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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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461.  扉の影の秘密 《ネタバレ》 ヒッチコック・タッチのフリッツ・ラングの戦後の作品。 ラングの戦前の作品はいくつか見ていますが、戦後の作品を見るのは初めてです。 「ひょっとしたら夫は自分を殺そうとしているのではないか・・・?」 という妻の疑念が膨らんでいく細かな出来事を積み重ねていくサイコサスペンス。 その様は「断崖」、あるいは「疑惑の影」を思わせます。 一方でゴシック調の作風は「レベッカ」を思わせる格調の高さも感じられます。 今までに見た戦前のラングの作品と比較すると、 この人の特有の不気味さや凄みは控え目で意外に見やすさもあるのですが、 後半から終盤にたたみ掛けてくるサスペンス。 オチは少々肩すかし気味ではあるのですが、 それでも充分見応えのあるの作品に仕上がっています。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-25 20:35:30)《改行有》

462.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 人生に行き詰まりそうになる前半と、そこから人生の視界が明るく開けてくるかのような後半という分かりやすいストーリー。 陽気な作品のノリ。そんな陽気な雰囲気を盛り上げるラテン系の音楽もとてもうまく作用しています。 前半のレストランではネット時代のビジネスや、離れて暮らす親と子の関係の難しさが描かれる。 一方後半のフードトラックの旅。 夏休みの息子と常に一緒に過ごし、客の反応がダイレクトに常に伝わり、常に客と手が届くような距離間がいい。 前半にネットを通じてバトルを繰り広げた批評家とも面と向かって腹を割って話せばほら、こんなにちゃんと会話が成立する。 様々な心の触れ合いに心があたたまる。 かと言ってネットを否定している訳ではなく、要はバランスなんだなということを感じさせてくれます。 アメリカン・ハートフルコメディの良さが随所に感じられる佳作です。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-17 15:24:02)(良:1票) 《改行有》

463.  きっと忘れない 幼い頃に父に捨てられた若者と、幼い息子を過去に捨ててしまった浮浪者の男がひょんなことから出会う。 その心の交流を描いたヒューマンコメディ。 他の映画でも感じられますが、若い頃のブレンダン・フレーザーはこういういい奴の役がよく似合います。 一方のジョー・ペシ。ロビン・ウィリアムス系の役どころですが、 (ロビンも本作のちょっと前の作品でよく似た役をやっておりました) ペシもさすがに味わいのある演技を見せます。 学識のあるところを見せ、ハーバードの教授を黙らせてしまう持論を展開し、学生から拍手喝采を浴びるシーンは本作の見せ場の1つです。 作品としては特に序盤はもうちょっとフレーザーとペシとの絡みで笑わせるドタバタ系の要素があっても良かったと思いますけどね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:40:28)《改行有》

464.  スターリングラード(2001) 独ソの激戦となったスターリングラードの攻防戦。その戦いの序盤を見せる、本作の序盤。 次々と命を落としていく兵士達。逃げ場も無い川を渡る船上で戦闘機から機銃掃射を受け続ける恐怖。 逃亡は許されず、逃亡しようとする兵士には容赦なく味方から撃ち殺される。その後も続く序盤の戦場の描写からも、 作品の大半を占めるジュード・ロウとエド・ハリス、2人のスナイパーの息詰まる攻防からも、 映画としての娯楽的要素を十分に含みながらも、嫌というほど戦争の悲惨さが伝わってきます。 台詞やドラマも多く、主役であるジュード・ロウと比べると台詞も少なく感情の抑揚も少なく地味な存在であるエド・ハリス。 しかし銃を構えスコープを覗くその目、表情で流石の存在感を醸し出します。 フルシチョフを演じたイギリスの名優ボブ・ホスキンスも迫力ある熱演を見せる。 そして本作で忘れてはならないのがレイチェル・ワイズ。 戦争モノでのロマンスの挿入は作品を微妙にしてしまうケースもありますが、 本作の場合は彼女も戦友の1人としても作品の中で十分に機能しています。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-10 11:35:24)《改行有》

465.  とらわれて夏 《ネタバレ》 冒頭から、この邦題に似つかわしくない張りつめた不穏な空気が漂う。 母と1人息子。母は夫と別れたことからまだ立ち直れていない。少年も父親がいない寂しさを抱えている。 その前に現れた1人の非常に危険な男。 この前半はあまり音楽も使われず静かに作品は動き出しますが、 その分1つ1つの物音や母と息子の目線など、緊張感漂う作品の空気が見事。 それでいて、この危険な男が徐々に意外な素顔を見せる。 どこか優しさがあり、料理上手で器用。 料理の他にも、男手の無い家でクルマや家の修理を買って出る。そして少年に野球を教える。 夫と父がいなくなった2人の前に突如現れた、招かれざる客であるはずの危険な男が徐々に微妙な存在に変わっていく。 作品の空気もこの3人からも徐々に緊張感が薄れ、あたたかみが増していきます。 作品は不安定な空気を持続しながらも、その中にあるあたたかみに実に不思議な味わいがあります。 しかしこれらは過去の出来事であり、少年による回想を交えて品は進むので、 この不安定な幸せは長くは続かないであろうことを匂わせます。 次第に作品の焦点はこの3人は果たして本当に幸せになれるのか?というところに変わっていきますが、 少年が町で出会った少女が変なたとえ話を持ち出す。それは「ボニー&クライド」。 これによって見る者はますますこの3人から目が離せなくなっていきます。 ジェイソン・ライトマンは近年の作品の「マイレージ・マイライフ」や「ヤング≒アダルト」では、 人生の折り返し地点を過ぎた頃の男や女の揺れる気持ちを表現してきました。 本作はそこに思春期に差し掛かる子どもの存在を実にうまく挿入しています。 夏休みが終わり、新学期が始まる日。警官、銀行、隣人が次々に不安感を掻き立てる。 そして徐々に大きくなってくるパトカーのサイレン・・・。 しかし本作は「ボニー&クライド」にはならなかった。 長い年月を経てのラストシーンが感動的です。[DVD(字幕)] 9点(2015-07-27 11:47:37)(良:1票) 《改行有》

466.  結婚協奏曲 《ネタバレ》 判事の思わぬチョンボのせいで、突然結婚が無効であることを知らされた6組のカップルの悲喜こもごもを描くコメディ。 結婚から時が流れ、法的には結婚しておらず独身だったことが判明して喜ぶカップルが多い中、 一番最後に一番ほっこりさせられる水兵さんご夫婦のお話を持ってきたのが本作の一番いいところではないでしょうか。 コメディとしても、外出許可を取ってないので憲兵に見つかったら大変。 憲兵の目を誤魔化しながら道路をはさんで結婚の手続きに必要な施設を行ったり来たりが面白く、 ミッツィ・ゲイナーがとても可愛いです。軍隊の粋な計らいで無事結婚が認められる幸福感に包まれた結末も良かった。 ところで、DVDのパッケージを見ればマリリンが主役の映画のような感じがしますが、6組のカップルの1組にすぎません。 90分足らずの尺で6組のエピソードはちょっと多かったですね。 マリリンはこの頃が大スターへの階段を駆け上がった頃。 出番は短くあまり印象に残らないエピソードでの登場ですが、 登場するだけでパッと場が明るくなるようなコメディエンヌとしての存在感は抜群です。 でも本作に関しては、やはり最後のミッツィ・ゲイナーの可憐さが最も印象的でした。[DVD(字幕)] 6点(2015-07-26 19:44:53)《改行有》

467.  ビバリーヒルズ・コップ やはりエディ・マーフィーと言えばこれですね。 人懐っこい笑顔、怒涛のように繰り出される軽妙な台詞まわし。エディの魅力が存分に出ています。 それをしっかりサポートするのが、結果的にエディと共に悪に立ち向かうことになるビバリーヒルズの地元警察の2人の刑事。 規則や原則に縛られた2人と自由奔放なエディの刑事ぶりとの対比が面白く、 彼らの存在が更にエディの魅力を際立たせています。 序盤、エディ演じるアクセルがバーで機転を利かせ、 バーで強盗を逮捕した際のウソの報告に対し正直に本当のことを喋ってしまう彼ら。 しかし事件解決後は上司も一緒になって、更にその上を行くような壮大なウソの報告を。 アクセルとの数日間で彼らもデカとしてすっかり頼もしく?なっていた姿に思わずニッコリさせられる。 ラストの「まあビールくらいならいいだろう」も同じく。 大ヒットしたサントラ、グレン・フライの“heat is on”に ハロルド・フォルターメイヤーのアクセルFのテーマも印象的。 本作といい、数年後の「ミッドナイト・ラン」といい、 この頃のマーティン・ブレストのこんな小気味いいコメディは面白かった。 またこんなコメディを撮って欲しい監督の1人です。[DVD(字幕)] 8点(2015-07-20 14:01:56)(良:1票) 《改行有》

468.  マダム・マロリーと魔法のスパイス 《ネタバレ》 大ヒットを連発していた90年代から2000年頃までを境に、 以降近年に至るまで扱いが地味化の一途をたどるハルストレムの最新作です。 映画の中にある、この人ならではの優しさは本作でも全く変わることはありません。 苦労を重ねインドから、長い旅路を経てフランスの田舎町に辿り着いたインドの料理人一家。 辿り着いた田舎町で店を構えるまでは良かったのですが、頑固一徹の料理人親父を演じるオム・プリ。 そしてそう広くない道を挟んだ前にはもう一軒のレストランが。支配人を演じるのはヘレン・ミレン。 前半はレストランの経営をめぐりライバル関係にあるこの2人が、事あるごとにいがみ合う。 そしてもう1組の男と女。 インドの料理人の次男とヘレン・ミレンのレストランの副シェフの女性、2人のロマンス。 ハルストレムが描く若い2人のロマンスはいつも本当に爽やかです。 この2人の終盤の会話の中の「あの時、車が故障して本当によかった。理由があって車が故障したんだ」という台詞がいい。 人生、辛く苦しい時期は必ずありますが、そんな時こそ、それも全て理由があるんだと思いたいものです。 しかしお話の方はあれよあれよという間に幸せな方向に進んでいく。 いがみ合っていた2人が和解して以降、この2人の間に流れる穏やかな空気に心が和まされる。 単純なストーリーですが、こういう人情喜劇風の作品にはこんなストーリーがよく似合います。[DVD(字幕)] 6点(2015-07-19 18:37:56)《改行有》

469.  48時間PART2/帰って来たふたり 「48時間」から実に8年ぶりの第2弾。 前作で映画デビューを飾ったエディ・マーフィー。 本作ではニック・ノルティより先にクレジットされているあたりには、 この間にエディはすかりスーパースターになったんだなと思わされます。 ニック・ノルティのタフなハミダシ刑事ぶりがカッコいいハードボイルド・アクションと、 相棒エディとのコメディのバランスが良かった前作と比べると、 本作ではエディのキャラクターが抑え気味になってしまっているのが勿体ないところです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-16 21:00:10)(良:1票) 《改行有》

470.  バーバレラ こういうバカバカしい映画、僕は好きです。 バーバレラは結構危ない目にあっている割には緊迫感が無いんですけど、本作はそれが大正解だったと思います。 60年代という時代を考えると、宇宙のとある星という作品の世界観もよく表現されているんじゃないでしょうか。 とか、そんなことよりもまだ若いジェーン・フォンダのコスプレとエロカワぶりが見られるだけで十分の作品です。 後に別れちゃいましたけど、この頃はロジェ・ヴァディムとジェーン・フォンダはご夫婦でしたよね。 自分の奥様に何をさせてるですか・・・。でも、ヴァディムさん、ありがとう!と言いたい作品です。 そしてあのデュラン・デュランの名前の由来がこのデュラン・デュランだったとは知りませんでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-06 20:57:21)(良:1票) 《改行有》

471.  ランボー/怒りの脱出 《ネタバレ》 ベトナム戦争がアメリカに残したものとは何だったのか? そんなメッセージと共にランボーというキャラクターを強烈に印象付けた第1作。 こういう映画の続編の場合、大抵はアクション&娯楽方向に作品の方向性がシフトされていくものです。 本作も、もうランボーが何者であるかという説明はもはや不要ですので、早速にランボーを敵地に送り込みます。 現地で案内人を務める美女とのロマンスという要素は意外な展開でしたが、あのランボーが絶対死ぬわけがない。 そうなると彼女の登場の瞬間から悲しい展開が予想されるのですが・・・。 将軍に裏切られ、「私を一緒に連れて行って・・・。」という女を失い、沸点を超えたランボーの怒りが炸裂。 以降はひたすらランボーの超人的活躍がみっちり描かれます。 作中でランボーが呟く「俺は結局捨て石(expendable)なんだよ。」という台詞が今に見直すと印象的です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-03 23:21:09)《改行有》

472.  記憶探偵と鍵のかかった少女 《ネタバレ》 妻を亡くしたショックからまだ立ち直っていない、自身も不安定な精神状態にあった記憶探偵ジョン。 結局は彼は嵌められる運命にあるんだろうな・・・。というのは普通に想定される落としドコロ。 それだけならアナは目の前に現れた中年男をいいように利用し陥れただけで終わってしまう所ですが、 ラストの“thanks you”には思わずニッコリとさせられました。 最後にこれがあると無いでは鑑賞後の余韻が全然違うものになっていたでしょう。 ミステリアスな作品の雰囲気にアナ役のタイッサ・ファーミガがピタリとはまっている。 彼女を見たのは多分初めてだと思いますが、今後注目の1人になりそうです。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-27 01:22:29)《改行有》

473.  ロッキー 《ネタバレ》 ロッキーが試合をするのは、冒頭の場末のリングと、ラストの華やかなアポロとの試合のみ。 ロッキーが暮らす寂れた町。そこに暮らす人々の人間模様と風景の描写、 そしてそんな町に住むロッキーとエイドリアン、不器用な2人のロマンス。 ボクシングの試合よりもむしろ、 試合に至るまでのロッキーと同じ町に暮らす男や女のドラマに重点が置かれていますが、本作はそれがいい。 そんな場末のリングに上がるボクサーに突然あんなチャンスが巡って来ることも実際には無いだろうし、 チャンプと最終ラウンドまで互角に渡り合えることも無いだろう。 それでも、こういう映画にはこんな単純で分かりやすいストーリーがいい。 そして、あの勇気のテーマ曲。テーマ曲が心に残る映画として真っ先に思い浮かぶ作品の1つ。 試合が終わり、あのテーマ曲が流れる中、「エイドリア~ン!」「ロッキー!」、 そして余計なものを省いた、その思いが成就するラストは何度見ても感動的。 僕は子供の頃から今に至るまで、サクセスストーリー大好き人間なので、随分前のことになりますが初見の時には、 「勝て!勝つんだロッキー!」と思って見ていましたが、やはり本作にはこの結末が良かったのだと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-23 19:26:51)(良:2票) 《改行有》

474.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 今では伝説となったプリンセスを演じる。誰もが知っている人物だけに、容姿も含め難しい面があると思います。 近年では「ダイアナ」で主演したナオミ・ワッツを少し思い出しました。 グレース・ケリーとニコール・キッドマン。やはり似てはいませんが、 ニコールの醸し出すオーラやゴージャスさはさすがに演じる役にはまっていたと思います。 「上流社会」を最後に映画の世界を去りモナコに渡り大公と結婚し、モナコ公妃への華麗なる転身。 女優引退後の彼女に関してはそんなイメージがありましたが、 やはり国を守っていく立場になるということは大変なことです。 隣接する、というか周りを囲まれた大国フランスとの駆け引きを描きながらも家族を中心としたドラマでもある。 ラストの彼女の演説が意外に盛り上がらないのは惜しいところ。 モナコという小国と大国との駆け引きと、その駆け引きの中にいる、 ハリウッドからやってきた公妃を巡るサスペンス的要素がもう少しあっても良かったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2015-06-20 22:55:42)《改行有》

475.  艦隊を追って ミュージカル&水兵さん、と言われて思い浮かぶのはジーン・ケリー。 一方アステアの水兵さんはちょっと華奢に見えるけど、それもアステアらしくてまた良しです。 アステアと言えばジンジャー・ロジャースをはじめとして、パートナーの美女と華麗に優雅に。 一方ジーン・ケリーと言えば男同士で陽気にパワフルに、というイメージがありますが、 本作は作品の半分は戦艦の艦上ということもあり、アステアと水兵達との陽気な絡みも楽しい作品です。 勿論アステアのパワフルなソロも、ジンジャー・ロジャースとのペアの舞いもたっぷりと堪能できます。 ストーリーはやっぱり典型的ないつものアステアとロジャースの映画。でもこの2人の映画はそれでいいんです。 セーラー服姿をはじめ、正装ではないアステアとロジャースのダンスも新鮮。 でも、ラストはやっぱり正装に身を包んだ2人の優雅なダンスが素敵です。 この頃のアステアは映画の中で陸海空軍、全てに入隊しています。 この2人が活躍した時代は戦争の暗い影が世界を覆っていた時代と重なります。 しかし、軍隊生活を描きながらもひたすら陽気。 そんな時代だからこそ、こんな映画の存在も必要だったんだろうなと思わされます。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-16 22:45:31)《改行有》

476.  ニューヨーク一獲千金 マーク・ライデルがこんなドタバタコメディを撮ってたんですねえ・・・。 全編を通じてジェームズ・カーンとエリオット・グールドのコンビが笑わせてくれますが、 この2人のキャラ設定が絶妙にいいんです。 そしてもう1人、名優マイケル・ケイン。 「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」などでも見せてくれる、 品と胡散臭さを見事なまでに同時に成立させてみせる彼の存在が作品を引き締め、 より面白くしてくれています。 その他のキャストも豪華な顔触れが揃った、なかなか小粋なドタバタ犯罪コメディでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-08 21:10:20)《改行有》

477.  101 ディズニー、脚本ジョン・ヒューズということで、小さな子どもも一緒に安心して家族揃って楽しめる作品。 ジョン・ヒューズと言えば子どもが登場するコメディを得意とする人だけに、 子どもも見る映画としては、子役が登場して子ども目線があっても良かったのではないかと思います。 それにしても「ベートーベン」シリーズといい本作といい、ヒューズさん、犬がお好きだったのかな。 序盤からの展開はとにかく早い。 同じダルメシアンを飼う男と女が出会って、 その後恋に落ちて・・・のドラマをすっ飛ばしてあっという間に結婚という序盤の展開も、 後半はひたすら動物たちの大活躍に絞っているのも、 子どもも見る映画としてはいいんじゃないかと思います。 人間の登場人物としてはアクの強いヨゴレ役を演じたグレン・クローズに拍手!です。 そんな悪役の彼女が動物たちにコテンパンにやられるのも実に分かりやすい。 吹替版での鑑賞でしたが、山田邦子さんの吹替がグレン・クローズの怪演に見事にはまっていました。[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-05-05 00:16:31)《改行有》

478.  ジゴロ・イン・ニューヨーク ジョン・タートゥーロが監督・脚本・主演。 ウディ・アレンが他の監督作に出演の数少ない作品です。 アレン以外の監督作にアレンが出ている映画は ポール・マザースキー監督作「結婚記念日」くらいしか見ていませんが、 どちらも完全にいつものアレン映画です。 アレンを自身の映画に迎えるにあたって監督がアレンに合わせる、あるいはアレンが自分の映画にしてしまう。 多分その両方があるのでしょう。本作の場合、 ポン引き役のアレンが落ち着きの無い演技で大げさなゼスチャーを交えてしゃべり続ける。 俳優アレンらしい姿を存分に見せてくれます。 コンビを組むタートゥーロのシブさ、寡黙さとうまくキャラ分けがされています。 コメディとしては笑いドコロはそんなに多くはないのですが、 頻繁に挿入されるアレン映画ではお馴染みのユダヤ人ネタ。 音楽も、NYの街の色も、いつものアレン映画に重なって見える。 近年はアレン監督作でも見られなくなった俳優アレンの健在ぶりが見られて、 アレンらしい楽しい演技を見せてくれるだけでもアレンファンとしては嬉しい作品です。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-27 23:13:48)《改行有》

479.  やさしい本泥棒 《ネタバレ》 近年のジェフリー・ラッシュを見ていると名優の名を欲しいままにしているといった感じですが、 本作での静かなる素晴らしい演技もまた感動的でした。 ちょっと怖い、でも実は優しいその奥様を演じたエミリー・ワトソンも、 主人公の少女リーゼルを演じた女の子も、この家に匿われたユダヤ人青年を演じた男優も、 皆が素晴らしい仕事をしています。 彼らがやがて本当の家族のようになっていく過程や、 ナチスにより言論や行動の自由を奪われた生活の中でリーゼルが本と出会い、 読み、そして自ら書くことを通して成長し過酷な境遇、時代を力強く生き抜いていく姿が感動的です。 冒頭の本作の語り部が語る内容が辛い展開を予感させてしまうのはどうだったのかと思いますが、 理不尽に大切な人の命が一瞬の内に奪われていく。これが戦争。 この語り部の正体は意外な人物?だったのですが、 その彼ですらラストではリーゼルの人生を通して生きること、人生の素晴らしさを語っている。 リーゼルが素晴らしい生涯を全うしたことを伝えてくれる、この語り部の本作最後のメッセージもまた良かった。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-25 19:34:30)《改行有》

480.  ガリバー旅行記(2010) ジャック・ブラックが好きな人にとってはそこそこ楽しめる。 そうでない人にとっては、中身が薄い分ダメな作品だと思います。 ちなみに僕はジャック・ブラック大好き人間です。 彼の弾け具合はいつもよりちょっと大人しかったかな。 それでも所々で強引にロックしてましたけどね。 ジャック・ブラック映画としては笑いドコロも少なかった。 お世辞にもキレイとは言えないケツ出しなど典型的なノリもありましたが、 原作がある分いつものノリはいささか控え目。 それでもちょっとした映画小ネタには爆笑とはいかないまでもクスリとさせられます。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-19 00:17:51)《改行有》

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