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プロフィール
コメント数 118
性別 女性
年齢 41歳
自己紹介 前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。
なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議…
簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)

<採点基準>
10  :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる

9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!

7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!

5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない

3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔

1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら

これからもよろしくお願いします!

令和2年10月10日

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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変更日付順123

21.  シザーハンズ 何故もっと早く見なかったんだろう…これが率直な感想です。 当時の私は、ウィノナがあまり好きではありませんでした。 共演時にはデップと恋仲にもなったため、愚かな嫉妬心から鑑賞を渋っていたのです。 今では、そんな理由で観なかったアホで浅薄な自分を大変悔やんでおります。 涙が枯れるほど、泣いてしまいました。 「ラブストーリーは苦手」と食わず嫌いをしていた私に、 初めて、ラブストーリーで純粋に流れる涙の美しさを教えてくれた映画でした。 狂おしいほどに、切ないです。 一度見ただけで大好きな映画になりました。 何度も何度も繰り返し見たくてDVDを買ったのに、 思い出すと切なくて、胸が苦しくて、見れないんです。(意味ねぇ~w) ティム・バートンは、本当に少年のように純粋な心をお持ちの方なのでしょうね。 真っ直ぐで、だけど切なくて、触れたら壊れてしまいそうなガラス細工のような恋。 それを逆説的な映像美で演出するので、そのアンバランスさが何よりも心に残ります。 いつか自分に子供が出来たら、ぜひ見せたい作品です。 この役はデップだから出来た役であり、デップのための役でしょう。 そして「ウィノナ、やっぱり可愛いし演技上手いわ…」と、悔しいけど彼女も好きになってしまいました。 単なる好みや愚かな先入観で作品を見ようとしないのは、 映画を愛する人間としてあるまじき行為なのだ、という事を実感させてくれた作品です。[DVD(字幕)] 10点(2014-06-25 18:48:42)(良:1票) 《改行有》

22.  スウィート・ノベンバー 《ネタバレ》 出逢うはずのない二人が期間限定で恋人になる。 破天荒で天真爛漫な彼女だが、実は病魔が彼女を蝕んでいた…というよくある設定。 でもこれは”愛”を前面に打ち出せる良いスパイスなので、悪くはない。 観賞当時、私は10代でした。 まだまだ若さ故の未熟さがあったせいか、最終的に彼女が彼の元を 去ってしまう理由が長らく理解できずにいました。 「今までの誰より愛し、心から一緒にいたいなら、一緒にいればいいじゃない!」 そんな風に憤り、すべてが彼女のワガママに終止した、としか捉えられませんでした。 でも、今なら彼女の気持ちが少し分かるんです。 多分「本当に心から愛した人だからこそ」の決断なのでしょうね。 もし彼女が病気じゃなく、普通にこの先も長く生きていられたのならば、 彼女は彼と一緒にいる道を選んだかもしれない。 いや、恐らくそうしているでしょう。 でも、長く一緒にいられないことは既に分かっている。 そんな状況で、自分の気持ちの赴くままその道を選んだとしたら、 二人を待っているのは「死別」しかない。 そして彼に残るものは「絶望」と「虚無感」だけ。 彼女はそれを分かっていたからこそ『想い出は綺麗なまま遺す』という選択をしたのでしょう。 1ヶ月という期間も、また絶妙です。 確実にお互いが楽しい毎日を送れるラブラブ期間ですから。 そして毎年11月になれば、彼は彼女のことを思い出す。 彼女は「別れの悲哀」と引き換えに、彼の記憶の中で「永遠に生き続ける自分」を得たのでしょう。 人が愛の前で純粋になったり、素直になればなるほど、 悲しい想いや現実は表裏一体で影を潜めているのかもしれませんね。 「愛し合っている」だけじゃダメで、二人の”障害”に目を向けずに突っ走れば、 最後に傷つくのは結局お互いなんです。 「大人の恋」とは「清濁併せ呑んだ決断ができる愛の存在」を云うのかもしれません。 この映画は、ちょっと歪な大人の不器用な愛と慈しみが、美しく描かれているお話でした。[映画館(字幕)] 6点(2014-04-10 16:28:42)(良:1票) 《改行有》

23.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 初見時は18歳(若っ!!)だった私も、気がつけば、二度目の観賞は10年という月日が経ちました。 当時の私には、自堕落な私生活・私性活を送るブリジットに、まったく共感することが出来ませんでした。 10年経った今でも、自堕落かつ直情的な彼女に共感することは、確かに難しいです。 しかし、この年齢になったからなのでしょうか、今の私は、ブリジットの心情を理解することは出来ました。 孤独な夜の物哀しさ、変わらぬ日常の安心感と欠乏感、周囲との環境差による軋轢。 「年齢がすべてではない」と分かりつつ、言い聞かせつつも、生理的・本能的に感じてしまう「限界=女としての価値」。 昔、誰かが言いました、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と。 これほど本作に調和する言葉は、他にありましょうか? 「妙齢」「女性としての価値」など気にもしなかった若かりしあの頃とは違い、いつの間にか様々な形で「自分自身」に気づかされるのです。 増えていくのは、歳の数と、無駄な経験と、ため息の数と、体重ばかり…という現実に。 しかし、ブリジットはそんな輩にも笑顔を向けて受け流します。 哂われ、どやされ、蔑まれても、ブリジットは本心を顕にはせず、笑って、時にはシニカルさも持ちつつその場をやり過ごします。 彼女が自分自身を受け容れているのだ…ということに判った瞬間でした。 強さでもあり、優しさでもある。 そんなブリジットの長所に惹かれる男性がいるのは、頷けます。 ただ、あんなイケメンや高スペックの男性がブリジットのような女性を好むのは、現実ではかなり確率が低いとは思いますが。 本作は完全にターゲットが絞られており、決して万人向けではない作品です。 その点は大きく採点に加味されたため、この点数と致しました。 『妙齢』に達し、経験だけが増えてしまい、かつては感じ得なかった孤独、苦しみ、焦りに苛まれた女性たちを慰む為に創られた作品…と言っても過言はないでしょう。 「自己憐憫」「自己陶酔」「現実逃避」という効能を有した本作は、心の処方箋そのもの。 人によっては過剰摂取が癖になり、薬物中毒に陥るほどの危険性も孕んでいるかもしれませんので、用法用量にはお気をつけ下さいませ…[映画館(字幕)] 6点(2011-10-31 14:14:40)《改行有》

24.  スクリーム2 《ネタバレ》 つまらなくはありません。 でも「面白いか?」と問われたら、悩む所です。 シリーズの続編作品が一作目と比較されてしまうのは常ですが、スクリーム・シリーズの場合、 1の完成度も満足度も高かっただけに、尚更そのハードルは上がってしまうのでしょう。 単純に『犯人探し』の点においては、前作に引き続き最後まで飽きさせる事はありません。 (共犯説は薄々感づいてはいましたが) 犯人の動機も、「浅はかでだがサイコ的」と「古典的」の両方が使われていて、バランスは良いです。 では、本作と前作の決定的な違いは何か? それは『主人公のシンディの行動』の違いだと、私は思いました。 1作目のシンディは、様々な意味で「被害者」でした。 実母がレイプされ殺されたり、何故か自分が狙われたり、その所為で多くの友人を亡くしたり、 果てには彼氏がサイコ殺人犯だったなんて、これは悲劇以外の何物でもありません。 元凶はシンディの母なんですけどね。 だから、娘であるシンディは完全にとばっちりを喰った訳で、直接的に彼女が要因で人が死んだ訳ではありません。 しかし、本作ではシンディ自身の行動に依って犠牲者が出てしまいます。 親友の殺害シーンなどは、まさにそれではないでしょうか? せっかく二人で逃げおおせる事が出来たのに、シンディの軽率な行動で親友は死んでしまいます。 彼氏に関しては、シンディの過去を鑑みると、判断が難しかったと思います。 これは彼女を責められません。 ですが、1作目と比べても、彼女が『被害者である割合』が本作では圧倒的に落ちているように感じました。 その辺りが、2作目におけるパンチの弱さだったのではないかな?と思います。 ただ、それを許せてしまうのは、ゲイルとデューフィーの恋の行方の功績でしょう。 本来ならシンディの負のオーラで重苦しい雰囲気になってしまう本作も、彼ら二人のお陰で心に安らぎをもたらしてくれます。 その意味で言うと、本作はホラー要素以上に恋愛要素・人間模様にスポットを当てていたのかもしれません。 ホラー映画としては物足りなくもありますが、続編と認識した上でストーリーやキャラクターを楽しむのであれば、 十分に満足の行く仕上がりになっているのではないかな?と思います。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-08 17:06:41)《改行有》

25.  ザ・リング 《ネタバレ》 サマラたんに、一言モノ申~す!! ダメだよぉ~~!!! テレビから出る時にあんな早く出てきちゃあーーー!!! しかも、出た後にプチ瞬間移動も使っちゃダメでしょおおおお!!! あそこが山場なんだよ、今夜が山田くらいヤマなんだよ! それを、おま、ダメだよおおおおお!!!!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。 ・・・・うん、分かってる(´・ω・`) 分かってるよ、サマラたん。。。 ここはアメリカだもんね、日本じゃないもんね。 日本版みたいにゆっくり出てきたら、出て這いずってる間に銃で撃たれちゃうもんね。 ごめんニョ、サマラたん(´・ω・`) でも面白かったですよ、そこそこ。 あ、スミマセン。 「そこそこ」とか言ってたら、サマラたんがComeー Maybe Comeーですね、わかります。[映画館(字幕)] 6点(2010-12-07 21:38:30)(笑:1票) 《改行有》

26.  キス&キル 《ネタバレ》 監督が「キューティ・ブロンド」のロバート・ルケティックだったので、 少なからず期待していましたが、期待外れに終わりました。 とにかく「設定が雑」の一言に尽きると思います。 本作にラブストーリーとアクションの要素が含まれていることは、タイトルから想像するに難くありません。 しかし、それにしてはスパイとしての彼の行動や背景の描写が稚拙過ぎます。 見栄えの良いアクションシーンのみを羅列して「僕スパイ!(キリッ)」と言われても、説得力は皆無。 凄腕スパイどころか、全然使えないと感じました。 ただでさえ多いスパイアクション分野なのだから、本作は比較対象の広さをもっと自覚すべきだったのでは? 差別化を図る為に他のスパイ映画よりも「夫婦愛・家族愛」をメインにしているようだが、 その辺りも深化のさせ方が中途半端。 「面倒な近所付き合い」も「夫婦関係」も「義両親との関係性」も、 殆どが登場人物たちの口から語られているのが問題だと思います。 あと、ご近所さんやお友達との関係性が希薄な為、 途中からは誰が寝返っても誰が味方でも大して驚かなくなりました。 そもそも、アメリカの郊外であんなに派手なドンパチを繰り広げていたら、もっと大事になっているでしょ? その辺りのご都合主義は映画にありがちですが、本作は「そもそも雑な作り」なので、ご都合主義も受容し難くなります。 無駄な爆破やアクションシーンに時間を掛け過ぎだと感じました。 そして最後は、究極のご都合主義で幕を下ろします。 語るに値しません。 本作の登場人物たちを見て私がつくづく実感したのは「目の寄る所へは玉も寄る」でした。 DVDで十分でしょう。[試写会(字幕)] 4点(2010-12-07 21:25:18)《改行有》

27.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 上映当時に一人で見に行ったよ、この映画…。 土曜の夜、周りは恋人ばっか、私は一人ポップコーンMサイズとメロンソーダがぶ飲み。 今はもう出来ない・・・あれも若さだな(遠い目)。 まず思ったのは、トビーがピーターにハマり役! 本当に冴えない、マジメが取り柄ないい人を好演しています。 トビーの無表情に近い顔が少々苦手だった私だけど、本作では逆にそれが生きている。 元の硬い表情だからこそ、笑った時や怒った時の表情がまた新鮮さを増します。 もっとも、殆どマスクに隠れて分かりませんが…。 対するMJことキルスティン。 私はキルスティンが大好きなんですが…どうすれば、あそこまでキレイに撮れなくなるのでしょうか? ちょっとショックです(;Д;) そして、よく言われているようにCGが少し安っぽい。 最後の方は、目がチカチカしてくる。 ストーリーは、いかにも「2の前哨戦」という感じ。 むしろ「スパイダーマンが出来るまで」です。 丁寧に説明してくれている部分が分かりやすい時も有れば、少し食傷気味にも感じる部分もある。 しかし、全体的に楽しめました☆ 私が一番好きなシーンは、やっぱりあのキスシーン! あんなキス、したくても絶対出来ないもんなぁ~♪ いや、でもしてええええ!!!! …はぁはぁ。 ストーリ構成上、仕方ないのは分かっているんですが、MJ捕まりすぎ。 キミは疫病神かい?って思っちゃうよ。 <追記:2010年の私から当時の私へ> 8年経った今でも、相変わらず一人で映画を観に行ってるよ… ポップコーンのサイズも、相変わらずMだよ… 更に、アイスクリームも仲間入りだよ… ゴメンね、8年前の私。 当時は「2○歳くらいじゃ、きっと結婚したり子供がいたりして、映画なんて一人で観に行く余裕は無いんだろうな~」なんて言っていたのにね… 当分、一人で観に行く余裕はありそうだよ、良かったね、泣いてなんかいないからねっ!![映画館(字幕)] 7点(2010-09-22 18:47:08)《改行有》

28.  ヴァージン・スーサイズ 《ネタバレ》 う~ん。 私もかなり厳しい家庭に育ったけど(あそこまでじゃないが)、要は彼女たちは自由が欲しかったのでしょうね。 音楽、ファッション、恋愛、全てに対する自由。 しかし、それは到底無理だと分かりきっているし、親が怖いし傷つけたくないから行動に移せない。 唯一、姉妹の中でラックスだけは自分に自由に生きる。 他の姉妹たちもそれを羨ましく思うものの、行動には移せない。 しかし、ラックスも結局は何も残らなかった(グラウンドで一夜を過ごした結果がすべてを表現してる気がする)。 そして絶望=死だったのでしょう。 姉妹たちが庭の樹を守ったのは、樹が彼女たちの心の壁と同じ意味を持っていたからで、全体的に映像がぼやけているのも彼女たちが心の全てを見せない、という意味でもあるのかも・・・と思います。 結局は、彼女たちのみぞ知るってトコなのかな。 乙女の気持ちは誰にも分からない、神ですらね。(5点) <追記> 初鑑賞当時は、私もまだギリギリ10代だったと思います。 それから数年経った今、再度鑑賞して新たな視点も出てきたため追記致します。 年を重ねるとは、経験を積むこと。 すべき経験は山ほどあるが、しなくても良い経験・したくもない経験もまた多くあり、大抵それらは、本人の意志とは別に積み重ねられてしまうもの。 まだまだ若輩者の自分が偉そうに言って恐縮ですが、生きるって、とても辛いことがたくさんあります。 ラックスを始めとする姉妹たちは、それを悟ってしまったのでしょうね。 年を重ねれば、見たくもない物を見なければならないし、知りたくもない事を知らなければならない。 ただ自由になりたいだけ、あるがままの自分でいたいだけだとしても、時は残酷で、それを許してはくれない。 10代とは、所謂モラトリアム。 自殺賛美ではないのでご注意頂きたいのですが、彼女たちは、薔薇のように散る様も美しくありたかったのでしょう。 花の命は、いつだって短すぎるのです。 それが美しくあればあるほどに。 私は、今この時に再鑑賞してよかったと思います。 もし過去数年のあいだに鑑賞していたら、私も自分の心を揺さぶられてしまいそうです。 この映画を、初めて怖いと思いました。 よって、点数を7点に変更します。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-20 21:46:29)(良:1票) 《改行有》

29.  カタコンベ 《ネタバレ》 今からちょうど2年前。 年に映画を2,3本しか見ない友達に強く誘われて見る羽目になった映画でした。 私は、何故だか解りませんが、この映画を見てはいけない気がしていました。 おそらく、本能がこの映画に対して回避命令を下していたのでしょう。 危険すぎる賭け…いや、私には負けが見えている賭けでした。 私は遠回しに、優しく、彼女にこの映画の危険性を訴えました。 「多分だけどね、この映画はちょっと地雷があるというか… ほら、折角楽しく遊んでるんだから、気持ちが良くなる映画の方が良いと思うんだ! これは今見なくてもDVDとかで良い気がs」 『カタコンベ、大人2枚』 私の言葉は彼女には届かなかったようです…残念。 鑑賞後、劇場を無言で後にした彼女と私。 トイレに行こうと提案した私に彼女も同意し、そしてようやく口を開いた彼女が言った言葉は、 「人の忠告は聞くべきだということが、この映画から得た教訓だ」でした。 私たちは強く握手をし、さらに友情が深まったことを確認しました。 この映画は、友情・愛情への副効用が発生することがありますが、ごく稀です。 『副作用の危険性に対する挑戦』といった行為に関しても、自己責任でお願いします。[映画館(字幕)] 2点(2009-10-25 20:54:00)《改行有》

30.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 まさかSFモノがこんなに楽しいとは思いませんでした。 最後までラストが予測できず、食い入るようにして息を呑みながら鑑賞していました。 作品全体を通じて感じたのは、微妙で不気味な距離感から生まれるリアルさ。 20年以上も前の作品(私と同い年…)とは思えないほどの映像演出と迫力には脱帽です。 当時のCG技術や特殊効果を以っての出来栄えなのだと思うと、本当に制作陣には敬意を表したいと思います。 断片的に明らかになって行く”Thing”の正体は、未知なる部分とのバランスが常に不安定で、とてもスリリング。 誰が”Thing”に侵されているのかも判らず、いつ自分が侵されてしまうかも分からない恐怖。 仲間を信頼出来ぬ悲しさ、強まる猜疑心、掻き立てられる負の想像力、狂気、暴走。 彼らを纏う恐怖という空気は、果たして”Thing”によるものなのか、人の狂気によるものなのか。 極限に陥った時に人間が取るであろう行動は、非常に泥臭く生々しいです。 その人間臭さがしっかり描かれたからこそ、終盤に彼らが取る行動と決断に大きく衝撃を受けました。 彼らは、単なる英雄である事を望んだのではない。 ”Thing”に侵された現状を目の当たりにしたからこそ、『人間としての尊厳』を保ったまま死にゆく事が出来たのかもしれません。 そして、音楽が最高に良かったです。 ラップ音のように不気味で不快感な高音や、焦燥感を煽るような鈍い低音。 クライマックスでは高揚感を最高潮に導きつつ、幕引きはあくまで静かに終わる上品さ。 誰かと思えばモリコーネ。 大変納得致しました。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-26 15:17:40)《改行有》

31.  バスケットボール・ダイアリーズ 《ネタバレ》 タイトルから連想される爽やかさとは無縁のドラッグ映画。 不快なまでにドラッグに溺れ堕ちる少年をデカプリオが熱演している。 その狂気たるや、まるで自身も実際にクスリ漬けになっているのでは?と懐疑的にさせるほどの生々しさと迫力に満ちていた。 同系のその他の映画とは一線を画した、徹底的なまでのリアル追求が残すものは、 ただひたすらドラッグに対する恐怖感と嫌悪感。 若さゆえと言えばそれまでだが、「赤信号皆で渡れば怖くない」という観念はやはり危険極まりない上に、 人生を無駄にしてしまう可能性を孕み過ぎている。 しかし、人間の心の隙間というのは、本当に脆いものなのだろう。 恐らく皆、常に思っているだろう。 「まさか自分が…」と。 そのまさかが、小さな何かで簡単に崩れ落ちてしまうことなど、誰も想像できない。 それが人間なのだろう。 それでも命ある限り生きていかなけらばならない。 一つづつ、賢くなっていかなければならないのだろう。 昨今の日本でも他人事とは言えない話題なだけに、ドラッグの恐ろしさをより多くの人に感じてもらいたい。 ダメ、絶対。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-17 17:52:02)《改行有》

32.  オーバー・ザ・ムーン 《ネタバレ》 初鑑賞はまだ20歳くらいの時でしたが、数年の時を経て再び鑑賞してみると感想が違いましたので、再投稿します。<2008年11月> なんだかんだ言っても、やっぱり不倫は良くないと思います。 しかもあんな良い旦那様で、年頃の娘もいるのに。 「不倫美化映画」のように感じました。 不測の事態(妊娠)によって自分の人生や現実を悔みたくなる気持ちは分かります。 でも、結局は自らの浅はかさによって招いた結果に過ぎません。 たとえ、どれほど娘の誕生を喜ばしく幸せに思っていたとしても、 不倫という行動をしてしまったら、その想いに対する信頼度はゼロになりますよね。 おそらく彼女は、時間が止まったままだったのでしょう。 心は永遠の少女で、身体ばかりが歳を重ねていったため、ひと夏の甘い罠にかかり、 理性ではなく本能に従うまま、快楽におぼれたのでしょう。 以前のレビューを見ると、私自身も若かったなぁ…と、少々恥じ入ります。 だって、幼稚で自己中心的な行動をした主人公を擁護してますし(笑) しかもその事実を旦那様にカミングアウトなんて、最低でしょ? しかも結果的に旦那様は許してくれたし、娘とはより理解し合えてハッピーエンド。 世の中そんなに甘くないと思います。 映像は美しく役者も演技達者ばかりなので、嫌いではないが大好きではない、普通の印象に落ちました。 <以下、以前のレビュー> この映画が日本でビデオ公開のみ(遂に今夏DVD化)なんて、本当にもったいない!! 出演陣はストーリーをしっかり支える名脇役揃い。 特にダンナ役のリーヴ・シュライパーは、愛する妻と家族を想うあまり 裏目に出る行動が多々あり(娘が初○○になった時のは確かにかわいそうw)、 だけど懸命に理解しようとし、新たな一歩を踏み出そうとする素敵なダンナ様です。 対するヴィゴに惹かれてしまうダイアンの気持ちもよく分かる。 女として最も輝き、悦びを知るはずの時代を無くしてしまった名残惜しさから、 若くてワイルドで、しかも自分に気がある青年に出会ったら、 いけないと分かっていても恋に落ちてしまうよ。 自然の中で激しく愛し合う二人は、その時だけは全てが味方になったようで奇麗でした。 ただの不倫映画ではなく、家族に対する愛、思春期の子供の成長や葛藤、夫への愛、だけど”女としての自分”を、すごく丁寧にキレイに描いていたと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-17 15:21:02)《改行有》

33.  Mr.&Mrs. スミス 懐かしいわぁ…去年のクリスマスに彼氏と一緒に見たなぁ~。 普段は門限が厳しくてシンデレラの如く(いや、顔とかじゃなくね) 12時帰宅していた私も、この日だけは嘘をついて彼と初めてのお泊り♪(ごめんよダディー&マミー) まぁ、間違いなくバレてるのでしょうけどね…。 その前座を飾るデートムービーとしては文句なし!! セクシーで強いアンジー姐さんに男らしくてちょっと可愛いブラピが混ざれば、 あらビックリ! 尻に敷かれる典型的カップルの出来上がり~! あれ? なんかよく見たことありますね、こんなカップル(私の両親や自分たち)。 でも、やっぱりこんな感じの方が夫婦仲は上手く行くみたいですね。 激しいラブシーンには「今夜こんなだったらどうしよ~!キャー(≧∇≦)!!」なんて 妄想全開でしたが、ご心配なく、ムードの欠片すらありませんでした。 なんせ泊まる所がなくて、河原に車を止めて野宿でしたから!! 深く考えず激しいアクションを楽しめる、まさにハリウッドの王道作品なので、 カップルなら鑑賞後の会話は盛り上がり、きっと良い感じになれるでしょう。 この映画で学んだこと。 それは「やっぱり女は強くて逞しい」という事と、 「男は意外と打たれ弱くて可愛い」ってコトでしょうか。 まぁ、気が強すぎるのは問題ですけどね! 私みたいに恋が終わっちゃいますし☆テヘ♪ 色んな意味で忘れられないクリスマスで、忘れられない映画です(TωT) 本当にありがとうございました。[映画館(字幕)] 7点(2008-07-29 11:20:21)(笑:1票) 《改行有》

34.  陽だまりのグラウンド 《ネタバレ》 鑑賞前は、ダメ男が子供たちと野球を通じて自分を見つめ直す、よくあるドラマだろうと高を括っていました。 しかし実際はお涙頂戴でも無く、子供をダシに感動を仕立てた安っぽいドラマでもなく、治安の腐敗、殺伐とした街、エゴに塗れた大人たちなど、荒廃した世界を映し出したリアルなドラマだった。 主人公は堕落したダメ人間の典型だが、そんな自分を嫌悪しつつ、そのぬるま湯から簡単には抜け出せない様子も窺える。 これはつまり、人間の根本的な弱さと、大人に成れば成るほど堕ちた時の絶望感が大きいのだ、ということを意味しているように思う。 しかし、どんな人でも変わることが出来るはずだ。 その代名詞として、愛や子供という純粋で無垢な存在があるのだろう。 綺麗事と言われるかもしれない。 だが、こんな時代や環境を恨む事無く、真っ直ぐ懸命に生きようとする子供たちの姿を前にして、自らの荒んだ生き方をどうして恥じずにいられる? 愚かな自分でも受け入れようとしてくれている人を前にして、どうして変わる事を恐れる必要がある? どんなに小さくても、自分が変わる為のキッカを何か一つでも掴めたか否かで、その後の人生がいくらでも変えられる事を、この映画は教えてくれる。 しかし、理不尽なこの世界。 生と死の前では、人はあまりにも無力なのだという事を感じざるを得ない出来事に、言い知れぬ悲しみを感じる。 目を背けたい現実を受け止めながら進むのは辛く苦しいが、人間として大きく前進する為の大切な課程であるのだろう。[DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 22:18:52)《改行有》

35.  レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 《ネタバレ》 「エルマリアッチ」「デスペラード」の続編、 しかもこの度ジョニー・デップも出演と聞けば、嫌でも期待値は上がってしまう。 しかしそのように期待を掛けてしまった自分を悔やみました。 少なくとも前編からの主人公はマリアッチ=バンデラスの筈だが、 今回は誰が主人公だか分からない。 私はジョニー・デップもバンデラスもどちらも大好きな俳優さんだが、 この作品においては、やはりマリアッチのバンデラスがメインであって欲しかった。 本シリーズの醍醐味は「マリアッチの情熱と孤独、復讐と葛藤」だと思っていたため、 3作目のようにマリアッチの描写が少なければ面白いわけが無いのである。 ジョニー・デップお得意の怪演奇演は確かに見ていて満足感はある。 その他キャストも豪華で癖があり、とても見応えはある。 しかし肝心のストーリーには一貫性がなく、様々なエピソードを詰め込みすぎ、 単なるドタバタアクションに終止してしまったことが大変残念だった。 デスペラードを期待してしまうと、必ず肩透かしを喰らってしまうでしょう。 まったく別物の作品として鑑賞することをお勧めします。[映画館(字幕)] 4点(2008-03-23 20:25:49)《改行有》

36.  死霊の盆踊り 《ネタバレ》 おっぱいがこんなに魅力的に思えなかったのは初めてでした。 [インターネット(字幕)] 0点(2008-01-28 15:00:04)(笑:4票) 《改行有》

37.  ウェディング・シンガー 《ネタバレ》 「思いやりがいかに大切か」ということを再認識させてくれた映画です。 大切なのはお金じゃない。 本当に欲しいのは便利なモノじゃない。 どんな小さなことでも良いから「自分のことを考えてくれてる、想ってくれている」 と感じられる言葉や行動を相手がしてくれること、それが何よりも嬉しいのです。 モノがあれば便利だし、お金だってあるに超したことはない。 だけど根本にお互いが愛し合い、想い合う気持ちがなければ、 それらの価値を二人で喜び、分かち合うことは一生出来ないのだと思う。 モノはいずれ壊れ廃れる。 湯水の如くお金があっても、一瞬で消え去ることも無きにしも非ずだ。 ”目に見えるモノ”ほど”無価値”になるのも早いが、 ”目には見えないモノ”はお互いの想いが消えない限り、 ”永遠に価値があるもの”に生まれ変わるのだろう。 二人が夫婦に間違えられたシーン、キスの練習シーン、飛行機のシーンなどは、 二人の想いが本物で真剣だからこそ周囲の心を打ち、 結果的に人や状況が変わったのだと思う。 ただ、いくらショックとは言え公私混同は良くないのでマイナス1点。 最後のサンドラーの歌には、私まで胸がいっぱいになり声を詰まらせた。 ラブストーリーでこんなに幸せな気持ちになったのはいつ以来だろう。 ドリューの笑顔は最高に幸せにしてくれる![DVD(字幕)] 9点(2008-01-28 13:54:22)(良:1票) 《改行有》

38.  ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ! 《ネタバレ》 リース・ウィザースプーンは本当にマルチな女優さんだ。 シリアス・コミカル・キュートな役柄どれも簡単にこなしてしまう。 近年の彼女のアカデミー賞受賞にも、何の不思議もない。 『和製・濱田マリ』『猪木アゴ』の称号を感じさせない豊な表情は本当に魅力的だ。 彼女の笑顔とクルクル変わる表情が映画に活気を与えてることは間違いない。 ストーリーは意外と淡々と進むが、そのおかげで所々のシニカルさが際立つ。 男と言うのは、本当にいくつになっても純粋すぎるというか、おバカというか・・・。 そして女と言うのは、いくつであろうが本当に強かで計算高い。 リースの存在感がたっぷりだし、まさにこの役柄はリースが適役だったのだろう。 あんなブサイクカットを笑って許せる女優さんなんて、リースぐらいだろうし(笑) ただこの邦題はいただけない。 邦題がもう少し違えば、ビデオ屋さんで手に取る人も多いと思うんだけどなぁ・・・。 その点がマイナス。 あとは全体的なストーリーの読めた感で少しマイナス。 兎にも角にも、『下半身のだらしなさは破滅への近道』ってコトですね。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-28 12:30:12)《改行有》

39.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 最初から貼られていた伏線にまったく気がつけず、 見事騙されてしまった自分自身に非常に悔しさを覚えた。 が、久々にラストの予測を良い意味で裏切られた為、とても爽快感も残った。 サスペンスが好きな自分は割と多くの作品を見ていたし、 自分が予測したオチと実際のオチが一致している事が十中八九だった。 この映画もそれまでと同様に「どこかで見たタイプ」だと決め付けた結果、 鼻にかけていた己の推理力を見事にへし折られたのだった。 『既成概念』と『思い込み』がいかに”推理における柔軟性”を妨げるかを実感し、 そして何に対しても『油断』と『過信』が己に対して過ちしかもたらさない、 という事実をこの映画によって身を以って体験した気がした。 観る者の姿勢や心持ちひとつで作品の感想も評価も180度変わってしまう。 映画と言うのは本当に不思議で素晴らしい事も改めて実感した。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-18 12:45:54)《改行有》

40.  デスペラード 《ネタバレ》 とにかく人が死ぬ。 タランティーやブシェーミという無駄に豪華な脇役もすぐに死ぬ。 だけどお約束通り、主人公は絶対死なない。 どんなに多勢に無勢でもほぼ無傷。 しかし、何故か許せてしまうのがロドリゲス監督クオリティー。 なんと得なお方なのでしょうか。 あの独特の乾いた空気、辛気臭い酒場、町中に溢れる胡散臭い連中、 抜群のスタイルを誇るラテン美人、情熱的なメロディーを奏でるギター、 そしてテーマは復讐。 復讐の裏に渦巻く愛憎を胸にただひたすら目的達成の為だけに生き、 孤独や悲しみは決して男の口から語られることはなく、 己の眼差しと奏でるギターの旋律のみに男の想いが強く根付く。 ワイルドだが寡黙、無骨なようで繊細。 そんな男性が好きな女性陣、またはそんな男性に憧れる男性諸君は是非一度ご覧あれ。 男性ならあの煙草の吸い方は真似したくなるほど痺れるでしょう。 勿論、バンデラスのファンなら必見。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-18 12:20:57)《改行有》

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