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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. ゾンビランド 《ネタバレ》 劇中に出てくる生き残るための鉄則はゾンビ映画を見てる側が思っていることを作る側が皮肉ってセルフパロディにした内容だった。それは素直に面白かった。 ただ登場人物に固有のポリシーがあっても、生存者を見つける / 新天地を求める / 避難所を確保して立てこもるといった共通の最終目的がないため、物足りなさが残る。 内容とは関係ないがビルを見たのはGバスターズ2以来で、無茶苦茶歳食ってたのには驚いた。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-05 22:50:02)《改行有》 42. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE 旧作を知っていたため食わず嫌いだったが、思いのほか良かった。 大抵のリメイクはオリジナルを越えられずにゲンナリする。だがこれは旧作からの素晴らしい素材を引継ぎ、調理の仕方こそ違えど1つの完成形態として成り立っている。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 22:47:31)《改行有》 43. スパイダーマン3 《ネタバレ》 ヒマだったから見たんだけど、ここまでMJのビッチ具合が続くといい加減グーで殴りたくなる。もっといい女探せよと。 ベンのオジさん死亡の真相を今更ねじ込むのも強引だし、全体的に短編集を継ぎはぎで一本化した感じ。結局、サンドマンも消化不良のままフェードアウトするし、何がやりたかったのか意味不明。[地上波(吹替)] 3点(2011-07-03 18:57:38)(良:1票) 《改行有》 44. スパイダーマン(2002) トビー・マグワイアが実年齢より物凄い若々しく見えることに圧倒された。酷評されているようにヒロインが特に美人なわけでもないし、ビッチ具合な性格も相まってベンに感情移入もできない。見所はCGのみ。[地上波(吹替)] 3点(2011-07-03 18:55:57) 45. スパイダーマン2 やはりトビー・マグワイアが実年齢より物凄い若々しいことと、MJのビッチ具合は健在。1よりはいいんじゃないかなと思うけど、テレビ放映やってて暇なら見ても・・・くらい。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-03 18:55:34) 46. ロミオ&ジュリエット 《ネタバレ》 この侮辱具合には、シェイクスピアも怒り狂って墓の中から飛び起きるぞ。 台詞が思いっきりナルシストなのとシナリオ構成そのもの、舞台が現代なのに時代錯誤で逆にそれらが足を引っ張っている。レグイザモは悪くない個性的な演技を見せた、ディカプリオとデインズが若くて初々しい、見所はこれだけ。 結局の所、彼らのイメージクリップと割り切っても満足できるくらいの人向けのレベル。[地上波(吹替)] 2点(2011-07-03 18:50:18)《改行有》 47. アイ,ロボット 《ネタバレ》 原作の書籍は未見。サニーとウィルのやりとりとサスペンスを含んだ終盤までの展開は良かったと思う。デモリションマンのサンドラ・ブロックみたいに、未来世界に懐古マニアがいたりするのもお約束。ただ結末が有り触れたスカイネット的な・・・みたいなことはいかがなものか。 日曜洋画劇場で見たら、時間上しかたのないとはいえラストシーンのカットと当時のCG技術の粗にけっこうゲンナリしたため、テレビ版はここから-2点。[DVD(字幕)] 6点(2011-06-27 19:51:23)《改行有》 48. サイバー・ソルジャー 邦題が面白そうだったため深夜放映してたこれを録画してみたら、やっぱりC級だったってオチ。どこかで見たことのあるシチュエーションばかりの連続で、シナリオの流れも意外性がない。あと低予算のせいか派手さが全くなく、アクション映画なのに主人公が銃を撃ちまくらない、なんじゃこれ?簡単に言うと『デグレードされたユニソル初代+他の何か』。[地上波(吹替)] 2点(2011-06-27 19:31:57) 49. 地球が静止する日 《ネタバレ》 おい、どうせ滅ぼすなら役に立たない日本与党を先にやっちゃってください。リメイク版宇宙戦争と同じテイストだったが出来はそれ未満で、人類とか地球とか壮大なテーマを持ち出すもシチュエーションは実に局地的で小規模。 劇中で人類を再評価するだけの描写は見当たらないのに、宇宙からの使者がいとも簡単に方針を変えすぎで、こじ付けの強引なシナリオにウンザリした。キアヌ・リーブス起用により一過性の話題性はあったが、はっきり言って彼にオファーをするには失礼過ぎる駄作。[地上波(吹替)] 3点(2011-05-28 14:45:21)《改行有》 50. ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 前作が好きなら見ても損したとは思わないはず。やはり、過去作のジョーカーに負けない別の狂気を演じきったヒース・レジャーが作品の評価点を上げたといっても過言ではない。脇役やBGMも前作と同様に存在感抜群で、これで盛り上がらないわけがない。これで終焉かと思わせるシーンが何度かあるが、そこから二転三転するシナリオも意外性があり良かったと思う。今作のレイチェルはケイティ・ホームズから入れ替わりとなったが、ハムナプトラの3作目での「こんなのエヴリンじゃねぇ」という違和感はあまりない。 スパイダーマンにしろこれにしろ、どうして最近のハリウッド映画ヒロイン像の特徴は、二股思想を持ったりするビッチなのかが理解に苦しむ。その尻軽具合はもはや、戦国時代に活躍した足軽鉄砲隊も真っ青である。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 19:50:55)《改行有》 51. バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 アメコミ特有の子供のヒーローというより心理的な葛藤や迷いといった描写が強い、大人向けのバットマンと言うべきかも知れない。過去作みたいに確立された無敵のヒーローがしょっぱなから登場するわけではなく、失敗したりピンチになったりと色々と試行錯誤する姿に人間らしさが垣間見えて良い。 ただ、影の同盟の下で修行をするシーンが薄かったり、影の同盟メンバーが中二病っぽい思想を持ってるのが少しお粗末だった。どうせなら単純に何かの権力を目的とした方がまだしっくりくる。 また脇を固めるキャストとハンス・ジマーの音楽の効果が、本作と次作の成功を支えたと言っても過言ではない。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 19:21:39)(良:1票) 《改行有》 52. キック・アス 《ネタバレ》 正直なところ、途中まではかなりスローテンポで凡作かなと思って最後まで見たら、全体を通して見た上で面白かったといえる映画。シリアスな展開に入ってからは、一気に加速して観ている側をどんどん引き込む。 バットマンビギンズ・ダークナイトのBGMのように復讐に走る親子のメインテーマがあり、それが色んな箇所でハードロック風やクラシック風にアレンジされている。 前半はディズニーの自虐コメディ、魔法にかけられてに通ずるものがあって面白かった。また特別な存在になりたいと憧れる気持ち、思春期を通じて誰もが持つであろう願望をテーマに選んだことも高評価を得ている要素に違いない。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 18:42:25)《改行有》 53. イノセント・ボイス 12歳の戦場 《ネタバレ》 実戦の事実を知らない世代であることを自覚し、人間は国や人種が違っても本質は変わらないという思想の上で書きたい。 本来の子供達のあるべき姿とそれを遮る描写が交互に続き、最初の集落での銃撃シーン以降は目に涙が溜まるほどにやりきれない場面が続いた。生まれた国や家庭の経済状況で人生の選択肢はある程度決まっていたとしても、その選択肢すら奪って子供を戦争の駒にすること、恐怖や憎しみを子供に覚えさせることは大人として最低だ。 紛争の原因は勢力間による権力闘争や歴史から来る怨恨だけではなく、兵器輸出産業を持つ国家の利潤のために意図的に開始・継続されている事実がもっと知られるべきだし、視聴率のとれる娯楽映画ばかりでなくこういった映画をもっと地上波でも流すべき。 仮にこの手の反戦映画を見てショックを受けたとしても、この事実にNOと言える心が増えることを願って止まない。[DVD(字幕)] 10点(2011-05-11 00:20:09)《改行有》 54. シッコ 《ネタバレ》 キューバは歴史に名を残した革命家であるエルネスト・ラファエル・ゲバラやフィデル・カストロの影響もあり、医療や教育を無料または低価格に抑えるなど力を入れていることは知っていたが、イギリスやフランスなどの他国も同様に医療のあり方が日本とは異なることに唖然とした。 隣の芝生は青いと言うが、我々の国は国民全員がアドバンテージを得られるような満足な芝生さえ持っているのだろうか?今の年金制度のように、権力者や富裕層ばかりに青い芝生しか持っていないのではないか?日本人がなぜ、ここまで愛国心やボランティア精神を持てないのも国の方針からして実に納得がいく。 生命保険や医療保険の約款なんてレアケースの給付可能条件ばかりが書かれていたり、CMの【満足度No1】というアピールが良くされているが、“誰に対して実施したか / どういう方法で実施したか / どこで実施したか”を明確にしない限りは、完全な印象操作としか思えない。 また少し前に保険会社を訪れたときは“保険は売上げではなく相互補助が目的”ということを主張していたが、フロア内に張り出されていた各担当者の契約成績 / 月間を示した競争力を煽るグラフが前途の理想を真っ向から否定していた。ムーア監督の作品は平和ボケしている国にとっての警鐘なのかもしれない。[DVD(字幕)] 9点(2011-05-11 00:13:49)《改行有》 55. ラースと、その彼女 《ネタバレ》 主演のライアン・ゴズリング演じるラースと、それをサポートする人々の優しさに引き込まれる映画。これは真剣に見ればコメディ色がなく、完全なヒューマンドラマだと思う。 途中、自分にアプローチをしてきたマーゴに恋人が出来たときは、ラースがあからさまに苛立ったする様子を見せたし、医師がラースは精神疾患ではないという判断も下した。ではラースの恋人になった人形のビアンカは結局なんだったのか?人嫌いになった父親に背負わされた闇からの逃避だったのか、母親の死に対する罪悪感からの救済だったのか結局のところ最後まで明確に語られることはなく、その判断は観ている側に委ねられる。 最後にビアンカが死に向かっているとラースが感じたのは、図らずもラースが今までの自分から前進したからに違いない。そしてラースが流した涙は寂しさや悲しみから来るものではなく、苦手だった女性との関わり方をビアンカを通じて取り戻せたことに気付いた感謝の気持ちから来たものだったのかもしれない。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-11 00:09:19)《改行有》 56. エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 敵の弾が致命傷にならない、80年代~90年代アクション映画の復刻版みたいな感じ。CGより火薬やスタントを重視しており、スーパーヒーロー振りを前面に押し出しているのも懐かしい。登場人物には相応の自虐ネタが仕込まれており、シナリオの複雑さもないため何も考えずに観ることが出来る。同窓会で昔の旧友に会ったような懐かしいテイストの映画だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-05-11 00:06:48) 57. プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 《ネタバレ》 ゲームはMS-DOS版初代のみクリア済。極めて悪いところはないものの、似たような昼間の逃避行のシーンが多かったのが残念だった。設定に矛盾が生じてしまうが最後の展開も強引だったため、短剣を返上したときに姫の記憶が蘇ればまだ自然な流れだったのでは?[DVD(字幕)] 5点(2011-05-11 00:03:55) 58. サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 ロメロ監督の映画のテーマはやはり「人間の敵は人間」。リメイクドーンとか28日後シリーズみたいに派手さはないものの、人間の社会を皮肉った描写や台詞はロメロ監督の世界観ならでは。今作の皮肉は現実の世界に置き換えるなら国vs国民・企業vs社員(特に非正規雇用)なんかが、人間に斬り捨てられるゾンビの描写に似てるなと感じた。また当初の目的を他所に泥沼化していく云々の台詞は、民主主義vs共産主義・宗教戦争・部族間紛争なども投影させてるのかとも思った。 走ったりするモダンゾンビ(感染者)は、もはや暴徒みたいにしか見えないため、オリジナルゾンビの観点からでは盛り上がりに欠ける。その点ではロメロゾンビは一貫しているため、安定性がある。ロメロ監督の映画はホラーとしては万人受けするような映画ではないだろうが、監督の哲学を具現化したものと言っても過言ではない。自分はそんなロメロテイストの映画にこれからも期待したい。[DVD(字幕)] 7点(2011-05-08 11:43:32)《改行有》 59. 第9地区 《ネタバレ》 エイリアン・ネイションなど非人類との反乱や共存をテーマにした映画はあったが、この映画の味付けはちょっと違う。差別問題への皮肉や投影が込められている。かつてアパルトヘイト制度があった南アフリカが舞台だったり、タイトルの第○地区という呼び名も南アフリカを調べてみると非常に意味深い。 主人公ヴィカスも当初は異星人達を差別する側だったが、クリストファーの痛みを知っていくことで情が湧き、最終的な目的が自己保身から自己犠牲に変わる。差別問題がテーマのひとつであり単純な勧善懲悪で語ることができないため、安易なハッピーエンドに持っていかず余韻を残したシナリオも優秀だった。そして要所で流れる哀愁の漂うBGMがさらに盛り上げる。ヴィカス役:シャールト・コプリーがほとんどアドリブで演じたという迫真の演技は見事、これはぜひ英語音声で一度は見るべき。とにかくSF / アクション / 社会風刺 / コメディ要素など色んなエッセンスを取り入れた欲張りな映画だと思った。[DVD(字幕)] 10点(2011-05-07 22:35:50)《改行有》 60. スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 質のいいちょっと切ないラブストーリーを前面に押し出したヒューマンドラマ。日本でも一時期にライセンスを受けた同内容の番組をやっていたこともあって素直に感情移入できた。 何よりも回想シーンとリアルタイムのジャマールを織り交ぜた展開が秀逸で、問題の答えを知るきっかけがジャマールの心に傷を残す出来事だったのも観る側の胸を打つ。そして冒頭の質問の答えを、忘れた頃の最後に見せたことで観終わったあとの満足感に相乗効果を生んでいる。 司会のインドみのに腹がたって「ほうら、やっぱりね」とは思ったものの、「では諸外国のライセンスミリオネアでの司会みのは、どうなんだろうか?」という比較への欲求も感動と同じくらいの重みで残ってしまった。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-07 22:06:38)《改行有》
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