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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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81.  ローマでアモーレ 《ネタバレ》 ここ数年欧州のメジャー都市を又にかけ、以前にも増して精力的に映画を撮り続けているアレン先生の最新作。自分としては、秀作パリ(9点)はもちろん別格として、バルセロナ<ロンドン≦今回のローマという評価でしょうか・・・。前作のパリでは、タイムトラベルを何の奇もてらわず、ストーリーの中へ巧みに融けこませてましたが、今回も風光明媚な観光地ローマ滞在中の、何組かのカップルや家族の恋愛エピソードを、何の奇もてらわず、時系列などまるで無視して(笑)縦横無尽に引き延ばしたり、自由自在に圧縮させたりして楽しませてくれます。全編ニヤニヤと笑いながら鑑賞させて頂きました。ただ、ロベルト・ベニーニ氏のエピソード、有名人であることの風刺にしては浅過ぎるし、ここだけ何だかとってつけたような印象なので、思いきってバッサリ切ってしまった方が映画としてはスッキリまとまったんじゃないかなあと。それぞれのエピソードが、いつかは微妙に交錯してくる展開になるのかな~と思いきや、最後まで一向にそうならないのは、計算づくだとわかってはいても少々肩すかし。今が旬の若手から、アレン映画常連のベテランまで、主役級クラスの役者の使い方が相変わらず贅沢。練られたセリフの巧さも相変わらず。おしまいのほうで「東京」って単語が出てきたので、まさかいよいよ次回作の舞台は!?な~んて、ついつい期待してしまいます(笑)アレン先生は「英国王のスピーチ」は、あまりお気に召さなかったのかな?[映画館(字幕)] 7点(2013-06-13 23:34:21)(笑:1票)

82.  モネ・ゲーム 《ネタバレ》 自分は未見ですが、若き日のシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインが出てた「泥棒貴族」のリメイクとの事。モネの名画が絡むドロボー映画つう事で、イメージ的にはオードリーの「おしゃれ泥棒」(8点)みたいな洒落た楽しい映画だったら嬉しいな~てことで、公開初日ワクワクしながら劇場へ。コリン・ファースもキャメロンも、僕の大好きなご贔屓役者。コーエン兄弟の脚本と二人の魅力で、映画の出来が一プラス一が三くらいになってる、小品コメディを期待してました。冒頭のアニメーションはまず秀逸です。本編開始。なんだろう・・・リメイクって事もあり、クラシックな味も狙っていたのかもしれないけど、何もかもが新味もなく、やたら「アナログ」な作品でした。そもそも大富豪が名画の贋作調査を自分のお抱え鑑定人、たった二人だけにやらせるっていうのも無理な設定だし。ドロボー映画に最も肝心なセキュリティシステム突破に、なぜかラ○オ○を出してくるあたり、全く納得できません。「おしゃれ泥棒」の美術館の方が、まだセキュリティ管理がちゃんとなされていたような。でも、それ以上に僕が一番ガックリしたのは「ブラックレイン」や「ラストサムライ」以後でも、アメリカ映画が平然と出してくる、一向に変わり映えしない紋切り型「ニッポン人」のキャラ設定。「仕掛け」のひとつだったとしても、50年前の「ティファニーで朝食を」のミスター・ユニヨシ氏と比べても50歩100歩。これがイライラして引っ掛かるのでマイナス一。出てくるたんびに笑えたのは、高級ホテルサヴォイの、フロント担当ホテルマンおっちゃん二人組。このお二人、お顔の造形がとにかく傑作。堅物コリンとキャメロンの相性はまずまず。キャメロン、いい加減手遅れになる前に路線シフト変更した方がいいと思うぞ。[映画館(字幕)] 6点(2013-05-17 22:41:22)(良:1票)

83.  テッド 《ネタバレ》 最近自分、アメリカ映画の「主人公」の初歩設定であるキャラ付けが、どういう方向に向かおうとしてるのかわからず混乱してきてます。たまたま観た新作が、どれも主人公もしくはヒロインがココロを病んでいる作品ばかりだったせいもあるんですが・・・。「世界にひとつのプレイブック」「フライト」そしてこの映画。この映画のジョン君は特に病んでいるって訳ではないけれど。なんだか、映画の主人公になるキャラクター必須条件として、フツーに日常生活でコカインやドラッグをやっているのが「たしなみ」みたいな感じで描かれているのがすごく気になるんです。シリアスな内容の映画や脇役ならともかく、この作品みたいな罪のないラブコメの主人公がそういう設定にされてるって、何だかものすごく危険な傾向じゃないですか?年齢層限定ヲタクネタや、下ネタ、意訳が多過ぎる(流石に星一徹はやり過ぎ)なんて事は、たいして気にもならなかったけど、これはある意味無邪気に楽しめるファンタジーだけに、余計に引っ掛かってきちゃうんですよね・・・。この映画を観ながらそんな事を考えてた俺もココロが病んできてるんでしょうか?これからのアメリカ映画って、ドラッグをやらない人間=清廉高潔でつまらない人間、だから映画の主役には絶対なれない、なんて風潮にだけは間違ってもならない事を祈るばかり。大円団な結末なだけに、これからも雷兄弟ジョンとテッドはカウチに座ってDVD観ながら、ハイテンションになれるおクスリを嫁そっちのけでやり続けるんでしょうね、きっと。せいぜい体を労わって末永くお幸せに![映画館(字幕)] 2点(2013-03-02 23:22:58)

84.  フライト 《ネタバレ》 これ、惜しいです!一躍ヒーローに祭り上げられながらも、自らが招いた行動の後ろめたさに怖気づき、アルコール&ドラッグ中毒の泥沼から抜け出せないデンゼル機長の、乱気流の中をアップダウンしながら進む航空機のごとき感情の揺れ動きが、非常に丁寧に巧みに描かれていると思います。それだけに、オーラス一歩手前の聴聞会での、嘘の供述から一転して罪を認めるに至る瞬間の行動への伏線だけがイマイチ弱く、彼の心理の変化が読みずらくなってしまった。亡くなった恋人(?)だったスチュワーデスとの交流が、単に肉体的なものしか画面上では描かれてなかったせいかと思います。結局は自業自得とはいえ、あの場面で観客を納得させてくれるような、何か奥の一手が欲しかった。ヒロインと初めて会う病院の階段踊り場での、ガン患者さんを交えた煙草のシーンが短いけれど、なぜか強く印象に残りました。久しぶりに実写のゼメキス監督作品を鑑賞しましたが、まだまだキレのある演出力は衰えてないようで嬉しかったです。デンゼル・ワシントンもホントいい感じで役者として熟してきましたね。それにしてもアメリカの航空会社って、国内線とはいえ搭乗前のパイロットの健康状態やらアルコール摂取とか、なーんのチェックもなしで、フリーパスで操縦させてるんですかねえ・・・?冒頭のデンゼル機長のアクロバット的背面操縦力技には実は「おおっ!すげー!」って、びっくり仰天したけど(←単純なヤツ)ノーチェックで操縦させてるって、やっぱ乗る側としては怖いよなあ・・・。クワバラクワバラ。[映画館(字幕)] 7点(2013-03-02 00:18:54)(良:1票)

85.  世界にひとつのプレイブック 《ネタバレ》 これは今が旬のスター、ブラッドリー・クーパー君とジェニファー・ローレンス嬢の輝きを観に行く映画ですね。演技4部門含む本年度オスカー主要8部門ノミネート作品!と、殊更に肩肘張って構えて観に行っちゃうと、あまりの軽妙さに拍子抜けしてしまうはず。月並みな役者が演じてたら、まず感情移入そのものがかなり厳しい、アダルトチルドレン的欠点だらけのヒーローとヒロイン。普通はどっちかがダメ人間ならどっちかがしっかり者っていうのが定石だけれど、この映画は二人とも危なっかしいダメ人間っていう設定なのが新機軸。おそらく現実社会で身近にいたら、なかなか受け入れにくいタイプの人間。この不安定なダメダメコンビを、ラストのセクスィーダンス大会でハラハラしつつも応援してあげたくなるような共感水準まで押し上げたのは、やはり主役ご両人の魅力あってこそ。初デートでのレストランのいちいち噛み合わないちぐはぐな会話が特に笑えました。ただこの内容で2時間超えはちょっと長いかなあ・・・。余計な部分をちょっと刈り取って、両親や友達との絆なんかは、もう少しペーソスを込めて描いても良かったように思います。久々のオスカーノミネートの御大デ・ニーロも、意外に見せ場なし。じっくり描くべき部分を、意図的にかなぜかサラッと流してしまっているのがもったいないなあという印象。実は観る前、めっちゃ感動するつもりで臨んだんやけど、残念ながらそこまでではなかった(笑)まあ、相も変わらず甘チャンの自分は、ハッピーエンドの結末が嬉しかったのでこの点数で。[映画館(字幕)] 7点(2013-02-22 23:58:45)

86.  キャット・ピープル(1982) 《ネタバレ》 オリジナルと同点です。公開当時中学生だった自分は、なかなかこの映画の主演女優「ナスターシャ・キンスキー」の名前が覚えられませんでした。かなり後まで「ナスター・シャキン・シャキン」って言っていたような気がします。彼女はショート・カットよりロングの方がずっと似合ってたような・・・。でもこの作品に関しては、正に猫族そのものともいうべきビジュアルの彼女あってこそのリメイクだったと思います。ラストの檻を通して視線を絡め合う二人のショットが印象的。「好きです!でも愛することは出来ない・・・貴方を食い殺してしまうから・・・」とかいう刺戟的なキャッチコピーでしたね。[地上波(吹替)] 6点(2013-02-18 22:24:51)

87.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 チラシなんかで「トム・クルーズ新シリーズ誕生!!」などと盛んに喧伝されていますが、パラマウント社&トムクル氏は、ホンキでこの続編を企画しているんでしょうか?シリーズ化を考えている割には、キャラクターの肉付けが浅すぎやしませんか?呼び物になるような、あっと驚く記憶に残るシーンもないし全体的に地味。シリーズ化するには弱いと思う。かつて「M:I」シリーズ第一作を観た時には、本編終了後クレジットタイトルと共にあの音楽が流れてきたら、うわっ、これ続編が出来たら絶対観てえ!!って思わせてくれたものですがねえ・・・。いや、これ単体で観る分にはそれほど悪い出来ってわけじゃないんですよ。けど、どっかで観たようなシーンばかりだったんだよなあ・・・。冒頭で人がバタバタと無差別に殺される→トムクル氏登場→新味のないカーチェイス→警察内部に内通者がいて(←これも既視感ありまくり)→無防備なヒロインが囚われの身となり→我らがトムクル氏が救出へ!つう筋書きですが、小林旭の渡り鳥シリーズや流れ者シリーズでも観てたんでしょうか?この脚本家さんは(笑)そう思ったら、助っ人のR・デュバルが宍戸錠みたいに見えてきたのが不思議。ちょっと前まで、ベトナム戦争のトラウマを抱えた人物が映画に良く出てきたものだけれど、今やイラン戦争の後遺症っていう設定の人物になったんだなあと感無量。それにしてもトムクル氏は息が長いスターですね。考えたら自分がまだ中坊になりたての頃、超満員の映画館で端役デビュー作「エンドレス・ラブ」を観てから、早30年以上の月日が経つんだよなあ・・・。それほど好きな役者というわけではないけど、いまだに生真面目にアクションシーンに取り組んでいる彼を観てると、頑張れトムクル!俺もまだまだへこたれちゃいかんなあと思いましたね。うやむやなうちに一番の黒幕が倒されたのが不満だったのと、鼻孔ヒクヒクヒロインにもう少し魅力があってほしかった。[映画館(字幕)] 6点(2013-02-05 23:13:11)(良:1票)

88.  救命艇 最近見た新作「ライフ・オブ・パイ~トラと漂流した227日間」を観た時に、真っ先に思い出したのは実はこの映画。「ライフ~」は救命艇に乗るまで結構尺があったんですが、この作品は最初から最後まで、殆ど救命艇の中のみという非常に野心的な作品。この時期のヒッチコックは、アメリカでのスリラー映画の質向上に向けて、映像の実験に心血を注ぎまくっていたっていう印象があります。「ロープ」とか「山羊座の下に」「白い恐怖」「パラダイン夫人の恋」あたり、みんなそう。ある意味実験作ばかり。50年代の円熟期を迎える前の、試行錯誤時期といったらいいか。必ずしも優れた作品ばかりじゃないのが彼らしい。この映画は、タルラ・バンクヘッドという姐御的女優さんの強烈な個性のみ突出していて、他のキャストを喰ってしまっています。それでも1時間半以上も一つの場所だけで観客の集中力を保たせる事には半ば成功しているのは大したもの。4月に「サイコ」製作時のヒッチコック自身を描いた、伝記映画が公開される模様。私を映画愛好家にしてくれた敬愛すべきヒッチコック監督を描いた、おそらく初めての映画。「サイコ」主演女優、ジャネット・リーが書いた原作もずっと以前に熟読済み。今から楽しみっす![ビデオ(字幕)] 7点(2013-02-02 20:42:52)

89.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 2D普通版での鑑賞と採点です。リチャード・パーカー氏の達者な泳ぎと、大柄な体躯に似合わぬきめ細かな表情の演技に100万点!!ジャングルの森へ振り向かずに去っていく彼の後姿は、この作品で最も忘れ難いワンショット。真実は一体どちらだったのか、ラストに提示されるもう一つの物語を観客一人一人の解釈に委ねさせるのも、タダのサバイバル映画には終わらせまいとする奥深さを感じさせる。唯一の有名俳優フランスの名優ジェラール・ドパルデュー氏をあんなチョイ役で出してくるのも、後から考えればナルホドなあと納得もできる。ただ、何でも物事を素直に受け止めてしまう自分には、邦題の「トラと漂流した227日間」というタイトルから想像される内容以上のものは、それほど明確に伝わってこなかったですね。アレコレと色々考えちゃうと、これメチャクチャ怖いオハナシなんだろうけど。宗教の話にしても神様と仏様を一緒にお参りする日本人にはピンと来ないだろうし、サバイバルの内容もパーカー氏とのコミュニケーションの図り方にしてもわりかし想定内。久しぶりのアン・リー監督作品ということで、期待度のハードルを上げ過ぎたのかな?「生きることは捨て去る事」とか、いいセリフも結構あったんですけどねぇ。さかなクンのハイトーンボイスナレーション付きで観たらさぞかし盛り上がるだろうなあというシーンも多数(←嘘です)[映画館(字幕)] 7点(2013-01-28 09:22:16)(笑:1票)

90.  ナイルの宝石 《ネタバレ》 皆さんの評価と同じく、思いがけない快作だった前作と比べガクッと出来が落ちる続編。ヒロインが最初っから割とキレイなのが前作とまず大違い。前作が上から下への下降スリルサスペンスを効果的に利用していたのに対し、こちらは専ら横から横の平面移動アクションのみで、盛り上がらない事この上ない。柳の下にドジョウは二匹~の典型的な続編。[映画館(字幕)] 4点(2012-12-28 11:36:05)

91.  ロマンシング・ストーン/秘宝の谷 《ネタバレ》 公開当時、その夏に公開された「インディジョーンズ・魔宮の伝説」(8点)は、お子様向けアベンチャー映画、秋口に公開されたこの映画は大人向けのアドベンチャーなどと、毎月購入していた「ロードショー」では紹介されていた記憶があります。当時から「オトナコドモ」だった自分(←今もって変わらず)、もちろんどちらも楽しめました。画面登場時には、肌に水気が全くなかった元祖干物ヒロインが、滝やら激流やらに揉まれびしょ濡れにされ、危機また危機のつるべ落ち体験、ヒーローと恋におち、終盤あたりでは全身の水分率150%以上アップ、「イイ女」に変身していく経過を愉しむ「シンデレラアドベンチャー映画」のハシリ。「白いドレスの女」から「ローズ家の戦争」あたりまで、80年代限定の「イイ女」だった、キャスリーン・ターナー女史の代表作。私は彼女のしゃがれた独特の声が凄く魅力的でカッコいいなあって思っていました。「ロードショー」では当初キャサリン・ターナー表記、「スクリーン」ではキャスリーン・ターナー表記と、ネームの日本語表記の難しさを学習させて頂いた方でもあります。この10年後には「シリアル・ママ」になってしまうとは・・・嗚呼。[映画館(字幕)] 8点(2012-12-28 11:17:11)

92.  ファニー・ガール 《ネタバレ》 う~ん・・・どんなジャンルの映画でも一級品に仕上げる、ウイリアム・ワイラー監督らしいガッチリした隙のない作りのご立派なミュージカルには違いないんだけど、どうもワクワクするような面白みには欠ける映画なんですよね、全体的に。ミュージカル映画にはキモチを高揚させてくれるようなワクワク感が不可欠なのに。私も皆さん同様、バーブラの歌唱力に関してはだけは諸手を挙げ満点を差し上げたいキモチでいっぱいなんですが・・・。この作品より、二度目にノミネートされた、私の恋愛映画生涯ナンバーワン作品「追憶」での、ケイティ・モロスキー役でオスカーを獲らせてあげたかったなあと、あちらに高評価をしている自分はそう思ってしまうわけで。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-18 23:33:15)(良:1票)

93.  恋のロンドン狂騒曲 《ネタバレ》 今年の春公開された「ミッドナイト・イン・パリ」(9点)が、アレン映画としては異例の大ヒット、久々のオスカー脚本賞受賞のおまけもつき高評価を受けたおかげで、オクラ入りだったこの前作が、めでたく日本公開の運びとなったと聞いております。アレン先生の心の声とも言うべきナレーションいわく、「無意味な恋のから騒ぎ」が、ロンドンの街で繰り広げられる上品な大人のコメディ。特にどうという事もないオハナシなのに、軽快な音楽と例によって例のごとくの練られたセリフのおかげで、ニヤニヤしながらサラリと最後まで見せてしまう。もはや恋を語らせれば枯淡の域に達したとおぼしき、アレン節がこの映画でも十分堪能にできます。・・・ただ、なんだろ・・・熟練シェフによる美味しいコースディナーには違いないんだけど、ちょっとメインディッシュが物足りないなあって印象を受けたんですよね、鑑賞後。イイ歳して親の財産に寄生しまくる「堅実」という言葉とは終生無縁そうな、見栄えだけは良い若夫婦よか、イイ歳して若いオネエちゃんにうつつを抜かす色ボケバイアグラ老人、アンソニー・ホプキンス氏に実は一番共感してしまった自分って一体・・・(汗)やけに魅力的な女の子が一人出てるなあって思ったら「スラムドック&ミリオネア」のヒロインやってた子だったんですね。アレン氏の女性審美眼もいまだ衰えず。うん、これならまだまだ楽しい映画を作ってくれるでしょ!同じような複数の恋愛模様を描いた「それでも恋するバルセロナ」(5点)より、僕はこっちの方が楽しめました。[映画館(字幕)] 7点(2012-12-04 00:09:03)(良:2票)

94.  伯爵夫人 《ネタバレ》 外国の女優さんで僕が初めてキレイだな~って思ったのは、ご贔屓エリザベス・テイラーでもオードリー・ヘプバーンでもなく、テレビで観た「鳥」のティッピー・へドレン嬢でした。残念ながら彼女を女優として見出したヒッチ先生からの、セクハラプラスパワハラゆえ、結局女優としては大成出来なかった訳ですが。このチャップリン最後の映画が、数少ない出演作と聞き、彼女の登場を待ちわびつつ、重量感たっぷりのマーロン&ソフィアご両人のドタバタコメディ演技をそれなりに楽しんだものの・・・お目当てティッピー嬢の出番は残念ながらラストあたりたった数分のみ・・・。そういう意味では待ちくたびれてガッカリしてしまいました。[地上波(字幕)] 7点(2012-11-22 00:07:57)

95.  リオ・グランデの砦 フォード監督騎兵隊三部作の中ではこれが一番好きです。僕はジョン・ウェインと鉄火肌の「テクニカラー女優」モーリン・オハラのコンビが大好きなんです。てんで融通が効かない頑固無骨一点張りのウェインの奥さん役には、彼女くらいの華とじゃじゃ馬的気質がないとバランスがおかしくなったちゃうんですよ。確かラストあたりに、茶目っ気たっぷりな表情でオハラがパラソルをクルクル回してウェインを見つめるシーンがあったかと思うんですが、やけにそのシーンが突出して印象に残っています。でも騎兵隊ものっていうのは、やっぱり西部劇とはジャンルが基本的に異なるような気がするなあ・・・。[ビデオ(字幕)] 7点(2012-11-21 23:50:22)

96.  奥さまは魔女(2005) オリジナルのテレビドラマにきちんと敬意を払っている点にまず好感が持てましたね。ノーラ・エフロン女史の映画は、いつもの事ながら大人のおとぎ話を実にウェルメイドな語り口でこしらえているので安心して観られます。ニコールの美しさはあまりに理が勝りすぎている容貌なので、これが例えば・・・出てるから言う訳じゃないけど、若い頃のシャーリー・マクレーンがヒロインだったらもっと愉しめる映画になっただろうなあと・・・。んでもって馬面ディーン・マーティンあたりが相手役だったら更に可笑しさ倍増。[地上波(吹替)] 6点(2012-11-05 23:21:58)

97.  ヤング・ゼネレーション 《ネタバレ》 「ビッグウェンズデー」や「グリース」と同じく、自分が映画ファンになった頃には、すでに青春映画の佳作という評価を得ていた作品。自分の兄貴姉貴世代の方々の間ではこの映画、ものすごく評判が高かった記憶があります。天邪鬼な自分は反撥してつい観損ねてしまい、40を過ぎた今になってからの鑑賞に。いや~、みんな可愛いわ。男子も女子も。この中では唯一の出世株、デニス・クエイド君も若っ!若さゆえの無鉄砲さ、無邪気さ、一途さが彼ら四者四様それぞれ巧く描写されていました。決して田舎ではないけど大都会とも言い難い、どこにでもあるアメリカ中都市の狭い世界で生きていく(いかざるを得ない)彼らの日常にしみじみと共感。石切り場?の天然プールで、どーでもいいような事を終日ずっとだべっているような、何でもないシーンが大好きです。そう言われればあの頃なんて、俺も麻雀とかしながら、まるで中身もなんにもない会話してたもんなあ・・・。う~ん、やはりこれは十代の頃に観ておくべき映画でした。若いって・・・、若いって・・・何だかんだ言っても、やっぱいいやね。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-25 21:32:57)

98.  冬の嵐 《ネタバレ》 私はTSUTAYAの「発掘良品」セレクトを結構信用しています。この作品公開当時は、なんだかあっという間に公開が終わってしまい、評価自体黙殺されてしまった記憶があるんですが。劇映画としては、アーサー「俺たちに明日はない」ペン監督の結果的にオーラス作品になってしまったんですねえ・・・。しみじみ。キャストもストーリーも、派手さは全くない地味な映画ですが、メアリー・スティンバーゲンさんの、女優が一度は誰でも演じてみたくなるような、一人三役善悪キャラの演じ分けっぷりを見て愉しむ映画。にしても地味だ。古めかしいとまでは言わないが。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-18 21:25:39)

99.  狩人の夜 《ネタバレ》 「情婦」「パラダイン夫人の恋」の名優チャールズ・ロートン氏唯一の監督作品。ストーリーそのものより、寓話というかおとぎ話的な展開が非常に斬新で面白かったです。子供たちがボートで川に流されていくシーン、追う馬上のミッチャム氏が歩を進めるのを納屋から眺めているシーンなんかは、通り一遍のサスペンスというより、ダークなメルヘンファンタジー的な味わいがあって忘れ難い。う~ん・・・ロートン氏、唯一の監督作にして心のどこかに引っ掛ってくる、不思議な映画をこしらえたもんですね。そう言えば、映画評論家川本三郎氏のエッセイで、ロートン氏は実はゲイだったっていうのを読んだ事があるんですが、この映画での主人公のあまりに露骨な女性憎悪は、それが理由だったんでしょうか・・・?[DVD(字幕)] 7点(2012-09-12 23:30:12)

100.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 面白かった~♪こういう映画を「掛け値無しの快作」って呼びたいですね。何の思想も哲学もないけれど、観客へのサービス満点の良く出来たエンターテイメント。私もシチュエーション的に思い出したのは「フォーン・ブース」。しかもこちらは「高所」という超スリリングなおまけつき。あとから考えると、あれやこれや色々疑問符がフツフツ浮かんできたりしますが、観てる間中はそんなことは微塵も感じさせず、タイトル通り「ホテルの崖っぷちに立つ一人の男」という、一点の画を中心に強引に押しまくる。観客にいらん疑問を差し挟ませない、スピーディーな展開がグッド。一体、どこからどこまでが彼の作戦想定内の出来事だったでしょう?交渉人のブロンドヒロインが崖っぷちに出てくるところまで、想定範囲内だったんでしょうか?彼女があの行動を取ったことで、突入部隊が出てくるまでの時間をかなり稼げてたような気がするんですが。黒髪ラテン系ヒロインのキャッツアイばり観客サービスとしか思えない、必然性のないセクシー衣装にも大いに笑かせて頂きました。この映画、考えてみたらセリフの中での死体は出てくるものの、画面上に出てくる登場人物、誰一人死なせてないんですよね、まずそこが好印象。ラストの「あんた、そうだったかんかいっ!」っていうオチ、爽快感が半端ない後味の良さも含め一点加算。ブロンド交渉人&黒髪キャッツアイヒロインお二人タイプの異なる美女が、それぞれに魅力的なのも映画がより面白くなった一因。一番気になったのは、あんな長時間にわたる「生理的欲求」は一体どうしたんだろうかってこと。あれが高所恐怖症且つチキンな俺なら、確実に数ミリリットル以上はパンツにお漏ら(以下自粛)。あ、だから彼は極力染みが目立たないようなズボン穿いてたのか・・・ナルホド(←絶対違うし)それにしてもあの一家の手口って・・・、どう考えても全員素人じゃないよな(笑)[映画館(字幕)] 7点(2012-07-09 01:13:48)(良:2票)

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