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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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481.  センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演) 《ネタバレ》  まさにジェットコースタームービー。いや、アトラクションムービーか。  ストーリーは単純明快。地球の中へレッツゴー。地底探検?そして脱出。ただそんだけ。  ショーンの父であり、トレバーの兄であるマックスの存在。それが多少のドラマ性をもたせているものの、やはり添え物程度の扱い。メインストーリーは地底に行ってからで、そっから先はひたすら『間欠泉に乗って地上へ』を合言葉にひたすら突き進むのみ。地底の温度がほっとくと活火山の影響で90℃を超えてしまうので、蒸し焼きになる前に脱出するというタイムリミットつき。ですがこの時間制限も添え物程度の設定で、効果的とは言えません。  やはりこの作品の見所は『ありえない地下世界』。これにつきます。『地底の海』『巨大磁石の浮かぶ岩』『凶暴な魚』『巨大水棲生物』『巨大食虫植物』『恐竜』これを子供の頃に戻って純粋な気持ちで楽しむ。これはそーゆー映画です。そして私はこーゆー演出、映像が大好き。なのでトロッコに乗ってからエンディングまで、もうこの世界感にどっぷりと浸るのでした。  この年代の作品にしては映像がチープで作り物感満載なのも逆に味があります。  無駄なエピソードを一切省き、子供が飽きないように作られているテンポの良さが実に良い。  ただ、最初の感想に戻りますが、これは『映画』というよりは『アトラクション』でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2020-01-27 12:20:23)(良:1票) 《改行有》

482.  モーテル 《ネタバレ》  前半は変則的な密室サスペンス。特にドアを叩くシーンはまじで怖いです。ドアを開けたら誰もいないし。こーゆー精神的な怖さを煽る演出ってのはセンスがあります。『姿が見えない。』『正体がわからない。』『目的が不明』人は結局『未知なるもの』が一番怖いのです。ですから、ネタがわれ、犯人達もただの人間ってわかっちゃうと、そっから先は純粋な追いかけっこ、かくれんぼ。怖さが半減しちゃうのは致し方ありません。もはやこの手の映画の宿命です。  ただしこのホラー、スリルは結構持続します。なぜなら『ちょっと頑張れば助かりそう』っていう状況が続くから。でも意外と上手くいきません。公衆電話はダミーだし。走って逃げようとすると絶妙に逃げ道を塞がれるし。  はっきり言ってこの作品より八方塞がりな理不尽ホラーはいくらでもあります。それに比べるとこの映画の犯人達は隙だらけ。だから何とかなりそうで何とかならない状況にイライラもするし、ハラハラもしちゃうのです。  とは言え、このタイプの作品にありがちな『被害者たちのバカな選択にイライラ』ってのはこの作品も例外ではありません。これを言っちゃあおしまいなんですが、決して安全ではないとわかっている部屋になぜ何回も戻る?そして間違いなく犯人達が使っているだろうトンネルに入るという選択。いやいや、危険すぎるでしょ。それに隠れているときに言い合いをするのはいい加減やめてほしいです。  まあそーゆーのを『お約束』という温かい目で見られれば、B級作品の傑作として十分楽しめる内容です。2人とも助かったうえ、夫婦仲が修復されるというおまけつき。プチハッピーエンドなのが、個人的には良かったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-27 02:54:48)(良:1票) 《改行有》

483.  ハロウィン(2007) 《ネタバレ》  旧シリーズは多分全部見ています。オリジナルに対するリスペクトを感じるリメイク感。それにマイケルの少年時代をプラスする現代風アレンジ。マイケルの少年時代を描いちゃうことに賛否あるかもですけど、個人的には良かったと思います。クズな家族やいじめっ子を殺してまわるのは、不謹慎だけど爽快ですらありました。  殺し方もなかなか残酷。手抜きなし。容赦なし。  後半に入ると完全に良く知る『ハロウィン』テイスト。警官達を皆殺しにしたあと、ダニー・トレホまで容赦なく殺しちゃったのはさすがマイケル・マイヤーズ。ダニー・トレホが『親切にしてやっただろう』と泣きながら訴えるシーンは胸が痛いです。  街中で遠くからローリーを見つめるシーンは、怖さより懐かしさを感じて嬉しくなってしまいます。音楽もオリジナルと同じでテンション上がります。80年代のホラーテイストがたまらないです。その上で、恐怖演出、グロ描写などは刺激に慣れちゃった現代の人たちでもしっかり怖いと思えるような完成度。  文句なし。って言いたいところですが、ローリーがちょっとうるさすぎるかな。居場所がばれちゃうでしょ。ヒロインは品行方正かつ最低限の知性は兼ね備えていてほしいものです。そこだけ大きくマイナス。でも楽しかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-27 02:32:04)《改行有》

484.  カンフー・パンダ3 《ネタバレ》  前2作と比べるとちょっと物足りない。ポー以外のマスター達の活躍の場が少ない。キャラクターの多様性がこのシリーズの魅力なのに、この作品はそれが活かされていない。マスタータイガーとポー以外のマスター達はただのモブキャラ、やられ役に成り下がっちゃって残念です。  基本はポーとカイのターン。これじゃあドラ○ンボール末期状態。  パンダの里の交流シーンもちょっとくどいかな。もちろん面白いのは面白いです。パンダの生活を学ぶポー。パンダの子供たちに振り回されるポーの育ての親。コミカルでゆるい、癒し系の笑い。それはそれで悪くない。ですが『それ』が見たくてこの映画を見ているわけではないんですよね。  ポーがパンダたちに闘い方を教え始めてから、物語は一気に佳境へ。これは好きなシーン。特訓シーンって、なぜこうもわくわくするのでしょう。遠足当日より遠足前日のほうがわくわくしちゃう感覚に近いのかもしれません。この辺りからさすがに盛り上がり始めます。  で、今回のバトルのメインは『気』。ん~、なんか違う気が。そもそもシーフー老師ですら習得するのに長い年月をかけた『気』を、なんの心得もないパンダたちが、幼い子供に至るまで簡単に習得しちゃうってのが腑に落ちない。ポーに教えを乞うシーフー老師なんて見たくないです。  ハッピーエンドだし、好きなシリーズだし、アニメーションは相変わらず素晴らしいし、エンターテイメント作品としては申し分ないと思います。  ですが『カンフーパンダ』シリーズの集大成としては、なんかちょっと期待と違うものでした。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-24 09:57:11)(良:2票) 《改行有》

485.  クローバーフィールド・パラドックス 《ネタバレ》  宇宙系の映画って、マニア気質、オタク気質のものがとても多いです。作り手側ばかりが盛り上がって、見ているほうは何がなにやらさっぱり。それにこの内容で『クローバーフィールド』を冠するってどうなの?1作目とも違えば、2作目とも違う。せめてどちらかの続編であってほしい。  『壁にめりこむ』『ミミズボンバー』などなど、映像技術の進歩により、視覚では楽しませてくれます。でも逆に言えば、それしかない。プロット的、ストーリー的面白さがまるでないのです。映画がつまらなすぎて間がもたないから、ショッキングな映像で無理矢理間をもたせているようです。  唯一の長所は、『続きが気になる』。ただそれだけ。  内容は明らかに詰め込みすぎ。『宇宙船パニック』『エイリアン襲来のパニック』『2つのパラレルワールド』『裏切りサスペンス』。盆と正月がいっぺんにきちゃったような内容。そもそも、2つのパラレルワールドが交差しちゃうほど次元がねじれちゃったせいで、船内は何でもアリの状態に。予想をはるかに超えることが次から次に起こっちゃう。だから『リーダーの自己犠牲』のシーンとか、『ジェンセンの最後の裏切り』とか、何のインパクトもない。  ハミルトンの子供たち、もう一つの世界では生きている。違う人生を歩んでいる。明らかに今の自分より幸せそう。その設定自体は面白い。ですが作り手側がそのシチュエーションに陶酔しちゃって、もう一人の自分にメッセージを残すシーンは明らかにくどい。  ハミルトンのだんなが地球で救う子供とか、いったい何のためのエピソードだったのか、必要性が感じられない。  ラストのオチは、まあ好き。『地球は今とんでもないことになっているよ』ってのは面白い。でも夢も希望もないですね。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-01-23 13:17:27)《改行有》

486.  10 クローバーフィールド・レーン 《ネタバレ》  前作の続編、もしくはスピンオフ的作品を期待しての鑑賞。結果は全くの別物。よくあるドキドキ密室監禁でスタート。こりゃ失敗したかと落胆。そーゆーサスペンスを見るつもりなら良かったのですが、あくまで『クローバーフィールドの2作目』というスタンスでいたもんですから。最初のハワードとミシェルの攻防になんの興味も湧きません。なんかちんたらしていて、全然ドキドキしない。ベンが出てきてからも同じ。  で、もう惰性で見ていたのですが、ミシェルがハワードから鍵を奪ったあたりから急に面白く感じ始めます。外から助けを求めるおばちゃん。その女性の惨状を目の当たりにして、ハワードのことを信用するミシェル。で、ミシェルとベンとハワードが新たな気持ちで再スタート。ポップで明るい音楽と共に、三人の楽しそうな共同生活のシークエンス。個人的に好きなんです。こーゆーの。関係ないんですが、ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズでは、『絶望』『緊張』『終末』といった極限状態の中、『非日常の中の日常』という平穏や幸福が必ず挿入されるんです。この作品ではこのシークエンスがまさにそう。これがあるのとないのとでは、この作品に対する評価が大きく変わるのです。  このシークエンスがあるからこそ、ハワードのベン射殺シーンが、狂気だけではなく、三人の平穏な生活の終止符を告げるある種の切なさを感じさせるのです。そしてそこからは怒涛の展開でクライマックスまで一気につっぱしります。  ですから、『クローバーフィールド』の続編として見なければ、サイコサスペンスとしてそれなりに面白い仕上がり。中盤以降はかなり盛り上がります。普通と違うのは、ハワードの外の世界の情報が本当だったこと。前門の未確認生物と後門のサイコパス。あなたならどちらを選びますか、という救いようの無い2拓問題。  『緊張』と『緩和』の繰り返し、その絶妙なバランスがちょっとクセになる、一見の価値アリ的作品だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-23 13:01:22)(良:1票) 《改行有》

487.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》  手ぶれカメラ、主観映像好き派です。RECシリーズとか。でもこの作品はちょっと度が過ぎるな。パニックムービーとして十分楽しめる内容となっているので、主観映像プラス落ち着いた映像も入れてバランスとってほしかったです。  見ていて疲れちゃった分、臨場感はもう抜群。その場に自分がいるかのように錯覚できます。これはアトラクションに近いかも。  プロット的にはRECのゾンビをモンスターに変えただけなので、新しさは感じませんが、好きなジャンルなので楽しいです。  ストーリーや展開が無理矢理すぎるので、そこだけもう少しなんとかならんかったもんかな。  例えばロブがベスを救いに行く説得力って明らかに弱い。二人は直前でモメてたわけだし。しかも正式に恋人になったかどうかもわからんのに。『愛する婚約者がアパートに忘れ物を取りに行ったときに怪物が襲ってきて街がパニック状態に』とか、ストレートにそんなストーリーにすれば、もっとハラハラしながら素直な気持ちでロブたちを応援できたのに。  で、主人公グループの怪物に遭遇する異常な確率の高さ。小さいクリーチャーはいっぱい出てきていたので百歩譲って遭遇するのは仕方ないとしても、でかい奴に襲われすぎでしょ。いくらなんでも。後半は本当にそーゆー体感型アトラクションみたいで、ちょっと詰めの甘いアイデア先行の作品でした。  まあそーゆー不満もひっくるめて、結局面白かったんですけどね。酔いやすい人にはとても勧められないですけど。  マリーナがクリーチャーに咬まれたことでいったい何に感染してどーなったのか、そこだけとても気になりました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-13 13:45:54)(良:1票) 《改行有》

488.  アイアンマン3 《ネタバレ》  こーゆーヒーローものって、ヒーローの特殊性ってのが大事だと思います。唯一無二の存在。だから憧れる。ワクワクする。  なのに、遠隔操作はまだしも、あんなにいっぱいアイアンマンが出てきたら、ちょっとアイアンマンの価値が下がっちゃう。『ガンダム』をベースに『ジムシリーズ』を量産化したみたい。それを象徴するかのように、今回のアイアンマン、なんか脆い。ちょっと攻撃を受けたり着地に失敗しただけで、すぐにバラバラになっちゃう。なんだか、1作目で感じたアイアンマンへの羨望、期待感、ワクワク感がちょっと薄れちゃった感じです。  中盤でアイアンマンの活躍がほとんどないのもちょっとつまんないな。アイアンマンが見たいんだから、もっと出番を増やしてほしい。もっと活躍するシーンを見たいです。  テロリストのボス『マンダリン』は『キリアン』の操り人形。さらに副大統領という黒幕がもう一人。ストーリーを無理にひねりすぎちゃったせいで、映画全体のテンポを損なってはいないだろうか。  『アイアンマンがヒーローらしい活躍をして、最後は敵をバッタバッタとなぎ倒す』私がシンプルに見たかったのはそーゆー映画。長尺のわりに、爽快感やカタルシスをあんまり感じることの無いまま幕をとじます。  『薬物による強化人間』『いろんなアイアンマンシリーズのお披露目会』『飛行機から投げ出されちゃった人たちの救出』などなど、見所は確かに結構あります。エンターテイメントとしては申し分ないでしょう。でもアイアンマンに期待する内容ではなかったのが正直な感想です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-01-12 01:04:27)(良:1票) 《改行有》

489.  アウェイク(2007) 《ネタバレ》  『術中覚醒』。手術中に麻酔が切れちゃったってまじで怖いです。正確には、麻酔が体には効いているので、体の自由が効かない金縛り状態。だから、触覚や痛覚、そして意識は切れていないにも関わらず、そのことを伝えることすらできない。ご、拷問じゃないですか。こんな状態で体開かれたらショック死しそうですけど・・・。  クレイトンの慌て方が尋常じゃないので、それも恐怖を煽ります。手術開始前に、『冷たい』『臭い』みたいな感覚が残っているのを示唆するシーンがえぐいです。  ただ、映画そのものはグロ系でもなければ医療スリラーでもない、ただの犯罪ミステリーでした。  信頼していた親友と婚約者が全員自分を裏切って、しかも自分の命を狙っていたっていう救いようの無いお話。一番視聴者から反感をもたれそうな母親が、実際のところ最大の味方であったというのもある意味どんでん返し。先入観を利用したミステリーサスペンス。いいようにだまされちゃいましたね・・・。  プロローグでクレイトンが死んじゃうようなことを独白していたので、最悪のバッドエンドも覚悟していたのですが、クレイトンだけでも助かってよかったです。でも彼の今後を思うと・・・。自分にとって大切だった母親、親友、婚約者が、目覚めたときには全員いないわけですから、なかなか辛いもんがありますね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-12 00:51:46)《改行有》

490.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》  実話をベースにした心温まるサクセスストーリー。好きなジャンル。マット・デイモンが凄く良くて、終始応援したくなる人物として描かれています。  動物園の再建。従業員との交流。家族との絆。そのどれもが丁寧に描かれています。ただ、そのどれもを同じ割合で描いてしまったため、主題がぶれている感じもします。もしエンターテイメント色を強くするのであれば、動物園再建をメインに、それ以外のドラマは添え物程度という選択肢もアリかもしれない。そのほうが目的がはっきりして、よりテンポよくストーリーを楽しめたかもしれません。家族のドラマや思い出にふけるシーンだって、さりげなくストーリーに入れ込んだほうが逆に感動するってこともあります。特に、ベンジャミンパパと息子ディランのパートは内容的にしつこい気がしないでもない。ディランのひねくれエピソードがけっこうあるので、同情よりもイライラする気持ちのほうが勝っちゃいます。で、ひっぱった割に、二人の和解は結構あっと言う間で、それも特別な事件がきっかけというわけでもなく、本音をぶつけあって終わり。いや、まあ実際そんなものかもしれませんが、それを映画でやられてもねぇ。  園のオープン日は感動的でした。一番好きなシーンです。倒木の向こう側にたくさんのお客さんが待ってくれているシーン。正直ここで終わってくれてもいいくらいです。  巷でとても評判のいいクライマックスの『奥さんとのなれそめエピソード』ですら、個人的には要らないとすら思っちゃいました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-10 04:24:45)(良:1票) 《改行有》

491.  カンフー・パンダ2 《ネタバレ》  こーゆー頭からっぽにして見られるエンターテイメントは貴重。個人的には前作よりやや好き。なぜならマスター5とポーが力を合わせて活躍するシーンがたくさんあるから。特に今作ではマスタータイガーは準主役的な立ち位置で、かなりかっこいい。  今作はポーの出生の秘密が明らかになるストーリー。前作よりドラマ性があります。  ただドラマ部分より、やっぱカンフーシーンが面白いこの作品。動機づけがあったほうがアクションは確かに盛り上がりますが、『故郷、両親を奪った宿敵を成敗』みたいなストーリーではないので、ドラマパートが盛り上がりに一役買っているとは言い難い。  で、アクション。悪くはないんですが、最大の脅威が『花火大砲』って無機物なのが、どうも興を削ぎます。敵ボス、シェンの登場シーンは、なかなか良いんです。暗器系のシェン、前作のタイランとはタイプの違う強敵。それに今作では隻眼のウルフやゴリラなど、他にも強そうな敵キャラ登場。バラエティに富んでいます。だからこそ、あまりわちゃわちゃせずに、真っ向勝負のチーム戦が見てみたかった気がします。でかい武器や船など、ギミックを多く登場させたことで、ちょっと奇をてらいすぎた演出になっちゃいましたね。  とは言え、総合点をつければ、カンフーアニメとしては完成度の高い本作。  シーフー老師、マスターワニ、マスターサイが参戦してからは興奮度MAX。いまいち華のない主役ポーが最後の最後で見せる奥義のシーンなど要所要所でしっかり盛り上げてくれているので、いいんじゃないでしょうか。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2020-01-08 08:13:27)《改行有》

492.  ブレイン・デッド 死霊の晩餐 《ネタバレ》  しょっぼ。まじでクソみたいな映画。B級にしても程がある。  ストーリーはもちろんだめだけど、キャラクターもだめ。グロ描写もだめ。チープすぎ。あえてコメディタッチな演出をもうけているようですが、完全空回り。さっぶ。恐怖演出は論外。サービスショットには魅力を感じません。  『ゾンビもの』にするのか『エイリアンもの』にするのかはっきりしていないのもだめ。  『スケールが小さい』のは良いんだけど、『スケールがなんかしょぼい』と感じさせるのはだめ。B級ならではの良さ、味ってものが感じられないんですよね。  ただ、唯一のメリットを挙げるとしたら、ここまでしょぼい映画を見たのが久しぶりすぎて、最後まで飽きなかったことでしょうか。ある意味新鮮でしたね。こーゆー映画、もしくはこれ以下の映画もいっぱいあるんですよね、世の中には・・・。  エピローグは完全に蛇足。[DVD(字幕)] 3点(2020-01-04 02:20:41)《改行有》

493.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》  2時間近くある尺のほとんどが、女の子たちの会話劇。最初のグループのときはまだ飽きずに面白く見ていたのですが、そのグループが瞬殺されて次のグループへ。また同じような会話劇がとりとめもなく続くものだから、もういいよっていう気持ちでいっぱいになりました。  最初のグループが、あれだけ人物紹介でひっぱっておきながら、わずか数十秒で全員まとめて瞬殺しちゃうものだから開いた口が塞がりません。潔いというか何というか。ぼーぜんとしちゃいました。そして真相に気付いた警官親子も、何の伏線にもなっていません。え?これがいいの?これが『味』なの?  次のグループは何度も車を停めるチャンスがあったのにそうしなかったのは不自然すぎ。更には意表をついて逆にカート・ラッセルがボコボコにK・O。確かにこーゆーサスペンス、バイオレンスは見たことがありません。・・・ですが、新鮮ではあったけれど好きにはなれないのです。  もっとオーソドックスなサスペンスやホラーやバイオレンスが好き。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-01-02 02:01:50)(良:1票) 《改行有》

494.  モンスター上司 《ネタバレ》  三者三様のパワハラ。これがすごい面白くて、すぐに映画にのめりこみます。テンポがよく、スピード感があって良い。コリン・ファレルやケヴィン・スペイシー、ドナルド・サザーランドなんかの大物俳優、演技派俳優が上司役ってのも良かったです。  で、肝心のパワハラ、セクハラ対策はどうするのだろうと思ったら、まさかの交換殺人。映画の出来、不出来とは関係なく、あんまり安直な発想にちょっと興醒めです。そこから先はグダグダなサスペンスコメディ。それぞれのターゲット宅に侵入。この辺りから三人のバカっぷりが暴走。個人的にはもう笑えなかったです。いや、ピーナッツアレルギーで死にかけたのをデイルが助けちゃったのは笑いましたが。  ストーリー性のあるコメディってのは本来好きなんですが、これはコメディに重きを置きすぎている感じがして、ちょっと肌に合わなかったのが残念。  ラストのデイルの逆襲だけはちょっとスカっとしました。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-01-01 23:50:05)《改行有》

495.  カンフー・パンダ 《ネタバレ》  一昔前のカンフー映画を動物使ってディフォルメ化した感じ。  主人公が修行して強くなる。誰も勝てない相手を、みんなからバカにされていた主人公が倒しちゃう。使い古されたプロットだけど、こーゆーのがカタルシスを感じやすいのは確か。  前半はちょっとだらだら。カンフーアクションないし。で、シーフー老師とポーの修行シーンのあたりから俄然面白くなり始めます。マスター5とタイ・ランの戦いも見応えがあって楽しいです。  マスター5たちが秘孔をつかれてやられちゃう。でもポーにはそれが効かない。マスター・カマキリがポーに針治療をするシーンがあって、なぜポーに秘孔が効きづらいのか、その伏線がちゃんと張ってあります。こーゆー細かいところを丁寧に仕上げているストーリーは結構いけてると思います。  もちろん、アニメーション、アクションシーン、水準以上の出来で、誰もが楽しめる出来栄え。  とても良く出来たアニメなんですが、難を言うなら、ポーの性格。これがどうしてもひっかかります。ポーがただのカンフーファンで終わってしまっています。だから感情移入しづらいし、応援しようという気が起きません。もっと純粋にカンフーを愛し、ストイックな性格のキャラクターであったなら、ポーが強くなったとき、より強いカタルシスを感じることができたかもしれません。  ポーとタイ・ランの最後の戦いなんかは、ポーが強いというよりは、ポーと戦ったときだけタイ・ランが弱くなった気さえします。  まあエンターテイメント性は抜群だし、この作品のスピード感あふれる多彩なアクションは凄く楽しい。私の不満そのものが野暮なのかもしれないです。次回作も細かいことを気にせず楽しんで見てみようと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-12-22 04:44:01)《改行有》

496.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》  念願のアベンジャーズ。やっと見れました。感動。スーパーヒーロー勢揃いで最高。個人的に好きなハルクやキャプテン・アメリカもしっかり活躍の場があって嬉しい。最初ばらばらだったメンバーが、次第に力を合わせて共闘していくのがたまらなく良い。ブラック・ウィドウやホークアイのような脇役の使い方も抜群にうまい。脇役ながらもただ者ではないことを感じさせる二人。脇役には脇役の華がある。この二人は脇役として最高です。  『アイアンマンVSソーVSキャプテンアメリカ』『ブラックウィドウVSハルクVSソー』『キャプテンアメリカ&アイアンマンVSロキ』どれも小競り合いだけど、本題に入るまでのつなぎとしてこーゆーミニバトルがいっぱいあるからとにかく楽しい。もちろん最後の総力戦が一番盛り上がります。  異世界からの侵略者。真昼間から何も知らない街の人々が襲われる。それをヒーローたちが撃退する。もう最高にべたな展開なんですが、やっぱこーゆーのが一番盛り上がりますよね。  ヒーローたちが守るべき一般人たちはオーディエンスにもなりえます。観客がいるから盛り上がる。これ大事。  スタークがいるんで、終始ちょっとおちゃらけた雰囲気なのに、フィル・コールソンが死んじゃうエピソードだけは毛色が違ってちょっと悲しすぎます。そのエピソードがないとヒーローたちは本当に一致団結できなかったのだろうか。だとしたら、せめてヒーローたちが見守る中で息を引き取るとか、もう少し説得力をもたせて欲しかった気がしますね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-12-21 03:33:50)《改行有》

497.  REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇 《ネタバレ》  『ターミナルの惨劇』から連想する、空港を舞台とした大掛かりなパニック・・・ではありませんでした。ターミナルだけどバックヤードじゃん。なんか『空港ならではっ!』っていうシーンを期待してしまいました。  とは言え、RECシリーズ好きだし、ゾンビもの好きだし。サバイバルも好きだし。最低限の面白さは保証してくれるゾンビ映画です。  このシリーズは感染者が少しずつ増えていって、仲間がどんどん減っていくっていう焦燥感が好きなんですが、その感じは弱かったです。演出がいまいちなのかな。気付けばみんなゾンビになっちゃっている感じ。  空港に着いてから速い段階で照明を落としちゃうので、全体的に画が暗くて見づらいってのも良くない。  このシリーズで個人的に好きなのが、『非日常の世界へ巻き込まれちゃう運の悪いひとたち』。例えば貨物係の人。偶然その日、その場でいつも通り仕事をしていただけなのに、自分までいつのまにか乗客と一緒に封鎖されちゃっている。この突発的な理不尽さが結構好きです。突然、感染者グループと同じ扱いを受けてしまう不条理。当事者になるかならないかなんて紙一重。そう思わせてくれる演出が好きなんです。  そーゆう意味で言うなら、きまって政府の『なんとか対策』の人たちがやってきては、100パー襲われちゃうのもつぼ。その瞬間『政府側』から『隔離される側』の仲間入り。高みの見物を決め込んでいる人間が引き摺り下ろされる瞬間。人生の明暗を分ける瞬間に立ち会っているようで、言いようも無く楽しいのです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-16 21:54:04)《改行有》

498.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》  こーゆー等身大ヒーローって好きです。  前半1時間くらいは展開がだるくて地味。でも中盤以降、スティーヴ・ロジャースが第107連帯のメンバーを助けてからが俄然面白い。お飾りのマスコットキャラクターから、名実共に真のヒーローへ。こーゆー安直な展開が嫌いではないです。トミー・リー・ジョーンズから次第に認められはじめるって流れも微笑ましくて良いですね。  ださかっこいいコスチュームがたまりません。闘い方が肉弾戦と盾のみっていうシンプルなファイターなのも実に良い。この戦闘力じゃあ超人揃いのアベンジャーズの中では見劣りしちゃいそうですが、脇役好きの私にとってこーゆーキャラこそがアツい。  他のヒーローたちに比べると、ストーリーが結構切ない。好きな人と離れ離れになっちゃって、自分だけ70年後に目を覚ますなんて。だから見終わった後の爽快感とか、達成感とか、そういったものはあんまり味わえなかったです。  それにしても結構集団での戦闘が多く、レトロな衣装を纏いながら、ビーム兵器で撃ち合う終盤のシーンなんかまるでスターウォーズみたいだと思ったのは私だけ?[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-12-16 20:28:56)(良:2票) 《改行有》

499.  ティンカー・ベルと輝く羽の秘密 《ネタバレ》  なるほど。悪くないですね。ただ、テイストは『3』のほうが好きです。  今作は、安定した面白さではありますが、ストーリーとオチが弱い。  『実は双子の姉妹がいました。』っていうおいしい設定が、エンターテイメントや感動にまで昇華されていない感じがします。なんかただの異文化交流で終わっちゃったのがもったいない。とは言え、その異文化交流でシルバーミストやフォーンたちがペリウィンクルをもてなすシーンはかなり良いです。  後半はうって変わって突然の災害パニック。ミロリが『雪製造マシーン』を川に叩き落したことで、まさかまさかの大寒波襲来でピクシーホロウ壊滅の危機。予想はできても急展開。『どーなんの、どーなんの、なるほど、そーなんの。霜で覆う。へえ~。ほんとかね~。そんでそんで、・・・お日様が照って・・終わり。』  う~ん、なんだかなあ。せっかくティンクとペリウィンクルの『羽コラボ』って必殺ギミックがあるんだから、それを使って季節のバランスが元に戻るとか、そーゆー奇跡が見たかったなあ。  コートを着て、羽を霜で保護すれば、ピクシーホロウの妖精たちは冬のエリアに行けるっていう幸せなオチは良かったですね。  終わりよければすべてよし。  ちなみに、ブルーレイディスクの特典おまけ映像に収録されている『ロゼッタ奮闘記』は本編よりお気に入り。ちょっとハリーポッターとマリオカートのパクリっぽい気がしないでもないですが、面白いです。おまけのくせに20分くらいあります。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-16 13:55:56)《改行有》

500.  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 《ネタバレ》  いやー、全然悪くないです。面白いです。みんなの才能が入れ替わっちゃうアイデア、ありきたりですが面白いですよね。それぞれ慣れない才能にあたふた。特にイリデッサは最高。どんどん植物が育っちゃう。安定感抜群のエンターテイメント。  なんですが、ただ、ただねえ。心の狭い私は、ザリーナの無罪放免にどうしても納得がいかんのです。それどころか、のうのうとピクシーホロウに戻ってきて、あまつさえショーの主役やって拍手喝采って、開いた口が塞がらんです。  だって、ザリーナのやったことって、不可抗力じゃないよ?故意だよ?犯罪だよ?  『粉の番人は粉に手を加えちゃいかん。危険すぎる。』ってあれだけ言われていたのに、手を加えて、大事故どっかん。でもそれくらいだったらティンクもやっているから別に良いです。不可抗力だし。  問題はその後だよ。逆恨みして全員眠らせて、青い妖精の粉を盗んで、そのままとんずら。いやいやいや、ティンク達がいなかったらピクシーホロウは壊滅していますよ?クランクがいなかったら冬の妖精たちは死んじゃっていたよ?それを故意にやったんですよ?  せめて、クラリオン女王達がザリーナのやったことを全部承知のうえで、それでも許すっていうのであれば、まだわかります。でも実際は、命の危険にさらされていた事実を知らされないまま、ザリーナを受け入れてしまう。それって、ザリーナたちだけじゃなくて、ティンクたちも後ろめたくはないんですか?  もちろん、そんな野暮なつっこみする作品ではないことは百も承知なんですが、・・・だって気になるんだもん![ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-16 13:55:18)《改行有》

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