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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
381. ランブリング・ローズ ローラ・ダーンは「ぶす可愛い」という形容が似合う。決して美人じゃないけれど、愛嬌がある可愛い感じ。だからどうにでも料理出来る雰囲気がある女優だと思う。この映画はそんな彼女の魅力が引き出されていて、素敵な映画だと思う。性的に奔放なのに純粋な女性。ああいう役を嫌味なく無垢に演じられるっていうのはいいですね。可愛いです。7点(2003-12-31 16:42:26) 382. コヨーテ・アグリー この映画の公開当時、「これは私の映画!」的にこの作品に感応する女が続出した。私もパイパー・ぺラーボと同い年なのでやっぱり重ねましたよ、自分を(笑)。色々悩むんですよ。将来だとか人との繋がりだとか恋だとか。テーマの分からない中途半端な映画だし稚拙な作りだ、とシビアに捉える意見はとってもよく分かるけれど、若い女の子の感覚なんてまさにそうじゃないかね。どうしたらいいか分からない不安感や、一貫性がなく常に色んな悩みを抱えて浮遊する感じなんて、他人から見たら確かに中途半端でよく分からない。そういう意味では女心の映画ではないかな。21の頃の自分の気持ちを思い出しちゃうよ。7点(2003-12-30 20:55:09)(良:2票) 383. ラットレース 《ネタバレ》 何だ、あの無理矢理物語を収束したような無理矢理な大団円のラストは!あんなひどい収集の付け方はないですよ!久しぶりにあんなひどいオチを見ましたよ。それまでは…まあ…まだ…許せます。でもあのふざけたラストで大減点。3点(2003-12-30 20:26:39) 384. クール・ランニング 人がやったことのないことを初めてやる勇気。人が馬鹿にすることを大真面目にやることの難しさ。そしてそれをやり遂げ成功することのかっこ良さ。南国発、暑いけれど暑苦しくない、クールな人たちの、「クールな旅」物語。7点(2003-12-30 20:23:11)(良:1票) 385. スニーカーズ 1度観て最初の10分で嫌気が差し、その数年後もう1度、今度は最後まで観てみた。…ああ、こういう話だったのか。思ったほどひどくはなかった。でも1度ケチが付いた映画というのはちょっと、何ですね。レッドフォードの「俺様映画」っぷりが何だか…。それに、単純にわくわくしないでしょう、この映画。華がないです。大スターが出てる割に。4点(2003-12-30 19:54:57) 386. モンキーボーン ダークな持ち味のクリーチャーの造形は良いと思ったけれど、ストーリーはとにかく最後までだるかった。ティム・バートンの「ナイトメア~」と似たような雰囲気だけれども、レベルはその域にはとても達していない。2点(2003-12-30 19:27:43) 387. 昼下りの情事 《ネタバレ》 何ていじらしい。いいラストシーンだなあ。それにしても、彼はすごいプレイボーイのくせに、あの娘が男慣れしてないことくらい本当に見抜けないものなの?と思ったり。まあ、男性は意外とそういうことに鈍感だったりするし。あと私はあの後オードリーが幸せになったかどうかは考えないようにしている(笑)。この映画はあのラストシーンで完結しているのです。ええ、完結しているのです。8点(2003-12-30 19:16:53) 388. フォーリング・ダウン もっとキワモノでアナーキーで滅茶苦茶な話だと思っていたのだけれど、ひょんなことから道を踏み外していく人間の姿を描いた社会派ドラマだった。安全圏にいる人間でも、怒りやフラストレーションが臨界点に達したら、誰もこの作品の主人公のようにならない保障はない。私だって、あまりにも理不尽なことにブチ切れたことも何度もある。それで立場を悪くしてしまったことも。だから一概に他人事とは思えない映画ですね。7点(2003-12-30 19:01:45) 389. 屋根の上のバイオリン弾き 《ネタバレ》 衛星放送でやっていて、こんな長い映画どうせ全部観れやしないだろう、と思って観始めたのに、とうとう終わりまで目が離せず、食い入るように観入ってしまった。自分の庇護下もしくは試練の下から出て行く家族の後ろを、バイオリン弾きはそれでもどこまでも付いて行く。きっと死ぬまで。あのバイオリン弾きが何の隠喩なのかを考えるとやり切れなくなる。人生の皮肉なりペーソスなりが凝縮されていて、とても見応えがあり重く響く作品。とにかく音楽は文句なしに素晴らしい。8点(2003-12-30 16:13:15) 390. ベイビー・トーク ちょうど小学校で性教育受けた頃に観た。何というか、自分も元は精子だったんだ…と子供心に何だかブルーな気分になった。しかも子供の声がブルース・ウィリスってどうなんですか。いや、どう考えてもおかしいだろ。卑猥すぎるだろ(何となく)。3点(2003-12-29 22:01:02) 391. ジャンヌ・ダルク(1999) 監督の個人解釈が入っているのが、好みの分かれるところかも知れない。つまりダスティン・ホフマンの役どころなど。彼の存在は、ジャンヌの精神的なものに独自にアプローチし、解釈する手段として監督にオリジナルに生み出されたもので、この映画はジャンヌの史実というより、1つの解釈という感じ。事実だけ知りたいのなら、特集番組などを見た方が分かり易い。ただ、ミラ・ジョヴォヴィッチのなりふり構わぬ演技は良かった。日本の売れっこ女優だったら絶対あんな髪型しないし、すっぴんも見せないもの。えらいですよ。4点(2003-12-28 21:04:54) 392. GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 日本の「ゴジラ」シリーズに対して特に思い入れはないので、それらのコアなファンの方々程には腹は立たなかったと思う。もともと特に期待はせずに観に行ったので、期待を裏切られたとも別に思わない。何と言うか最後の方、大きな網に引っかかったイグアナみたいだった。この作品、何が腹が立ったかって、画面が暗過ぎて何も見えなかったことですよ!もっとはっきり見せろよ!とおいらはご立腹ちゃんでした。5点(2003-12-28 20:44:33) 393. ケロッグ博士 これはどこからどこまで実話なんですか?ケロッグ博士という人物の背景を全く知らないので何とも言えないけれど、どの部分が実話でも何か嫌だ。とにかく変な映画。コメディタッチにしているのは分かるのだけれど、全く笑えない。加熱する健康ブームを風刺しているのだけれど、そのメッセージもいまいち伝わらない。ただ、「ガンモ」に出ていた不気味な子供が、博士の息子の少年時代を演じているのにはびっくりした。あの配役は最高。だけど、アンソニー・ホプキンスがケロッグ博士の役を演じる必要性はあったの?どうなのよ、これ。2点(2003-12-28 20:16:31) 394. シーズ・ソー・ラヴリー はい、出ました。久しぶりに出会いました。「卒業」以来久しぶりに出会った最低カップル。行動パターン滅茶苦茶ですやん、こいつら。それに何かの記事でこの作品のあらすじが、[……彼女は優しく理解ある夫と可愛い子供たちに囲まれて暮らしていた…]みたいに書かれてあったけれど、あのトラボルタ、優しい?すごく野卑な感じなんですけど…。とにかくまあ、この映画の大人たちはみんなアレです。子供たちの今後が実に心配です。3点(2003-12-28 19:58:34) 395. キルトに綴る愛 女性の、女性による、女性の為の映画。別に男性が観ても問題はないけれど、やはり本当の意味でこういうことを理解出来るのは女性だけだと思う。女性の方は、ああ、こんな感覚分かるな、と思えるはず。女ばっかりが集まった部屋の匂い。そんな女の匂いのする映画です。7点(2003-12-28 19:38:29) 396. BODY/ボディ おそらくシャロン・ストーンに対抗しようと気張ったノリノリのマドンナが、何だか居た堪れなくなる映画。申し訳ない、何だか観ていて恥ずかしい。3点(2003-12-27 22:27:18) 397. ディープ・インパクト(1998) とにかく、TVスポットで観たあの“大波がニューヨークに押し寄せる様”を大画面で観たくて映画館に足を運んだ。意外にも重点は特殊効果ではなく人間ドラマの方に置かれていた。展開と設定が驚くほど似通った「アルマゲドン」がアグレッシブで男性的な視点で描かれたのに対し、この作品はどこか内省的でベクトルが内に向かっていて、登場人物の心理の変遷を描くことに多くの時間を費やしている。女性的な作品だな、と思って確かめてみたら、やっぱり女性監督の作品だった。6点(2003-12-27 22:19:51) 398. ダークネス(2002) 「スペインに来たアメリカ人の話」というそもそもの設定がアメリカ資本の傲慢さを語ります。アメリカ人は字幕が嫌いだからね。英語で話してるものしか観ないからね。監督はスペイン人なのにね。スペイン産ホラーにはもっとお国柄出して欲しかったんですが。映像は硬質でクリアで綺麗だったけれど、それゆえに深みがなかったです。それにしてもアナ・パキンは成長しました。何だかルックス的には普通の子っぽくなっちゃいました。4点(2003-12-27 22:08:41) 399. ダークシティ 「ロスト・チルドレン」と類似するダーク・ファンタジー的な映像に「マトリックス」と同系列に位置するようなテーマ性。監督の妄想を具現化した世界観。私も似たようなことをよく考えていたパラノイアな子供だったので(てゆうか大人になった今でも)、うん、うん、そうかもねえ~この世は全て絵空事かもねえ~、などど同調したりはした。どこか病的なルーファス・シーウェルの眼差しと妄想迷宮的な物語、ゴシックな景観と野暮ったい美女という雰囲気のジェニファー・コネリーが何だか妙にマッチする。6点(2003-12-27 21:55:23)(良:1票) 400. トゥルー・ブルース<TVM> 随分前に調べた話で今現在はどうか知らないけれど、アメリカでは15歳から死刑制度が適用される州は複数あり、それどころか12歳でも死刑が有り得る州もある。このTVドラマは、その10代の死刑制度の是非を問うたものだ。このドラマのジュリエット・ルイスの迫真の演技には目を奪われる。軍人を殺害し、たった15歳で強制的に人生のリセットを不可にされてしまう主人公の姿。たった15歳、しかも理不尽な運命に翻弄されての結果。しかしそれでも現実的に殺人は大罪。でもしかし、物語に付き合わされる観客は彼女が不憫に思えて仕方ないはずだ。観終わるとこの作品は、10代の死刑制度の是非というより、やはり明らかに死刑反対の立場から製作されたものなのだと感じる。何とも微妙な問題。でもきっと、今からは日本でも他人事の話ではなくなって行くことだ。6点(2003-12-27 20:41:36)
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