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コメント数 814
性別 女性

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41.  乙女の祈り 《ネタバレ》 女性というものはもともと暴力性を内に向けがちな生き物で、その内向する暴力が最大級まで増幅され、そのベクトルがいきなり外に向いた時の恐ろしさは言わずもがな。耐え続けた挙句に切れた女性は本当に怖い。この映画の2人はしかも未成年で、ある部分においては非常に幼稚。未成年の、まだ未発達で未分化な精神性が暴力性と結び付き、狂気として発露していく様子を、この映画は大変に巧みに表現している。キワモノ映画というなかれ、この映画は思春期の少女の破綻していく精神性を丹念に描いた秀作です。それにしてもラストシーンには、「ああ、母親っていうのは、本当に救われない生き物なのだな…」と相当ブルーになってはしまいますね。9点(2003-12-23 21:47:00)

42.  エクソシスト この映画ほど悪魔描写が深遠で、こけおどしではない真摯な姿勢でオカルト性にアプローチした作品は他にないと思う。映像も素晴らしく、全編を通じてゴシック絵画の羅列のように美しかった。スプラッタ・ホラーの金字塔が「死霊のはらわた」であれば、オカルト・ホラーの金字塔は「エクソシスト」。傑作です。そんなこと、今更言うまでもないけれど。9点(2003-12-21 20:24:55)

43.  羊たちの沈黙 初めて見たのは12、3歳の頃。レンタルビデオで。もちろんこの作品を観るにはあまりにも子供で、展開に付いて行けず、事件の流れも上手く理解出来ず、レクター博士とクラリスとの間に流れる微妙な空気を感じ取ることもなかった。ただ、何とも言えない空恐ろしさを感じたのを憶えている。ストーリーというよりも、この作品自体が持つ力に。この作品は多分、私が映画という表現手段がいかに隠し技を持っているかを、そうとは知らずに初めて感じた映画ではないかと思う。それまで子供の観るような映画ばかり観ていた私は、「この映画は何だか違う、他のサスペンス映画とも決定的に違う」とカルチャーショックに似たものを感じたことを憶えている。この映画はそういう意味で私にとって特別。ただその後ビデオを買って何度も観過ぎて、今ではものごっつ飽きてしまったのですが。9点(2003-12-21 19:46:12)

44.  死霊のはらわた(1981) 20歳そこそこのサム・ライミ。若ぁ。そりゃほとばしる情熱があるさ。とにかくそのパワーには圧倒される。この作品、そこらの量産系スプラッター映画とはレベルが違う。ステージが違う。何かもう、特別。基本的に私はホラーを観ても怖いとかは一切思わないので、ホラーを観る時もジャンル分けは特に意識せず、1つの映画作品として観ています。そしてこの作品は、1つの映画作品として傑作だと思います。この映画の持つ圧倒的な力に単純に感動しました。DVDの選択画面がまた良いですね。もういいってのにいちいち出て来る無駄にうざいゾンビ。素敵です。何か笑える。9点(2003-12-21 17:38:10)

45.  いつか晴れた日に 何だろう、この映画の繊細で美しい雰囲気は。貞淑という殻に押し込められていた時代の女性の、分別のコルセットに縛られた多感。そしてラストの控えめな情熱の発露。エマ・トンプソンが泣き出すシーンは、大好き。女優として、彼女は少し鼻に付く硬質でお高い雰囲気があり、それ程好きでもないのだけれど、この映画の演技は素晴らしい。認めなければ嘘。ケイト・ウィンスレットもいい。奔放で自分に正直な女性を好演。原題の「分別と多感」は、貞淑な姉と奔放な妹のこととも取れるし、姉の揺れる心の内のことでもある。ダブル・ミーニングの良い題です(もちろん、邦題も良いよ)。あと、ヒュー・グラントのバランスの悪さは、世界中の人々が気付いている。気付いてないのは本人だけです。9点(2003-12-19 15:12:42)(良:1票)

46.  ピンク・フラミンゴ 近所のレンタルビデオ店にこの作品が置いてあったのだけれど、どこかの誰かがいたずらしてたんですよ。このビデオのパッケージに、「家族で楽しめる映画です」と書いたシールを貼ってやがったんですよ!(笑)。知らないでマジで一家団欒で観る人たちがいたらどうするんだ!と思いました(笑)。面白いので剥がしてやらなかったけどね。ぬふ。本当にこの映画は俗悪で良いです。俗悪の極みです。逆に、ここまで俗悪を極めたら清々しいような気すらします。何か、やりたいことは全部やっちゃえと思って素直にやってみちゃった、という、無垢な好奇心すら感じます。ああ、私もこの映画に毒されてしまいました(笑)。タレントの千秋もこの映画大好きなんだって。9点(2003-12-15 20:52:54)(笑:3票)

47.  アメリカン・ハート 《ネタバレ》 ラストは、ハッピーエンドとアンハッピーエンドの2バージョンが製作され、やっぱりこっちの方が良いだろう、ということで、あのラストになってしまったとのこと。当時エドワード・ファーロングは、「自分もひょっとしたらストリートキッドになっていたかも知れなかった、だからこの作品の出演を決めた」と語っていた。この映画で評価されたのはもっぱら父親役のジェフ・ブリッジスの方で、息子役の彼のことはあまり取り沙汰されなかったのだけれど、黙っていても多くを語る、彼の微妙な表情や雰囲気、所作は素晴らしく、またその美少年ぶりが更にそれに拍車をかけていた。雄弁よりも多くを語る沈黙が心に染み渡る。痛切なラストシーンの選曲も絶妙。9点(2003-12-14 16:06:37)

48.  告発 2004年5月現在までに900本弱の映画を観ましたが、映画を観て泣いてしまったのは「レオン」とこの映画だけだった(もっと他にあるだろうになぜにこの2つ?)。普段映画を観て泣くなんて私には有り得ないのに、どういう訳かこの映画は始まって比較的すぐからわんわん泣きながら観た記憶がある。確か18位の頃に観たと思う。本当に心をえぐられるようだった。観ているのがあんなに辛かった作品は他に思い浮かばない。やめてくれ、やめてくれ、と叫びたくなるほどの残酷な仕打ちの数々、その人間の残忍さに絶望する。ラスト、彼は勝利したのだと、どうしても手放しには喜べない。心に痛い映画です。とにかくケビン・ベーコンの役者魂に感服。9点(2003-12-13 15:11:27)

49.  ショーシャンクの空に だいぶ前、原作の「刑務所のリタ・ヘイワース」の方を先に読んでから観ました。この映画は、完全に原作を凌駕している数少ない映画の1つ です。と言っても、原作がつまらないわけでは決してないのですよ。原作を読んでない方の為に付け加えますが、さほど長くない中篇の原作を、原作に忠実になぞりながら、こんなに長い映画にする訳ですから、この映画では、より設定やエピソードが濃くなっているんです。例えば、原作の刑務所側の人間は、映画ほど極悪に悪い奴ではありません。相当悪いは悪いんですが。人物描写が、より精緻になっているような気がします。個人的なエピソードですが、私がレンタルビデオで借りて来て観た数日後、いつもは友人と外に遊びに行って、家に1人でいることなどほとんどない弟が、部屋にビデオを持って行き、3時間も1人で部屋にこもって、観終わった後、出て来て一言、「凄く感動した」と言っていたのが印象的でした。スティーブン・キングは、自身の小説の映画化作品で成功したものの1つとしてこの作品をあげています。その他は、「スタンド・バイ・ミー」「黙秘」「グリーン・マイル」「ドリームキャッチャー」だそうです…え……「ドリームキャッチャー」?それはなあ…。9点(2003-12-07 15:06:32)(良:2票) 《改行有》

50.  グーニーズ 《ネタバレ》 初めて観たのは8歳位の頃で、その頃でも「洞窟とか作り物っぽい」と思ったし、友達は「最後の海の上の船、張りぼてみたい」なんて言っていた。CGに毒されていない時代の子供にすらそのセットは子供だましに思えた(ていうか子供ですらだまされていない)。でもそれなのに単純にわくわくした。主人公パーティと一緒に冒険した気になって楽しんでいた。いい映画だと、今でも思う。多少嘘臭くても、私は手作りの映画が好きだ。むしろその嘘臭さ、チープさを愛している。CGにはどうしたって出せない温かみがあるから。アナログはデジタルとは違って、作り手と受け取り手の距離が短く、近しいから。9点(2003-12-01 21:15:29)

51.  トゥルー・ロマンス アラバマ最高。可愛くて、ビッチで、無垢で、奔放で、一途で、クール。その全部があるヒロインって、意外といそうでいない。この映画のパトリシア・アークエットが1番好き。私生活でもマジであの程度のファッションセンスしか持ち合わせていないことを知った時は引きましたが。クリスチャン・スレーターも突っ走るオタクを好演。走れ、オタク!いいぞ!てゆうかアレはモロにタラちゃんの自己投影+妄想だね!ホッパーV.S.ウォーケンの怪優対決も最高にイケてた。実は主役をやりたかったけど、ちょい役でもいいから出たい!という訳であの役になってしまったブラピもグー。9点(2003-12-01 20:13:50)(良:1票)

52.  ズーランダー 《ネタバレ》 ワム!の曲に合わせて無邪気に爽やかにガソリンを掛け合う野郎たちのスローモーションの後の爆発シーンを観た時、間違いなくこの映画は好きだと思った。ベン・スティラーのセンスが炸裂していて素晴らしい。とてつもなく豪華なバカ映画。センスのない馬鹿映画は害悪以外の何者でもないのだけれど、こういうスタイリッシュでハイセンスな馬鹿映画はリスペクトに値します。いやあ、アメリカのコメディ映画であんなに楽しい気持ちになったのは初めてかも。9点(2003-12-01 16:36:57)

53.  夢のチョコレート工場 日本では劇場公開されなかったこともあり、ずっと「メジャーなカルト」的位置付けをされて来た作品。でもこれからどんどんメジャーになって行きますね。ティム・バートン監督によるリメイクが進んでいますしね(工場長がジョニー・デップってのがナイスキャスト!)。この作品の出来に原作者は納得しなかったということですが、私はとても好きです。リメイクも期待しています。ほのぼのファミリー映画という形態を取りながら実は洗脳サイケ映画だったりするこの暴威的な落差が素晴らしいよ!危険過ぎるよ!一部、《い…いいの?こんな描写してほんとにいいの?いいの?人権問題だよ?》とかなりハラハラする所がある。日本の地上波で放送するにはかなり問題があります(笑)。9点(2003-11-30 14:54:29)

54.  ヴァージン・スーサイズ この映画を観た時、蜷川実花の撮る写真の世界観に似ているな、と思った。彼女とソフィア・コッポラ、この2人が表現するものには共通した何かがあるような気がする。女の子というのは、可愛くて、不可思議で、ずるく、残酷な生き物なんだよ、そう言われているような感じ。自殺することで、永遠にその美しさと処女性を男の子達の記憶の中に残す。それはやっぱり、残酷なことだと思う。 だって、男の子達は成長し、老いていくのだから。9点(2003-11-29 20:36:09)

55.  三十四丁目の奇蹟(1947) 生まれつき人より強い猜疑心を持ち合わせ、それを矜持にすらしているこの私が、有り得ないことに小学5年生までサンタクロースの存在を信じていた。心から信じていた。今でも実はどこかで信じてます。サンタさんはいるんです。ええ、絶対にいます。多分この作品のように、たまに精神病院に収容されつつどこかにいます。また裁判中かも知れません。8点(2004-08-22 16:15:39)(良:2票)

56.  シングルス(1992) 凄く可愛い恋愛群像劇。グランジ文化とかそういうのは一切分からないけれど、感覚的に良い映画だと思える。一昔前の映画なので微妙にダサいかもしれないけれど、映画を包む心意気がお洒落くさい。良い映画に必要なのは小道具。例えばリモコン、例えばくしゃみ。8点(2004-08-14 14:00:34)

57.  レクイエム・フォー・ドリーム お洒落臭い破滅。深みなんてなく、どこかヴァーチャルな雰囲気。センスのある若い監督が調子に乗って映像的に遊んでいる、というような感じが好きです(誉め言葉)。ルーティーン的に無感情に繰り出される映像の数々は、虚無を孕んだ現代的な特殊な悲惨さを醸し出している。目まぐるしく変わる回転の速い映像には、何がしかの思考を挟む余地もなく、絶望感が澱として沈むことなく表層でひたすら空転するようなイメージを与えてくれる。深みを持たない絶望は実のところ、深みのある絶望よりも救いがないものだったりするのだ。ともあれ、「私、シングルマザーだから仕事を選べないのよ」なんて言いながら、本当に役を選ばず、こんな汚れ役を体当たりで演じたジェニファー・コネリーは凄ぇっす。8点(2004-08-06 17:29:56)

58.  ドールズ(1986) こんなクソしょぼいB級ホラーに8点あげちゃう自分の感性が大好き。昔から人形がちょいとおかしな位好きだった。旅行で津和野に行った時、アンティークドールの美術館があって、何かもう、そこに住みたいとすら思ったもん。いつまで経ってもガラスにべったり張り付いて離れようとしない私に、友人たち、確実にげんなりしてた。ごめんよ、みんな。とにかくそれ位に人形好きの私。だからあの家に迷い込んでも絶対殺されない自信がある(笑)。てゆうか、迷い込みたい。それにしても主人公の女の子の継母役の人、タランティーノとユマ・サーマンを足して2で割ったような顔をしてませんでしたか。8点(2004-07-31 22:30:37)

59.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 剥がれ落ち、でろでろと垂れ下がって来る壁紙のように、「自分」という意識が現実から剥離する感覚が恐ろしい。暑さと湿気で正常な判断力を奪われ、顔周りを飛び交う蚊に精神は休まらない。現実から遊離し逃げ込んだ観念世界でも、妄執と自責からは逃避出来ない。閉鎖空間で意識はひたすら空転する。強烈などん詰まり感。怖い。ここ1年、冗談でなく悪夢以外の夢を見た記憶のない私には、他人事には思えない作品。決して面白い作品ではないが、心の奥に何かの呪いのようにへばり付いて離れない、奇妙に印象値の高い作品。ラスト近くの、燃え盛るホテルの廊下とそこに尊大に立つ男の姿が、何時まで経っても頭から離れない。湿気に塗れたねっとりとした妄執。その具現化たるホテルが、硬質で乾いた炎によって清算され、救済される。怖いのだけれど、妙に清々しく、美しい。ラストシーンの、負け犬のような、残滓のような、主人公の姿。それでもそこには、妙な安堵感と不思議な充足感がある。8点(2004-04-06 20:34:41)(良:1票)

60.  カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 見方によっては突き放されたような印象を受ける残酷な結末。それでもラストシーンの主人公の何とも言えない笑顔。穏やかな諦念と、映画に対する愛情の充溢。いい笑顔でした。もう2度と両者があんなに分かりやすく邂逅することはないでしょう。でもこれからも各々は決して一方通行ではない。彼女は映画を愛することで救われ、映画は彼女に愛されることで存在を許される。通じ合っている。それは最高の共依存ではないでしょうか。8点(2004-04-05 20:35:04)

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