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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
461. モンタナの風に抱かれて 陳腐なロマンスがせっかくの雰囲気を台なしにしている気はしますが、そういう原作なんでしょ? それによってサム・ニール演じる夫(一番好き!髪染めてるのでちょっとダミアンっぽいです)の聡明さも光るわけだし。プラトニック不倫でも罪悪感のようなものがあったらよかった。ロバート・レッドフォードは「リバー・ランズ・スルー・イット」でモンタナの自然の美しさに魅せられ、その中に自分も置いてみたくなったのでしょうか。クリスティン・スコット・トーマスはりっぱな母親でも人間としては未熟にも感じられます。10代のスカーレット・ヨハンソン(すぐ死んじゃうお友だちはケイト・ボスワース、美少女コンビ)は心と体に傷を負った少女をキツめに演じ、愛馬ピルグリムの演技とメイクも迫真。ダイアン・ウィーストはふっくらした田舎の主婦が似合い、クリス・クーパーは口数少ない気のいい牧童。そういった細かいところは丁寧で、映画より良質のテレビドラマの趣き。再生を呼びおこす穏やかな風が吹き抜けていく。[DVD(字幕)] 6点(2010-05-05 06:00:02) 462. キッド(1921) 擬似父子人情モノとして別にいいんですけど、あんまりブチュブチュしないでほしいの。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-03 06:00:07)(良:1票) 463. レオン(1994) リュック・ベッソンの映画がヒットしたのは、アメリカナイズされたフランス人らしからぬ分かりやすい内容とハデな映像と情緒ベッタリの高カロリーのせいだと思っていますが、この映画もムズムズするくらいハズカシかったです。毛糸帽かぶったピュアな殺し屋と同じく毛糸帽のみなしご美少女とジャンキーの刑事なんて、コメディならいいけど。それでもジャン・レノ(役違っても顔同じだね!)×ナタリー(かわいいのはボブだから)×オールドマン(やっぱり上向いて「コキッ」でしょ)のトライアングルの磁場は強力。出来がよくないというより自分の好みではないということ。(ベタベタなのはAB型には合いません)スティングの曲の使い方も陳腐じゃあ?[映画館(字幕)] 6点(2010-05-02 06:01:46) 464. アリス・イン・ワンダーランド アリスはホームズと同じくフェイバリット英国アイテム。 アリスの決定版ということでなく、「ティム・バートンのアリス」としてならば。 バートンはルイス・キャロルの原作よりもそこから派生したサブカルチャーの方に愛着があるようで原作にお門違いなコメントしてるのがトホホだけど、アメリカらしく教訓入りの成長物語に変貌。 リデザインされた「不思議の国」と「鏡の国」の住人たちと19才のアリスのワ(ア)ンダーランドは、CGと3Dに支えられ一応見せますが、プロットに新鮮味がなくアリスも普通の子なのは女性の原案・脚本だからかな。 女たちの話になってて、マッドハッターなんて全然マッドじゃない。 アリスの映像化はシュヴァンクマイエルのものなど多々ありますが、一番有名なのはディズニーのアニメーションで子供が最初に接するのもこれですが、アリスというものを知れば知るほどこれから離れていくのはこれもアメリカのアリスだからで、本当はイギリスが教訓なしの遊び心だけのアリスを作るべき。 VFXを駆使した99年のホールマーク版もアメリカのテレビ作品なので教訓は入っているけれど、オリジナル・イラストレーターのジョン・テニエルの優れたデザインが生かされており、これに較べるとバートン版はややデザインが弱く、(赤の女王の巨顔も99年版のマッドハッターから)映像的にも何度も見たいという気にはならず。 それでも一人の少女アリス・リデルを喜ばせるためだけに大学教授が頭をひねって考え出した世界が、時を経てこんな巨大な映画になって彼の知らない未来の少女たちを楽しませるというのが、人の思いというものそれこそがワンダーなものという気はしましたけれど。 ジョニデ×バートン20周年ということで記念のオブジェもあり。[映画館(字幕)] 6点(2010-04-20 06:00:05)(良:1票) 465. JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 「普通じゃなくてもいいじゃない」がテーマ?「命、命」ってウルサイ映画も苦手だけど、これはまたドライな★ CMみたいな作りやジャカジャカ鳴る音楽と、赤ちゃんを成長過程の道具みたいに使ってるのがマジメな人の神経にさわりそうですね。ジュノのシブいサブカル好み、里親夫婦のシフトしていく比重、ヘタレそうに見えたBFが意外とシッカリ者なのはイレギュラーで面白いけど、継母が女性検査士を一喝するとこは少し言いすぎじゃないかな?ジュノが「いい気なモン」なのは事実で、理解ある両親の愛にくるまれている彼女は個性的ではあってもしょせん甘ちゃんの域からでない。「やっぱりアタシが育てる!」とか言いだしても逆にゲンナリしたと思うんでコレでよかったのかなって気はしますが、同じサーチライト・フォックスの小品ヒットで米国外でも共感を集めた「リトル・ミス・サンシャイン」よりは評価がバラけますよね、これは。いろいろな意見があっていいと思いますが、斬新というだけでは評価しにくいです。今はよくても10年後、20年後のジュノは品物のように他人に手渡した「息子」にどういう気持ちを抱いて生きていくんだろう?[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-11 06:30:40)(良:1票) 466. フォレスト・ガンプ/一期一会 「ショーシャンクの空へ」をおさえてオスカーを得たのは、障害者物なのと米国近代史をなぞってるのとILMの視覚効果が目を引いたからだと思いますが、(作品賞にからんでくるようなアメリカの感動系の映画は)どちらも、あんまり。この脚本家は困難を抱えながら時代を生き抜く主人公がお好きなようですが、映画は博覧会のようです。[映画館(字幕)] 6点(2010-03-25 06:19:22) 467. ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 オードリーが高級娼婦って…という気はするけれど、黒のジバンシィをまとったホリー・ゴライトリーのイメージは鮮烈。 マンシーニの「ムーン・リバー」は彼の「刑事コロンボ」(MISTERY MOVIE THEME)とならんでお気に入り、哀しげな中に明るさのある調べが心をかき鳴らす。 カポーティの小説のように彼女は遠くへ旅立った方がよくはなかったか。 時おり寂しげに見えても、自由な女ホリーにはふつうの幸せは似合わない気がする。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-24 06:36:46) 468. 麗しのサブリナ オードリーの「ローマの休日」の次の作品としてはまずまず?「パリの恋人」と同じイメチェンものですが、ピュアで真面目なイメージの若きオードリーはワイルダーの作りこんだ人工的な世界、恋愛ゲームのような雰囲気にはあまり合わない気がするのですが。(「昼下がりの情事」もね)[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-23 06:43:44) 469. 007/慰めの報酬 《ネタバレ》 007をシアターに見に行かなかったのは「ゴールデン アイ」以来。 前作の続編なのに加えタイトル、ポスターに魅力がなかった。 アクション以外の映像やセットデザインもボンド映画とは思えないほど洗練されているけれど、一方で人間味の薄さ、ユーモアの欠如も感じ、映画全体がクールでソフィスティケートされすぎると味がなくなるもの。 スタイリッシュに撮ることばかりに腐心して、情報を切り詰めているのもよくない。 アート系のシネマのつもりだろうか? 金髪のクレイグにあわせたブルネットのヒロインが続き、浅黒い肌で小鹿のようなカミーユ(オルガ・キュリレンコ)に手を出さないのは感心、前作のヴェスパーにしたように優しく抱きしめるだけ。 Mは子供を追いかける母親のようだが、手のかかる子ほど可愛いのだろう。 フィールズのファーストネームはストロベリー♪[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-22 12:46:42) 470. あなただけ今晩は 「アパートの鍵貸します」ファンへのプレゼント的な作品じゃないでしょうか。明るくにぎやかで楽しいけど、ムリムリ強引なところもあって単品だとちょっと苦しい?邦題はあちらより素敵。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-07 07:02:55) 471. ジャイアント・ベビー 前作「ミクロキッズ」と正反対のことをして一応形になっているのは評価したいです。ネオン輝くラスベガスのメインストリートをのし歩き、ハードロック・カフェの巨大なギターをオモチャにするかわいい怪獣みたいなアダム坊や。合成が目立たないようにクライマックスは夜、大きく見えるように動作もゆったり。最初だけ顔を見せるエイミーにかわって弟ニックが活躍、キュートなケリー・ラッセルがデビュー。モノが大きいぶん「ミクロ」より大味だけどそれなりに楽しいファミリームービー。「ママは強し」なのでした☆[映画館(字幕)] 6点(2010-03-02 06:45:12) 472. フランケンシュタインの花嫁 エルザ・ランチェスター演じるエキセントリックな花嫁のヘアメイクや動作、言葉の代わりに発する奇声が「人にして人にあらず」な感じがよく出ていました。 彼女に拒絶される人造人間の悲しみも。 ダークな怪奇物だった1作目とは違いライトな感じではありますが、前作の少女のように盲目の老人との交流があり、心をかよわせる相手が常に弱者であることは変わりません。 50年後のリメイク「ブライド」(84)では、花嫁は違う選択をします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-02 06:45:28) 473. アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生 アニー・リーボヴィッツの名は知らなくとも(この国での知名度が低いのは作風があまりこの国向きではないのではないかと思う)オノ・ヨーコにしがみつく裸のジョン・レノン(80・彼の暗殺数時間前に撮られたことで価値が付加されている)や妊娠中のデミ・ムーア(93)のヌード写真は眼にしたことがあると思う。ローリングストーンやヴァニティ・フェアなどの米国有名誌を飾った写真は彼女自身の人生と同じく自由奔放で枠にとらわれない(50才で子供を持とうと思い立ち、実践してしまうところがユニーク)感性をほとばしらせる一方で、どこか落ち着かない気分にさせる。これはもう好みの問題になるのだけれど、原初的なパワーや剥き出しになった内面に圧倒されることはあっても、かならずしも惹かれるわけではないから。アメリカのセレブリティが口をそろえて絶賛するのも普段高い壁で守られている彼らが生(き)の状態の自分をさらけ出したい願望が感じられ、米国風土にあった表現者ではないかという気がする。カルチャー周辺にいても彼女ほどスキャンダラスでない作風の女性フォトグラファーが好きだ。彼女らの人生が映画になることはけっしてない。[映画館(字幕)] 6点(2010-01-09 06:59:37) 474. 初恋のきた道 素朴でいいお話。けれどチャン・ツィイーが寒村の少女には可愛すぎるのと、どピンクの衣装が浮いてた?湯気のたつおいしそうなお弁当も人気の秘密でしょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-01 03:47:36) 475. スピーシーズ/種の起源 ナターシャ・ヘンストリッジのシルはすごくキレイなんですが、どっちかというと2作目の半分人間の心をもつイヴが好きです。ギーガーのデザインだけでは「エイリアン」にはならないですよね。[地上波(吹替)] 6点(2009-10-28 00:00:06) 476. 幸せのレシピ 「マーサの幸せレシピ」というベースがありますからね。 でもこれもけっして雑な作りではないし、健闘してるんじゃないでしょうか。 セラピストやご近所さんのアレンジはアメリカ映画の上手さを感じます。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズは「ターミナル」やこの作品のように厚化粧じゃない方が好き。 彼女のアパート広くてきれいなのに居心地よくないのは、グリーンを全く置いてないから。 潤いのない生活がそれだけで表現できてます。 アーロン・エッカートはルックス的にも暗い役よりこうしたおおらかな役の方が似合うんじゃないかな。 「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンは上手いし、可愛い~♪ 姪っ子の父親のエピソードを削った分は、ラストで取り返してると思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-24 01:45:36) 477. きのうの夜は・・・ このデミが一番自然かもしれない。恋する女の子のアンビバレンス。他の3人もいいし、80年代的な作りではあるが悪くはない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-19 00:25:10)(良:1票) 478. 長くつ下ピッピの冒険物語 20年前シアターで見た時あまりいいとは思えなかったのは、 「新しい冒険」とあるように本からは遠く離れ、12才のタミー・エリンも9才のピッピには大きすぎる気がしたから。 でも今見るとそうわるくはなく、食べ物を投げたりするのはよくないが、空とぶサイドカー、樽での川下り、木製の飛行機などは新しいピッピを創ろうという意欲が感じられ、ミュージカルの曲、特に主題歌はピッピのテーマソングにふさわしい明るさ♪♪♪ 監督は「地上最大の作戦」のケン・アナキン、孤児院「子どもの家」の院長を個性派アイリーン・ブレナンが愛情深くコミカルに演じる。 この映画やスウェーデンのテレビシリーズ以上に出来がいいと思われるのは93年の米国テレビムービーだけれど、ソフト化はされていない。[映画館(字幕)] 6点(2009-08-09 00:03:06) 479. ダークナイト(2008) 世間がこれを祭り上げたり拝んだりしてるのはどうなんでしょうね。マギー・ギレンホールはブ○扱いされてますが、私には彼女のレイチェルはケイティ・ホームズのそれよりも印象に残るものでした。[映画館(字幕)] 6点(2009-07-24 03:16:35) 480. ブレア・ウィッチ・プロジェクト ハンディカム撮影というのは画期的な試みだったが、最後で腰砕けになってしまった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-18 01:33:17)
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