みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
81. 50回目のファースト・キス(2004) たいしてイケてない女とたいしてイケてない男によるリアリティー皆無のラブコメだが、余計な背景とか省いちゃった潔いストーリーで、素敵な映画になっている。毎日恋人と新鮮な気持ちで知り合えるなんて、正直うらやましいな~、などとおき楽なことを思いながら楽しんだ。いかんせん、タイトルが直截的すぎる気がした(原題)。「Good morning, Lucy」のほうが良かったのに・・・というどうでもいい個人的な感想。[DVD(吹替)] 7点(2006-04-29 20:12:41) 82. ブルドッグ(2003) なんだか抑揚無く、ダラダラと展開する映画。ヴィン・ディーゼルは無表情に演技するタイプの俳優なんだから、せめてアクションとストーリーに緩急をつけないと厳しい。ところで、「ブルドック」っていう邦題の意味が全然わからなかったんですが、わかる方、教えてください!(涙)[DVD(字幕)] 4点(2006-04-23 19:38:31) 83. Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 初日で込み込み、なんだか知らんがピントが合っていない画面、そして前後でいびきかいて寝ているおっさんが・・・という劣悪な環境で見たのだが、その環境を忘れてなかなか楽しめた。すでに多く語られているとおり、ウォシャウスキー兄弟はマトリックスの世界観を踏襲し、人間の解放を謳いあげていたりするわけだが、改めて思うのは、自分を含めてこの映画を楽しんでしまうようなサブカルチャーずぶずぶのメディア耽溺人間が、じゃあ解放されて謳いあげる何かを持っているのかというと、必ずしもそうではないということをおそらく兄弟が気付いているということ。彼らがそれを揶揄しようとしているのか、あるいは本気で変えられると思っているのか分かりかねるところに、微妙な苛立ちを感じる映画でもある。[映画館(字幕)] 7点(2006-04-22 23:35:16) 84. ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 《ネタバレ》 わりあいにカッチリ作ってある伝記モノなので、多少間延びして、退屈ではあった。けれど「成功→挫折→立ち直り」というストーリーが丁寧に描かれていて、だからこそジョニーの弱さと心意気がじわじわと伝わってきたとも感じた。「Because you're mine, I walk the line」って、すごくいい歌詞だなぁ・・・。[映画館(字幕)] 6点(2006-04-01 18:16:59) 85. ドッジボール 膨大な時間と労力をかけて、こんなくっだらない映画を作ってしまうアメリカ人、ひいては人間がもつ「余裕」というのは素晴らしいものだと、この映画を見ながら思った。基本的にお下劣コメディーなわけだが、スポーツが題材というだけで爽やかな味があって、そのへんのバランスが絶妙。時間を忘れて楽しめた。[DVD(字幕)] 7点(2006-04-01 18:05:00)(良:1票) 86. ミュンヘン 《ネタバレ》 「国家を死守しようとするイスラエル人と、国家を熱望するパレスチナ人による、血で血を洗う闘争。」そんな俯瞰的でニュース的な映画ではなく、そこに関わる人たちの目から事件を描いていこうという思いは充分に伝わってくる。そして、闘争の果てにイスラエルを去った主人公の姿を「逃げた」のではなく、積極的に国家を「捨てた」と描いていたことには、この映画をユダヤ系の監督が作っていることを考えれば衝撃的な結末だと言えるかもしれない。ただいかんせん、余計なものが省かれてわかりやすすぎる内容に、「3時間見て、これだけ?」と正直思ってしまった。[映画館(字幕)] 5点(2006-02-05 14:58:18) 87. オペラ座の怪人(2004) 全編ろうそくのオレンジ色で統一された幻想的な映像が綺麗だった。オーソドックスなつくりで、速い展開に慣れた目には若干退屈だったが、後半は盛り上がってなかなか。舞台の上でクリスティーヌとファントムが歌う、the point of no returnの歌(タイトルはわからん)はお下劣な内容で、ちと興奮(笑)。要するにファントムはただのストーカーだとは思ったが、その気持ちがわからなくもない自分が。。。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-31 16:56:33) 88. ビッグ・フィッシュ すいません、お恥ずかしい話、良くわからなかった・・・。絵本を読むように見ればいいのか?、それともきっちりストーリーをたどるほうがいいのか?、判断がつかないうちにエンドクレジットが流れてました。残念。[DVD(字幕)] 3点(2005-11-27 11:30:44) 89. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング んー?? アメリカがいかに多様な民族から成り立っているかを見ることができ、そこに生じる小さな葛藤にも笑えたが、それ以上でもそれ以下でもない。それにしても、一番大事なキーワードをはしょっちゃったこの邦題、まずいよなぁ。[DVD(吹替)] 4点(2005-11-23 23:33:49) 90. 僕はラジオ 《ネタバレ》 つまらなくはないし、もちろん感動もするのだが、しかし全編を通じて「ラジオが何かしでかしてしまうんじゃないか」という嫌な緊張感があるために、イマイチ楽しめなかった。その緊張感はたとえば電車で同じ車両に彼のような人が乗ってきてしまったときに感じてしまう、あの緊張感そのもの。そういう意味では僕らのダメなところを衝いてくるいい映画なのかもしれないが、自分はそれを素直に受け止められるほど強い人ではなかったのだった・・・。コーチとその奥さんの強さに脱帽。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 19:58:38)(良:1票) 91. シンデレラマン タイトルからハートウォーミングな映画を想像していて、ラッセル・クロウにその手の映画は難しいのではないかと思っていたのだが、むしろ主人公は無口で不器用な役柄でラッセルが違和感なく演じていた。大恐慌を背景にした(アメリカ人ってこの時代の話が好きだよなあ)コテコテのセカンドチャンス物語に鼻白む部分がなかったといえば嘘になるが、それでもタイトルマッチの15Rでは涙が止まらなかった・・・。仕事帰りでビール片手に酔った頭にも、何かに賭けて生きることの尊さをストレートに訴えてくる、わかりやすさ満点の佳作。[映画館(字幕)] 7点(2005-10-23 16:36:48) 92. 奥さまは魔女(2005) 何をいまさら「奥さまは魔女」だろう・・・と思っていたが、想像していたものとは違いオリジナリティーのある設定で、なかなか楽しめた。小さなエピソードがまったくなく大きなストーリーがあるだけなので、2時間の映画としてはもの足りない感じもしたが、ニコールのナチュラルな存在感はそれを補ってあまりあるものだった。「ザ・インタープリター」のようなシャープなニコールももちろんよいが、「ステップフォード・ワイフ」や今回のようなキュートなニコールもたまらんなぁ・・・。結局この映画を見た一番の感想は、ウィル・フェレルというの?、あんな腹のたるんだ男とニコールがくっつくなんて許せん!、というおっさん感想(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2005-09-04 00:03:30) 93. 宇宙戦争(2005) 「ジュラシック・パーク」の舞台が変わっただけ。ストーリーは皆無、トム・クルーズの演技もどうってことないけど、最後のシーンで見せる笑顔には意味があった。それを見るためだけの映画。[映画館(字幕)] 5点(2005-08-16 20:41:56) 94. オールド・ルーキー ディズニーの良心。「これが実話である」ということ以外には何の意外性もないストーリーではあるが、安心して感動できる映画だと思う(ただし少しでも野球に興味ある人限定)。[DVD(字幕)] 6点(2005-08-16 20:35:55) 95. エバー・アフター 会社の後輩(女の子)が「これ見てはまっちゃったんですよ~」って薦めてくれたので見てみた。土曜日の昼下がりに見るにはちょうどいい軽さで、いつもどおりやりすぎなドリュー・バリモアの演技を素直に楽しめたが、シンデレラストーリーに感動できたかというと??という感じだった。むしろ、俺にはどちらかというと現実的で打算的なあの後輩が、これに感動しちゃってたことが驚きだった・・・。[DVD(字幕)] 5点(2005-06-25 19:48:01) 96. フォーガットン 《ネタバレ》 最初に人が飛んでっちゃったところでは、映画館で抑えきれない笑い声が(笑)。その時点で「あー、これはとんだB級映画なんだ」と頭を切り替えられる人は、意外と楽しめるかもしれない。いかんせん中途半端だったのは、「彼ら」の実体は最後まで明らかにされないのに、なぜか具体的な形として一人だけ不死身な奴が登場してしまうこと。ターミネーターじゃあるまいし(笑)。「彼ら」の実体はまったく見えないほうがよかったんでないのかなぁ?[映画館(字幕)] 3点(2005-06-11 18:51:43) 97. ザ・インタープリター テンポ良く進み、適度に頭を使う、良質なサスペンス。主人公の背景が少しずつ明かされていく過程で次々と起こる出来事にハラハラさせられ、飽きなかった。ただ、国連を舞台にしながらなんとなく話が小さくまとまってしまっていて、しかも頭使わせるわりにストーリーにメッセージがあるんだかないんだかわからないところに、小さな苛立ちを感じないこともない。娯楽作というには、主人公の背景は重すぎた。そういう意味では、少し中途半端な作品。[映画館(字幕)] 6点(2005-06-01 18:10:32) 98. ミリオンダラー・ベイビー 「ミスティック・リバー」同様、クリントの描く人生は死ぬまで罪を背負い続けなければならない、ある種理不尽なもの。でも「ミスティック・・・」で描かれた誰もが流されて生きるストーリーと違い、この映画の登場人物は必死で自分の人生を掴もうとする人たちで、だからこそ生きるということはそういうことなのかもしれないと、この映画を見て素直に思った。決定的瞬間をわざわざスローモーションで大げさに見せる他のスポーツ映画とは違い、淡々と戦いを映し出すボクシングシーンが素晴らしく、またメイン3人の演技も文句のつけようがない。おそらく今年最良の1作。[映画館(字幕)] 9点(2005-06-01 18:00:09)(良:1票) 99. シュレック2 期待したほどではなかったというのが正直な印象だったが、あいかわらずブラックなパロディとギャグは健在で、それなりに・・・。シュレックとフィオナにしろ、フィオナの両親にしろ、結局迷っているのは男で、毅然としているのが女だったりするところが、なんとも言えずリアルだ。。。[DVD(字幕)] 4点(2005-05-29 20:01:37) 100. エターナル・サンシャイン むむむ。どう評価したらいいんだろう。個々のシーンはなかなか素敵だったのだが、エピソードがとても有機的に絡み合っているようには思えないし、そもそも人物の性格も背景も不透明なため、なんか、遠くで宇宙人が痴話げんかしてるのを眺めたような印象だった。意図的なのかもしれないが、見てるとだんだん寒くなる映画だった。[映画館(字幕)] 4点(2005-05-17 20:56:56)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS