みんなのシネマレビュー
南浦和で笑う三波さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
自己紹介

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678

41.  伯爵夫人 サウジ・アラビアへの赴任が決まった外交官役を演じるマーロン・ブランドはコメディにはあまり向いていないのかもしれないと感じてしまった。時代が全然違うのだが、この役は、ヒュー・グラントが一番はまりそうだ。ソフィア・ローレンと脇のシドニー・チャップリン、パトリック・カーギルがなかなかセンスを感じさせる演技だっただけにやや残念。主役の二人とシドニー・チャップリンが船酔いであげてしまうシーンがあるのだが、このところの一連の韓流映画に比べてその描き方が上品なのはよかった。やはり、この作品のように内容物を観客に見せない演出のほうが好ましく思う。ただ、最後にかけての主人公の問題の解決方法は、ちょっと安直で拍子抜けがした。こどものころにかくれんぼが好きだった人はそこそこに楽しめる作品。6点(2004-10-24 00:10:19)

42.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 数字の使い方に妙味があった。人生の一大事で借りたお金が1000ドル、娘の懸賞金が1万ドル、婚約の解消金が10万ドルと、大きい金額はキリのいい数字なのに対し、バスの中で結局買わなかった菓子が1ドル60セント、モーテルのツインの部屋が2ドル、記者の必要経費が 39ドル60セント、などと小さい数字はやたらと具体的で細かい。この対照が、父親の金持ち振りと、記者のカラッケツ振りを強調する効果があった。銀幕における、理想の上司コンテストがもしあったとしたら、わたしはこの映画の編集長を押す。怒り狂うと思いきや、しょげている記者の気持ちを咄嗟に察し「一杯やって、もどってこい」とポケットに紙幣を一枚突っ込むところが、酒呑みの私としては無性に嬉しくなってしまう場面だ。古典落語の「宮戸川」に、ジェリコの壁に似た境界線を設ける噺があるので、本邦公開当時にこれが「西洋版宮戸川」としてウケたのは容易に想像がつくが、今の時代で、この映画を面白いとするレビューが多いのは軽い驚きである。(2004.10.19追記) 何たる不覚。主人公に大仕事を持ちかけられて、ビビッって逃げ出す男がふいにした金額が5000ドルだった。なんですぐ気がつかなかったんだろう。この作品が後のどの映画の原型といわれているかを考えると、単なる偶然にすぎないだろうが、なかなか面白いと思えてしまうのである。また、この映画は、逆玉の輿モノでもあるのだが、そのような感じが全くしないのは、作り手の見せ方がうまいということに尽きる。9点(2004-10-19 18:35:42)(良:3票)

43.  スティング 《ネタバレ》 困った。満点のつもりが書く前に観なおしたがために、詐欺師側が女の刺客を一人あやめてしまっていることに気づいてしまった。頭を使って金銭だけを巻き上げるからこそ、詐欺は傷害や殺人などとは一線を画しているはずで、これはあきらかに減点要因。ただこの映画大好きだったのでどうしても減点するに忍びない。悩んだあげく、刺客が食らったのは麻酔弾かなにかできっと死んでいないのだろうという解釈を無理矢理ヒネリ出すことに。映画に騙されただけではなく、自分の気持ちも騙さなければいけないことになったとは情けないが、とにもかくにもそういうわけで満点を維持。宿酔からの復活法も学べる実用映画でもあった。10点(2004-10-11 09:23:21)(笑:4票)

44.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 連続女性殺人を犯した男の話とことわりながらも、映像の上で殺したのは実は男一人だけ。結局は、寸止めまでで、女性に直接手をかける場面はひとつもない。そのあたりがいかにもチャップリンらしく、微笑ましく思えてしまうのである。7点(2004-10-09 18:01:13)

45.  大逆転(1983) 《ネタバレ》 原題の直訳は「取引所」だから、コメディの邦題としては反則ともいえるネタバレである。それでも学生のときに劇場で観たときは大笑いした記憶があるが、今観ると、商品先物取引について少しばかり持っている実践的知識が邪魔をして、純粋に楽しめない(このマーケットには値幅制限はないのだろうか?)。入れ替わりものというと、顔がそっくりで一人二役というのがほとんどの作品の通り相場のように思うが、この作品では、顔どころか肌の色も違う人間を入れ替えるというアイデアが秀逸で、当時とても斬新に感じたのを思い出した。入れ替わった主人公が、ジャグジーバスにつかるシーンがあるが、そこで泡(バブル)を意識させるのがその後の展開を暗示していて思わずニヤリとする。話の筋としては復讐譚で、音楽にフィガロの結婚が使われていたりもするので、脱獄ものの映画に似たような状況のラストシーンがあったのに思い当たった。大金をせしめた男達のラストとしては、本作のようにいろどりがそえられているのが、常識的なところだと思っている。7点(2004-10-08 23:35:47)(良:1票)

46.  華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 第一次大戦を生き抜いたヒコーキ乗りという特殊な人種の生態を描いた秀作なのだが、前半のコメディタッチの部分が、アニメではなく、映画だと、正直シャレがキツイのを通り越していて笑えない。実際、池の不時着シーンも、縄梯子乗りの激突シーンも、アニメなら笑って流せるが、映画だと映像がなまなましくてほんとに操縦士の身を案じてしまう。また、この監督の女の人の撮り方は他作品も含めて総じてあっさりしているのだが、メリー・ベスの扱いはとりわけあっさりしすぎていて、さすがに呆然とさせられる。また、ウオルドが助かる見込みの無い、丸焼けになりつつある仲間を、苦しませないために止めを刺すシーンなどは、コメディタッチの出だしと、どうにもバランスがとれない。最後の数分間が圧倒的に素晴らしいだけに、もう少し何とかならなかったのか、というのが正直なところである。6点(2004-10-02 17:26:15)(良:1票)

47.  ダンス・ウィズ・ウルブズ この映画の白眉は、一人の白人兵士についての態度を決めるスー族の意志決定過程において、「十頭の熊」(長老)が、意見が鋭く対立した最初の寄り合いで、意思決定を次の寄合いまで先送りするシーン。欧米の映画で、問題の先送りという手法を肯定的に描いたものは少ないのではないだろうか。次の寄合いでは、その兵士のいる所まで使者を送って会ってみよう、ということになり白人兵士が何者であるのかについて性急な結論を出さずにゆっくりと判断をしていく。国連の安保村にもこのような長老が昨年いて欲しかった、という後出しジャンケン的なコメントはさておくとして、この映画の上映時間を「長い」と感じること自体、自分が普段いかに白人的な時間観念の中に取り込まれて生きているかの証左ではないかと思う。この映画がネイティブ・アメリカンをどこまでフェアに取り上げているのかは知らない。ただ、彼らの時間観念を表現するにはどうしてもこれだけの上映時間が必要だったのではないだろうか。これを2時間程度に短くするのは不可能だと私は思う。7点(2004-09-29 22:01:05)(良:1票)

48.  ヒート 一対一の対決というと、自分の頭の中の参照標準は、潜水艦対駆逐艦か、殺し屋対刑事の映画ということになる。それら二作品は、対決する二人の狐と狸の化かしあいに妙味があり、二人が実際に顔を合わせたら終わりとなる。この作品は、化かしあいの面白さはさることながら、対決する二人が顔を合わせても終わりにならないところが最大の魅力である。特にデ・ニーロ演じる犯人役が、ここまでだったらまだ警察は手を出してこないはず、と間合いを見切っていて全然びくびくしたところがない不敵なところが素晴らしい。アル・パチーノが海の近くで「奴らが何を見ていたのか」わかったという場面では、観ている自分もまんまと騙されたのが快感だった。8点(2004-09-25 10:00:01)

49.  王子と乞食(1977) 日本では玩具屋の例が有名だが、男性の子役は大人になると大成しないというのは、日本だけのことではないようだ。マーク・トウェイン原作の入れ替わりもの傑作古典の映画化だが、子役として全世界に名をとどろかせたマーク・レスターがどうにもこの作品では中途半端で浮いているようにみえる(背が不必要に高く、脚が不必要に長すぎる。ま、本人の責任ではないが)。脇を固めているのが、チャールトン・ヘストン、オリバー・リード、アーネスト・ボーグナインらのベテラン勢で皆さすがの貫禄を示していただけにひときわ目立つ。本物の屋敷を使ったらしい王宮の中のシーンがそれらしい雰囲気を醸しだしてくれていたのがせめてもの救いか。5点(2004-09-23 10:41:59)(良:1票)

50.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 かの人がベジタリアンだったいうことをはじめて知った。役者でもある妻がキスをしているのは、夫と、大芝居を演じて女優しているときの教授とだけで、空軍中尉とはキスをさせていないところが絶妙なバランス感覚。思ったのは、監督がドイツ出身のためか、それとも自分がそういう目でみるからか、弁証法的な場面転換が多用されていると感じること。空軍中尉と人妻の会話が煮詰まってきたときに新聞を携えて登場するメイドの、人妻と教授がいい感じになりさあこれからというころで聞こえるドアのノックの音の、タイミングの良さ。うまいなあ、と唸るしかない。また、夫がゲシュタポに追い詰められたが、機転をきかして危機を切り抜ける場面、メンズルームに入る前と出てきた後でベジタリアンの顔が変化しているところなど、映像での説明を最小限に抑えて、観客の頭の中で絵やストーリーを想像させるのが非常に巧み。一応はナチスを揶揄した映画でありながら、同時に、全篇「全くオトコってやつは」「全くオンナってやつは」をとことん追究したとってもいけない映画。私はそこが好きだ。10点(2004-09-19 10:12:48)(良:1票)

51.  人生は四十二から 邦題にだまされた。自分が四十二になったから観てみたのだが、原題は全然違うではないか。爆笑場面はないものの、古きよきアメリカの良さが窺えるクスクス笑えるコメディ。出だしの場面がパリで、洗練されたパリ市民のなかで浮きまくる田舎者丸出しのアメリカ人観光客、といった風情の絵が続くので、何の予備知識もない私は最初、これは絶対にヨーロッパ映画だと思い込んでいた。アメリカ映画というと、よくも悪くもアメリカ的価値観を正面から押し付けてくるものが多いが、これは、階級制度の国イギリスの召使の主人公が、主人が賭けに負けたという理由でアメリカに渡り、自国とアメリカを比べながら、アメリカの良さを発見するというストーリー。なかなか客観的な比較で、当時のアメリカの余裕を感じる。ジョプリンのラグタイムが使われていたり、メリーゴーラウンドで中年の男が遊ぶシーンがあったりして、詐欺師もの映画が好きな方はハッとするかもしれない。リンカーンのゲティスバーグの演説の中身をめぐる伝言ゲームならぬ質問ゲームのシーンはえもいわれぬ可笑しさがあった。7点(2004-09-19 10:10:57)(良:1票)

52.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 主人公の二人が幸せな同棲生活を送っているのを説明している最初のほうで、デミが陶芸のろくろを回しているシーンは悪趣味(そう見える私が悪趣味です、スイマセン)。ゴーストが物を動かせるようになったあと、結局、自分では直接手を下さず、赤の他人を引き込む形(トラックの運転手)で決着がつき、自分は天国にいくのは、ちょっと都合がよすぎないかという気がします。 4点(2004-06-09 16:16:21)(笑:1票) 《改行有》

53.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 音楽シーンやカーチェイスシーンは勿論素晴らしい。ただ、一見不必要と思われるシーンや何気ない数字も油断がならない。線路脇の部屋で電車越しに映される主人公。また、滞納している固定資産税の金額もなぜか意味ありげなキリのいい数字。はちゃめちゃな映画に見えながら、いろいろな名画を意識して作られているところが凄いところである。そういうお宝探しが好きな人にとって、この映画は骨の髄までしゃぶりつくせるつくりになっているようだ。10点(2004-06-09 13:14:48)

54.  大統領の陰謀 《ネタバレ》 ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォードという当時の2枚看板が全く色恋沙汰なしの硬派な新聞記者として大統領のスキャンダルを暴露していくストーリーを演じる。子供のころに、これをみて新聞記者になろうと思った人は多いのではないか。私もそのひとり。でも、結局ならなかった。それでよかったかもしれない。日本の新聞社には、こんなに肚のすわったトップがいそうもないものね。6点(2004-06-09 13:10:13)

55.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 大ネタを翻案したと思われるコメディの脚本としてはよくできているほう。レストランでジュリア・ロバーツが隣のテーブルの客に捨て台詞を吐いて出て行くシーンは痛快。車椅子の登場人物がいる謎も最後近くに解ける。車でリッツに駆けつけるシーンでBGMで流れていたのが名曲 GIMME SOME LOVING 。この曲はコメディとは相性がいい。美女が序盤早々唐突にキスするのはよくあるパターンでその昔グレース・ケリーにも例があったかな。たぶん、グラント姓の役者はそうされる運命にあるのだろう。8点(2004-06-09 13:05:21)(笑:1票)

56.  ラジオ・デイズ 《ネタバレ》 AMラジオについては、欽ドンと深夜放送、TV中継終了後の野球中継しか思い出のない私には、よその国の話だし、ひとつひとつの米国ラジオ史上のエピソードをほとんど知らないので観ていてあまりはいりこめなかった。あるソフィストケイテッドコメディのワンシーンがはいったり、いいところで告げられる戦争の報せのシーン、子供たちが双眼鏡を回しっこしながら覗き見をするシーンなど、監督が昔のどんなコメディを意識しているのかが窺われる部分は楽しめたが、ナレーションを中心にした運び方が、今ひとつ乗り切れるものでなかった。5点(2004-06-09 13:01:16)

57.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 評価するのが難しい。いい台詞、いいシーン、唸らせる展開と、そうでない部分が交互にあらわれすぎる。主人公二人の最初の会話への持っていき方が唐突かつ強引。アメリカ大陸に着いてからならわかるが、船の中での駈落ちってのは、本人たちが沈むと思っていないとしたら大馬鹿者のなせる業(どう考えても目的地に着くまでに見つかる)。また船が傾いてから沈むまでのアクションシーンはちょっといただけず、とりわけ鎖を切断する場面は日本人なら思わず「オー、ノー」と目を覆うほど最悪。反対に、正装を貸すちょっとわけありそうな婦人の役回り、ディナーの場面での洒落た会話、三等客室でのダンスシーンなどはいいなあと思う部分。誰もが思い浮かべる舳先のシーンよりも、人間と自然との対比、一隻だけ戻った救命ボートから生存者をさがして大声を張り上げる乗組員およびそのまわりの凄惨な光景、それに対する、降るような星空の美しさおよび波ひとつ無い海の静けさのコントラストの見事さが、私としては一番印象に残る名場面。ともあれ、豪華客船を知りたいとこどもにいわれたとき、船の科学館に行ったり、氷川丸で食事をしたりするより、この映画は安くかつ効果的な回答になることだけは確か。ただし、船の映画のくせに、学校では教えてくれないクルマの正しい利用法についても学べてしまうところが、痛し痒しではある。7点(2004-06-09 12:58:40)(笑:1票)

58.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 プリアモスがアキレスの野営地にヘクトルを引き取りに来た場面に惹かれた。アキレスの「どうやって来た?」の疑問に、「誰よりも詳しく知っている」とかなんとか短い台詞を言うだけで、さっぱり説明しないのになるほどそうかと納得した気にさせてしまうのが、ピーター・オトゥールのさすがの貫禄である。元になっている伝承通りなのかどうか全然知らないが、この時代を描いた映画で、飛び道具での決着というのには少し拍子抜けがした。6点(2004-06-01 23:10:48)

59.  恋人よ帰れ!わが胸に 《ネタバレ》 保険金事件というと、最近の現実では殺人がからむのが当たり前のようになってきているので、そんな感じをもってはいけないと思いながらも、この映画の保険金事件は、なんかほのぼのとしたものを覚えてしまう。弁護士の机の上の汚さはまるで自分の机のようで、身につまされつつも、共感する。自分の欠点や、だらしのないところが共通する登場人物って、ストーリーの細かい部分を忘れてしまっても、長く印象に残っているものだ。7点(2004-05-28 23:24:34)

60.  月の輝く夜に イタリア系アメリカ人の、イタリア系アメリカ人による、イタリア系アメリカ人のためのラブコメディ、というような感じ。日本人の私には多分わかっていないギャグが相当ありそう。主人公の男女の、出逢った時の服装、容貌と、観劇に出かけるときのそれらの、変わりっぷりが見もの。両者とも、同じ人とは思えないくらい。ヘアダイを注文する主人公に対する美容師の受け答えがとてもふるっている。7点(2004-05-27 22:32:04)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS