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プロフィール
コメント数 118
性別 女性
年齢 41歳
自己紹介 前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。
なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議…
簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)

<採点基準>
10  :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる

9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!

7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!

5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない

3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔

1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら

これからもよろしくお願いします!

令和2年10月10日

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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変更日付順123

21.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 最初は本当に不安でした。トムがサムライだし、外国人が作る日本をテーマにした映画だし…。でもビックリするくらいトムは着物が似合ってるし(外人のわりに背が低いから?)、外国人が作った映画なのに8割方が忠実に描かれてるし!!確かに、風景や町並みに違和感を覚える点はたくさんありましたが、某TA○Iとかと比べたら…ねぇ?サムライ魂とはよく言ったもので、本当に古来から伝わる信義・礼節・名誉を上手に表現してくれたと思います。中盤の息子と謙さんのシーン、ボブと広之の最期のシーン、謙さんとトムのシーンがホントに泣けてしまった。でも最後の天皇のシーンは妙に許せなかった。「何で今更英語なの?!最初はアリガトすらカタコトだったじゃん!!」って感じだし、トムが生き残った時点でやっぱり英雄万歳アメリカちっくで納得いかなかったから8点。でもある意味、ちゃんとに勉強して日本を描いてくれてありがとう!!しかもトムが主演でこの映画作ってくれてありがとう!!って感じでした。8点(2004-11-16 14:04:34)

22.  最終絶叫計画4 《ネタバレ》 個人的に、第1作目と同じくらい好きな作品です。シリーズの中では、1作目に匹敵するくらいのハイクォリティーな出来じゃないかな?と思います。1と4では作品のベクトルに違いはありますが、エログロも1ほど露骨ではないので、ある程度の下ネタ耐性があれば幅広く楽しめると思います。 パロディ部分が凝った作りになっているのは、好みの分かれるところかもしれません。そこそこ映画を見ていたり、ある程度アメリカのお国柄や国民性などを知っていれば、より楽しめるかもしれません。要は内輪向けの笑いってことですね。 ただ、劇中で日本語の会話をしているので、われわれ日本人からすると色々な意味で笑えるところでもあります。キャストたちの流暢な日本語をどうぞお楽しみに。(にっこり) 1~4までを見て一貫して言えること。それは「よほどの人でない限り、私は気安くこの4作品を勧めない」ということです。 なぜか?だって、わざわざ自らの品性・人格を貶める必要ないでしょう?この映画を勧めるってことは、自分から積極的に友人や恋人を失くしに行くようなものです。 こういう作品は、一人でニヤニヤと気持ち悪い顔をしながら、ヒッソリと見るのがきっと正しい見方のような気がします。 みなさんも用法用量には気をつけて、正しくご鑑賞くださいネ。[DVD(字幕)] 7点(2010-12-08 11:27:36)《改行有》

23.  マシニスト 《ネタバレ》 クリスチャン・ベールは本当に素晴らしい役者さんですね~。 「アメリカンサイコ」を見てスマートな彼にホレてましたが、 今回はあの時のスマートさとは別の意味で本当にスマートすぎて怖い。 『ひたすら絶食』のおかげで超不健康な人になった彼に何より拍手したいです。 映画のストーリーには最後のオチにちょっと消化不良気味。 雰囲気や見せ方がとても良かっただけに、本当に残念でなりません。 例えば、トレバーやスティービーのような影を持つ人間を撮る時には 部屋や工場などをどことなく暗くて歪んだ「負の空気」の漂わせ、 逆にそれ以外の人物が絡む街中や刑務所の白さなどはまさに正反対だと思います。 『見せ方・撮り方』が秀逸だったおかげで、ストーリーにもメリハリが出来て 目が放せない状態になっていたことは間違いないと思います。 「メメント」を超える作品という前評判を聞いていたのですが、 ストーリー的には私の中でメメントを越えるほどではありませんでした。 ただ、役者魂の面ではクリスチャン・ベールに余裕の軍配です。 彼によって完成された映画と言って過言ではないと思います。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-23 00:54:43)《改行有》

24.  Mr.&Mrs. スミス 懐かしいわぁ…去年のクリスマスに彼氏と一緒に見たなぁ~。 普段は門限が厳しくてシンデレラの如く(いや、顔とかじゃなくね) 12時帰宅していた私も、この日だけは嘘をついて彼と初めてのお泊り♪(ごめんよダディー&マミー) まぁ、間違いなくバレてるのでしょうけどね…。 その前座を飾るデートムービーとしては文句なし!! セクシーで強いアンジー姐さんに男らしくてちょっと可愛いブラピが混ざれば、 あらビックリ! 尻に敷かれる典型的カップルの出来上がり~! あれ? なんかよく見たことありますね、こんなカップル(私の両親や自分たち)。 でも、やっぱりこんな感じの方が夫婦仲は上手く行くみたいですね。 激しいラブシーンには「今夜こんなだったらどうしよ~!キャー(≧∇≦)!!」なんて 妄想全開でしたが、ご心配なく、ムードの欠片すらありませんでした。 なんせ泊まる所がなくて、河原に車を止めて野宿でしたから!! 深く考えず激しいアクションを楽しめる、まさにハリウッドの王道作品なので、 カップルなら鑑賞後の会話は盛り上がり、きっと良い感じになれるでしょう。 この映画で学んだこと。 それは「やっぱり女は強くて逞しい」という事と、 「男は意外と打たれ弱くて可愛い」ってコトでしょうか。 まぁ、気が強すぎるのは問題ですけどね! 私みたいに恋が終わっちゃいますし☆テヘ♪ 色んな意味で忘れられないクリスマスで、忘れられない映画です(TωT) 本当にありがとうございました。[映画館(字幕)] 7点(2006-07-06 16:36:49)(笑:1票) 《改行有》

25.  ドッジボール 《ネタバレ》 結局この映画、チャックノリスがぜんぶ持って行っちゃったと思う。だって、いろいろ書いてたけど、結局いつも思い出すのはチャックノリスのことだけなんだもん。もうこの映画=チャックノリスでいいと思う。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-19 14:22:14)

26.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 懐かしい~(*´ー`*) 私の「人生初☆デート」で観に行った映画でした。 上映中は、二人の間に置いたポップコーンを食べるタイミングが一緒で、 その度に二人の手が触れ合い、心臓が飛び出るくらいドキドキしたもんです♪ 他にも彼が少し動くたびに「えっ?!もしやキス?!」な~んて一人で先走りまくってました(笑) そんないかがわしいコトばかり考えていてあまり詳しくは覚えていませんが、 初めて見たデカプリオの作品でした。 デカプリオの第一印象は「この人、チワワみたいな顔」で、 同じくケイトは「すっげー肩!アメフト選手みたい」でした。 映画は全体的に長かったけど、映像のスケールや壮大な音楽には圧倒されました。 ケイトは恰幅のいいおっかさん的な人なので、デカプリオみたいに繊細で母性本能をくすぐるタイプとは案外合ってます。 かの有名なあのシーンは、見ているこっちの方が恥ずかしくなりました(笑) 何よりイチバン記憶に残ってるのは、二人がチョメチョメしてて、曇った窓ガラスにケイトの手が「バンッ!!」って張り付いたシーンです(やっぱり下ネタかよ・・・)。 さすがに船が沈んでデカプリオが死にそうなトコは、ちょっとウルウルしました。 (一応初デートだし、この辺で泣いたらちょっといい雰囲気になるかしら?ぐふふ♪的な策略も兼ねてましたが) そしてその時にぎゅっ・・・と手を握られた私。そのまま彼と初チュウ(〃∇〃) 策略は見事に成功( ̄ー ̄)b 私にとって、この映画はそう言う意味で『神』です。[映画館(字幕)] 7点(2005-06-29 16:04:39)(笑:3票) 《改行有》

27.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 上映当時に一人で見に行ったよ、この映画…。 土曜の夜、周りは恋人ばっか、私は一人ポップコーンMサイズとメロンソーダがぶ飲み。 今はもう出来ない・・・あれも若さだな(遠い目)。 まず思ったのは、トビーがピーターにハマり役! 本当に冴えない、マジメが取り柄ないい人を好演しています。 トビーの無表情に近い顔が少々苦手だった私だけど、本作では逆にそれが生きている。 元の硬い表情だからこそ、笑った時や怒った時の表情がまた新鮮さを増します。 もっとも、殆どマスクに隠れて分かりませんが…。 対するMJことキルスティン。 私はキルスティンが大好きなんですが…どうすれば、あそこまでキレイに撮れなくなるのでしょうか? ちょっとショックです(;Д;) そして、よく言われているようにCGが少し安っぽい。 最後の方は、目がチカチカしてくる。 ストーリーは、いかにも「2の前哨戦」という感じ。 むしろ「スパイダーマンが出来るまで」です。 丁寧に説明してくれている部分が分かりやすい時も有れば、少し食傷気味にも感じる部分もある。 しかし、全体的に楽しめました☆ 私が一番好きなシーンは、やっぱりあのキスシーン! あんなキス、したくても絶対出来ないもんなぁ~♪ いや、でもしてええええ!!!! …はぁはぁ。 ストーリ構成上、仕方ないのは分かっているんですが、MJ捕まりすぎ。 キミは疫病神かい?って思っちゃうよ。 <追記:2010年の私から当時の私へ> 8年経った今でも、相変わらず一人で映画を観に行ってるよ… ポップコーンのサイズも、相変わらずMだよ… 更に、アイスクリームも仲間入りだよ… ゴメンね、8年前の私。 当時は「2○歳くらいじゃ、きっと結婚したり子供がいたりして、映画なんて一人で観に行く余裕は無いんだろうな~」なんて言っていたのにね… 当分、一人で観に行く余裕はありそうだよ、良かったね、泣いてなんかいないからねっ!![映画館(字幕)] 7点(2004-11-16 22:20:45)《改行有》

28.  チアーズ! 《ネタバレ》 まず驚いたのが、チアリーディングが凄まじく過酷であること。 下手をすれば、その辺の運動部よりも高い身体能力を要求される。 日本ではあまりメジャーでないチアリーディングだが、アメリカではチアリーディング(特にリーダー)をやることは、大変名誉なことだそうな。 スポ根モノだと言われれば、確かにその要素は多々含んでいる。 しかしどちらかと言えば、万能でない主人公が困難を地道に解決していく姿を描いた青春ドラマだろう。 しかも、主人公を演じるキルスティンが本当に適役で、ごく普通の思春期の女子高生を見事に演じている。 派手でも地味でもなく、健康的で素朴な可愛さや純粋さが備わる彼女に好感を抱くのは、ある意味当然の流れ。 そんな彼女も、家では生意気な弟とチアリーディングを理解してくれない母親に苛立ちを隠せず、 一部の女子からは嫉妬を含めた嫌味を言われ、ライバルからは目の敵にされてしまう。 もちろん、普通に恋もする。 しかし奥手同士で微妙な距離感が甘酸っぱく続く。 これぞまさに青春。 私もこんな素敵な青春を送ってみたかったな…。 彼女の成長していく姿を追って行くと、様々な変化が垣間見えるので、 いつしか心の底から彼女を応援したくなってしまう。 最後の結果も、あえて優勝をさせないのが良い。 主人公を含めたチームメイトたちは、皆負けてもとても爽やかな顔をしている。 これこそが、友情、仲間、努力、フェアプレイを貫いた結果の姿なのだ。 「勝ち続けることだけが全てではない」ことを物語っている。 青春は素晴らしい。 蛇足ですが、私は剣○部だったので、別の意味で(甘)酸っぱい香りの学生生活を送っていました。 母によく「思春期の女の子の部屋の匂いじゃない」と言われていたあの頃。 懐かしいです。[DVD(字幕)] 7点(2004-11-16 21:47:01)(良:1票) 《改行有》

29.  ヴァージン・スーサイズ 《ネタバレ》 う~ん。 私もかなり厳しい家庭に育ったけど(あそこまでじゃないが)、要は彼女たちは自由が欲しかったのでしょうね。 音楽、ファッション、恋愛、全てに対する自由。 しかし、それは到底無理だと分かりきっているし、親が怖いし傷つけたくないから行動に移せない。 唯一、姉妹の中でラックスだけは自分に自由に生きる。 他の姉妹たちもそれを羨ましく思うものの、行動には移せない。 しかし、ラックスも結局は何も残らなかった(グラウンドで一夜を過ごした結果がすべてを表現してる気がする)。 そして絶望=死だったのでしょう。 姉妹たちが庭の樹を守ったのは、樹が彼女たちの心の壁と同じ意味を持っていたからで、全体的に映像がぼやけているのも彼女たちが心の全てを見せない、という意味でもあるのかも・・・と思います。 結局は、彼女たちのみぞ知るってトコなのかな。 乙女の気持ちは誰にも分からない、神ですらね。(5点) <追記> 初鑑賞当時は、私もまだギリギリ10代だったと思います。 それから数年経った今、再度鑑賞して新たな視点も出てきたため追記致します。 年を重ねるとは、経験を積むこと。 すべき経験は山ほどあるが、しなくても良い経験・したくもない経験もまた多くあり、大抵それらは、本人の意志とは別に積み重ねられてしまうもの。 まだまだ若輩者の自分が偉そうに言って恐縮ですが、生きるって、とても辛いことがたくさんあります。 ラックスを始めとする姉妹たちは、それを悟ってしまったのでしょうね。 年を重ねれば、見たくもない物を見なければならないし、知りたくもない事を知らなければならない。 ただ自由になりたいだけ、あるがままの自分でいたいだけだとしても、時は残酷で、それを許してはくれない。 10代とは、所謂モラトリアム。 自殺賛美ではないのでご注意頂きたいのですが、彼女たちは、薔薇のように散る様も美しくありたかったのでしょう。 花の命は、いつだって短すぎるのです。 それが美しくあればあるほどに。 私は、今この時に再鑑賞してよかったと思います。 もし過去数年のあいだに鑑賞していたら、私も自分の心を揺さぶられてしまいそうです。 この映画を、初めて怖いと思いました。 よって、点数を7点に変更します。[DVD(字幕)] 7点(2004-11-16 21:39:12)(良:1票) 《改行有》

30.  デスペラード 《ネタバレ》 とにかく人が死ぬ。 タランティーやブシェーミという無駄に豪華な脇役もすぐに死ぬ。 だけどお約束通り、主人公は絶対死なない。 どんなに多勢に無勢でもほぼ無傷。 しかし、何故か許せてしまうのがロドリゲス監督クオリティー。 なんと得なお方なのでしょうか。 あの独特の乾いた空気、辛気臭い酒場、町中に溢れる胡散臭い連中、 抜群のスタイルを誇るラテン美人、情熱的なメロディーを奏でるギター、 そしてテーマは復讐。 復讐の裏に渦巻く愛憎を胸にただひたすら目的達成の為だけに生き、 孤独や悲しみは決して男の口から語られることはなく、 己の眼差しと奏でるギターの旋律のみに男の想いが強く根付く。 ワイルドだが寡黙、無骨なようで繊細。 そんな男性が好きな女性陣、またはそんな男性に憧れる男性諸君は是非一度ご覧あれ。 男性ならあの煙草の吸い方は真似したくなるほど痺れるでしょう。 勿論、バンデラスのファンなら必見。[DVD(字幕)] 7点(2004-11-16 21:07:16)《改行有》

31.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 重い映画だった。見終わった後にすぐ思ったコトは「デカプリオ、マジですげぇ」でした。デカプリオの存在を全然知らない人が見たら、本物の障害者が出演してると思われるでしょう。それくらい違和感を感じさせませんでした。デップ、若いなぁ…。どうすることも出来ない現状の中での焦燥感、苛立ちを上手く表現してました。さすがデップ。結局、汚い大人の世界にうんざり。何とも言えないです。また改めて見たいとは思わないなぁ。7点(2004-06-07 17:48:23)

32.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 初見時は18歳(若っ!!)だった私も、気がつけば、二度目の観賞は10年という月日が経ちました。 当時の私には、自堕落な私生活・私性活を送るブリジットに、まったく共感することが出来ませんでした。 10年経った今でも、自堕落かつ直情的な彼女に共感することは、確かに難しいです。 しかし、この年齢になったからなのでしょうか、今の私は、ブリジットの心情を理解することは出来ました。 孤独な夜の物哀しさ、変わらぬ日常の安心感と欠乏感、周囲との環境差による軋轢。 「年齢がすべてではない」と分かりつつ、言い聞かせつつも、生理的・本能的に感じてしまう「限界=女としての価値」。 昔、誰かが言いました、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と。 これほど本作に調和する言葉は、他にありましょうか? 「妙齢」「女性としての価値」など気にもしなかった若かりしあの頃とは違い、いつの間にか様々な形で「自分自身」に気づかされるのです。 増えていくのは、歳の数と、無駄な経験と、ため息の数と、体重ばかり…という現実に。 しかし、ブリジットはそんな輩にも笑顔を向けて受け流します。 哂われ、どやされ、蔑まれても、ブリジットは本心を顕にはせず、笑って、時にはシニカルさも持ちつつその場をやり過ごします。 彼女が自分自身を受け容れているのだ…ということに判った瞬間でした。 強さでもあり、優しさでもある。 そんなブリジットの長所に惹かれる男性がいるのは、頷けます。 ただ、あんなイケメンや高スペックの男性がブリジットのような女性を好むのは、現実ではかなり確率が低いとは思いますが。 本作は完全にターゲットが絞られており、決して万人向けではない作品です。 その点は大きく採点に加味されたため、この点数と致しました。 『妙齢』に達し、経験だけが増えてしまい、かつては感じ得なかった孤独、苦しみ、焦りに苛まれた女性たちを慰む為に創られた作品…と言っても過言はないでしょう。 「自己憐憫」「自己陶酔」「現実逃避」という効能を有した本作は、心の処方箋そのもの。 人によっては過剰摂取が癖になり、薬物中毒に陥るほどの危険性も孕んでいるかもしれませんので、用法用量にはお気をつけ下さいませ…[映画館(字幕)] 6点(2011-10-31 14:14:40)《改行有》

33.  スクリーム2 《ネタバレ》 つまらなくはありません。 でも「面白いか?」と問われたら、悩む所です。 シリーズの続編作品が一作目と比較されてしまうのは常ですが、スクリーム・シリーズの場合、 1の完成度も満足度も高かっただけに、尚更そのハードルは上がってしまうのでしょう。 単純に『犯人探し』の点においては、前作に引き続き最後まで飽きさせる事はありません。 (共犯説は薄々感づいてはいましたが) 犯人の動機も、「浅はかでだがサイコ的」と「古典的」の両方が使われていて、バランスは良いです。 では、本作と前作の決定的な違いは何か? それは『主人公のシンディの行動』の違いだと、私は思いました。 1作目のシンディは、様々な意味で「被害者」でした。 実母がレイプされ殺されたり、何故か自分が狙われたり、その所為で多くの友人を亡くしたり、 果てには彼氏がサイコ殺人犯だったなんて、これは悲劇以外の何物でもありません。 元凶はシンディの母なんですけどね。 だから、娘であるシンディは完全にとばっちりを喰った訳で、直接的に彼女が要因で人が死んだ訳ではありません。 しかし、本作ではシンディ自身の行動に依って犠牲者が出てしまいます。 親友の殺害シーンなどは、まさにそれではないでしょうか? せっかく二人で逃げおおせる事が出来たのに、シンディの軽率な行動で親友は死んでしまいます。 彼氏に関しては、シンディの過去を鑑みると、判断が難しかったと思います。 これは彼女を責められません。 ですが、1作目と比べても、彼女が『被害者である割合』が本作では圧倒的に落ちているように感じました。 その辺りが、2作目におけるパンチの弱さだったのではないかな?と思います。 ただ、それを許せてしまうのは、ゲイルとデューフィーの恋の行方の功績でしょう。 本来ならシンディの負のオーラで重苦しい雰囲気になってしまう本作も、彼ら二人のお陰で心に安らぎをもたらしてくれます。 その意味で言うと、本作はホラー要素以上に恋愛要素・人間模様にスポットを当てていたのかもしれません。 ホラー映画としては物足りなくもありますが、続編と認識した上でストーリーやキャラクターを楽しむのであれば、 十分に満足の行く仕上がりになっているのではないかな?と思います。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-08 17:06:06)《改行有》

34.  最‘狂’絶叫計画 《ネタバレ》 2年ぶりなのに、全体的に無難なパロディ映画に終止しちゃってるのがつまらん。エログロを期待している思春期のキミたちにも残念なお知らせ。今回はエログロほとんど無いYO!多少下ネタ耐性のある女性なら問題ないレベルの仕上がり。 こんな(クソ)映画から過激なエロを取ったら、いったい何が残るって言うのよ?製作陣バカかとアボカド。 ま、そのぶん今回はブラック・ユーモア満載だけど。さして面白いわけでもないかなぁ。。。 頭の中が空っぽのヤツじゃなきゃ、こんな(クソ)映画見ないよね。わたしも含めて。 チャーリー・シーンのヘイッ!だけが見どころかな。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-08 10:35:09)《改行有》

35.  ザ・リング 《ネタバレ》 サマラたんに、一言モノ申~す!! ダメだよぉ~~!!! テレビから出る時にあんな早く出てきちゃあーーー!!! しかも、出た後にプチ瞬間移動も使っちゃダメでしょおおおお!!! あそこが山場なんだよ、今夜が山田くらいヤマなんだよ! それを、おま、ダメだよおおおおお!!!!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。 ・・・・うん、分かってる(´・ω・`) 分かってるよ、サマラたん。。。 ここはアメリカだもんね、日本じゃないもんね。 日本版みたいにゆっくり出てきたら、出て這いずってる間に銃で撃たれちゃうもんね。 ごめんニョ、サマラたん(´・ω・`) でも面白かったですよ、そこそこ。 あ、スミマセン。 「そこそこ」とか言ってたら、サマラたんがComeー Maybe Comeーですね、わかります。[映画館(字幕)] 6点(2010-12-07 21:38:01)(笑:1票) 《改行有》

36.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 懐かしさに誘われて観賞しました。まだ幼かった私ですら記憶の片隅に残っている特攻野郎Aチームが、まさかスクリーンで甦るなんて!!そりゃ心も躍ります。 観賞後、近くにいた人たちの会話が気になりました。「面白かったね~」という問い掛けに対し「ハリウッド的だよ、まったく(笑)」と嘲笑気味に返答してダメ出しをしているお相手。確かに、その方の仰る通り。良くも悪くも本作はとても「ハリウッド的」です。 個人的に、こういった映画の粗を探すのは野暮だと思っています。ご都合主義的展開、超人的な個々のポテンシャル、非現実極まりない任務など、「有り得ねぇ~!!」と乾いた笑いが出てしまう。でも、頭のどこかで「アメリカなら有り得るかも・・・?」という考えも生まれてしまう。それがこの手の映画の楽しみ方でもあると思うからです。 頭を空っぽにして、ただただ目の前で繰り広げられるド派手なアクションを楽しむ。そういう映画も無いとつまらないものです。 という事で、そんな映画がお好きな方には一見の価値アリです。思いっきり笑い飛ばしてやって、スカッとしちゃってください。[映画館(字幕)] 6点(2010-09-20 12:38:12)(良:1票) 《改行有》

37.  陽だまりのグラウンド 《ネタバレ》 鑑賞前は、ダメ男が子供たちと野球を通じて自分を見つめ直す、よくあるドラマだろうと高を括っていました。 しかし実際はお涙頂戴でも無く、子供をダシに感動を仕立てた安っぽいドラマでもなく、治安の腐敗、殺伐とした街、エゴに塗れた大人たちなど、荒廃した世界を映し出したリアルなドラマだった。 主人公は堕落したダメ人間の典型だが、そんな自分を嫌悪しつつ、そのぬるま湯から簡単には抜け出せない様子も窺える。 これはつまり、人間の根本的な弱さと、大人に成れば成るほど堕ちた時の絶望感が大きいのだ、ということを意味しているように思う。 しかし、どんな人でも変わることが出来るはずだ。 その代名詞として、愛や子供という純粋で無垢な存在があるのだろう。 綺麗事と言われるかもしれない。 だが、こんな時代や環境を恨む事無く、真っ直ぐ懸命に生きようとする子供たちの姿を前にして、自らの荒んだ生き方をどうして恥じずにいられる? 愚かな自分でも受け入れようとしてくれている人を前にして、どうして変わる事を恐れる必要がある? どんなに小さくても、自分が変わる為のキッカを何か一つでも掴めたか否かで、その後の人生がいくらでも変えられる事を、この映画は教えてくれる。 しかし、理不尽なこの世界。 生と死の前では、人はあまりにも無力なのだという事を感じざるを得ない出来事に、言い知れぬ悲しみを感じる。 目を背けたい現実を受け止めながら進むのは辛く苦しいが、人間として大きく前進する為の大切な課程であるのだろう。[DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 22:18:52)《改行有》

38.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 親から受け継ぐ権威や名誉、寄せられる期待を一心に背負う長男ヘクトル。頭も腕も良いため指導力に優れ、下の者達からの信頼も厚い。そして家族(特に妻)を心から愛する優しい夫・父親でもあり、デキの悪いクソ弟のことも一切咎めず、彼を支援する懐の深さを持つ漢の中の漢。 対するアキレスは、もっと泥臭いタイプ。金や名誉に執着するお偉方を鼻で笑い、罵倒し、常に我流を貫く曲者。冷酷非情な実力の裏には、心を許し認めた相手に対する情の深さを持ち併せている。決して弱みを見せず、カリスマ性が漂うものの、孤独に苛まれている。 この二人に惚れるのは分かる。男女問わず惚れるだろう。私もヘクトルに惚れたし、アキレスのキュッと引き締まったお尻にも惚れた。だけどパリスはないだろ、一国のお妃さんよ。キミたちの自分勝手で後先考えない行動のせいで、どれだけ多く人が死んだと思う?「バカは死んでも治らない」って言うけど、だから死ななかったのかね、この二人。 この映画はストーリー云々よりも、男達の熱く激しい戦いを目に焼きつけ、一挙手一投足に息を呑み、戦闘の臨場感だけを体感するのに相応しい映画だと思います。でもきっと、3時間近く「男だらけの水泳大会」みたいになっちゃうのは…って事で、ところどころにラブシーンがあるんでしょうね。別にいらないんだけどな。男だらけのガチムチバトルで良かったのに![映画館(字幕)] 6点(2007-05-07 16:01:15)《改行有》

39.  スウィート・ノベンバー 《ネタバレ》 出逢うはずのない二人が期間限定で恋人になる。 破天荒で天真爛漫な彼女だが、実は病魔が彼女を蝕んでいた…というよくある設定。 でもこれは”愛”を前面に打ち出せる良いスパイスなので、悪くはない。 観賞当時、私は10代でした。 まだまだ若さ故の未熟さがあったせいか、最終的に彼女が彼の元を 去ってしまう理由が長らく理解できずにいました。 「今までの誰より愛し、心から一緒にいたいなら、一緒にいればいいじゃない!」 そんな風に憤り、すべてが彼女のワガママに終止した、としか捉えられませんでした。 でも、今なら彼女の気持ちが少し分かるんです。 多分「本当に心から愛した人だからこそ」の決断なのでしょうね。 もし彼女が病気じゃなく、普通にこの先も長く生きていられたのならば、 彼女は彼と一緒にいる道を選んだかもしれない。 いや、恐らくそうしているでしょう。 でも、長く一緒にいられないことは既に分かっている。 そんな状況で、自分の気持ちの赴くままその道を選んだとしたら、 二人を待っているのは「死別」しかない。 そして彼に残るものは「絶望」と「虚無感」だけ。 彼女はそれを分かっていたからこそ『想い出は綺麗なまま遺す』という選択をしたのでしょう。 1ヶ月という期間も、また絶妙です。 確実にお互いが楽しい毎日を送れるラブラブ期間ですから。 そして毎年11月になれば、彼は彼女のことを思い出す。 彼女は「別れの悲哀」と引き換えに、彼の記憶の中で「永遠に生き続ける自分」を得たのでしょう。 人が愛の前で純粋になったり、素直になればなるほど、 悲しい想いや現実は表裏一体で影を潜めているのかもしれませんね。 「愛し合っている」だけじゃダメで、二人の”障害”に目を向けずに突っ走れば、 最後に傷つくのは結局お互いなんです。 「大人の恋」とは「清濁併せ呑んだ決断ができる愛の存在」を云うのかもしれません。 この映画は、ちょっと歪な大人の不器用な愛と慈しみが、美しく描かれているお話でした。[映画館(字幕)] 6点(2007-01-13 18:54:35)(良:1票) 《改行有》

40.  ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ! 《ネタバレ》 リース・ウィザースプーンは本当にマルチな女優さんだ。 シリアス・コミカル・キュートな役柄どれも簡単にこなしてしまう。 近年の彼女のアカデミー賞受賞にも、何の不思議もない。 『和製・濱田マリ』『猪木アゴ』の称号を感じさせない豊な表情は本当に魅力的だ。 彼女の笑顔とクルクル変わる表情が映画に活気を与えてることは間違いない。 ストーリーは意外と淡々と進むが、そのおかげで所々のシニカルさが際立つ。 男と言うのは、本当にいくつになっても純粋すぎるというか、おバカというか・・・。 そして女と言うのは、いくつであろうが本当に強かで計算高い。 リースの存在感がたっぷりだし、まさにこの役柄はリースが適役だったのだろう。 あんなブサイクカットを笑って許せる女優さんなんて、リースぐらいだろうし(笑) ただこの邦題はいただけない。 邦題がもう少し違えば、ビデオ屋さんで手に取る人も多いと思うんだけどなぁ・・・。 その点がマイナス。 あとは全体的なストーリーの読めた感で少しマイナス。 兎にも角にも、『下半身のだらしなさは破滅への近道』ってコトですね。[DVD(字幕)] 6点(2006-10-29 21:04:00)《改行有》

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