みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
721. 荒馬と女 モノクロ画面全体に隙間風がビュービューと吹きまくっているような、何とも淋しくやりきれない気持ちにさせられてしまう映画です。モンローもゲイブルも、そしてモンティもこの映画では痛々しい限り。唯一、ピンポンの壁打ちシーンのみ、皆生き生きしてましたね。4点(2004-09-19 16:24:44) 722. リリー いいですよ、この映画。キャロン嬢のファニー・フェイス(個人的にオードリーより彼女こそこの呼称に最もふさわしい女優だったと思う)は、この年齢にしては幼すぎる感のある孤児リリーのキャラクターにぴったりで。「ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイロー」って主題歌もあまり知られてないけど、いつでも口ずさめる名曲だと思います。期待しないで食べた大味そうなデザートが、実は繊細な味で大満足でしたって気持ちにさせてもらいました。って例えが何か変ですかね~、俺甘党なもんですみません・・・。8点(2004-09-19 15:58:56)(良:2票) 723. 王子と踊子 最盛期のマリリンの映画なのに、意外に面白くない。ストーリーも演出もまとも過ぎてワイルダーのような洒落っ気が不足しているのが一番の原因だと思う。やっぱ優等生ローレンス・オリヴィエにはコメディの演出は荷が重すぎたのでは・・・。5点(2004-09-19 12:43:59)(良:1票) 724. 16歳の合衆国 《ネタバレ》 商業的にかなり難しいテーマに挑んだプロデューサーのケヴィン・スペーシーの意気は認めたい。が、肝心の映画の出来は今一つ。最後まで見終っても結局主人公の少年がなんで子供を殺さざるを得なかったのか、自分には全く理解出来なかった。いつも泣きべそ顔の少年が段々うっとうしくなり感情移入が出来なかったせいもあるかもしれないが・・・。時たま思い出したように画面に出てくるスペイシーもただただもったいぶってるだけのつまらない役。4点(2004-08-22 11:23:47) 725. 巨象の道 半分撮影した時点で主演のヴィヴィアン・リーがノイローゼになった為降板、急遽エリザベス・テイラーが代役を引き受けたいわくつきの作品。テイラーはセイロンのロケには行けなかった為、遠景ショットにはヴィヴィアンの撮影分を使ったという事だが、つなぎがよほど上手くいったのか、よほど注意してみないと彼女が映ってる様子は解らないと思います。ドラマ部分は正直 退屈だけど、クライマックスの象の急襲シーンは当時としてはかなり大掛かりな特撮で見応えあり。同時期製作の「黒い絨緞」を思い出させるが、象よりは蟻の大群の方がやっぱ恐い。6点(2004-07-25 15:41:53)《改行有》 726. ボディ・スナッチャー/恐怖の街 何が飛び出してくるか解らない、荒れたモノクロ映像が却って恐怖感を倍増させてますよね。発端から一気に畳みかけてくるようなテンポの良さも凄いと思う。8点(2004-07-18 12:05:58) 727. フロム・ダスク・ティル・ドーン かなり前、なーんの予備知識もなく早稲田の名画座で観ました。タイトルからも何のイメージも湧かなかったので、普通のバイオレンス映画かと思いきや・・・。途中からの展開に椅子からズリ落ちる位の衝撃を受けてしまった。何ともヘンテコな映画、それ以外ジャンル分け不可能。傑作かと問われれば躊躇してしまけど、観といたほうがいいです、絶対!でも同じ手は二度と使わないでね。7点(2004-06-28 17:59:21) 728. スパイダーマン2 《ネタバレ》 前作は未見です。その上でのレビューなんで全て内容を把握しきれてないかもしれない点はお許し下さい。正直・・・、期待外れでした。悪役に魅力も凄みも感じられないのが致命的、だからヒーローたるスパイダーマンとの対決シーンに全然緊張感が生まれてこない。悪役のいでたち(病院で着るガウンからたるんだ腹がのぞいてる・・・)を見た瞬間、思わず脱力。ファンの方がいたら申し訳ないんですが、ヒロインの女優にも溌剌とした魅力というか、精彩が欠けているような気がします。俺ん中の「守ってあげたい願望」をピクリとも刺激してくれなかったんで。でもまあこれは個人的好みっすね。葛藤に悩むトビー君とジェームズ・フランコは好演でした。パート3では最強の敵を望む!5点(2004-06-28 17:49:15) 729. リオ・ブラボー 死ぬまでにあと最低10回は観たい。「ライフルと愛馬」、「ゲラ・ホーム・シンディ」をみんなで唄うシーン、至福と呼べる程ワクワクする瞬間なのに、この前観たらなんでか涙が出てきちまった・・・。10点(2004-06-13 16:36:24)(良:2票) 730. ラスベガス万才 「ビバ~!(ビバ~)ビバ~!ラスベガス~!!」のっけからエルヴィス君は天然の愛敬振りまきまくるし、当時絶好調のアン・マーグレットは負けじと踊りまくるわ、観ていてこんな楽しい気分に浸れる映画なんか滅多にない!エルヴィス映画はこれ1本押えておけば事足りるはず。同年製作、同監督の「バイ・バイ・バーディー」とセットで観るのもお勧めっす。 8点(2004-06-06 13:05:05)(良:1票) 《改行有》 731. メリーに首ったけ 自分はエロネタ、下品ネタは決して嫌いではない。この映画でも最初の10分は大笑い。でもそのネタいつまでも引っ張り過ぎじゃないですか?この監督。しまいにはもうゲッソリ。要は描き方の問題。過ぎたるは・・・の典型です。4点(2004-06-05 13:07:37) 732. スペース・カウボーイ 個人的に「ミスティック・リバー」よりこの映画のほうが「もうひとつのスタンド・バイ・ミー(但しシニアコメディ版)」って宣伝コピーが相応しかったような気がします。イーストウッドはいい歳の取り方してますよね。ジェームズ・ガーナーってもっと背が高いのかとずっと思ってました。「大脱走」じゃあの中で一番ノッポだったってイメージあったんで・・・。腰が曲がってきたのかなあ。(W)宇宙ヘ行ってからの展開は??って感じだけど、まあそれもご愛敬という事で。8点(2004-06-05 11:33:10) 733. デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 これは「鑑賞」するより「見物」する映画ですね。この手の映画に人間ドラマが薄いだの、キャラクター設定がどうのこうのと言うのは筋違い。そういうのは他の映画に任せておいて、大画面に展開される驚異の大スペクタクルに「ひえー!!」「ふほー!!」とひたすら感嘆の声を上げ続けるのがこの映画の一番正しい見物法だと思います。それも途中でいい加減疲れてきますけど・・・。とにかくツッコミ部分満載なので、下手に屁理屈言ったらキリがありません。「傲慢なアメリカよ、少しは謙虚になれよ!」ってストレート過ぎる内省メッセージにも正直苦笑。70年代のパニック超大作の洗礼を受けた方にこの映画の感想を是非伺ってみたいです。 (補足)↑(anemone)様早速のレビューありがとうございます。自分はそこからほんの少しだけ遅れた世代ですがこの映画、かなり楽しめました。おもろかったっすよね~。7点(2004-05-30 15:52:54)(良:1票) 734. 熱き愛に時は流れて 最近この映画の主演二人の最新作(「デイ・アフター・トウモロー」 「ビッグフィッシュ」)をたて続けに観たんですが、お二人とも年齢相応のいい味出せるいい役者になっていて安心しました。むしろこの映画の大学時代の若造りのがキツかったかも・・・。長い年月にわたるお話なので少しダレる部分もあるけど、自分はアメリカ映画の中で描かれるアメフトのシーンって好きなんで得点は甘くしときます。しかしこのタイトル・・・う~ん、もうちょいどうにかならなかったものか。7点(2004-05-30 11:26:36) 735. 避暑地の出来事 サンドラ・ディーの頬っぺってなーんか柔らかそうでいいんですよ。まるでもぎたての山形の桃みたいで。映画観てる間、話そっちのけで「あー、プニプニしてみてー!」ってフラチな事を考えていた俺・・・。そういや避暑地って言葉も最近使わなくなったなあ。うん、いいんじゃないんですか?自分の取った行動に責任持つっていう決着の付け方で。7点(2004-05-16 17:17:45) 736. 可愛い配当 「花嫁の父」の続編。ごく最近DVDで観たばかりなのだが、非常に印象が薄い。キャストも前作と同じで出来も決して悪いわけではないが、結婚という華やかな一大イベントに比べてしまうと、出産はやはり地味すぎて分が悪いのかも。並べられたエピソードもあまりに平凡すぎ。トレイシーが不注意で見失った乳母車を探し回るっていうのもよくある手だし。単独で観るのは物足りないかもしれけど、前作とセットで観る分にはいいと思います。5点(2004-05-15 12:06:01) 737. ナイアガラ この映画で一躍有名になったモンローウォーク、ウリの割りには意外と強調された撮り方をしていないので、これがそうだって言われないと判らないって感じでしたね。とにかく映像が物凄く綺麗で、実際自分はナイアガラ行ったけど、この映画の方が迫力あったって言ったら誉め過ぎ?クレジットじゃトップだけどモンローは脇役程度で可も不可もなし。むしろ ヒロインはジーン・ピータース。清楚だけどセクシー!7点(2004-05-15 12:01:26)《改行有》 738. 陽のあたる場所 《ネタバレ》 中学の頃、NHK教育「世界名画劇場」でこの映画と出会った。モンゴメリー・クリフト扮するジョージの行動に共感とか感情移入程度の話ではなく、完全に彼と同一化してしまった自分がいた。ラストシーンでは、電気椅子に乗せらせた時、彼が体験したであろうピリピリした感覚までリアルに伝わってくるようだった。こんな経験をしたのはも後にも先にもこれが最後。自分でもよく把握出来ない感情が奔流のように押し寄せ泣きわめいたり怒ったり・・・、家族はおそらく気が触れたと思ったに違いない。これがモンゴメリー・クリフトという役者への、今に至るまでの長き憧憬の日々の始まりでもあった。バルコニーでのエリザベス・テイラー扮するアンジェラとの超大写しのキスシーンは、映画史上に残る名シーンの一つ。10点(2004-05-01 12:02:38)(良:1票) 739. 地上より永遠に(1953) 《ネタバレ》 出てる人がとにかく自分の好きな役者ばかり。軍隊の腐敗ぶりを、戦後高揚中のこの時期に描いた点も特筆もの。環境に流されまくりの自分としては、クリフト扮するプルーウィットの、あくまで自我を押し通そうとする強さに男のかくあるべき一面を学ばせてもらった。(実戦では まるで生かさせていないが)アンジェロ(シナトラ)の死を悼みグラウンドで一人ラッパを吹くプルーウィット、それを黙って静かに聞いている同輩たちやランカスター軍曹、このシーンは何度観てもジーンとくる。虫けらのように味方の兵隊に殺されてしまう主人公の描き方に、ジンネマン監督の静かな怒りを感じます。9点(2004-04-29 17:43:20)《改行有》 740. 偽りの花園 ベティ・ディヴィス扮するレジーナが夫を見殺しにするシーン、凄い迫力です。このシーンだけでも観る価値有り。正に鬼気迫るという以外表現のしようがない。うーん、ワイラー監督は階段を使った画面構成がうまいっす!テレサ・ライトの可憐さが胃もたれしそうなアクの強いストーリーを救ってます。後年、エリザベス・テイラーが舞台でこのレジーナ役を演じたそうだが・・・土台演技の格が違いすぎ、無謀としか言いようがない。8点(2004-04-25 11:31:25)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS