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101.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 あ゛~~~~~~~、うぜえ(笑) 始まってから延々続く思わせぶりなシーンと演出?これまさか2時間半続くの?続くんだよ、それが。そりゃ演者の演技は良いですよ。感動的なところもありますよ(ロイスのエイミー・アダムスは泣くシーンで泣いてなかったがいいのか?)。アルフレッドとレックス・ルーサーの再解釈も面白い。どっかで見たような感じではあるがな。 しかしほんとずっと重々しいの。重いじゃなくて重々しい。わけのわからない怪物でやっと軽くなりワンダーウーマン登場で文字通り救われる。しかしその後がまた長い。まったくこの種の自家中毒を止める奴はいないのか。 クリストファー・ノーランとザック・スナイダーとハンス・ジマー、こいつらは生真面目でディテールにこだわりセンスがある。だけ。才能のある奴を野放しにするのも問題があるな。誰か「権力者」が無理やりぶった切った100分くらいの「アンディレクターズ・カット」があったらちょっとはマシになるんじゃないの? 良かったのはバットマンが悪人どもを惨殺しまくるところ。そらそうでしょう。この世界でこの状況ならそうなるでしょう。神の殺しvs悪魔の殺し。「不殺のヒーロー」とかいうレッテルにこれでもかと嫌がらせしまくるのは痛快だ。[インターネット(字幕)] 5点(2020-11-01 01:35:04)《改行有》

102.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 だ、第二次世界大戦ですよね??視聴におけるリアリティのラインをどこに置いたらいいのかわからない。しかしテンポは良いのでなんとなく乗せられる。まあ面白かったな。おっと続編用の「引き」が始まった? と思ったらこの時点でまだ半分なのか!結局続きは翌日観ました。きれいに半分で別れてるのでこの観方はおすすめです。しかしあいかわらず第二次大戦ファンタジーには乗れない。大した威力もない青色LEDと光線銃、要るか?敵味方の「ひみつきち」ももっと1940年代にしようよ。時代考証ばっちりの戦勝シーンがかえって浮いてるぞ。 造形や設定に関しては原作のせいもあるだろうが、キャストにトミー・リー・ジョーンズやヒューゴ・ウィーヴィングのような「いかにも」な顔が出てくるのでやはり観る側としては没入感をそがれる。徹頭徹尾「演劇的」。それ自体は悪いことではないが、荒唐無稽な話を着地させるにはちょっとその方面の努力が足りないのではないか。 2年後に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出るケネス・チョイがこの時は痩せてて渋い。そして翌年から『ゲーム・オブ・スローンズ』に出るナタリー・ドーマーがやはり肉食系女を演じてる。俺もこんな女に喰われたいから筋トレ始めようかな?[インターネット(字幕)] 5点(2020-08-30 22:25:36)(良:1票) 《改行有》

103.  ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》 いつか観るつもりで観ていなかった有名映画を21世紀も初頭を過ぎた時代に初見で観ました。ゆるっ!これはかなり当時の時代性を反映した映画で、いつ誰が観ても名作というものじゃない気がする。 冒頭のビル・マーレイが演じる、女子学生を口説くためにインチキ実験をする教授、あれTVのコントなら成立するでしょう。これを素で映画として見るとかなり感じが悪い。この映画は当時のTVのお笑い人気タレントを当時流行したSFXと組み合わせた流行×流行がたまたま時代性のツボにはまった映画であって、だから人気があったのにシリーズとして続かなかったのだと思う。 今の時代から見ると「ゴースト」が社会に認知される過程がばっさり省かれていて、話のテンポが良いというより雑な感じがする。アメリカ人にとってはTVでおなじみの顔がいつもの調子で荒唐無稽な活躍をするのが痛快だったのだろう。正直ヒロインが賢く強く美しいシガニー・ウィーバーじゃなくて単に可愛い子だったらかなり締まりのない作品になっている気がする。[インターネット(字幕)] 5点(2019-05-27 12:37:39)《改行有》

104.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 制御不能のスーパーパワーを持ってしまた男の苦悩、理不尽な追撃からの逃走劇、それらがとても丁寧に作られている。その中でエドワード・ノートンとリヴ・タイラーの演技が画面に格調すら与えている。荒唐無稽な設定に「成り立ち」を人間性を含めてきちんと描く現代のスーパーヒーロー映画らしい。 問題はそこから「面白さ」が一向に生まれてこないことだよ。ハルクはずっと苦しんでばかりでカタルシスというものがない。それならそれでひたすらシリアスに物語を(アベンジャーズ用に)完遂するのかと言うと、中盤以降は急に雑になる。「ミスター・ブルー」はとんでもなくバカっぽいし(よくこんな男に命運を任せる気になるな)、最強の敵として立ちはだかるティム・ロスはあまり強そうに見えない。名優の演技だけでなんとかするのは無理だよ。そして逃げ惑うモブがうざい。お前らは「山道で飛び出してきて延々車の進行方向に逃げ続ける野ウサギ(実体験)」か?人間なら前頭葉を使え。 そして素材も改造度もはるかに上の相手を倒すロジックが「必殺技」。これは技名を叫んで繰り出す映画だったのか?それならもうちょっと早くそのノリを見せておかないと唐突過ぎるぞ。おまけにラストのシーンでいつのまにかやたら人がたくさん立ってるが、そこはボロビルの屋上じゃなかたっけか?合成する前の撮影で設定を間違えただろう? 2008年というのは「悩み苦しむスーパーヒーロー」が大流行していた頃で、たしかにシリアスな部分はよくできてはいる。それとハルクの設定や物語との接地に失敗した感がある。[インターネット(字幕)] 5点(2019-05-27 10:14:35)《改行有》

105.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 この監督のテイストはクリストファー・ノーランに似ている。カット割りとシーン描写が上手くリズム感と説得力があるが、全体のテーマに腑に落ちないものがある。この腑に落ちなさをノーランより思い切り開き直って展開するのが面白い。が、問題もある。 ルーパー達が持たされる「ラッパ銃」は射程が短いので処刑には使えるが攻撃に向かない(わざわざそれを実演するプロットまである)。だから最後はあの選択しかない。これは良い。しかし突然変異によって人口の何割かが超能力を持つ(だから現代でもできるはずの時代設定が近未来になっている)という設定は未来の大悪党の能力の理由付けためのものに過ぎない。これはいらんでしょう。結局ストーリーの「ために」作られた設定があからさまだからノイズに感じる。そもそも映画の設定なんてどんなに無茶でも物語内で整合性が取れていればその世界に入っていけるのだが、ストーリーの都合という「舞台裏」が見えてくると興ざめしてしまう。 ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットは印象こそ違うがメイクのおかげもあって並ぶとけっこう似ている。だが役者は頑張ってもストーリーに同一人物性を現すものがない。そりゃ30年経てば人は変わるでしょう。若い時の方が賢明ということもあるでしょう。しかし同一人物の根本的な人間性がすれ違ったままというのはどうなのか。この映画は魅力はあるがSFとしても人間ドラマとしてもちょっと破綻が多すぎる。[インターネット(字幕)] 5点(2018-10-06 03:39:30)《改行有》

106.  ヒア アフター 《ネタバレ》 クリント・イーストウッドは映画を撮るのが上手い。シーンを作るのが上手い。映像が上手い。早撮りの名手らしいが役者に自然な演技をさせるのが上手い。台詞ではなく映像で分かりやすくさらっと説明してしまうのが上手い。そして題材が幅広い。この監督にマット・デイモンはすごく合う。あの「スターの輝きを持ちながら自分ではそれに気付かない普通の人」っぽさは異常だ。映画自体もシーンごとの流れが自然なので見やすいし、3つの別々の話がどう絡んでいくのかわくわくさせられる。 で、これ結局なんの話だったの?霊能力に悩む霊能力者、臨死体験を持つ人気キャスター、双子の兄を失った少年、それぞれ問題を抱えているのは分かるが、その深みというか闇の質がいまいち伝わらない。そしてこの3人が出会うとどうなるのか?というと特に意外なことは起こらないんだよね(笑)。個人的には話の整合性を重視しすぎて盛り上がらないストーリーというのも嫌いではないが、広げた風呂敷を半分に折って「はい畳みました」というのもどうなのか。 あと壊滅的なのが音楽で、ギターかピアノかストリングスの叙情的?メロディーがシーンによっては延々流れ続ける。音楽はクリント・イーストウッド。名優にして大監督に対してこんなこと言うのもなんだが、音楽はちゃんとした人を雇いなさい。[インターネット(字幕)] 5点(2018-02-16 22:30:56)(良:1票) 《改行有》

107.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 イーストウッド映画らしく話は明快でかつ余計な説明なしに進んでいく。が、これはちょっとゆるすぎる。まず4人の絆が強調されるんだが、若い頃の場面と上手くつながらなくて最初誰が誰かよく分からない。別に分からなくても特に問題はないが、若い場面では2人が印象的なのであとの2人はどこから出てきたという感じになる。 ちょっと致命的だと思うのは音楽。勇壮なスペースオペラ風テーマはすべっているし、何も問題ない場面で不安を煽るようなBGMが流れる。そして危機の場面では緊迫感のある音楽が「かすかに」流れるんだな。これはいくらなんでもおかしいでしょう。ドカシャカ鳴らすかあえて静謐にするかどちらかにしないと。宇宙でもバコバコ衝撃音がする設定ならせめて音楽で盛り上げるのが普通だと思うが。音楽自体もありもの適当につなぎ合わせたようなちぐはくな印象がある。 じいさん達は格好良いので若い娘にモテモテでも別にいいのだが、イーストウッドが「真面目」「賢い」「熱血」の全部持っていってるので肝心の主役がうっとおしい。あとこの映画は「SF」のカテゴリーに入っていることが多いが、これSFじゃないよね。サイエンス絡みのフィクションだがサイエンス・フィクションじゃなくてあくまで宇宙も舞台に入る現代劇。[インターネット(字幕)] 5点(2018-01-24 08:40:56)《改行有》

108.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 前半1時間延々続く少年の苦労話が辛い。まあ映像は美しいしカメラワークも見事、主役のエイサ・バターフィールド君も印象的。名だたる名優が居並ぶ中でクロエ・モレッツとの子供だけのパートが見劣りしない。 後半は打って変わって話が急展開するが、じゃああの前半は何だったん?まず前半だけずっと流れ続けるハリー・ポッター風の音楽がくどすぎる。そしてあれほど意味ありげに登場したノート、あれ単なるマクガフィンなんだな。ストーリー上で「大事な物」扱いであればなんでもいい。だから用済みになると話から消えてしまう。もっと言うと機械人形も物語上大事な役割を果たすが、要は「大事な物」だから大事という存在。ヒューゴが劇中でちゃんと「発明」していればまた意味も変わるのだろうが。 話が途中から映画黎明期の歴史にシフトしていくのでヒューゴの存在意義が危うくなる。それを補うために人形を大事にしたり爺さんに彼の「功績」をわざわざスピーチさせたりするわけ。ノートや人形だけでなく主役まで小道具と化してしまっている。この映画は後味は良いし映像は美しいし映画愛に満ちているがその「映画愛」に集中したためにかえって物語の意味が薄れている。 邦題は評判が悪いが実は原作のタイトルでもある。原作ではヒューゴの「不思議な発明」が本当に出てくるらしいが、映画ではそのプロットが削られたために原題でもなくなった。それを邦題で復活させるとは何考えてんの?[インターネット(字幕)] 5点(2018-01-10 00:17:34)(良:1票) 《改行有》

109.  カプリコン・1 《ネタバレ》 この映画評価高いんですね。自分はこういうサスペンスは設定とストーリーの練り込みが大事だと思うので、そこの粗さでどうも乗れませんでした。 車で橋から猛スピードで川に墜落して無事?無人の西部劇の街で狙撃手が1発外しただけで逃走?FBIが不正捜査までして逮捕したのに保釈金であっさり釈放?極秘の撮影所が無警備?なんでピンポイントでメダルを見付けられる?飛行士を殺す予定で監禁しといてザル警備?3人バラバラに逃げる理由は?銃を落とす伏線はなんだった?鉢巻にするために破ったズボンがもとに戻ってる?2人目の飛行士は一番高い崖を登ってないか?そもそも登る必要あったか?あそこにヘリがいたら登る最中に気付くんじゃ?大統領がスピーチしている場に走って来る不審者をSPが止めないのか? という感じで、全体的に観客をハラハラさせようとしているだけで破綻しているシーンが多い。常に斜めな受け答えをする2人目の飛行士と野卑そのものな飛行機屋の親父は面白いが、どちらもキャラの面白さと本筋は直接関係がない。映画にもよるが、何のためのキャラ付けか分からないような人物が濃いとかえって邪魔なんだよな。 ラストシーンをサッと終わらせているのは良かった。最近はとにかくラストがダラダラ続く映画が多すぎる。あと文句なしに良かったのは音楽。これまた最近流行の「♪ドンドコドコドコバォ~ン」な雑なBGMとは一線を画す、緊迫感とオリジナリティにあふれた短いが素晴らしいテーマ音楽。後でジェリー・ゴールドスミスによる曲と確認して納得。[DVD(字幕)] 5点(2016-10-31 00:22:29)《改行有》

110.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》 この映画はスター・トレック・ファンには評判が良いらしいが、正直登場人物に魅力が欠けているように感じた。カーンもカークも観る人を驚かすような行動はしないのでライバル揃って冴えない。びっくりするくらい美しいサービック大尉は前作のデッカーとアイリアを合わせたようなキャラなのかと思いきや、この子ストーリーの中で特になんにもしないのだ(笑)。どうも、みんな、衝撃のラスト展開に持っていかれてやしないか。 前作の哲学性や耽美性は少々やりすぎだったかもしれないが、この作品ではいろいろ削って中身も薄くなったように感じる。正直アクションも特撮も大したことないぞ。あと音楽も手堅く質が高いのは確かだが、この「娯楽作品」を盛り上げるにはインパクトが足りなかった。[DVD(字幕)] 5点(2016-10-23 03:00:49)(良:1票) 《改行有》

111.  イントレランス 偉大な映画であることは認める。しかし良い映画か?楽しめるか?と聞かれたらこの点数にならざるを得ない。偉大なクリエイターが制約無しに自由にものをつくると変なモノができることがあるが、その典型だろう。「不寛容」がテーマであるが現代編で若夫婦に降りかかるのは不寛容というより社会的抑圧と行き違いサスペンス。キリスト編は影が薄く、中世フランス編は虐殺まで何のドラマも起こらない。グリフィスの高尚なテーマはわかるが、「不寛容な奴らをやっつけろ!」という不寛容なメッセージも見て取れる。誰しも思うことだろうが圧巻なのはやはりバビロン編。あのクレーンショットは時代を忘れさせる。しかしこれも内容は不寛容というより陰謀と悲劇の歴史スペクタクルだ。誰かバビロン編だけ最新リマスタリングしてオリジナル音楽付けて発表してくれないだろうか?。惜しい。惜しいよ映画の父!しかしパイオニアが下手に天才だと後に続く人が苦労するからこれでよかったのかも。[DVD(字幕)] 5点(2013-10-16 20:17:28)

112.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 いやー楽しかった。よく出来た映像にテンポのよいカット、キレると恐い若スポックや賢くて綺麗なウフーラ、得意技でピンチを救うカトーやチェコフ、最後はオリジナルシリーズの音楽のアレンジ!感涙!さてもう一度観る・・・気は起きない。 ロミュランは軽薄で頭悪いパンク不良集団。氷の惑星で襲ってくる怪物が赤裸のビロビロエイリアン。この監督は怪獣撮らない方がいいな。派手なカメラワークのアクションシーンは映画的お約束が多すぎる。カークは何回崖から落ちそうになれば気が済むんだ。誤って配水管に転送されるシーンに至ってはもうハイハイどうせ助かるんでしょとしか思えない。ありがちなハラハラドキドキ危機一髪はもう御勘弁。 思うにこれは「オールドファンを満足させろ」「新しいファンをスタートレックビジネスに引きずりこめ」という2大命題を課せられた、良くできたマーケティング主導作品なのだろう。加点法で10点、減点法で0点、間を取って5点。[DVD(字幕)] 5点(2010-06-07 11:19:48)《改行有》

113.  タイ・カップ 《ネタバレ》 イチローが記録に迫った頃日本でも名前が出た往年の名選手。「球聖」とまで称される殿堂入り大スターでありながら葬儀に参列したのはたった3人というメジャーの黒歴史。そのへんに興味を引かれない人はおそらくレンタルショップで手にすることはない映画だ。実際のタイ・カッブが拳銃ぶっ放してゲハゲハ笑うトミー・リー・ジョーンズだったかというとおそらく違うだろう。記者役のロバート・ウールは印象的深い好演技。バットマン(1989)で見かけてずいぶんご活躍で、と思ったらそうでもなさげ。いい主演作品に恵まれていないようでもったいない。この映画にはヤマもオチも一応あるが、タイ・カッブに元から興味がなければイミがないというのが問題だ。人にはすすめにくい。[ビデオ(字幕)] 5点(2010-05-04 19:51:02)

114.  バットマン・フォーエヴァー 《ネタバレ》 「バットマン映画」というのはひとつのジャンルらしい。しかし「バットマンとはこういうもの」という視点を持たずに観たらこれはかなりのバカ映画だ。バカキャラにバカ台詞にバカプロットにバカアクションにバカストーリー。それでも金かけたセットに豪華俳優を熱演させればなんとかなる。声が渋いヴァル・キルマーはしょうもない台詞でもなんとなくキマる。背景はセット臭いがとにかくカラフルだし、終始全部がセット臭いのでかえって気にならない。これはきっとセット星での物語なんだろう。この監督についてよく知らないのだが、「開始10分の間に一大スペクタクルを見せる」という技法の信奉者であるようだ。冒頭から始まって海に落ちたシーンのところで経過時間を見ると驚くぞ。とにかくあらゆる分かりやすいネタを仕込むのが好きなようで、観てるうちにだんだん思考能力が奪われてゆく。ビッチ心理学者とロビンを同時に助けるシーンは何が何だかわからないが、分かろうとする気が起きないので問題ない。かようにバカバカ言ってけなしているがけっこう楽しく観てしまったので5点。[DVD(字幕)] 5点(2010-04-21 23:09:15)

115.  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 原作未読。一作目から観ているが今回はどうも後味が悪い。いずれも原作のストーリーが原因のようなので気持ちよく叩くことすらできないときた。まず終始キモくてウザいアンブリッジ先生。物語の大半はこの人との戦いだ。見えない部屋の壁をブっ飛ばすパワーをお持ちなのにケンタウロスの集団にあっさり連行される。おいおい奴らはあんたを弓で射殺そうとしてたんだぞ?よく五体満足で帰ってこられたな。五体だけは無事?それはちょっとまずいな。児童文学だし。おまけにこんなにウザいくせに最終的な本筋にはからまない。このピンクの障害物を赤の他人に始末してもらってからようやく本来の戦いが始まる。その死闘(ほとんど人任せだが)が終わると孤独に追い詰められていたハリーが仲間の大切さを思い出す。いい話だ。でチョウは?彼女は捕まって自白剤で吐かされたんだぞ?ちゃんとスネイプ先生が劇中で教えてくれる。その前に2人で話くらいするだろ?なんかお前、見損なったぞ。ロンの双子の兄貴達が校庭にバイクで乱入する不良よろしく暴れ回るシーンはとても良かった。ラスト近くからは大人の魔道士同士の闘いが観られる。光る杖を剣のように振るったり雷みたいのを出したり物を操ってぶつけたりと格好良い。違う映画みたいだが。全体に一見さんお断りのこのシリーズ、それはアリだとは思うが話はもう少し何とかならなかったものか。特にオバハンをようやく退場させてから「ロンドン」の「光る玉が陳列されている部屋」に行かなきゃいけない理由がよく分からない。しかし今更ながら若い役者達の演技は素晴らしい。冴えない奴は本当に冴えない感じがいい。可愛いルーナと暴走族兄弟に+1。[DVD(字幕)] 5点(2010-03-26 01:38:51)(良:1票)

116.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 まずヘイデン・クリステンセンの顔がジェイク・ロイドと全く似ていないのが気になる。せめて髪にストレートパーマ当てるとかもっと刈り込むとか口を小さく見せるとか(これは難しいか)できなかったものか。アナキンはあまりに純粋な感情を持つがゆえにダークサイドに取り込まれた、と信じたいが、最初の登場からあの調子では特にきっかけがなくてもいずれ道を踏み外したように感じる。服も黒いし。あと転げ回ったり敵に捕まってボロボロの状態でも服はピカピカ、お化粧ばっちりではリアリティが感じられない。そしてオビ=ワンが乗る宇宙船、銀河系を飛び回るものとしてはあまりに小さくてチャチくありませんかね?実物作るのは下手になったか。旧三部作の乗り物はどれももっとリアルだったぞ。この作品は史実(?)を映像化する義務があったとはいえ、ちょっと余計なシーンを作りすぎた。あれだけの映像を作った事に対して+2。[映画館(字幕)] 5点(2003-11-25 06:12:20)(良:1票)

117.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 この映画はさんざん語られたこともあって大体の概要は知っていたのだが、1時間24分の映画で冒頭18分までがパーティーシーンだとは思わなかった(笑)。全編通じて画面がずっと手持ちカメラで揺れ続けるため実際の時間よりずっと長く感じる。体感3時間。 カメラワーク、というかカメラ持ち(?)の天才JJエイブラムスがどこまで現場に関わったのかは知らないが、そのカメラの絵だけで劇場映画1本作ってしまう発想は凄い。編集には流石にあざとさはあるが上手いのは間違いない。突っ込みどころもないわけではないが「現場のリアリティ」でとことん押し切る。 その「リアリティ」だが、もし現実世界に本当に怪獣が現れたら?という初代ゴジラ的視点は面白いのだが、その怪獣があれか?あのサイズの物体があんなスピードで動くか?その体があんな細っちょろいのか?おまけに声からして人間ぽいぞ。 いまだ解き明かされていない深海の世界、その底に眠っていた巨大生物が急に目覚めて地上に突進してしまう、という設定はもしかしたら本当にあるかもと思わせるのに、まず怪獣の造形で台無し。そしてこいつは人間をじーっと見据えてグワーと喰いに来るし、おまけに子怪獣ばらまいて陰湿に襲いに来るとか、大怪獣のくせにやることがせこい。 評価できる点は役者の演技と汚し表現。登場人物は状況に合わせてホコリまみれで髪や顔がベタベタ、服は破れるし血はにじむ。ほんと最近これやらない映画多すぎだよ。 そしてもう一つ評価できるのはサウンドで、BGMなし!これは思い切ったね。おかげで劇中一切気が休まらない。だから長く感じるというのはあるが、緊張感と雰囲気のリアリティは持続する。 そしてエンドロールではじめて音楽を流すのだが・・・残念ながらその曲がとんでもなくひどい。伊福部昭オマージュかなんだか知らないが、やたら大げさで扇情的。この曲を高く評価している人が多いのに驚くが、純粋に楽曲としてレベルが低いと思う。正直もう少し高い点数付けようと思っていたのが最後のクソ曲で一気に気分が引きずり落とされた。[インターネット(字幕)] 4点(2023-05-15 22:42:49)《改行有》

118.  アジャストメント 《ネタバレ》 冒頭15分は上院選に立候補する男の政治ドラマ。いやーいいね!このアメリカの選挙の感じすごくいい。このまま政治ドラマ続けてくれんかな~でもこれディック原作のSFなんだって?ディックもSFも好きだけどこれをぶち壊すのはもったいなくない? はいぶち壊されました。なんともありきたりなMIBが襲ってきます。そして偉そうなこと言います。当然主人公抵抗します。そして勝利します。理由はよくわかりません。 ディックSFのキモは普通の生活に突如侵入する異世界感だと思うのだが、その演出が上手くない。怪しい男たちがいかにも怪しげに登場してドジを踏む。いや人類社会がこんな奴らに支配されているわけがないだろう。役者の演技は主役のマット・デイモン以下みな素晴らしいのだが・・・。 各シーンは冒頭の選挙からどれも実によく作られていると思うのだが、中盤の白髪オヤジがぶっちゃけるシーンからカメラワークが怪しくなる。どうもこのあたりで製作陣がデスマーチ状態に入ったようだな。それからバタバタと話が進み、最後は「運命は自分で切り開くもの」的なナレーションで終わる。役者陣は頑張っているが映画自体の終盤の投げやりぶりがすごい。そしてエンドロールで急にハードロックかけてイイハナシダナーで終わらそうとしても駄目だろ! 監督のジョージ・ノルフィは初期からSFに関わっているようだが、成功したのはそれ以外の分野。やはりSFは上手くない。しかし現代劇を丁寧に構築する能力はあると思う。冒頭の「スラム育ちの青年が政治の世界でのし上がる」話をそのまま延長して政治ドラマ作ってくれんかな。タイトルは『アジャスト』とかで。[インターネット(字幕)] 4点(2023-05-13 23:39:48)《改行有》

119.  レゴ(R) ムービー2 《ネタバレ》 前作の詰め込み感がずいぶんと薄まって普通に見やすくなっている。のは良い(?)として、全体の話は前作ラストの設定そのままに最後まで進んでいく。パパはお前を受け入れるがお前も幼い妹を受け入れないとだめだぞ、という落ち。そう、あれはクリフハンガーではなくて「落ち」なのでこの映画はその落ちを延々説明しているわけ。 まあそういう映画があってもいいとは思うんだが、問題はこの作品の重要な要素である「大人エメット」。「子供の心を失わないで」という一見まともなメッセージに見えるが、ちょっと待ってほしい。前作で成長したのはエメットではなくて実はおしごと大王の本体であるパパなんだよね。エメットはただ本領を発揮しただけ。 いい歳をして自分の世界の完全性にこだわる男(パパ)が、その幼児性を捨てて子供の創造性を受け入れる、つまりパパは一歩「大人」になる。そのパパが今回は声だけで、しかもまったくの駄目親父に成り下がっているのはどういうことか。今回の制作陣は前作の意味を理解していなかったんじゃないか? 映画の出来としては別に悪くないし普通に楽しめる作品にはなっている。でもこの映画、そもそも作らない方がよかったんじゃないの?[インターネット(字幕)] 4点(2022-04-17 08:10:36)《改行有》

120.  メン・イン・ブラック2 前作がすごく面白かったので期待して観てみましたが・・・これはひどい(笑)。 21世紀にもなっているはずなのに前作よりさらにチープなCGと特撮、テキトーな話運び、明らかに入れる所を間違っているしょうもないギャグ。 前作でチープな絵面がウケたからもっとチープにしよう、しょうもないギャグがウケたからもっとギャグをしょうもなくしよう、話のテキトーさ加減がウケたからもっとテキトーにしよう、パグがウケたからもっとパグ入れよう、てか?君たち、バカなの? この映画は良い所もあるが、自らそれを台無しにしている。前作のバランスをまったく理解していなかったんだね。バカ映画はセンスがあるか常識はずれの熱量を持って突き抜けるかして初めて成立する。バカが考えるバカ具合をただバカバカしく広げたって駄目なんだよバカ。[インターネット(字幕)] 4点(2021-11-13 22:09:23)《改行有》

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