みんなのシネマレビュー
たきたてさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384

1281.  ハード・トゥ・キル 《ネタバレ》  「セガールもの」って、「水戸黄門」を観賞するときの気分に近いものがあります。  いつもお決まりのセガール様の強さを堪能し、すかっとして終わる。これに尽きます。「セガールもの」に求めるものはいつも同じです。  ・・・だからさ、あんまりラブシーンとかは要らないわけですよ。黄門様や助さんがさ、何回もラブシーンやったら、「いや、そういうの求めてるんじゃないんだよねー」という気持ちになるはず。今作は、それさえなければもっと楽しめた気がします。・・・・看護婦のおねーさんはただの協力者にとどめておいてほしかったです。  「実は息子は、警察の友人がかくまってくれていて、生きていた。」とか、ストーリー的にすごく面白くなりそうなところはあったのに、そこの部分にはあまりウェイトを置いてないし、時間も割いてないんですよねー。うーん。おしい。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-04-20 01:00:28)《改行有》

1282.  デイズ・オブ・サンダー 《ネタバレ》  まるでトップガンのようなノリと雰囲気と音楽でしたけど、画的にはこちらのほうが分かりやすくて好きです。ストーリーも、出会い→苦戦→特訓→連勝→事故→挫折→復帰→優勝、とまさに王道サクセスストーリーで深みも何もあったもんじゃないけど、良い感じです。安心して、楽しく見られるのが良いですね。  ひとつ難を言えば、中盤でレースとは関係のないラブロマンスに力を入れすぎて、せっかくスピード感あった展開が少し中だるみしてしまったこと。確かにトム・クルーズとニコール・キッドマンのやりとりは魅力的だったし、ラブストーリーとして凄く良かったのだけどさ、それがこの映画ではちょっぴりマイナスに作用してしまった感じがしました。もう少しさくっとした感じにして、後はカーレースに力を入れて欲しかったです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-16 14:21:28)《改行有》

1283.  カーリー・スー 《ネタバレ》  カーリー・スーは可愛らしい演技を連発するし、ビルとのやりとりも最高に良いです。何より二人を見ているケリーの心情に少しずつ変化が見てとれるのが心地よい。  ただ、それでもなぜケリーがビルに惹かれていったのか、その根拠が正直全然つかめないまま物語だけが先に進んでいく感じです。もし小説であればその都度ケリーの心情が描写され、すんなりついていけるのでしょうが、これは映画。もう少し、ケリーがビルに心を寄せてしまうようなエピソードやビルのわかりやすい魅力が欲しかった。(個人的にはピアノくらいじゃ足りないと思います。)  また、カーリー・スーとビルがなぜ放浪を続け乞食同然の生活を強いられているのか、その背景についての説明がまったくないし、ビルの口からもその点に関してはなんの釈明もないので、気になって仕方がなかったです。  ということで、映画自体は面白かったのですが、いろいろ気になり、ひっかかりの部分が多く残ってしまいました。  ラストは大好きです。その後もみてみたいと思わせる余韻がありました。[DVD(字幕)] 5点(2013-04-15 16:52:14)《改行有》

1284.  逃亡者(1990) 《ネタバレ》  B級娯楽サスペンスアクション、というわけでもなく、わりと真面目路線で攻めている割には、ストーリーが粗いです。  裁判を抜け出し、仲間と合流し、車を乗り換え、コーネル一家を待ち合わせの場所として利用する。ここまでの流れは良かったし、「IQ130の天才犯罪者」の前置きも凄く良かった。それからの展開を凄く期待しました。  なのに中盤から後半にかけて、見れば見るほどストーリーは雑になるし、ボズワースの天才キャラは不発もいいとこだし、期待がどんどんしぼんでいきます。  まあそれでも多くのことは目をつむればまだ見られるのですが、2つだけどうしても納得いかないところが・・・!  まず不動産屋の死体が見つかるのがいくらなんでも早すぎ!それはないですって!  そして終盤、ボズワースたちが車に乗り込もうとして、ウォーリーが撃たれるシーン。 人質のティムが一緒なのに、協力者のナンシーもいるのに、あんな蜂の巣にする勢いで撃たないですって!FBIあほすぎでしょう。  ピンチをつくるためのわざとらしい演出はかえって面白さを損ないます。  最初から最後まで飽きはしなかったですけど、飽きなければ良いという問題でもないということをこの映画で知りました。[DVD(字幕)] 5点(2013-04-15 16:36:36)《改行有》

1285.  ハーレーダビッドソン&マルボロマン 《ネタバレ》  「俺はこの店にずっと世話になってきたんだ」と、にこにこしながら、超さわやかな笑顔で、・・・銀行強盗の相談かい!共感しづらいっす。  しかも友人たちが殺された後のハーレー・ダビッドソンの対応はちょっと違うでしょ。そこはめちゃめちゃ反省して後悔して、復讐に燃えて欲しかったです。  娯楽映画として割り切ってみれば、面白い映画なんですけど、娯楽映画として割り切れないくらい前半がバッドすぎるんです。だから感情移入できないまま、ストーリー展開と二人のキャラ、殺し屋さんたちとのやりとりだけを表面的に楽しみました。  まあ、それでもそれなりに面白かったのですが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-13 16:12:08)《改行有》

1286.  ニードフル・シングス 《ネタバレ》  原作未読ですが、やはりスティーブン・キング原作の映画とは相性が良いようです。今回もこの御伽噺ちっくな雰囲気、堪能させてもらいました。  なにより発想が大好きなんです。  人が心惹かれるものを売り物として出し、代金の代わりにいたずら(嫌がらせ)を要求するだけ。その結果人々は互いに憎しみ合い、最後は殺し合いを始めてしまう、まさに童話系ホラー。スティーブン・キング原作でしか味わえないこの独特のテイストがなんか好きです。なんか良いです。  緊迫感も程よく出ていて言うことありません。  ラストは賛否両論あるかもしれませんが、僕は好きです。「お前の孫のボブが・・・」のくだりなんか最高です。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-12 05:14:50)《改行有》

1287.  バード・オン・ワイヤー 《ネタバレ》  コメディと思って鑑賞していたら、意外にサスペンス色が強く意表をつかれました。特に序盤で人の良い修理工のおじさんが撃たれてしまったのが何気にショック。また、前半はリックの置かれている状況が全然わからなさすぎて、もう少しだけ情報を与えてくれたほうが映画に入り込みやすかった気がします。  テンポが早く、主演二人の演技も好きな演技なので楽しかったのですが、なんとなく途中から展開がパターン化して若干飽きが・・・  ■警察関係者?に電話する→スパイに居場所がわかる→更に状況が悪くなる  の繰り返しなんですよねー。いい加減電話するのはまずいって気づけよって言いたくなります。ピンチになる原因がいつも電話一本っていうのはね。  まあそれをふまえても楽しい作品であることは間違いないです。  最後の動物を使った撮影はすごかった。虎にかまれた人とか大丈夫なんですかね。みなさん体張っててすごいです。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-11 12:48:31)《改行有》

1288.  カナディアン・エクスプレス 《ネタバレ》  弁護士が殺される直前のやりとりの緊迫感。  目撃者のキャロルを迎えに行ったときの、突然始まる銃撃。  ちらつく裏切り者の影。  どれもこれも一級品。予想していた以上にはらはらします。  ただ列車内でのコールフィールドの動き方には、いささか疑問が残る場面もしばしば。そもそも、自分の顔がすでに相手に割れているのであれば、検察手帳をもっと使って、車掌や乗客に協力してもらっても良いのでは・・・?あえて難しい状況にしている気が。より緊張感を出すための不自然な演出には、やはりちょっとだけ醒めてしまいます。  そういった意味では列車に乗り込む直前まではほぼパーフェクトな特上のサスペンス。  列車に乗り込んでからも、細かいことに目をつぶれば、コールフィールドのファインプレーを堪能できます。  つっこみどころはあってもお勧めできる一本です。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-09 13:31:48)《改行有》

1289.  ワイルド・チェンジ 《ネタバレ》  思っていた以上に充実した内容で感動しました。  実話ベースというのがまた良いです。  上に立つ者の資質として一番大切なことは「ぶれない」こと。それは責任を負う覚悟の現われだと思います。  モーガン・フリーマン演じる校長ジョー・クラークは、暴言、失言、確かにありますが、生徒や先生に対する姿勢が終始一貫しています。彼の優先順位はいつもはっきりしています。だからこそ、ジョーの気持ちはいつの間にか先生達と、そして生徒たちと一つになっていたのでしょう。  ジョーは日本では考えられない、不良少年たちの退学処分にはじまり、つぎつぎと改革を実行に移していきます。そのパワー。その信念。観ていて心にズドンときました。  先生達の新しい授業シーン、終盤のLEAN ON MEを合唱するシーン、そしてクライマックス、たたみかけるように心を震わされます。  マイナーな映画みたいですので、僕も存在を知らなかったのですが、観る価値ありの隠れた名作です。必見です! [DVD(字幕)] 10点(2013-04-09 00:47:30)《改行有》

1290.  死の標的 《ネタバレ》  ★「わ、私の娘が撃たれた!兄さん!あなたのせいよ!」  ★「黒魔術の力を信じよ~」  こ、これはいつもとは違うテイストなのでは?  しかしパーフェクト超人が本気を出せば、どんなテイストでも、どんな路線でも、いつものパーフェクト超人によるパーフェクト超人のための映画になるのでした。  ばっきばきのぼっきぼきで、めでたしめでたし。  おかげさまで今回もすっきりさせていただきました☆ [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-08 12:40:07)(笑:1票) 《改行有》

1291.  デッドフォール  楽しい。単純明快。娯楽気楽らくらくアクションで気軽に楽しめます。愉快痛快で最初から最後までノリと勢いだけで観る人を楽しませてくれます。結構深刻なピンチの状態でも二人が延々と軽口ばかりたたくので、全然深刻な雰囲気にならないのが割り切っていてとても良い。「これは娯楽作品だから肩の力抜いて安心して楽しみなさい。」と言われているようです。  こーゆー映画も良い。たとえ見慣れていてもこーゆー映画が少なくなったら寂しいですしね。  久しぶりにカートラッセルに会った気がしたけど、カートラッセルいいなぁ。カートラッセルはいいなぁ。スタローンも良いけどさ。カートラッセル、・・・いいなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-05 05:58:33)《改行有》

1292.  スリーメン&ベビー 《ネタバレ》  テンポがよく、笑いのつぼをよく押さえていて、ドラマとしてもきちんとまとまっている素晴らしい作品です。正直何で借りようと思ったのか忘れちゃったくらい、全く期待せずに観たもんだから、もう大満足です。  なにしろ大人3人が、ばたばたしながら少しずつメアリーに感情移入していくもんだから、その光景が微笑ましすぎてたまらんです。その男3人とメアリーをとりまく周りの人達の、あたたかく見守る優しいまなざしが、また良い。  ラストも個人的には最高のハッピーエンド。「四人で面倒見りゃいいじゃん。」と思っていたらその通りになったのでびっくり。  めでたし。めでたし。  いや、ほんと良かった。  ※少年は停止してよく見てみたのですが、何かの立て看板っぽい感じで、生きている感じはしなかったです。無機物っぽかった。ジャックの所有物かと思ってまったく気にせず最後まで観たので、みなさんのレビュー見てなんだか無性に怖くなりました。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 06:07:13)《改行有》

1293.  ロックアップ(1989) 《ネタバレ》  レオンが一塁を車に載せて走っているときのシーンがすごく切なくて好きです。街中に見立てて車を押すレオン。普段当たり前の世界が、刑務所の中にいる人間にとっては憧れの世界。普通の生活ができるということがすごく幸せだということを、まさかこのタイプの映画で実感させられるとは思いませんでした。  考えられる限りの嫌がらせと報復を繰り返す所長に、あまりにレオンががまんしすぎるので多少いらいらさせられますが、出所が近いのであればがまんするのも当たり前ですね。  ストーリーは分かりやすくて好きなんですが、もう少し強いスタローンが見たかったとも思います。もう少しだけ爽快感がほしかった。ただ映画としてはやっぱ面白いです。満足です。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-01 04:07:46)《改行有》

1294.  セイ・エニシング 《ネタバレ》  お父さん!信じていたのに!  ・・・まあ、それは良いとして。  お父さんのサプライズなオチを除けば、いたって普通のストーリー。こういうノーマルなラブストーリーは役者さん達の演技力がそのまま映画の魅力になりそうです。そういった意味ではジョン・キューザックのロイドも、アイオン・スカイのダイアンも、とてもとても良かったと思います。  最初は中身なしおのチャラチャラ男にしか見えなかったロイドが、いつの間にか純粋で優しくて一途な好青年になっているのがすごく良い。  酔っ払っている友だちには車の鍵を渡さなかったり、酔いつぶれた友だちを車で送ってあげたり、ガラスの破片が落ちていると教えてあげたり、ひとつひとつは小さなエピソードかもしれませんが、ロイドという人物をよく表しているエピソード。その小さな積み重ねがダイアンの心に少しずつ響いていく様子が見ていて心地よいです。  個人的なベストシーンはロイドが男友達の前で怒りをあらわにする場面。ああ、でも電話ボックスから姉に電話するシーンも良かったなぁ。  青春映画としては王道・正統で素直に楽しめる良作ではないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-01 03:12:15)《改行有》

1295.  ウォール街 《ネタバレ》  チャーリーシーンが、洗脳されやすい年代の若者を見事に演じきっていて良かったです。才能と情熱があふれる若者ほど、強いカリスマ性をもつ人の言葉と生き方に影響を受けやすいものです。  バドの父とゴードンは両極端な二人ですが、二人の生きかたや仕事や考え方に優劣をつけることは出来ないと思いました。ラストのバドの父のセリフはあたかも勝利宣言のようにも聞こえますが、ゴードン達のような人間や仕事もやはり社会を動かすためには必要不可欠なものだと思えるわけです。  「創作」が社会にとっての「血・肉」を作り出す仕事だとすれば、ゴードン達の仕事は「お金」というツールを使ってその栄養を社会全体に効率よく運搬する「血液」のような仕事だと思います。「血液」が「もの・人・サービス」を社会全体に効率よく届けることができれば、それは新しい「創作」につながり、ひいては社会全体に利益をもたらすのではないかと思います。  インサイダー取引についても、当然違法ですが、「もし法律で整備されていなければ・・・?」と考えてしまいます。ゴードンの、「世の中で、情報ほど価値のあるものはない。情報を集めることは悪いことではない。」のセリフは、血液の立場から言えば当然と言えば当然の主張。果たして悪だと言い切れるのか。  ほんと、いろいろ考えさせられる映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-03-29 14:27:00)《改行有》

1296.  ガッチャ! 《ネタバレ》  サスペンスとしてもコメディとしてもよくまとまった面白い作品です。  唯一物足りなかったのはラストのキャンバス内での攻防。オープニングの「主人公はガッチャの達人」の設定が活かしきれていなくて凄くもったいないです。そこは主人公のフィールドなので、あの手この手で圧倒的な実力を見せてほしかった。  サスペンスとしては物足りないと思われる方もいるかもしれませんが、僕のような「バンビ」な人間には十分すぎるほどハラハラドキドキな内容で良かったです。またその中に織り込まれるコメディのバランスも程よく、いろいろつめこんだ割に映画としてバランスがとれています。娯楽作品としては申し分ない出来でしょう。  東ドイツに入ってからのジョナサンの単独行動は特に面白い。この映画の見所といっても良いと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-21 15:04:59)《改行有》

1297.  ナチュラル 《ネタバレ》  ノスタルジックな風景と、単純明快なサクセスストーリーが、子供の頃に絵本を読んでもらったときのような心地よい余韻を残してくれます。  才能ある若き野球選手が凶弾に倒れ、その傷がもとでピッチャーの才能をつまれ、しかし16年の時を経てバッターとしてカムバックし、伝説の選手となっていく。今となってはよくある王道パターンのひとつかもしれませんが、結末もその過程もわかっていながら何回も読んでしまう御伽噺のようなもので、そのお約束が見たいときにそのお約束を見せてくれる映画は大好きです。  ただ難を言うならば、野球以外の裏事情、これが少し多すぎた、というかしつこすぎた感があり、そこだけが残念です。  これだけ野球に情熱のある主人公が、メモと仲良くなっているときは、たとえ野球が絶不調でも、幸せそうで楽しそうな顔をしているのは、そのキャラをぶれさせてしまっている気がするのです。それは、この映画を見る人の夢を一瞬だけ醒めさせてしまう演出ではないでしょうか。この映画にそんな現実いるのかな・・スランプは、クライマックスまでの感動をよりいっそうひきたてると思うのですが、スランプになるきっかけはもう少し配慮が欲しかったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-16 10:44:18)《改行有》

1298.  ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場 《ネタバレ》  ブレない主人公の強さとキャラが、予定調和の王道パターンながらも、見る側にいつものエンターテイメントを約束してくれます。  例えるなら、結末はわかっているけどいつも見てしまう時代劇しかり、ヒーロー戦隊ものしかり。イーストウッドの映画はそういう映画なのだと再認識させてくれます。  リアリティや深いストーリーを求めているときには向かない映画かもしれませんが、これはこれで大好きな味わい深い作品。特にこのハイウェー軍曹のキャラは最高です。文句なしです。  現実の戦争をモチーフにしているため反論もあるのでしょうが、まったくのフィクションとしてみれば・・・ただやはり、若い部下が死んだのに、みんなであんな楽しそうなラストになってしまうところだけはひっかかってしまいます。やはりこの映画の見所は前半でしょうか。若い人達が成長していく姿は見ていてほほえましいし面白いし熱いです。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-14 13:27:19)《改行有》

1299.  刑事ニコ/法の死角 《ネタバレ》  面白いです。だってセガールだもの。  映画としてみると、いつもよりか緊迫感がありストーリーも練られていて面白かった。なによりサスペンス要素が強くて良いです。  「セガールもの」として見ると、やたらうまくいかないことが多かったり、結構ピンチになったりで爽快感には欠けるかもしれません。  全編通して圧倒的なセガールを見たい方はべつの作品を見たほうが良いかもしれないです。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-05 15:01:07)《改行有》

1300.  デッドゾーン 《ネタバレ》  クローネンバーグ監督は、「ヴィデオドローム」で多少敬遠気味だったのですが、この作品は監督独特の世界観が抑えられていてとても見やすかった。  よく見るとスティーブン・キング原作。キング原作の映画は低評価のものが多いのですが、個人的にはキング原作の映画はどれも好きで、はずれがほとんどありません。この映画が面白いのも納得です。  事故と昏睡が原因で手に入れた超能力、ですがその能力をまったく歓迎していないジョニー。全編通して、彼はサラを失ってしまった悲しみを全身から漂わせていて、超能力設定が霞んでしまいそうなほど。ですが、ひとつひとつのエピソードを通して、少しずつ授かった能力を受け入れ始め、前向きにその才能を活かし始めるその心の変化の機微がなんとも見事。  そして死ぬ間際のデッドゾーンの使い方は素晴らしい。最後はこれ以上ないくらい深い感動と悲しみを残してくれました。 [DVD(字幕)] 10点(2013-03-04 00:21:57)(良:1票) 《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS