みんなのシネマレビュー
皮マンさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456

41.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) 最近起承転結の“起”ばかり派手で、“承”以降がもちっとも盛り上がらない映画が多いような気がする。残念ながらこの作品もそういうタイプと言わざるを得ない。オープニングタイトルからガイドブックの紹介までの冒頭15分のテンションの高さが次のウォゴン人との絡みで一気に下がってしまいその後多少持ち直すもせいぜい3割くらいだ。超超コンピュータや落下する鯨など乗れるエピソードもちょこちょことはあるのだが、緩急のリズムが悪いというか散漫というか、いちいち乗り切るタイミングをはずされたまま終わってしまう。普通なら「期待させやがってなんだよ」と、悪印象が残るパターンだ。しかし!冒頭の素晴らしさ、特にタイトルバックで流れるイルカの唄の楽しさは尋常なものではなく、その一点でも本作は私にとって唯一無二の宝石のような存在になってしまった。エンディングでも繰り返されるその楽曲のせいで結局全ての不満を許せてしまう一一こんな作品は他にない(次点:大巨獣ガッパ)。[DVD(字幕)] 7点(2009-05-28 12:54:37)

42.  カンパニー・マン 《ネタバレ》 メカや建築物を撮る時の見識が、女性の魅力を引き出すことやファッションに対してはまったく感じられないのは監督がジージャンズ系だからなのでしょうか?主人公がわけもわからぬままあちこち飛び回って、空間的には広がりのある脚本のはずなのにずっとCUBEと同じような閉塞感がつきまとう。しかしダウナー系の雰囲気がこの手のストーリーとしては珍しく、けっこう快感。来るべきカタルシスがなかなかやってこないことに不安を感じ始めた最終盤、遂にきましたその瞬間が。エレキギターによる“ぶわーん”というダウナーハイとでもいうべきBGM!「おぉ、カクイイー」と思ったとたん決着は一瞬でついてしまい、すぐに究極のダサファッションシーンに突入だ。これはすごい。[やぱ、スーパースパイといったらレイバンだべ?]というテレビショッピングを彷彿とさせる主人公の格好・・・企画外の驚異・・・あぁこういうの大好きよ!7点(2005-02-25 21:12:26)

43.  マリアンヌ 職人監督ゼメキス作品の例に漏れずとーっても見やすく分かり易いスパイサスペンス。ラブストーリーの側面が強いのに音楽による感情誘導しないのが好印象だ。異常者役じゃないブラピを初めて見たがバカボンのパパみたいな茫洋としたマヌケな印象なのには驚いた。スパイというのは人を油断させた方がいい仕事なのであれで案外リアルなのかもしれない。昔プラモデルを作った英空軍の偵察機ライサンダーの実機を見られて嬉しい。但し甘ったるいラストシーンはいただけない。あれは蛇足でしょう。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-30 13:46:48)(良:1票)

44.  ライトハウス 世間から隔絶された燈台を管理する二人の灯台守が徐々に狂っていくという課程をスタイリッシュな映像と詩のような台詞で描く。ポーの2ページしか残っていない未完の小説が元になっているらしい。どうりで本作も物語らしい物語は無く出落ち感が強いわけだ。驚くべき設定を詩的な言葉で提示する彼の映像化としては最高レベルの作品とは思う。特に不快な音響設計がいい。但しストーリーは無いに等しいので2時間弱は長すぎる。[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-15 08:17:42)

45.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 面白い。カンバーバッチはアスペルガーぽい人物を良く演じているし、脚本も演出も音楽もそつがない。物足りないのは暗号解読の世界の魅力を伝えてくれないことと、時間の解体をした作劇法がムードを高める以上の意味がないこと。良くも悪くもきちんとした職人仕事という印象で名画とまでは言えない。監督にもそれほど大きな野心は無いのだろう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-11-22 23:42:29)

46.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 珍奇でいかれてておもしれー。なにあの太鼓とギタリスト積んだ音楽隊みたいなクルマ!ばっかみたいでいかすー。しかし女性がみんなスレンダーなモデル体型なのはなんで?(毎度こればっか)。「女は子供を産む為の道具」なんて言うのなら乳と尻は巨大でなくては納得できないよ。一瞬出てくる子育て女はみんなフェリーニ好きのするような超グラマーなので当然その視点はあったはず。ああそれなのに、結局監督はクルマにしか興味がないのね。いい女といえば「モーターショーのコンパニオンみたいな娘」ということしか思いつかないのね(反吐)。リビドーは全てクルマ関係に投入ってか。ヒロインも特に女である必然性を感じ無いキャラだし、到底本気とは思えないフェミ視点と、あまりに有り体でダサい女の趣味が「ぶっ飛んだ世界を見物」という全体の価値を著しく削っているのが残念至極![映画館(字幕)] 6点(2015-11-05 12:35:41)(良:1票)

47.  魔法にかけられて この設定にして彼女を何故ディズニーランドに連れて行かない!?最高の就職先ではないか。[DVD(字幕)] 6点(2014-10-19 09:26:26)

48.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 所属する社会に適応できない少年の成長物語としては良く出来ていて楽しめます。父親との関係なんかよく掘り下げられている。但し異種族との相互理解の物語としては甘さ、古くささが目立ちます。ドラゴン族との和解に大ドラゴンという、より上位の敵を登場させることは物語の構造としてあまりに安易ではないでしょうか。大ドラゴンは絶対悪なのでしょうか。彼とは共存を考えなくていいのでしょうか。共通の敵の存在に頼った仲良さは見かけ上のものであって、本当に相手を理解したうえでのものとは違うように思います。さらにラストシーンでドラゴンは人類のペットという位置づけでめでたしめでたし感を演出しています。相手が下手に出ることによる偽りの平和。人類がドラゴンのペットになって乗られているくらいの新しいビジョンが見とうございました[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-03 12:51:14)

49.  へザース べロニカの熱い日 コメディなのかなんなのか焦点の定まらない演出で観ている間ずっと座り心地の悪い思いをすることになった。しかしこの落としどころのない感じは既成の価値観をなぞっていないことの証左で、この作品の美点といっていいだろう。さすがカルト作の名声に恥じないいびつさだ。音楽の使い方や服装の色彩設計があまりにダサいので、なんだかな~と思っていると、時々ありえないくらいセンスの良い台詞があったりしてぎょっとする。特にワルの彼氏がその父親と交わす親子が逆転した会話は画期的で心底感心した。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-07 08:59:05)

50.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 安心して観られる完成されたフォーマット、確かな美的感覚、良く練られた脚本とまったく楽しめないというわけでもない。しかしここは残念だった点を書かせてもらう。 ●主要アクションはボンドが“追う”ことばかり。何度も繰り返されて飽きる ●敵もボンドも身体を張るタイプで両者のコントラストがない。ダニエル・クレイグと正反対のタイプの敵との対決が見たい ●アクションシーンはキレが悪い。「女王陛下」を筆頭とするピーター・ハント&ジョン・グレンの神編集を少しは見習って欲しい(アクションを論理的に見せるとはどういうことかよくわかる) ●敵の目的のスケールが小さく理に落ちすぎてつまらない。誇大妄想的な夢、意外性といったものがない ●敵の目的がしょぼいせいもあってかミステリー要素がほとんどない ●全体のトーンは非情風なのに大事故を起こす地下鉄の車輌は客が乗っていない回送車だったりして日和る所はしっかり日和っている ●冗長。議事堂での銃撃戦でさらっと終わればよかったのでは ●スコアは特に耳に残る旋律もなく、主張の感じられない今風のもので、創造性、ケレン味共にジョン・バリーの足元にも及ばない ●結局最後までアバンタイトルのバイクシーン以上には盛り上がらない。長い尺のわりに何か消化不良のまま終わってしまう……  等々。つまるところありていなマッチョ同士のノンストップアクションといった趣の作品に堕しており、007シリーズならではの高揚感は得られなかった。特に最近の傾向ともいえるやたら暗い画面はもうほんとに勘弁して欲しい。ライムスター宇多丸氏がTBSラジオの番組内コーナー“シネマハスラー”でこの作品を年間ベストと言っていた。氏の評論は好きだが今回の評価に対しては「宇多丸それでいいのか?」と思わざるを得ない[映画館(字幕)] 6点(2012-12-17 11:44:02)(良:2票)

51.  宇宙水爆戦 宇宙からの謎の設計図で組み立てたインターロシターがただの通信機、あの高名なメタルナ・ミュータントが単なるでくの坊だったりと、SF的な内容はその評判ほど高度なものではないような。むしろ監督の見識は骨(コツ)にあるように感じた。メタルナ人のデコも凄いがヒロインの“ばばーん”と張った立派な骨盤を見よ!なんて美しい骨(コツ)なんだ!SF映画史上最大級の骨盤ではないか。監督が巨尻マニア(オレはそうですが?)だったのだろうか。否、それだけではあるまい。おそらく…圧力順応カプセル内で男女の骨(コツ)を並べて見せる描写があるが、そこでの対比の鮮やかさを考えてのキャスティングではないだろうか。だとすればすばらしいエログロセンス!ついでに“皮や脂肪はすぐにしなびてしまうが、骨(コツ)は案外しぶといものだ。セクシャリティを骨(コツ)に見いだしておくと後々楽しいエロ人生を送れるよ”というふかーいメッセージと勝手に解釈することにさせていただきました。 [映画館(字幕)] 6点(2004-07-18 16:09:12)(笑:1票) 《改行有》

52.  2300年未来への旅 金をかけたわりにチープ感が漂うのはパルプマガジン感覚を取り入れた絵作りを指向しているからだろう。おかげでセンス・オブ・ワンダーはそこそこ感じられ悪くない。スタッフに光学合成のスペシャリストがいないところがイタイが素朴なミニチュアワークには熱意が感じられ好感が持てる。設定的にもSFならではの悪夢のような未来観があり、同趣向の“ザルドス”のように哲学系に行っても不思議はないのだが、全体に漂う場末感のせいか何が起こるか見当がつかない(いいことだ)。中盤、箱に人が入っただけのパルプマガジン感覚だとしてもあんまりなデザインのロボットが出てきたあたりから壮大な設定はどうでもいいことが分かってきてこちらの精神も安定する。というのは・・ストーリー的必然を無視して清純派ぽいヒロインが尻を出したりし始める。また、彼女がずぶ濡れになるのだが、その濡れっぷりがあまりにも堂に入っているので感心していると、やっと乾いたところでまたまた意味無くずぶ濡れになったりするじゃありませんか。終始行動を共にしている主人公の男に比べてヒロインのドレスはいやにボロボロなど、[泥レスちょこっとだけ]で我慢していた前記の“ザルドス”とは違い、監督が本当に自分のやりたいこと(セクハラ)をのびのびやっているのを観るのは案外さわやかだ。後半いきなりエリオットの詩を引用したりして知性のあるふりをするため面食らうが、オヤジ(監督)の正体は見切っているので優しい気分で観ていられる。そういうわけでキッチュSFとウエット・アンド・メッシーもの両方を中途半端に楽しめる佳作と言えるのではないだろうか。[DVD(字幕)] 6点(2004-02-18 00:46:40)(良:1票)

53.  007/スペクター 《ネタバレ》 「知り合い同士のいざこざ」的ストーリー。またあんたか、ってトムとジェリーじゃないんだからさ〜。そのスケール感の無さと反比例するようにやたらと世界中をうろうろするボンドだが、核となる舞台の印象がなくてどうにも座りが悪い。秘密兵器等のガジェットに頼りすぎないのはいい。しかしあの飛行機がらみのアクションシーンの冗談みたいな展開はどうなんだ?あの手のマンガ的アクションはロジャー・ムーアあたりに任せておけばいいのであってダニエルボンドにはいかにも不似合いだ。それでいて列車内での殴り合いなんかにはまた渋好みの光るものがあったりする。一体リアリティラインはどこらへんに設定されているのよ?スペクターの目的は情報インフラを牛耳ることで、そこから何をしたいってわけでもないのがこれまた拍子抜け。もっと頭を使えよブロフェルド!珍奇でばかばかしい計画立てろよ!俺はあんたのアホみたいな犯罪計画を楽しみにしてるんだよ!拷問椅子もゴールドフィンガーのゴージャスさを少しは見習えよ!あれじゃ歯医者の椅子だろうが。それやこれやで全体に統合失調症的な印象。なんか過去の資産を食いつぶすばかりで新たな驚きが無いのがヒジョーに残念でした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-04-11 10:44:58)(良:1票)

54.  こわれゆく女 《ネタバレ》 雰囲気のある個性的な作品ということは認める。しかしあまり面白くないのはなぜだろうか。ドラマの本質は「葛藤」にある、という説を聞いたことがあるが、その論に沿って考えるとこの作品に於いては「いかれた奥さんがいました〜どうしましょう」が葛藤の全てだ。彼女の壊れっぷりは全体を通じて大きな変化がなく、事態の進展や起承転結が感じられない。そのあまりの動きの無さが物足りなさの原因と思われる。同趣向であるキューブリックの「シャイニング」もジャック・ニコルソンが始めから狂っているように見えるという同じ弱点を抱えているが、あっちは最後に彼が大暴れするのでそれなりのカタルシスがあった。本作もグダグダのパーティの件で彼女がぶち切れてなにもかも破壊してくれればスッキリしたのではないか。とはいえ女優の体当たりの演技のみが見所というワンテーマ推しという、ある意味潔い作品とは言えるかもしれない。ちなみに共演のピーター・フォークはどうかといえば、何をどう頑張っても彼はコロンボにしか見えないので熱演されても違和感が増すばかり。レナード・ニモイのスポックといい、優れた役者がひとつの役柄にイメージが固定されるのを警戒するわけだ。これは受け手の勝手な事情であり誰の責任でもないが。[DVD(字幕)] 5点(2015-12-25 17:55:15)

55.  LOOPER/ルーパー タイムトラベルものでありながらタイムパラドックスの問題を「そんなことはどうでもいい!」「複雑すぎて説明している時間がない!」の二言で片付ける脚本に驚いた。それでも登場人物は皆チンピラなのでそんないいかげんな台詞に説得力があるところがすごい。SF的ガジェットは手垢のつきまくったものが多く、センス・オブ・ワンダーはほとんど感じられない。キレのあるアクションとスタイリッシュな映像のヤクザものといった印象。ちらっと登場する本作のタイムマシンは今まで見たどのそれより貧乏くさく昔ヤフオクで売りに出て99,899,999,780,864 円の値がついた[タイムマシン(本物)]を想い出した。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-22 16:41:52)

56.  クロニクル 《ネタバレ》 ストーリーは「AKIRA」や「キャリー」など、既に手垢のつきまくった有り体なものだ。しかし画期的なのはその表現方法。POVでありながら不自由なカメラワークのくびきから開放されるそのアイデアには「その手があったか!」と思わせる。実際開始30分は「これはすごいことになるぞ」と、期待させるものがあった。ところが残念ながらそのアイデアを活かしているとは言いがたい展開が続く。とにかく画面に美学がないのだ。[ならでは]の絵がないのだ。クライマックスのシアトルタワーでの攻防戦で、この作品を象徴する素晴らしい絵作りをするシチェーションがあったのになんでもない画面でスルーしてしまった。折角あれだけのカメラに囲まれたのだから速射砲的に視点を変えるとかできたと思うのだが。その後誰視点か判らない画角の場面まで登場するに至って当方の残念感もピークに。オチも何の捻りもないもので、せめて「さとるのばけもの」くらいの意外性を持たせろよ!と言いたくなってしまった。まぁ不用意に期待をふくらませたのが敗因のような気もするが、潜在的な可能性をつぶしてしまった作品を観るのはなかなか辛いものがある。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-01-04 16:57:29)(良:1票)

57.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 原作未読。宣伝で「映像化不可能と言われた原作を~」と謳っているとおりこれは映画化に向かない話なのではないか。第三者に視覚化されるより己の脳内スクリーンに結ぶイメージを愉しむ物語のような気がする。さらに虎と漂流するメインの話に対し、ラストに語られるもうひとつの話が映像的にひどく投げやりなのが変だ。原作ではここまで語り口に差があるとは思えない。同等かタッチを変えるなど、何らかの判断を下した上で丁寧に描いてこそリドルストーリーとしての真価を発揮すると思う。そこらへんを良く練り込まないまま3D表現に頼りきった画作りはあまり褒められたものではない。それにしても日本の船で遭難したり考えなしの日本人の船員や日本人の食えない保険屋が出てくるのは何を意図してのことだろう?無宗教な民族に対するあてつけだろうか。[映画館(字幕)] 5点(2013-02-07 21:42:32)

58.  宇宙人ポール 基本プロットは異界からの客との友情譚。ET、スターマン、ナビゲイター、と、同工の作品は枚挙にいとまがない。そういう作品に対するオマージュを集めて出来上がったような本作。であればこそ、それらの旧作を下敷きにしたうえでのプラスアルファが欲しかった。交流の深さ、冒険のスケール共に物足りなく、ずしんとくるものがない。ポールのオヤジっぽいノリも単なる置き換えにすぎず工夫が無い。序盤のオタクをめぐる諸現象が面白いので、よほど珍しいものを見せてくれるのかと思ったら定型内で終わってしまった。そりゃないよ!敬愛する町山智浩氏が“年間ベスト"くらいの発言をしていたので「アイアン・ジャイアント」クラスの感動を期待したのもまずかった。[映画館(字幕)] 5点(2012-01-18 12:12:41)(良:1票)

59.  ステップフォード・ワイフ(1975) 新作と見比べてみた。おもいっきりばか話なのにダウナー系の変な映画だがキッドマン版よりは制作者がまだ観客の知性を信用していると感じた(新作はBGMが説明的すぎだよ!)。いわゆるアメリカン・ニュー・シネマのノリというだけのことかもしれませんが、その点だけでも救われる思いでした。[DVD(字幕)] 5点(2005-09-02 14:10:50)

60.  地底探険 《ネタバレ》 恐竜がお気に召さない方も多いようですが、何ヶ月も地底を旅行しているのにみなメークやヘアがばっちりだったりする様を容認しているのでロートル特撮ファンとしてはただのトカゲを恐竜に見立てることなどたやすいことです。むしろリックウエイクマンの楽曲(地底探検っていう名盤があるのよ)が頭から離れないことのほうがよほど困ったぞ。しかしそんな特撮的ワビサビを心得たオレでもラストの“噴火でエレベータ”シーンではまったく別種の見立ての心を発動せねばなりませんでした。地球断面の中をものすごい勢いで上昇するお椀、という状況説明のためのベタな画面。原作どおりとはいえまんま“欽ちゃんの仮装大賞”。なるほど!折角のムチャクチャ色っぽいご婦人をほとんど汚さない(もったいない)のも全体を覆うファミリー向けっぽいお気楽ムードも「これは仮装大賞なのだ」と理解すれば深く納得できるわけだ。地底にいるのに一瞬たりとも真っ暗にならないのも地球の中心に重力があるのもアトランティスからまっすぐ地上まで3分なのも噴火の大爆発と一緒に吹き上げられたはずなのに主役のパンツが脱げるだけなのもみーんな納得!教授役のジェイムス・メイソンがぬるぬるしたものに引っ張られるのは“海底2万マイル”に続いて2度目になるわけですが仮装大賞だとしてもトカゲの舌にからめとられそうになるのはご婦人であって欲しかった。そいでパンツが脱げて欲しかった。5点(2005-03-02 16:10:25)(笑:2票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS