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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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401.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》  ちょっと変わった出だし。  突然大きな音が鳴り響き、気付けばみんな繭の中。  大きな虫がガサゴソガサゴソ。  なぜこうなったのか?虫たちはどこから来たのか?警察、軍、国は何をしているのか?主人公だけなぜ目が覚めたのか?  肝心な部分の説明、一切なしです。この潔さ、嫌いではありません。  もともと、こーゆーノリのB級モンスター映画は大好きです。昆虫が大きくなるだけでわくわくするってもんです。  炎のCGはお世辞にも良いとは言えませんが、虫のCGはとてもよく出来ています。こんなB級作品で本格的な巨大昆虫に遭遇できるなんて、期待していなかったぶん、嬉しい誤算です。  虫に刺された人間が、虫より恐ろしいクリーチャーに変身しちゃうってのも好きなテイスト。  そんな私好みの映像作品であっても、気に入らない点はあります。  例えば。『不必要な言い争い。しかも大声』『馬鹿すぎる行動』などのB級あるある。その中でも一番意味不明なのが、繭に入っている人たちを助け出さないこと。結構簡単に助け出せるのに、なぜか数人助け出したら、あとは放置。いやいや、そんな馬鹿な。  また、パニックムービーの醍醐味と言えば、まさにパニックになるそのプロセスにあると思うのです。  その一番の見せ場が、本作では全カット。気付けばみーんな繭の中。そのシチュエーションは面白いけれど、逃げ惑う人たちを見られないのは物足りないです。こーゆーシナリオにしたのって、もしかして予算の都合でしょうか?[DVD(字幕)] 6点(2020-05-17 03:23:35)(良:2票) 《改行有》

402.  モンスターVSエイリアン 《ネタバレ》  アニメは好きだし、こーゆープロットも好き。なのになぜか途中で眠くなってしまい中断。翌朝続きを鑑賞。また眠くなっちゃいましたが、今度は最後まで見ました。  モンスターの面々は良かったのに、エイリアン側がいまいちだったので、気分がそこまで盛り上がらなかったのかもしれませんね。  モンスターは個性がはっきりしていて良かったです。  パワー全開の主人公。メカニック担当のコックローチ博士。ムードメーカーの半漁人。不死身のスライム。超巨大なムシザウルス。  この個性豊かなモンスターたちの大きさが同じくらいで、エイリアンの大きさも同じくらいで、お互いの特技を活かしたパーティーバトルを見てみたかった。  そもそも最大の見せ場のバトルで、相手が巨大ロボットってのがちょっと期待と違うのです。しかも体のサイズが違うことから、メインのバトルはほとんど主人公一人で請け負っちゃうことになっちゃって。せっかくの個性豊かなメンバーが活かしきれていませんね。  とは言え、モンスターたちはお人好しばかりで、心温まる映画であるのは確か。  私はちょっとはまりませんでしたが、悪くは無い作品だと思います。[DVD(吹替)] 5点(2020-05-16 00:58:46)《改行有》

403.  インターンシップ 《ネタバレ》  お仕事ドラマが好き。グーグルのオフィスが気になる。以上の理由で鑑賞。  ニックはともかく、ビリーが苦手。  他のインターンシップの学生に比べ、あまりに無知な2人。後がない、必死さが伝わってくるならまだしも、ちょっとミーハーな気分の二人に引き気味。これはちょっと苦手なスタイルな作品だと思ったのが前半。特にファーストチャレンジのバグ発見で、何も知らないくせに適当なことを言いまくる二人がチームメイトにだまされて追い出されちゃうエピソードは痛々しすぎて見ていられない。まあ、この時点では2人が嫌いだったので同情はしませんでしたが。  ハリーポッターのクディッチで、チームがまとまりだすのは急すぎで不自然。  アプリ開発で再び無知をさらす二人。なんの力にもならないどころか、チャレンジに真剣に取り組んでいるチームメイトを飲みに連れ出そうとするところでは見るのをやめようと思ったくらいです。  そんな感じで中盤くらいまではまるで良いところがないのですが、ここから盛り返します。  ターニングポイントはアプリのアイデアをニックが思いつくシーン。酔っているかどうかを確認するクイズアプリ。単純ながら良いですね。  更にはニックとビリーが頑張って勉強しているシーンが矢継ぎ早に映し出され、二人への好感度は急上昇。  実は二人のインターンシップ採用に決定票を入れていたチェティ。意外な人が実は偉い人など、お約束満載の王道ストーリーに気分を良くし、中盤以降は結構楽しく見られました。  それにしてもグーグルは良い職場だなー。うらやましいです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-14 12:55:42)《改行有》

404.  ワン チャンス 《ネタバレ》  事故に病気にイジメと、かなり紆余曲折なサクセスストーリー。更には前半の別の女の子とのエピソード。ちょっとくどい結婚のくだりなど、寄り道多め。うーん、実話を元にしているから仕方がないのかぁ。  いじめっ子にはだいぶイライラしました。終盤で父親がいじめっ子を高く評価しているのもむかつきました。これって感情移入しちゃってるってことですね。でも主人公のポールにも、そのふがいなさにさすがにイライラすることがありました。中盤くらいまでは応援していたはずなのに。夢に一途。女性に一途。良い人間だーと思ってました。  やっぱあれだね。奥さんが仕事で帰ってきたシーンで、家事もせずソファでごろごろ。ここで間違いなく1回は幻滅しています。しかも1年以上そんな生活っていうじゃありませんか。税金滞納、借金生活。奥さんかわいそう。結婚していないなら挫折してもいいけどね。結婚していたらだめでしょう。  これは、もう、ちょっとないなあ・・・・と思っていたところにゴッド・タレント。ゴッド・タレントはずるいわ。あれ、みんなが立ち上がって拍手するとき絶対感動するもん。あれは反則ですわ。  いじめっ子も、ポールの父から鉄拳制裁。すっきりします。  ゆるやかに蓄積された不快指数がまとめて払拭されるラスト、そして最後はセレブの仲間入り。若いときに頑張った貯金が、ちょっと時間はかかったけれど、こうやって報われる日がくるのだと思うと、うん、未来に希望が持てますね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-14 06:27:21)(良:1票) 《改行有》

405.  ブラックパンサー 《ネタバレ》  ラストの『ブラックパンサーVSキルモンガー』は、なんか仮面ライダーみたい。  それはともかく、この作品に出てくる脇キャラ、良いです。ナキア、妹、女戦士が特に良い。ブラックパンサーそのものがアベンジャーズのなかではちょっと脇役っぽいのに、それを主人公にする物語なんて最高です。脇役好きの私にとっては嬉しい限りです。  みんな使っている武器が違うのも個性があってgood!多種多様な攻撃パターンが見られて楽しい。特に、ナキアと妹が、キルモンガーと闘うときに使っていた武器がかなりかっちょいい。  外見は発展途上国で農業国。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。先進国も真っ青の、超ハイテク技術国家なのでした。でも王位継承はタイマンで決めるっていう超アナログ。絶妙なアンバランス加減が嫌いではないなー。  とゆーことで、キャラ良し、ギミック良し、舞台設定良しと、なかなかポイント高い作品なんですが、如何せんストーリーがつまらない。ユリシーズ・クロウとバトっているときが一番楽しかったかなー。この人ってエンド・オブ・ゲームで腕チョンパされた人だったんですね。全然気付きませんでした。  うーん、内戦ものってのは、気分的に盛り上がらないものですね。勝っても負けても溝が残っちゃうだろうし。どうも『内輪もめ』と『エンターテイメント』は相性があまり良くないみたいです。もうちっとだけ、気楽にスカっとできるイケイケアクションムービーだったら良かったと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-12 23:38:35)(良:1票) 《改行有》

406.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》  『9』がわけのわからんマシンを起動させなければ、『1』も『2』も『5』も『6』も『8』も死ぬことはなかった。なのにハッピーエンドみたいな終わりかた。『僕たちがここを守っていくんだ』というよくわからないラストのセリフ。  『9』がみんなの救世主ならまだしも、今回のパニックの原因作ったのはコイツ。なのになぜか劇中では主人公扱いされる主人公。決死の覚悟で望む『9』に、『7』の『あなたがいてくれないと・・・!』のセリフに、『そうか?』とつっこまずにはいられない。  どうもこの作品、私とは感性が合わないみたいです。  武闘派が『7』と『8』の2人だけってのも物足りない。  『個性的な武器、技、特殊能力』『9人揃ったとき、真の力が解放される』そーゆー王道的なノリがあってもいいんじゃないだろうか。これではあまりに中途半端なアクションアニメ。  アニメーションは凄く良かったです。スピード感、臨場感、申し分なし。アニメでしか表現できないアングルがたくさんあるのが楽しい。  やっぱシナリオかな。  『深みのあるストーリー。衝撃的なオチ』  『カラッと単純明快、勧善懲悪エンターテイメントムービー』  どちらかに集中してくれれば良かったように思います。中途半端は良くないですね。  おいしいところ取りしようとして、『二兎追うものは一兎も得ず』みたいな作品になっちゃいました。[DVD(吹替)] 5点(2020-05-11 14:52:27)《改行有》

407.  マラヴィータ 《ネタバレ》  『ただ者ではない一家』っていう設定が好き。父親はもちろん、母、娘、息子に至るまで普通じゃないのが面白い。こーゆー家族はクール。かっこいいとすら思っちゃう。全然タイプは違うかもしれませんが、なんとなく『アダムス・ファミリー』を思い出しちゃいます。一筋縄ではいかないっていう雰囲気が似ている。気がする。懐かしい。  娘と息子の学校での過激な活躍、良いですね。旦那にクギを刺しながら、スーパーを爆破しちゃう母親もかなり良い。前半~中盤にかけては文句なしの面白さ。  中盤くらいからかな、各エピソードや演出がちょっと間延びしたように感じ始めたのは。  ベルの恋愛、これがまずテンポを悪くしていてマイナス。父親の執筆活動、これもテンポを悪くしている一因だし、結局何の意味があったかよくわからないです。結果、2時間近い尺に。これが冗長に感じられてしまったことはマイナスでしょう。  で、決定的にまずかったのがラストの粛清バトル。これが盛り上がりに欠けてしまったこと。ここが最大の見せ場であるはずなのに、淡々と終わってしまった。  『ただ者ではないマフィア一家』と『マフィアの殺し屋たち』の全面対決。こちらは否が応にも期待値を上げられているわけです。その期待に対するシナリオがこれじゃあ物足りませんぜ。  第一、一般人にはめちゃくちゃやってた父と母。この2人が最終決戦でたいした活躍をしないってのが気に入らない。そこが本当に不満。  でも面白いシチュエーションの映画で、それなりに楽しませてはもらいました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-10 23:00:06)《改行有》

408.  ザ・キング・オブ・ファイターズ 《ネタバレ》  こーゆーゲームの映画化はさ、『わかりやすく』『楽しく』作ってくれるのが一番です。  トーナメント戦にしてさ、いろんなキャラ出して、じゃんじゃん戦わせりゃあ良いんです。  ぐだぐだぐだぐだつまんない会話やら、回想シーンばっか見せられても眠くなるだけ。  もちろん、ストーリーが面白ければ話は別。脚本が練られていて、演技にひきこまれるような役者さんだったら良い。  でも、こーゆー『ザ・B級』みたいな作品でそーゆーことはまずない。  ストーリーはつまらないに決まっている。『深み』『斬新』期待すべくもない。セリフ棒読みは当たり前でしょう。  でもそれで良いんです。見ている側だって、こーゆー作品にA級のクオリティなんて求めていませんから。高級料理を食べに来たんじゃないのです。今はラーメンが食べたい気分なんです。そーゆーときの、このジャンル。格ゲーアクションを見せてくれたらよかったのです。  頑張ってはいましたが、『方向性』と『ウェイトの置き方』が微妙にずれちゃっています。残念。[DVD(字幕)] 3点(2020-05-09 14:51:57)《改行有》

409.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》  あー、もう、これははっきりダメなタイプの映画。  まず最初の1時間が驚くほど退屈。どう料理しても面白くなる題材なのに、なぜこんなに退屈にできるのか不思議。オチに乗っかりすぎて、ドラマ性もサスペンス要素もすべてが中途半端になっています。そのうえでオチがこれじゃあ良いところがアン・ハサウェイのお顔しかないです。  それに他の類似作品と比べても、これは途中でオチがわかっちゃう作品。もしかして・・・と思いつつも、そうじゃなきゃいいなあと。でも、空港内のデヴィッド・モースと対決するシーンで確信。  ただ私は、『クレアが乗客。クレアが精神鑑定、カウンセリングを受けている。催眠治療の途中』みたいなもんを想像していたのです。実際には全然違ったわけですが、『現実世界ではない』というのは当たっていたわけです。これ大事。夢オチなんです。そう、夢オチ。私がいっっちばん嫌いなタイプのストーリー。  とりあえず、幽霊のくせに睡眠とるのはやめてほしいものです。  こーゆー作品のニーズって結構あるみたいですね。定期的に見かける気がします。特に『飛行機墜落系』は多い気がする。手に取らないよう気をつけねば・・・・・・!でもどうやって気をつけたら良いのでしょう・・・。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-05-07 14:45:02)《改行有》

410.  ウォーム・ボディーズ 《ネタバレ》  『ゾンビ』から『人間』に戻る話だとは全く知らず、終始興味津々で見ていました。  『ゾンビの目からみたゾンビの日常とゾンビ社会』『ゾンビとの共同生活』『脳を食べるとその人の人生を追体験』どれをとっても、面白いアイデアばかり。  舞台も良い。『荒廃した都市や空港』と、『生き残った人たちが生活する街』の対比がとても良い。  飛行機内で共同生活ってのも、秘密基地みたいで良い。そんで『いつ他のゾンビが機内に入ってきやしないかとハラハラする』、このちょいハラハラ感がクセになります。  前半のほうではゾンビ映画の世界を堪能できるのがポイント高い。もちろん、コアなゾンビファンを満足させる内容とは言えませんが、私みたいな『ゾンビっぽければなんでもOK』みたいな人種は十分満足できるわけです。  Rとその友人ゾンビ。この2人?が最初からゾンビよりちょっと人間寄りすぎない?ってのはちょっとマイナス。  それでもRが少しずつ人間へと近づいていく描写はとても丁寧で、流血するシーンには感動すら覚えます。言葉が少しずつ流暢になっていくなど、ディテールにこだわったプロセスの描き方は素晴らしいんじゃないでしょうか。  ただ、あえて水を差すなら、R以外のゾンビ達の人間化。さすがにこれは無理があったのではないかと思います。『Rとジュリーの手つなぎ』『看板の手つなぎ』、手をつないでいるところを見ただけで人間に戻れるんだったら、とっくにそうなっていただろうと思えてしまう。  とはいえ、子供ゾンビが人間の子供たちと遊ぶシーン、友人ゾンビが人間の女性から傘を開いてもらうシーンなど、ゾンビ映画とは思えない素敵なシーンが用意されているラストで、そんなささいなことは許せてしまう。  これだけでも希望がもてるのに、壁が壊される爽快な結末のおまけつき。良作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-05-07 00:55:11)(良:1票) 《改行有》

411.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》  意味わかんねー。肌に合わねー。自分は昭和の男で田舎物だー。もうね、肌に合わないというのがぴったりです。そもそもこの主人公に共感がもてないし、登場人物の誰も好きになれない。『嫌い』ではなく『好きになれない』。それはOSのサマンサ含めてなんですが、どうもこの人たちに興味が湧かないんです。魅力に欠けるのかなー。  いや、サマンサ、最初は良かったんです。ただ最後まであくまでOSらしくいてほしかったのです。突然感情的になるシーンがあるんですが、そこで醒めてしまって。OSなんだから、どんな酷い言葉を浴びせられても冷静に対処してほしかったです。でないと、OSという設定が死んでしまう気がするのです。  サマンサが『OSという仕事』と『彼女』の二役を演じる設定は斬新で面白いと思います。奇抜なアイデア。だからこそ、ストーリーはもっと単純明快でいいのでは?  内容に対して尺が長すぎるのも気に食わない。何度中だるみしたことか。OSがセオドアの代筆手紙を出版社に送るエピソードは好きなんです。そーゆー人工知能を持つOSにしかできないサクセスストーリー的要素をもっと入れ込んでくれたほうが好みです。  サマンサが自分の肉体の代わりにイザベラを連れて来るエピソードなんかやばすぎで面白い。1つ1つのアイデアは抜群に良いのに、なんで映画としてこんなにつまらなくなってしまうのか不思議。  ・・・私の感受性の問題でしょうか。  ねえ、なんかこの映画っていろいろと余計なこと考えすぎじゃない?[ブルーレイ(字幕)] 2点(2020-05-07 00:17:09)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

412.  ハプニング 《ネタバレ》  突然アメリカのある都市で起こる正体不明の集団自殺。別の作品に収録されていた予告にひかれて、見ちゃいました。  劇中で『植物は化学物質を作り出し、それを放出する』という論が出されます。そこから発展させたエリオットの『人数が多いと攻撃される』という論。ここで『犯人は植物説』が主流となり、回避方法として『少人数での行動』が提案されます。ところが、別行動をとっていた女の子の父親は6人くらいの少人数グループであったにも関わらず、自殺しちゃってます。つまり、エリオットの仮説は早い段階で疑わしいものだとわかります。また、終盤1人で自殺したおばあさん。それを目撃したエリオット。自説の間違いを感じ取ります。  最後まで原因はわからずじまい。物語は突然終わりを迎えます。  巷では『やはり植物犯人説』『負の感情説』『間引き説』などいろんな仮説が飛び交ったようです。  個人的には、この作品を見ると『鼠の集団自殺』を思いだします。現在は否定されていますが、鼠は数が増えすぎると、集団自殺をすることがあると考えられていました。これは食料がなくなり種が絶滅することを防ぐためだそうです。自然界ではえてして、『種の保存』のため『個』が犠牲になることが往々にしてあるみたいです。  私が中学生のころ、『地球の人口は52億』で覚えさせられたものですが、いまや70億を超えています。凄いペースです。  劇中、『微積分、微積分・・・』を繰り返しながら電話先で自殺しちゃう女の子。車中で数学教師が出した『1日目10セント、2日目20セント、3日目40セント、・・・さて、1ヶ月後はいくらくらいになるでしょう。答えは1億ドルを超えます。』という問題。これを人口にあてはめるとどうでしょう。  例えば『種の保存』のためのボーダーライン、人類は70億が限界とします。それを突破したとき、自動的に人類は5000万人の集団自殺により、『種の保存』を行います。このとき『個』は失われます。それは生命には自分の命を守る本能があるため、その本能を一時的にシャットダウンする必要があるためです。  まずは大都市からスタートし、大幅な人員削減を行います。その後、人口の少ない田舎で少しずつ数を減らします。目標数を超えたところで、この減少は終わります。もしかすると最後のおばあさんで、69億5000万人になったのかもしれませんね。  そう考えると劇中『大都市から田舎へと範囲を広げている・・・』のヒントには一応合致します。  また、エピローグの3ヶ月後。この間にも地球の人口は増え続け、再び70億人を突破します。アルマの妊娠。これは人口があれからも増え続けてきたことを示唆しているのでは。そして今度はフランスで目標5000万人の集団自殺がスタートします。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-05 05:40:46)《改行有》

413.  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 《ネタバレ》  今回は単純ながらも、ちょっと深い話でしたね。『ヒーローの存在意義』。『正義』。それはつきつめればベンサムが提唱したイギリスの功利主義『最大多数の最大幸福』の理念へと行きつくのでしょう。アメリカの基本思想。それに警鐘を鳴らす国連及びスターク。対立するのはキャプテン・アメリカ。どちらにしろ強大すぎる刃は諸刃の剣ということでしょう。ヒーローたちは『核』や『軍事力』にだって置き換えることができます。それを『世界で管理させろ』というのか、『わが国で管理させろ』というのかの違い。  まあそんなことはさておき、『ヒーローもだいぶ増えてきちゃったので、ここらで一回整理しましょうか。』っていう側面もありそうな気がする作品。最たるものが、中盤、本作のクライマックスと言ってもいい『6対6』の総力戦。なるほど、今これだけいるわけね。って感じでわかりやすい。そしてここのバトルがアツい。  正直テーマが割と暗くなりがちなので、アントマンとスパーダーマンをここで参戦させてくれたのはすごくありがたい。やっぱこーゆーお祭り騒ぎ的バトルがないと楽しくない。  スタークの主張も、キャプテン・アメリカの主張も、どちらもそれぞれの正義に基づいたものであり、私にはどちらの意見も正論に見えます。ただ、今作は『バッキーの誤認逮捕』ってのがちょっともやもやするわけです。最先端の科学力を有するアベンジャーズが、防犯カメラの映像一つでバッキーと決めつけ、それが原因で対立構造を作っちゃうってのはいささか乱暴すぎやしませんか。キャプテン・アメリカだってもうちょっと頑張って説明してほしい。  対立構造を作りたいのはわかるのですが、今回のテーマの根幹にあたる部分ですから、もう少し脚本を練ってほしいところですね。  ジモ大佐がソコヴィアで家族を失った一般人だった。演技が上手なので、最後の告白は胸に迫るものがあります。家族の留守録を何度も聴くシーンが泣ける伏線。アベンジャーズシリーズで唯一極悪人の出ない作品。いつものお気楽なお祭りムービーとは一線を画しています。  ただ、ラストのキャプテン・アメリカからの手紙に希望の光が・・・!次作に期待。[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-03 19:21:13)(良:2票) 《改行有》

414.  ブリングリング 《ネタバレ》  実話を元にした犯罪ドラマ。山場があるわけではない。目を見張るようなエピソードがあるわけでもない。どこにでもいそうな若者たちを、多少時系列をいじくりながら淡々と見せるだけ。なのに、なんだろう、不思議と目を離せない面白さがあります。  1人1人の背景は描写不足。レベッカとマークが中心に動いていたはずなのに、映画はニッキーの独白でしめくくられる不思議な構成。これも1人1人のステータスや人間関係を説明してくれていたら理解できたのかもしれないです。いや、説明不足だったからこそ、好奇心を刺激されたのか。  スクールカーストの底辺にいたであろうマーク。そんな冴えない男子学生が、転校先でチョイ悪だけどかわいい女の子たちと自然と仲良くなってしまう。自分の居場所を見つけてしまうわけですね。  犯罪が悪いこととはわかっていながら、そんなマークがこの心地よい『仲間』という空気に流されてしまう感情は、わからなくもないです。  セレブ宅に侵入していることを自慢げに話してしまう女の子たち。こーゆーノリの軽さが妙に生々しい。ストーリーはあってないようなものなのに、この一種異様とも言える生々しさが、どうにもクセになる。  役者はメインから脇に至るまで、とても自然な演技。とは言え、エマ・ワトソンの美しさはやはり際立っていて、彼女がいなければエンターテイメントとして成り立っていないかもしれません。  好き嫌いは別れると思いますが、個人的には隠れた良作だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-02 03:28:19)(良:1票) 《改行有》

415.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》  ヘルボーイが思っていたより全然強くない。闘い方がパンチと銃じゃ人間と変わらない。それじゃあつまらない。ファイアーマンのリズのほうがよほどかっこいい。  ガス男もいい。黄金軍団とのバトルではその特殊能力を活かして大活躍。そーゆーのが見たい。ヘルボーイは主人公なんだから、ヘルボーイならではの必殺技とか、特別な力とか、そんなのがあるのかと期待しちゃってました。腕力と銃のみ。そればっかりのアクション。そりゃ飽きます。  そんで友達の半漁人。エイブラハムでしたっけ?こいつも見た目のインパクトはかなり良い。こーゆー脇キャラ好きなんで、どーゆー活躍すんのか期待しちゃうんです。『普段おとなしい、そして最初はやられそうになる、でもそっからどんな反撃を見せるんだ?』ってね。なにも反撃しない。いや、まじで彼のバトルにおける見せ場ってひとつもないんです。だったら半漁人である必要なし。  見せ場の順番もなにか違いませんか。  例えば終盤の『VS黄金軍団』。いや、面白いんですよ。でもなんか盛り上がりに欠けるんです。でそっからの、クライマックス『ヘルボーイVSヌアダ王子』の一騎打ち。これが本来一番の見せ場であり、一番盛り上がるべきところなんですが、なんとも地味。なんとも普通すぎるアクション。闇の住人である必要がまったくない。  一番迫力あったのが、中盤の『VS木の精霊』、序盤の『VS歯の妖精』。どちらも違う種類の脅威を見せてくれて大変素晴らしかった。ただ劇中一番盛り上がるところが序盤と中盤でいいのかって話です。  1つ1つのバトルは大変面白いんですが、なんか盛り上がるような構成になっていません。  ついでに言うとストーリーはかなりつまらないですね。  こーゆーのって、悪魔みたいな容姿なのに人間を助けるってのがかっこいいのに、そーゆーシーンが少ない。唯一赤ちゃんを助けるところは個人的にテンション上がるシークエンスだったんですが、賞賛どころか非難を浴びる始末。あの状況で非難する?あまりに一般人が馬鹿すぎて肝心なところでノレない、じれったい作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-05-01 02:48:01)《改行有》

416.  ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》  とっても面白い。全然飽きない。マンガチックな設定も個人的に好み。なのに気に入らないところがいっぱいある。どう評価したら良いか大変悩みます。  途中までは良かったんです。『昨日まで普通の冴えない人生送っていたのに、実は凄い才能を秘めていた。それは一流の殺し屋の才能だった』こーゆー中学生男子が妄想しそうなイタイ内容を実現してくれて本当に嬉しい。急に今日から暗殺集団の一員に。なんか憧れちゃうんですよね。こーゆーの。  ところが、この暗殺組織、壊滅しちゃう。悲しい。しかも身内同士で闘うラスト。勝ったところでカタルシスなんか感じるはずもなく・・・。  最初から最後まで、アンチヒーロー誕生の物語で明るくいけば良いじゃん。『毒を以って毒を制す』のノリは好きだから、法をすりぬける極悪人をプロヒットマンたちが華麗に成敗みたいな。このストーリーでいくにしても、倒すのはスローンだけにしてほしかったです。そんでウェスリーとアンジェリーナ姐さんと生き残った組織の人間で新体制の組織運営をやっていくみたいな。  父ちゃんが実は・・・ってのは、残念ながら途中で気付いちゃいます。これはあまり演出が上手いとは言えないので、サプライズとしては失敗かもしれないです。しかもさんざんひっぱっておきながら、父ちゃんがあっさり死んじゃう。これも良くないです。  死ぬのは良いんです。あっさりが良くないのです。  なんかね、前半のお気楽なノリと後半の暗いオチの食べ合わせが妙に悪い作品です。  でも『プロの暗殺集団』ってのは、やっぱ良いですね。ただ『伝説の暗殺集団』らしいですが、この人たちが劇中でやっていることはもはや〝暗〟殺ではないな・・・。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-30 03:31:07)(良:1票) 《改行有》

417.  スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット 《ネタバレ》  映像は素晴らしいの一言。このアニメーションだけでも見る価値はアリです。  で、内容はといいますと、これはちょっといまいち。  まず、ディジーの幽霊みたいなのが出てくるのにちょっと違和感。このシリーズにファンタジー設定は要らないでしょう。百歩譲って死にかけたときにディジーの幻影を見たとしても、一瞬にしてほしい。この作品ではいつまでもだらだらと一緒に歩き、談笑までします。ですから、てっきり『ブレインバグにリコが洗脳されて、操られている。リコにQ爆弾を解除させようとしている』と勝手に推測してみたのですが、これが全然違います。なんでやねん。本当に幽霊じゃないですか。そんでディジーってだれー。『1』から何年経っていると思ってんのー。で、ディジーが本当に幽霊だとしたら、リコはあの状態からどうやって助かったのー。  そしてどちらにしろ、リコたちはQ爆弾を解除するのです。火星に生き残っている人たちは全然いないみたいです。バグの巣窟になっています。次に狙われるのは地球です。大ピンチです。だったら、火星ごとバグたちをやっつけるのが正しい選択に思えるのです。リコたちは自分たちが助かりたいがために、地球を危険に晒しているように見えるのです。せめて迷いを見せてほしいのです。  最後に『火星人はのんびり屋』でひとくくりにしちゃって、1人1人の個性がほとんど無いに等しいのはいかがなものか。凄腕のスナイパーもいなければ、武術の達人もいない。そんなんでいいのか。  文句ばかり言っちゃいました。そして個人的には前作のほうが好き。  でも、最後に言わせて欲しいのですが、これ、面白いですよ。それは間違いないです。少なくともファンの人は楽しめるはず。[DVD(邦画)] 7点(2020-04-29 17:48:15)(良:1票) 《改行有》

418.  デス・レース4 アナーキー 《ネタバレ》  シリーズ4作目。時系列でいくと『2』>『3』>『1』>『4』。つまり、『1』の続編ってことになるんですが、世界がかなり変わっちゃってます。『デス・レース』と『ニューヨーク1997』と『北斗の拳』をまぜこんで、3で割りそこなって、ぐっちゃぐちゃになったような世界観。今だにこんな世界観で映画を作ってくれる人がいるのは素直に嬉しい。  今作は歴代ダントツでストーリーが支離滅裂。アイデアを羅列したつぎはぎのような内容です。『CIAがデス・レースとその主催者であるフランケングループを内部から崩壊させるために暗殺のプロを送り込む』という本筋さえわかっていれば問題ありません。ただオチに関しては、プラスアルファのサプライズがあるにはあるので、そこはちょっと面白いかもしれないです。まあ気付いちゃう人は簡単に気付くでしょうが。  今作で良かったのはアニメのようなキャラと車。物資輸送のトラック、幼稚園のバス、レーシングカー、警察車両などバラエティに富んでいて良かったです。物資輸送のトラックと黒人グループの因縁なんて伏線をしっかり回収するエピソードなんかちょっと良い感じです。  全体の構成は難あり。そもそもレースが始まるまで1時間以上。で、その1時間のうちどーでもいいシーンやエピソードが多くてちょっと中だるみする始末。その一方で、レースで初めて登場するドライバーなんかもいたりして、ちょっとバランスが悪いです。だったら前半もう少し他のレーサー達にもスポット当ててくれたら、レースだってもっと盛り上がったかもしんないのに。  フランクが敵で残忍なやつってのは新鮮。  ミイラ取りがミイラになるオチは嫌いじゃないのですが、今作には合っていなかった気がします。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-04-28 03:36:59)《改行有》

419.  デス・レース3 インフェルノ<OV> 《ネタバレ》  2作目と同じメンバーなのは実に良いですね。思い入れもあるし。ただストーリーがなんかつまんないですね。とゆーか、『1』や『2』のほうが良かったというだけですね。今回はレースよりラストのオチがメインになっちゃっている感じがして、それが肌に合わないのかもしれません。デス・レースシリーズとして見なければ評価できますが、オチを大事にしすぎてメインが添え物っぽくなっている気がします。  シリーズ中、一番レーサーたちがぱっとしないのも盛り上がらない原因かな。14Kが死なないのはわかっちゃっているしねぇ。  カトリーナが、正体隠していたことを怒っていたけど、それだと前作のラストとつながらない気がして、ちょっと気になっちゃいます。  ゲリラを巻き込むアイデア好き。まあちょっとそのアイデアを活かしきれなかった気もしますが。オチは面白かった。すりかえネタそのものはよくあるネタですが、それをデス・レースでやるとは思っていなかったので、素直に驚きました。そのプロセスまで一から丁寧にネタバラシしてくれるので、この辺はとても親切。だから見終わったあとスッキリします。でもこのオチだと、『1』の冒頭で出てきたフランケンは『アイツ』ってことになりますが、それはちょっと無理があるんじゃ・・・。  ラストの大団円は『1』と雰囲気ほぼいっしょです。カラっと明るい仕上がりで、好きな終わり方です。安直も良い。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-28 03:12:22)《改行有》

420.  デス・レース2<OV> 《ネタバレ》  1作目より好きかもしれない。人を傷つける気がなくても、人からものを盗ってはいけません。なのでルークは悪人ではありませんが罪人ですから、捕まっちゃうのもやむなし。しかも今回は所長も良い人そうなので良かったではありませんか。  とゆーことで、背景を気にすることなく、気軽に見られる。こちらのほうが、『デス・レース』という馬鹿レースのテイストに合っている気がします。  今作は『デス・レース ビギニング』であり『フランケン ビギニング』でもある。始まりの物語。ドラクエⅢ的に言えば『そして伝説へ・・・』という立ち位置。前日譚。『次の所長候補はあいつ』『ネット配信の準備』などの前作とのつながり。これはファンは嬉しい。特に、前作で『デス・マッチに飽きた民衆。そこから生まれたデス・レース』という説明があったので、デス・マッチがどんなもんだったのか興味津々ではあったのです。それが今作で見られるとは思っていなかったので嬉しい限り。ただその内容は思っていたよりしょぼしょぼマッチで、そりゃあ民衆も離れますわ。  それにしても会いかわらず車の見分けがつかないこと。そこは改善していただきたい。  ラストのリベンジシーンは良かったです。『女リポーター』『裏切り者』『マフィアのボス』この3人に落とし前をつけたのはスカっとします。特に女リポーターへの一撃が最高。因果応報。この結末を予感させる前所長の捨てゼリフが良い。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-27 13:30:15)《改行有》

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