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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
81. グラン・トリノ 人生に必ずやり残しはある。いずれタイムアウトはくる。そのとき託す相手は血縁だというのは幻想。晩年になっても、人は新しい自分に出会うことはできる。イーストウッドがそう言いたかったかどうかは別として、私はそんなメッセージを感じた。[映画館(字幕)] 10点(2010-03-24 14:44:11) 82. 007/慰めの報酬 ストーリーは正直つまんなかった。前作未見だからかと思ったら、一緒に行った友人は前作見ていたのにやっぱり「面白くなかったねー」と言っていたので、関係ないみたい。キャスティング全体は7点と思うけど、マチュー・アマルリックという初めて見た俳優サン、ゲイリー・オールドマンのフェイクみたい。でも、ゲイリーよりかなりうすっぺらい。カタキ役に魅力のない007はダメでしょ。[映画館(字幕)] 6点(2009-01-29 00:53:41) 83. チェ 28歳の革命 革命家たらんとした人物は過去、それなりにたくさんいたと思います。しかし、団塊シッポ世代の私のイメージの中でもチェ・ゲバラは特別な人。断片的な知識しかないのは、映画を見た今でも変わらないんですけどね。でも、なかなか本物に迫っていたのではないかな、デルトロちゃん。眠たいとこもありはしたものの、映画の中のゲバラは、カリスマではなく、一言で言うと「スジを通す人」。そこに現代の男にはない男っぽさ、セクシーさを感じました。華やかでも面白いわけでもないけど、「オレってこんなにカッコいいんだぜ」じゃない演技に、久々にいい男優を見た感じ。[映画館(字幕)] 8点(2009-01-29 00:47:50)(良:1票) 84. 情婦 どうしてこんなに高評価なのか、あらすじを読んだだけではさっぱりわからん、というのが、多くの人の見る前の思いではないでしょうか。私もその一人でした。見終わって、脚本や演出がすばらしい、さすがワイルダーと思うのはもちろんですが、タイロン・パワー、ディートリッヒをいかにうまく生かしているか、というところも感心してしまいます。彼らに対する先入観こそがガラガラとくずれた思いがありますもの。(お若い方はもちろん、50代以上の方にこそ未見でしたら、ぜひ見ていただきたいと思います) ちなみに余談ですが、私はCSでこれを2回見ました。1回目は天候が悪い日で、最後のクライマックスで映像が映らなくなってしまいました。これにはかなりガクッときました(苦笑)。[CS・衛星(字幕)] 10点(2008-12-07 13:22:25)《改行有》 85. スネーク・アイズ(1998) ニコラス・ケイジ、ゲイリー・シニーズ両者のしつこい風貌が、限られた空間の中でのサスペンスに合っていたなあ、と思いますデス。見た当時まあまあ満足した覚えもあります。なのになぜ6点かといえば、レビューしてなかったということに、今の今まで気づかなかったくらいだから、所詮は記憶に残りにくい作品だったとも思うのですよ。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-11-07 22:34:26) 86. デブラ・ウィンガーを探して うーん・・・・。タイトルの勝利ね。期待だけさせといてアイタタタの内容ではありましたが、ほほ~と思うエピソードはそれなりに。でも、見て数年経つ現在、「ああステキだった」「印象的だった」という映像が皆無なのは、やっぱりイタイ。映画なんだからさ、もうちょっと映像でがんばりましょうよ。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-11-03 00:36:30) 87. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 公開当時に同僚が見に行き「つまらなかった」と語っていたために、長いこと見そびれてしまった作品。ミッシェル・ファイファーの美しさ満開の頃だし、シミジミ感もわるくない佳作なのに、彼女はいったいこの映画の何が気に入らなかったのかしら。「恋のゆくえ」という邦題からもっとドラマチックなものを想像してしまったのかな。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-11-03 00:20:12) 88. フェイス/オフ 1回目に見たとき、クライマックスに近づいた頃に大事な電話がかかってしまい、すぐに終わらせようと思ったのに、その相手がエンエンと話していたために、最後の20分を見そびれてしまった作品。なので、その後何度も見ているにもかかわらず、この題名を目にすると、そのときの電話のほうを思い出してしまうのであります。・・・つまらない話で、ごめんなさい。映画はふつうに面白かったですよ。トラボルタの気持ちわるさに、ゾクゾクしました。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-19 21:53:10) 89. 最高の人生の見つけ方(2007) 金持ちのたわごと、それにまたのっかる一般ピープルというのはリアリティない、という批判が起きるだろうなあと思いつつ、これはハナからそういう反論を受け付けるつもりなどないファンタジーなんだなあ、と思いました。アメリカ映画はこういうシリアスな状況とファンタジーを組み合わせてナチュラルに見せてしまうテクニックにおいては、ほんとに長けていますねえ。いや、このロブ・ライナーという監督が、でしょうか。定番のキャラを演じて破綻のない2人の名演技と、最初は単なる脇役にしか見えなかった秘書氏のイイ味で、最近見た映画ではなかなかGOODでございました。だけど「ファンタジー」と書きましたが。この映画は必ずしもファンタジーと言い切れない面もあると思うのですよ。すでに亡くなった人ですが、私が知っていたある終末期の人は、家族と一緒に最後の海外旅行へ行き、再入院のさなかにも遊園地や温泉に行くなど、ふつうの生活を楽しみ、そして亡くなっていきました。死は生の続きで、死ぬ最後の瞬間まで人は生きている。その人らしい生をまっとうしようよ、それでこその人生だ。私も彼女や多くの先達からそう学んできたし、この映画もそういうメッセージを発しています。自分の死生観にもフィットしたからかな、後味もとてもよかったです。[映画館(字幕)] 8点(2008-05-13 10:23:15)(良:1票) 90. ラスト、コーション 《ネタバレ》 うーんビミョウ・・・。映画ではあっても、レイプはいや。レイプから始まった関係でも成熟(爛熟)していくことがあるというのは、男の勝手な幻想だと思う。それを考えると、もっと低い点でもいいんだけど、映画としてのつくりこみやサプライズは確かに面白かった。でも、この監督は「ウエディングバンケット」や「いつか晴れた日に」あたりまでがよかった。最近は、感心しない。本作は主演女優が昔のアイドル、林寛子に似てるって点でも、何かいまいち入り込めなかった。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-17 00:52:59) 91. ノーカントリー 《ネタバレ》 ぎゃああああああ! 今日一番ビックリしたことは、あの人があの、あの、あの「海を飛ぶ夢」を演じた人だった、と知ったことです。すごいインパクトであることから、きっと何かで私も見てる人なんだろうなあ、と一応想像してはいましたが、意外すぎ! すごすぎる~~~! でも、コーエン兄弟はやっぱり合わないわっ!ということもいよいよハッキリしました。うまいけど、きらいです。 あ、あとねジョシュ・ブローリンという人ってニック・ノルティに似すぎでは? きっと勘違いしてる人、いると思う。それと、ウディ・ハレルソンは好きな役者なので、もっとひねりのきいた役柄であってほしかったけど、あっけなく終わってしまって、それもつまんなかった。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-17 00:38:26)《改行有》 92. バンテージ・ポイント 私は映画を選ぶとき、役者陣がバランスよいと感じるかどうかで選ぶことが多い。その点での興味は裏切られなかったんですが、あくまで想定内にとどまった印象なのと、ラストにカタルシスがもう少しほしかったので、7点。それにしても、デニス・クエイドは今やアメリカ人の思い描く理想の父親像第一位って雰囲気を醸していて、大物になったわねえ、と感心(いや別に父親役じゃないんですけどね、今回のキャラがそういう感じなんです)。別れた妻のメグ・ライアンは最近精彩ないけどねえ・・。離婚したカップルのどちらが飛躍するかは、案外わからないものですね。[映画館(字幕)] 7点(2008-04-04 19:11:13) 93. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 展開は想定内ではあったものの、容姿コンプレックスの女の子が幸せになるというシンデレラものって、それなりにわるくなかったです。異文化コミュニケーションてことでいうと、ややキレイゴトになっちゃったかなという気がしないでもないものの、リアリズムに徹したらもっとホロ苦くなってしまいそうだしね、まあこれでいいのかなあ。困ったお父さんだけどギリギリのとこで、かわいかったしね。でも、なんで「グリーク」を邦題から消しちゃったんでしょうか。ここ消したら、違う映画になっちゃうのにね。ここは不満だわ。それと、おデブな女の子の話だからファットなのかと勘違いしてたけど、おおげさという熟語なのね。今頃になってわかった私。恥ずかしながら、失礼いたしました![CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-13 23:02:29) 94. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 前半はだれますが、後半のテンポのよさで、飽きさされずにまあ見られます。だけど、ちょっと期待だおれ。ジョニー・デップはまあふつうの出来。期待値の上でもなく下でもなく。 全体に、オリバーツイストふう、レミゼラブルふうで、ビジュアル的には楽しめるものの、悪役2人の期待はずれのステロタイプ芝居に、ガッカリ。古臭い因習の中で、女が一人で生きぬくことの過酷さ、社会的には成功した男の孤独、そんなものを醸し出してくれれば、ドラマとしてもっと面白くなったでしょうに・・・。監督を含め、みんなお金持ちになりすぎちゃって、まずしき者のかなしさがわからないんじゃなかろうか。その意味では、日本映画に、今後は期待!(?)。[映画館(字幕)] 7点(2008-01-31 23:13:30)《改行有》 95. 16ブロック 私の考える「いい映画、いい主役」って、こういう感じだなあ、と思う1作。テンポよく展開が予想を裏切ってくれて面白かったし、「あれ、これこそダイハードの続編じゃん?」と思うシーン多々あれど、ちゃんと一線は画していて、さすがはリチャード・ドナーです。ブルース・ウィリスは、ちゃんとくたびれたオッチャンを演じきってるけど、やり過ぎてないとこがほんとにオトコマエ。(オレってやるだろ?的自意識が全然見えない!だからむしろカッコイイ!)デビッド・モースも、今まで観た演技の中で一番よかったかも。いつの間にここまでうまくなったんでしょ! ところでこれ、CSで見るまで知らなかったので、あまりヒットしなかったんでしょうね。惜しいなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-08 23:20:29)(良:1票) 96. ビフォア・サンセット お芝居の「セイムタイムネクストイヤー」みたいに、また何年か後の彼らの姿を見てみたい。いま30代の人たちにこそ観ていただきたいな。私がリアルタイムで30代なら前編よりこちらに共感したのではと思いますが、さすがに私はこの世界にはかなり距離を感じてしまい、むしろおとぎ話チックに見られる前作のほうが好きです。でも、ラストの雰囲気はとても粋で、好き。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-28 15:27:29) 97. ラブ・アクチュアリー まあまあかな。実際には6,5点くらい。お母さんをなくした小さな男の子のパートがビミョウ。描き方が類型的でないところはよかったけど、あの子の演技はどうもねえ・・。もっと自然な演出はできなかったものだろうか・・。 アラン・リックマンとエマ・トンプソンは例によって安心して見ていられる。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-12 11:07:27)《改行有》 98. めぐりあう時間たち さすがは「リトルダンサー」の監督!と思うけど、一言二言でまとめるのはむずかしい。生きることに悩んでいる渦中の人にはつらい作品かもしれません。[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 11:04:38) 99. スクール・オブ・ロック ジャック・ブラック版「天使にラブソングを・・」かな。でも、私はあっちはちょっと苦手なんですが、これは面白かった。男の子たちは別にフツウなんだけど、女の子たちが異様にカワイイんだよねえ。こまちゃっくれたかわいさではなく、素直にいい子たちだなあ、という感じ。これがポイント高くしたくなる原因かも。[DVD(字幕)] 8点(2007-11-12 10:59:56) 100. カレンダー・ガールズ ごめん! わるくはなかったけれど、「とてもよかったよ」と人に勧める気にはなるほどではありません。ちょうど同じ頃、邦画の「ぷりてぃ・ウーマン」(題はちょっとあんまりだけど)を見たのだけど、あっちのほうがよかったのよん。日常を淡々と生きているオバサンたちがささやかな勇気を出し冒険をしてみることへの温かい視線や、周囲の人物たちの描き方など、共通点が多いと思うけど、私は断然あっちを支持します。邦画の実力は間違いなくアップしてきていると思います。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-12 10:51:33)
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