)

28.  アルゴ 《ネタバレ》 前作の「ザ・タウン」は、映像作品としての完成度はとても高くて驚きました。が、逆に「俺はヒートが大好きなんだ!」という熱量が強すぎて、「じゃあヒートを観るよ。」と思ってしまって、ノれなかったクチです。ただ、今回の「アルゴ」は、そんなベン・アフレックの「思い入れのある対象に向ける熱量」がいい意味で結実した作品になっていると思います。必要以上にアメリカ万歳、イランは悪!と決めつけず、救出作戦そのもだけに絞って描いているのも好きです。なにか大きな悪役がいるわけではなく、イランの兵士たちもどこか憎めない人間らしさもありました。(まあどうしてもアメリカよりにはなってしまいますが)。 映画全体を通して、無駄のない小気味良い演出で最後までワクワク、ドキドキ、 ハラハラさせられます。クライマックスのオチも、主人公に対するほんのちょっとしたご褒美、といった感じで粋ですね(どうせなら、作戦中はこの「ご褒美」は我慢させてたほうが良かったかもしれません)。 [映画館(字幕)] 9点(2012-10-30 02:41:17)(良:1票) 《改行有》

29.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 楽しい映画でした。冒頭のパリの風景だけでも楽しめますね。ちょっとパリに行ってみたくなりました。海外旅行はほとんど行ったことがないし、パリへの興味も無かったけれど、旅行好きなリア充どもがフランスだーパリだーとキャッキャするのも分かりましたわ。しかし、そんなリア充どもへのチクリも忘れない。先人へのリスペクトが映画全体に漂っていて、ほっこりした気分になりました。クスクス笑いも耐えません。エイドリアンブロディのダリにはヤられちゃいました。ファンサービス的な登場だったけれど強烈に印象に残りました。「過去がすべていいとは限らない」というメッセージも含まれていますが、ちっとも説教臭くなく、ギャグで表現しているのがオトナ~。映画を見終わった後は、パリへの憧れが芽生えつつも、日本のゴチャゴチャした夜の街をほっつき歩くのも、なんだか楽しい気分になる映画でした。[映画館(字幕)] 9点(2012-05-27 17:51:32)(良:2票)

30.  ロッキー スタローンとバージェス・メレディスのやりとりが大好きだあ。観る前は、よくあるスポコン映画なんでしょ、王道なでしょ、などとナメていたけれど、すいませんでした。ちゃんと観ないといけないですねえ。繊細な演出が随所に光る素晴らしい映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2012-05-13 13:37:57)

31.  ペントハウス 《ネタバレ》 映画を見ている間、とにかく何も考えずに最後まで楽しめる良作。帰りの電車で、「あれ?でもよくよく考えれば・・・」とツッコミどころはワンサカ出てくるけれど、見てる間は映画の世界に夢中になれます。(エディ・マーフィーのキャラがあまり活かしきれてないような気がするし、エレベーターの屋根の上に大人数+車1代乗っかてても平気で動いてるのはヘンだし。) けれど次から次へと見せ場があって、場面場面でカタルシスもあり気持ちいいです。現代アメリカの問題点的なものもふんだんに盛り込まれてますね。ラスト以後は、主人公が詐欺ジジイの配膳係になってたら面白いなー、なんて妄想しました。詐欺ジジイは、自分の食事に唾が入ってないか心配する獄中生活になるでしょう。[映画館(字幕)] 9点(2012-04-05 18:30:04)(良:1票)

32.  エイリアン 《ネタバレ》 「ゴキブリを倒した思ったら・・・」という時の気分をこれほど絶望的に表現した映画があろうか。パート2が大好きで何度も見ているけれど、久々にパート1を見ました。いやー渋いですね。パート2ではいい意味でも悪い意味でも雑魚となってしまったエイリアンですが、最初はやはり怖いです。もの陰でじっとこちらの様子を伺っているエイリアンはやはり不気味です。そういう所もゴキブリ的でいいですね。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-04-03 18:33:41)(笑:1票)

33.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 自分は「3人のゴースト」は見てないですが、「素晴らしき哉、人生!」を思い出しました。ちょっと違うかなあ? 会社と家の往復ばっかりの自分は、もし同じ1日を繰り返すことになっても、気づくのに時間がかかりそうです(笑)。なんだか不思議な気分になる映画ですね。当然「同じ1日」を繰り返している人は現実にはいませんが、「同じような1日」を繰り返している人は自分も含めて多いはず。けどそのなかでも自分の心持ちとほんのちょっとの行動で変わる。ぐるぐるぐるぐる。ラストで窓から見える風景は、何も考えずに普通に暮らしているだけでは「いつもと同じ風景」なのかもしれませんが、それが「昨日とは全く違う風景」に見せてしまうすごいシーだなと思いました。[DVD(字幕)] 9点(2011-10-22 14:40:55)《改行有》

34.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 とても面白かった。普通に猿側に感情移入してしまったなあ。自分の日常生活の鬱憤が溜まってしまっているのかなあ(^^;)  所々で挟まれる旧シリーズのネタも、適度なバランスで配置されていて良かった。シーザーがオモチャ(?)の自由の女神で遊んでいたり、宇宙飛行士の遭難記事が出たりなどなど。  非常に大満足だっただけに、人間サイドの描写がちょっといい加減すぎて、それがちょっと残念でした。研究所やサル収容所の警備がザルすぎたり、主人公の行動がいちいちどうなの?ってことばかり。主人公はラストに、警官隊や研究所の連中を指して「あいつらはひどい」なんて言いやがりますが、一番ひでえのはテメエだよと。無断で研究を続け、薬を持ち出し、自分の父親に臨床実験も無しに使ってしまう。その上父が死んだら研究は放り出し、他人を批判しながら無責任にも会社を辞めると言い出す。人間はもちろん、猿たちも愛想をつかすよこれじゃあ。 しかし、やはり総合的に観てかなり良かった。旧シリーズを踏襲するなら、円環構造になるようにしてほしいなあ。遺伝子操作で猿の知能があがるよりも、もともとシーザーの母親は捕獲された段階で知能が非常に高くて、体内を研究すると新種ウイルスが・・・みたいな。で、続編でシーザーの母親の正体がわかる・・・とか。どうでしょう。映画が終った瞬間に「次は全面戦争よろしくおねがいします!」と思ってしまった。是非続いて欲しいです。[映画館(字幕)] 9点(2011-10-18 02:09:07)《改行有》

35.  キング・コング(2005) キングコングの仕草がカッコよくもありコミカルでもあり、いろんな喜怒哀楽のコングが観れたという点が1番楽しかったです。話の進行の時間配分もこれくらいで丁度いいかなと自分は思います。逆に、お利口さんな時間配分だとつまらなかったんじゃないかなと思います。この作品に限っては。あと、ハリウッドのCGって、この頃から雰囲気が変わり始めたような気がします。それまではスーパーフォトリアルな映像を目指していたものが、この頃から絵的に美しいものを追求しているのかなあと。恐竜なんかも、質感がジュラシックパークとはまるで違うし(どちらが良いというわけではない。方向性の違い)、それが話しやアクションにも影響していて面白いなと思いました。[映画館(字幕)] 9点(2011-09-05 07:47:52)

36.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 救いがあるような無いような、開放感があるような無いような、難しい映画だなあと思った。婦長さんも、理解が無いようであるようでやっぱり無いような、う~ん。説明しづらいけれど何か胸に来るものはあった。また観たい。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-04 16:15:07)

37.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 凄い面白かった。まだ4月だけど今のところ今年ベスト1!キャラもストーリーも音楽も全部よかった。ダメ人間たちの再起の物語。兄貴の出所後に、主人公が主人公として動き出す瞬間、そして最もダメ人間だったクリスチャン・ベール兄貴が「じゃあお前は何を成し遂げたんだ!」と叫ぶ場面でグッときた。[映画館(字幕)] 9点(2011-04-24 01:00:26)

38.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 相変わらずのスピルバーグ節!神懸かりの演出テクニックで、至ってシンプルなお話を超一級の娯楽大作に仕上げてくれました。ミクロな部分を徹底的に描く事でマクロを感じさせる物語になっていると思います。物語のテーマとスピルバーグの演出スタイルが見事に合致しているんでしょうね。前半はスペクタクルで、後半は象徴的な展開になっていき、前編後編で違った楽しみ方もできます。 逆に、リアリティを重視する人からは評価されずらいだろうなあと思います。 ティム・ロビンスは主人公の負の一面で、彼を殺すことで「一人で生きていく自分勝手な性格」と決別する、ということなんでしょう。「地下室」は深層心理の典型的な象徴だし(けどちょっと無理あるかな・・・)。息子が生きて帰ってくるのも、個人的にはご都合主義とは思いませんでした。「リアリティの都合」で死ぬほうがよっぽどご都合主義でしょう。ツッコミやすい映画だとは思いますが、それ以上に良いところがいっぱいある作品だと思います。 自分は映画全体を見て、「手を繋ぐ」っていうのは大事なことなんだなあ、と思わされました。この映画には、手を繋いだりスキンシップするシーンが沢山あります。つらい時、不安な時、危険な時。登場人物たちは直前までケンカしていても、そういう時にはしっかり手を繋ぎハグし合います。邦画ではあまりこういう演技ないですよね。国民性の違いもあるのかな。パニックに陥りかけた妹を励ますシーンも、ある意味では手を繋ぐ場面ですね。 自分が好きなのは、主人公親子がトライポッドに捕まり、鳥かごのようなモノに閉じ込められるシーン。ここをただのパニックシーンだと思ってはいけない!カゴに閉じ込められているのは、男女はもちろん、子供に老人、黒人白人アジア人、民間人に軍人たち。そして彼らが、たった一人のために手に手をとって助け合います。カゴの中が世界の縮図になっていて、人類が一致団結する場面になっているわけです。前半で散々人類の醜い一面を描いてきましたが、本当に絶望的な局面で初めて希望が見えるんです。このシーンは見て震えましたね。ここがクライマックスと言ってもいいんじゃないでしょうか。あとのシーンはオマケってことで(笑)。けれど、宇宙人が絶命するシーンも印象的でした。大殺戮を繰り広げた彼らでさえ、もがき苦しみ絶命する瞬間、助けを求めて「誰か」に手を伸ばすんだなあ・・・。[映画館(字幕)] 9点(2009-11-03 07:38:17)《改行有》

39.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 とにかく大迫力で、終始ビビリながらの鑑賞となりました。いい意味で「もうつらい、早く終わってくれ!」と思いました。「逃げ出したい」という気持ちは当然あるけど、それと同時に「見届けたい」という気持ちもあるので、最後まで登場人物たちについていけるんだと思います。そしてクライマックスのあの長い間は衝撃的。もう助からない人間だけが見る最後の光景。ヒェー!  手法やアイデア自体は斬新というわけではないけど、全編に細心の注意が払われているように思います(上映時間も、DVテープで撮影した時間とほぼ一緒)。撮影テクニックやら合成のマッチムーブ、役者たちの演技もトータルでバッチリ決まった快作です。[映画館(字幕)] 9点(2008-10-22 23:01:42)(良:1票)

40.  サブウェイ・パニック まるで落語のようなオチ(笑)。ラスト以外でも笑いどころがいっぱいあったりするし。 「誰だ?」 「公安局です」 「オゥ!」 このリアクションめっちゃ笑える(^^)[DVD(字幕)] 9点(2005-05-07 17:20:40)《改行有》

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