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プロフィール
コメント数 47
性別 男性
年齢 49歳
自己紹介  敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り  美しい秋のアメリカの風景、タンゴを見事に取り入れた音楽の素晴らしさ (僕のオールタイム・ベスト『街の灯』でも、ライトモチーフとして使われた「ラ・ヴィオレテラ」を含む) 、そしてアル・パチーノが劇中で披露したタンゴの上手さに舌を巻いて、9点啓上します。往年の名画には、監督や俳優のトレードマーク的名人芸が、よく登場していましたが、アル・パチーノのタンゴはまさに久しぶりに目にした「名人芸」でした (タンゴに詳しい方にとっては、細かい未熟さが目に付くのかも知れませんが) 。ホテルのロビーでタンゴを踊るアル・パチーノとガブリエル・アンウォー、その2人を見守るクリス・オドネル、そして美しいタンゴを奏でる楽団。この3つを収めたロングショット、音楽のタイミングも完璧で、非常に美しいと思いました。[地上波(字幕)] 9点(2004-04-18 11:39:43)

22.  ウエスト・サイド物語(1961)  これも、『ナバロンの要塞』に投稿した拙レビューで書いた、父の『映画音楽大全集』で知って、小学生の頃に深夜放送で観た、忘れられない作品です。開巻ほどなく、フィンガー・スナップの音が聞こえて来て、男優たちにパンする有名なファーストシーン。この映画、還暦を迎えた母がリアルタイムで劇場で観たとかで、僕がこの映画の名前を口にした途端、ジョージ・チャキリスが素晴らしかった!と言ってはいつも2人で、この映画の話に興じて来ました。それだけ、1961年当時の日本の若者にとっては、電流が走るような鮮烈さを覚えるものだったのでしょう。高島忠夫さんか、愛川欽也さんかが、同じようにこの映画を目を輝かせて生き生きと語っていたのを、昔TVで観たことがありますが、あぁ映画って本当にいいな、と思ったのを覚えています。余談ですが、10数年前に漫画『おそ松くん』を読んだ時、六つ子がダンスを習う話があり、この映画のように両手と片足を高々と上げるシーンがあったのですが、そこでの会話:「昔、こんな映画流行ったよな」「ウエスト・ヒップ物語な」 (笑) 赤塚不二夫さんも、お好きだったんでしょうね。[地上波(字幕)] 10点(2004-03-05 13:08:52)(笑:1票)

23.  ご冗談でショ  舞台での長い芸歴を引っ提げて、『ココナッツ』 (1929) で映画デビューしたマルクス兄弟が、舞台を離れて本格的に映画に出演するようになった第2本目の作品。今の日本の大学生に対しても、グルーチョ学長の皮肉は十分な切れ味を発揮するでしょう。チコとハーポの公然たる間抜けっぷりには、敬意さえ表したくなるほどです。この映画では、ライトモチーフとして全編を通して至る所で4人の兄弟に歌われる (ハーポは、口笛で馬に聞かせて、得意のハープでも絶品の演奏を聞かせてくれます) 、『Everyone Says I Love You』という歌が素晴らしいです。これは後年、グルーチョを師と仰ぐウッディ・アレンの『世界中がアイラブユー』 (1996) の原題名に使われ、その劇中でも、マルクス兄弟へのオマージュとしてやはりライトモチーフとして聞かせてくれます。[映画館(字幕)] 8点(2004-03-05 11:50:53)

24.  雲の中で散歩  僕にとって、アンソニー・クイン演じるとぼけた祖父が何とも良い味を出して忘れられません。キアヌ・リーヴスが初めて家に来て、ぽつねんとそれを虚ろな目で見ていたお祖父さん。キアヌを明らかに嫌っている主人から、「パパも何とか言ってやれ」とけしかけられるや、何と「よく来たね」と答えて「落とす」所には、大笑いしました。他にも、大好物のチョコレートを食べると、しみじみと喜びの呻き声を上げたり…。『ナバロンの要塞』でも、ほんのちょっぴり垣間見せた意外な三枚目ぶりは、34年経っても健在でした。[映画館(字幕)] 5点(2004-03-04 12:23:48)

25.  ホット・ショット2  前作に比べると、ほんの僅かに切れが落ちている感じはしますが、パンフォーカスで撮られた画面の隅々にまでギャグが満載されている愉しさは、相変わらずお見事。それにしても、英語の同音異義語を活用したギャグ、ジョークが光ります。字幕も、それを活かすべく結構工夫されていますね。いわゆる「駄洒落」もちょっと含まれているのですが、全然寒くなく、例えば駅の場面での「ボード!」など (→探してみてくださいね) 、視覚的な笑いへ増幅されているのには、大笑いしながらも感心してしまいました。[映画館(字幕)] 8点(2004-03-03 09:11:24)

26.  ホット・ショット  いいですねぇ、こういう馬鹿まっしぐらな映画は!日本のTVや映画だと、ジョークを言う時に無駄にクロースアップで撮ったり大声で一発ネタをやって、いかにも「コメディやってますよ!笑って!」と必死にアピールしていることが多いような気がするのですが、この映画ぐらい伸び伸びと明るく割り切っているからこそ、どのギャグやジョークもさり気なく感じられるのでしょう。ベンソン提督は最高![CS・衛星(字幕)] 9点(2004-03-03 08:48:06)

27.  ナバロンの要塞 《ネタバレ》  小学生だった80年代中頃、父が持っていた『映画音楽大全集』というレコードのBOXセットに収録されていた、ミッチ・ミラー合唱団が朗々と歌う主題歌に聞き惚れ、解説を読んで胸を躍らせていた映画。それから間もなくして遂に初見する時、深夜放送で観るために、昼寝をして備えたのを覚えています。僕の映画好きを決めた作品の1つです。ラストで、真打ちの大砲がようやく登場。それまで、冒頭の説明で言われていた「想像を絶する破壊力と正確さを誇って」いた大砲が、初めてイギリスの駆逐艦を外し、大爆破の末に、夜のエーゲ海の藻屑と消えるシーンで、子供心に体が震えたのが忘れられません。  今になって観返してみると、「爆弾屋」ミラー伍長を飄々と演じるデヴィッド・ニーヴンが最高です。不平混じりのジョークを連発しながら、ここ一番でマロリー大尉に猛然と食って掛かるのが印象的でした。任務遂行の為に、深手を負って歩けなくなったフランクリン少佐に、偽情報を流してドイツ軍基地に (負傷兵として治療を受けさせる為) 残したマロリーを、「何をしたか解ってますか??あなたは、任務の為に重傷を負った人間を利用したんだ!」と糾弾。苦渋の選択をしたマロリーは、しばしの沈黙の後「考えたが、他に方法がなかった…」と苦悶の表情。このシーン、戦争について思わず考えさせられます。  さらに、爆薬を不能にされたミラーが、冷静に推理して、ある意外な裏切り者を暴き出すシーン。ここでもマロリーに食いつきます。「任務遂行の為には、ここで裏切り者を殺さなくてはいけないんだ!任務遂行に一番熱心なのは、あなただろう?!心を鬼にして目を閉じて、イギリスの為を思って一思いに引き金を引いてみろ!君は指揮官じゃないか!」と大啖呵を切ったものの、急に萎んだように不安な表情で立ち尽くすミラー。長い沈黙の後、意を決して立ち上がり、「心を鬼にして」裏切り者に銃口を向けるマロリー。肩越しにそれを察知し、思わず引き止めに駆け出すミラー。その瞬間、消音銃の鈍い銃声!…ゆっくりと崩れ去る裏切り者。その銃を撃ったのは、裏切り者の親友であった…。このシーン、まるで舞台劇の緊迫した名演を観るようで、涙が溢れました。他にも、嵐の中で荒波に揉まれて進む漁船で、何故かみんなにコーヒーを勧めて回ったり、ラスト直前の「ネズミ花火」でドイツ軍兵士の度肝を抜いたり…。デヴィッド・ニーヴンは最高でした。[地上波(吹替)] 10点(2004-03-02 12:00:24)(良:2票) 《改行有》

28.  天国に行けないパパ 《ネタバレ》  ダブニー・コールマン演じるパパ・バートが最高です!バートは、どう見ても敏腕タイプのエリート刑事ではありませんが、長年に亘って職務を忠実に遂行して来た、経験と円熟味溢れる実働部隊という感じ。そして、仕事が終われば一人息子の野球の練習場まで迎えに行く、というマイホームパパぶりを遺憾なく発揮。それだけに、余命を宣告されて抜け殻のように駐車場に辿り着き、遠い目をして車のカギを開けようとすると、実はそれはよく似た他人の車で、中にいた犬に激しく吠えられた挙句我に返ったり、ダギーのいつもの練習場に車を横付けして、彼を車の中からこっそり見守る時の表情…!共に台詞がないシーンなのですが、ダブニー・コールマンの泣き笑いの表情には、思わず涙をそそられます。また、彼の相棒役のマット・フルーワーも良い味をだしています。バートの病気のことを知らないため、彼の突飛な行動の数々に戸惑ったり、事ある毎に「食うか?」とスナックやヨーグルトを勧めて来たり、と細かい場面が印象に残っています。[地上波(吹替)] 10点(2004-02-27 09:45:36)(良:1票)

29.  ザ・ビート~青春の鼓動 《ネタバレ》  これより2年後に公開された、あの『いまを生きる』を先取りしているかのような、高校が舞台の「詩」が大きなポイントとなるドラマ。開巻と同時に、いかにも危険なスラム街という感じの、車道や壁の寒色が目に焼き付いてくるような街並み。登場する高校生たちは、男女とも喧嘩っ早くドラッグに手を出し、バスケットボールのスリー・オン・スリーのようなゲームやボクシングに興じていますが、その服装や顔付きと言い、街並みとは対照的にどこか洗練されている感じさえして、不思議な画になっています。  彼らが通うオスモ・ハイスクールは、日本のいわゆる課題校以上に暗く、乱雑な雰囲気ですが、教師たちは一様に「ひからびた」顔付き。そこへ転校して来るレックスは、往年のフランス男優ジェラール・フィリップのような面影を持つ、風采の上がらない生徒。登場するや、早くも「トロ公」とからかわれ始めるも、日本のような陰惨さはなく、周りもそういう奴と割り切っているようで、これも妙に彼らの洗練さを窺わせています。レックスは、一風変わっていながらも、次第に仲間たちにも受け入れられるようになり、そんな彼の影響か、エルズワース先生の国語の授業でも、詩のテストでの彼ら成績は、みるみる向上して行きます。  クライマックスは、即興詩人のレックスに徐々に触発されたビリーとケイトの兄妹が、学校の文化祭 (タレント・ショウ) で自作詩の見事な朗読をするところ。「ビーッ・ザ・ビーッ (Beat the beat) 、バ!バ!」というチャンツに乗って、対立していた街の不良グループ同士までもが1つになって行く辺りは、『いまを生きる』に比べれば確かに荒削りなプロットかも知れませんが、率直に気持ちの良いものです。ラストで、忽然と姿を消したレックスを探して、かつて彼と来た海岸に来る一団を照らす、目に鮮やかな夕陽と、聳え立つビル群。オープニングとの見事な対比は、素晴らしいと思います。「今、私は誰?」「誰になりたい?」詩の世界では、みんな自由に誰にでもなれる、という手ほどきを残して、風のように消えたレックス。これぐらいの粗さは、却って想像力を心地よく刺激してくれると思います。日本では劇場未公開、ビデオ発売のみ (DVD発売なし)、ケーブルテレビで放映されただけの、知られざる佳作です。[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-02-26 11:40:06)《改行有》

30.  マルクス捕物帖 《ネタバレ》  終盤の、飛行機絡みのシークエンス以外は、ホテル内の場面がほとんどですが、次の『ラヴ・ハッピー』とは好対照の明るい照明の下で、久しぶりにスクリーンに帰って来たマルクス兄弟も、どこか伸び伸びしている感じがします。グルーチョの、お馴染みのインチキ支配人ぶり (特に、後半に登場する尊大な老紳士と、一言も喋らないその妻を撃退するシーンは、完成された良質のコントのように面白い) 、チコのピンボケぶりとピアノ演奏 (演目は「ビア樽ポルカ」、『マルクス兄弟珍サーカス』に続いて再登場) も円熟して良い味を出しています。そして最も素晴らしいのは、何と言ってもハーポでしょう。海外のあるマルクス兄弟研究家は、「後期の映画で、脚本が弱くなって来れば来るほど、ハーポは逆にいよいよ輝きを増して来る」と指摘。ちょっと短めになってすっきりした髪型 (実際はかつらですが) で登場し、寄りかかっているビルから引き離されると、たちまち倒壊するという有名なギャグに始まり、伯爵になりすましたシュトゥーベルとその子分をフェンシングで翻弄し、後半のカジノでの一世一代の大当たり、さらにお馴染み、名人芸のハープ演奏 (今回は、フランツ・リストの「ハンガリー狂詩曲」;後半ジャズっぽくなるアレンジも良く、彼の劇中での演奏の中で、一番のお気に入りです) …など、まさにいぶし銀の大活躍。かつての有名なギャグを再演してくれる所などもあり、なかなか味のある作品だと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-23 09:44:19)(良:1票)

31.  ラヴ・ハッピー  マルクス兄弟の最高傑作との誉れ高い『我輩はカモである』から20年、チームとしては第2次世界大戦直前に一度引退しながら、『マルクス捕物帳』に引き続いてカムバックして作られた、珍しいハーポ原作・主演の映画。結果的に、これがマルクス兄弟最後の作品となりました。  全体的に、昼間の場面でもどこか夜のような独特の雰囲気が漂っています。『我輩はカモである』を何回も観た直後に初見したのですが、この時61歳だったとは思えないハーポの、一向に衰えていない奇想天外な魅力、そして何と言っても、十八番のハープ演奏のシーン (今回は「スワニー河」) は絶品です。開巻直後のストーリー説明と、終盤に登場する私立探偵、サム・グルーニオン役のグルーチョも、この頃から始めていたクイズ番組の司会者っぽい、当意即妙のウィットを披露。チコは、20年前の『ココナッツ』以来となる「ジプシー・ラヴソング」を見事に演奏して、愉しませてくれます。  因みにこの映画、レンタル店で借りられると思いますが、その時はよく探してみて下さい。コメディのコーナーにない場合は、チョイ役でワンシーン出演しているマリリン・モンローのコーナーに置いてあることがあります (僕が発見したのは、このケースでした) 。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-23 09:08:22)《改行有》

32.  サーカス(1928)  開巻と同時に画面に現れる、"The Circus" という簡潔明瞭な題名。ヴァイオリンが奏でる、静かながら温かいイントロに続いて、80歳のチャップリン本人が朗々と歌う"Swing, Little Girl" という主題歌。フェイドインして目の前に映し出されるのは、吊り輪に両足を差し込み練習を一休みして、額を拭うマーナ・ケネディのクロースアップ。それに重なる、「虹を見たければ/空を見上げてごらん」というチャップリンの歌声。そこで画面はタイトルロールに切り替わり、"A TRAMP--Charles Chaplin" というクレジットを最下段に見せてから、再び最前のマーナ・ケネディの画面へ。「絶対に、下を向いてはいけないよ」という歌詞と共にオープニングが終了、同じ"The Circus"という題名が出て、いよいよスタート。他のチャップリン作品とは一風変わったこのオープニングは、それ自体まさにサーカスそのもののような感じ。さぁ、今から始まるぞ、という期待と、映画全編に亘って感じられる温かさを垣間見させてくれる、まさにお手本のようなものだと思います。そして、ラストシーンで有名な彼のトレードマーク、遠くへ歩み去る後姿。最初は、風のように去ったサーカスへの未練を残したような、重たげな歩み。そして、肩をすくめ、身をぶるっと一瞬震わせた後、ステッキをくるくるくるっ、くるくるくるっ、と振り回して胸を張り、「さて、次はどんな出会いがあるかな」と呟いているかのような、辺りを見回す陽気な行進。そうやって彼方へ遠ざかる彼の姿を見届けて、画面はアイリス・アウト。派手な音楽や演出など、端から不要。こういう粋な撮り方をするチャップリンが、僕は好きですね。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-12 12:55:21)(良:2票)

33.  プロポーズ 《ネタバレ》  僕が最も注目したのは、2人の脇役: 1人は、前半途中からずっとジミーのプロポーズ珍道中に黙々と付き添う長身の牧師。次に向かう元彼女を相談するシーンに変わる度に、必ずぽつねんと座っている姿は笑えます。しかし終盤、彼が湖上のボートでジミーにしみじみと語るシーンは、まるで別人のような穏やかで温かい人柄を描き出していました。そしてラストで、「神により与えられた権限により…2人を夫婦であることを宣言します!」という宣誓がカッコ良い!その瞬間、千人の花嫁が、街が目を覚ますような大歓声と拍手で祝福するシーンには、感動しました。そしてもう1人、忘れてならないのが、ジミーのお祖父さん。いつも分厚いステーキを食べていて、何故か常にハンドスピーカーを携帯して (彼の死後、ジミーがその「遺品」を玩んでいると、たちまちハウリングする) 、その必要もないのに大声で毒のある掛け声を入れる、高齢故にぶっ飛んだキャラクターは、何度も巻き戻して観て大笑いしています。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-10 13:32:46)(良:1票)

34.  荒野の七人  あの傑作『七人の侍』を、ユル・ブリンナーが観て惚れ込み、リメイク権を買い取って作られたということで、どうしてもご本家と比較されてしまいますが、僕はどちらも大好き大満足!素材と俳優、音楽、演出が優れていれば、洋の東西を問わず素晴らしい作品になる好例だと思います。まず、何と言ってもバーンスタインの、あの胸躍り高鳴るテーマ曲。これを聞くといつも、アメリカ西部劇の陽光降り注ぐ広大な「荒野」が目に浮かびます。そして、全身黒尽くめの出で立ちで、すっと背筋を伸ばして歩き、鷹のように鋭い眼光を放つ、ユル・ブリンナー。『七人の侍』での志村喬さん同様、まさに「名将」そのもの。  そして、7人の個性的なガンマンの中でも、ジェイムス・コバーン演じるブリットは、まさにいぶし銀。銃とナイフの両刀使いという練達の士、という設定ですが、何と言っても列車を背景にした、電光石火のナイフ投げのシーン。初めて観た時の興奮が、まだ忘れられない映画です。[地上波(吹替)] 10点(2004-02-04 10:06:16)(良:1票) 《改行有》

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