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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  MINAMATA ミナマタ 一枚の写真は1000の言葉に勝る。まさにそれを見せつけてくれた作品だった。 まずジョニーデップをたたえたい。水俣訴訟問題を学生の身から社会人になるまで支えてきた夫から見ても 握手したあの時のユージンスミスとジョニーはまさに瓜二つだったそうだ。 決してコマーシャリズムに陥るような内容ではない。日本の愛国心を踏みにじり地に落とす作品でもない。 貧しい漁民が、魚を食べて生きるしかない漁民が、命としていた海にチッソ化学工業が15年にわたり(それ以前に被害者は続々出て猫狂い病と噂になっていた)どんな抗議を受けても、猫400号実験を経て水銀排水による汚染を確認しても、結果を闇に隠したうえでの悪行である。 ユージンの撮った作品はどれも素晴らしいが、それが「LIFE」に載ったことが事件の幕引きになったわけではない。 大企業チッソには闇の権力がべっとり貼りついており、あくまで水俣病を「奇病」と言い張り、猫400号実験の結果を社会から隠ぺいした。地元も「水力発電で電気を通してくれたチッソ様には頭が上がらない」状態だった。 そんな絶望的な状況の中に、酔いどれて体も心もボロボロになっていたユージンが現れ、大企業に隠ぺいされた真実の過去を知り、 たとえ腕を砕かれようと片目を潰されようと、アメリカの「ライフ」誌に、歴史に残る傑作を送る。 ストーリーについては枝葉を落としてわかりやすく作られたきらいはあるものの、写真というもののちからを、うつくしさを、思い知らされた一作だった。 そしてもう一度言う。ジョニーはすばらしい役者だと。[映画館(字幕)] 8点(2021-10-04 14:20:31)《改行有》

2.  ウルフ・オブ・ウォールストリート これだけ下品とバカ騒ぎのオンパレードなのに3時間が長く感じられないという不思議映画。 見ている間中、ソドムとゴモラという単語が頭にちらつきました。これはまるで、スコセッシ監督が天に向けたスクリーンから神に挑戦しているような映画。そらそら、アンタが作った人類がこの体たらくなんだが地獄の業火はまだかね?という。 というわけでまともな神経の観客が席を立つのは当たり前というぐらいの糞展開です。 金、女、人気に名声、果てしのない快楽。どこまでも欲望だけを満たすために突っ走る連中は、実に元気でものすごい働き者なのです。報酬が下品とはいえ、勤勉そのもの。 快楽を得るために馬車馬のようになっているバカな人間の滑稽さを、レオナルド・ディカプリオという役者はあまりに魅力的に演じている。そこがすごい。 相手のことをこれっぽっちも考えず、屑株を口八丁手八丁で売りつけるときの顔と全身の芸を見るだけでも彼が稀有な役者だということはわかるんだけど、それ以上に、人として最低なはずの彼が、どういうわけか見ている間中いとおしい。これは役者の魅力が脚本を突き抜けた幸福な例だと思う。 そしてラストシーンで彼が醸し出す空気の向こうで、何やら目をキラキラさせている市井の人々が、彼よりも愚かしく見えるという罠。 ここから受け取るメッセージとは、などとどうでもいいことを考えず、レオという役者を堪能しに行くだけでも十分楽しい。いい役者を得た監督がやっと、化学反応を起こした。そういう映画です。個人的に、レオにはこの作品でぜひオスカーを手にしてほしいですね。たぶん無理だろうけど。[映画館(字幕)] 8点(2014-02-05 08:49:20)(良:3票) 《改行有》

3.  かいじゅうたちのいるところ 画面の切り取り方が時に秀逸、色彩も美しい。着ぐるみとCG撮影が見事に溶け合ってファンタジー映画としては上質な絵作り。 ところが観終わって何が残るかといったらさっぱりだった。 コドモの童話に溶かしこんだ大人の寓話、自分の中の分身と出会う少年のインナートリップ。という作りは理解できるものの、そこから何か表現されている以上のものをくみ取れるかといったら、残念ながらスカ。 オトナにはじき出されて理解されない少年が異世界にわたる動機が薄すぎて、もう主人公の心情に寄り添う義理をすぐ失ってしまう当方としては、かいじゅうたちとのすったもんだの中から何か大事なものを拾ってこいというのが難行苦行になるばかり。 あれだけ美しい画面なのにひたすら眠気を誘われた。 何かいいモノ見せられたような錯覚を起させられるが、これは本当に面白かったのか?心から楽しめたか?語らなきゃという気になってないか? 少なくとも自分はだめでした。なんだかんだいっても映画はエンターテイメントだと思うんだけど、その核のところで失敗していると思う。何かブンガクな香りはするが、嗅がされただけって感じ。 しかし心底とるところのない映画でもないと思うのでこの中途半端な点です。[試写会(字幕)] 4点(2010-01-28 03:25:11)(良:1票) 《改行有》

4.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT マイケルに長いこと心酔していた自分にとって、この作品を評価するのは難しい。 素晴らしいのはマイケルか作品としての映画なのかといわれれば、明らかにマイケルだから。 でも、そのマイケルジャクソンの真価が、もしかしたら 豪華仕様のステージを遠方から見るよりも はるかに近距離から、はるかに本人に近い意味で見通せる。 そういう意味で、これは明らかに「あり」なドキュメンタリーです。 まるで優れた指揮者のように、場の空気を引き寄せ、指先一つ、少ない言葉の一つ一つで操り指示していくプロの演出家としてのマイケル。 これは初めて見る姿でした。 厳しさと柔らかさ、妥協を許さない姿勢と愛情が常に同居している。 そしてともに仕事するスタッフの尊敬と愛を一身に集めている。 歌とダンスが超一級なのは見れば明らかとしても この稀有な存在感のすばらしさ。 淡々とした映像、ナレーションがほとんど入っていない、過去の栄光のダイジェストなど余計なものを混ぜ込まない、マイケル以外の余計なBGMが一切ない。 そういう「引き算の正解」が、この映画をありにしていると思います。 世界は彼に余計な仮面をかぶせ、スキャンダルのみを過剰に取り上げてこの天才のイメージを汚してきました。 彼はもう終わりだ、彼から得られるものはもう何もないと。 その罪の重さが、この作品を見ることによって浮き彫りになってきます。 より多くの人に見てほしい。 当たり前すぎるけれど、最後にはただそういうしかありません。 ありがとう、さようならマイケル。[映画館(字幕)] 9点(2009-11-05 12:21:26)(良:1票) 《改行有》

5.  ブラッド・ダイヤモンド ディカプリオには、ロミ+ジュリでたやすく惚れ、太陽と月に背いてで演技者として天才だと思った… そしてタイタニック以降ご無沙汰だったんだけど、いい役者になってるので驚いた! こういう硬派の社会派の作品が、うわつかず鼻もちならないにおいを回避し、しかもアクションシーンが重厚に撮られてるのをみると 日本でなぜこれができないかとつくづく悔しくなる。 ラスト、安易にロマンスに流れすぎな所が惜しいのが唯一残念な点だけど レオを始め役者がみんなよし、またジェニファー・コネリーの演技のさじ加減も絶妙でいい。 自分が感じる真の大人の女って、どうしても日本映画に見いだせないんだよなあ。 強さと身勝手さとしたたかさとしなやかさ。 日本映画ではこういう要素をあわせもった女を類型的でなく描くという力量がない。 やはり映画は役者だなあ… これからは、顔が縦じゃなく横に広がっちゃったレオ君の作品をもっと見ようっと。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-29 01:10:15)《改行有》

6.  風と共に去りぬ 映画ってほんとにいいもんですねえ。というセリフはこういう作品のためにあるんじゃないかと思えるほどの名作臭。これはなんだろう?第一登場人物の体温がみんな高い。暑苦しいとかクサイとか大げさとか何をそこまで、みたいな茶々の入らないまっすぐな情熱と人生。それがあってこその波乱万丈と純愛。大仕掛けなCGやからくりなんぞは、人類が失いつづけているこういう生命力の補佐でしかないのじゃないかなあ。女主人公の得手勝手で他人を踏み台にしてのし上がっていくいき方に拒否反応を示す無向きもあるようですが、なあに、これは西洋版「血と骨」だと思えば甘いモンですよ。おのれが掟じゃ!うら若き女がそれを主張して何が悪い。そしていいたい。映画はやっぱりスターから、ですよねえ、淀川さん。[映画館(字幕)] 8点(2006-10-17 10:49:06)

7.  セブン・イヤーズ・イン・チベット 今こそチベット問題をもっと知るべき。という意味での存在価値は認めますが、こういうテーマを選んだということは「映画」としての出来に加点として加えることは出来ません。全体に平板なつくりで、まじめで画面も美しくはありますが、映画としての魅力と深みに欠けてます。そこが残念。ブラピには、人間としての成長とか情念の表現とか、もっと深みのある演技をしてほしかった。彼を通して描かれているからには、彼というキャラをもっと立たせて語らせる必要があると思う。そこが、なんとも薄い。人選からして誤っているのでは。大きな役ではないですが、デビッド・シューリスは、さすがいい演技してました。[DVD(字幕)] 4点(2006-09-28 03:49:34)

8.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 私の映画鑑賞史上最低最悪の映画。カメラワーク、ストーリー、テーマ演出演技何もかも駄目。駄目というのは駄作というのじゃなく、自分として受け入れられるところが全然ないということ。不快感の塊になって映画館を出ました。ビョーク演じる主人公の弱い子ぶりっこの偽善母には小麦粉一粒分も共感できなきゃ感動もできなかった。0点どころかマイナス10点じゃ。穴掘って埋めて墓標でも立てたい作品です。[映画館(字幕)] 0点(2006-05-11 01:26:27)

9.  アメリカン・ヒストリーX かなりがっかり。エドワードノートンの体と演技にだけ3点献上。 テーマの立ち方に芸がない。ひねりも膨らみもない。 役者だけ見てろといわれればノートンにだけ拍手もするが、映画とは 人間、風景、音楽、甘味切なさ、さまざまな要素を含んで歌うものがあって欲しい。 これは教育映画とでもしてください。やせたつくりだなあという印象でした。[映画館(字幕)] 3点(2006-01-08 00:18:17)(良:2票) 《改行有》

10.  インデペンデンス・デイ 宇宙戦争に続いて、またしても劇場でこれを見なかった自分の不明を恥じる結果となりました。 名作だからというんじゃない、作品にはそれを見るべき環境が絶対あるちゅうことです。特撮大画面音響迫力はったり命のこの作品を吹き替えで安いテレビで見て感想を書くとは、名画を絵葉書で見て批評する大ばか者のようなもんです。でも書く。ええじゃないですか、こういうの。別に製作がアメリカでもトルコでもチリでもウズベキスタンでも構いませんよ、どんどんわが国万歳してください。それをしたいためにこれ作っただろ!でもおもしれーから許すよ。といわせてくれればこっちゃそれでいいんだから。 よろしかったのは、どうせろくな内容じゃないんだからと(そうか?)宇宙船登場までがとても速かった事。でかさと破壊っぷりがものゴージャスだった事。ふっとべー!なきさけべー!つぶれとけー!と民衆の大惨殺にカタルシス感じてる自分は何に肩入れしてんのか良くわからなくなる鬼畜気分だったのですが、その流れでウイル・スミスの「おまけにくっせえんだよ!!」というブチ切れぶりに大笑いしてたり。なんか物凄い顔してておまけに臭いんじゃ死んでもらうしかないな、と、えらい低次元で焼酎片手に人間側の応援に回ってみたり。バリヤーの破り方の強引さにふむふむと無理矢理悪い頭で納得させられ、最後の花火ではらしょー!と乾杯。いやー人間ってほんとに無責任なんですねえ。でもそんな本能を許してくれるからB級映画って好きなんだよ。勿論ヒューマンドラマも好きですけどね!(ととってつけたように)[ビデオ(吹替)] 7点(2006-01-08 00:11:24)《改行有》

11.  2001年宇宙の旅 映画という表現手段でしか与えられないインパクトを堪能した。意味ありげな映像をつなげただけの芸術気取りの作品は大嫌い 、のはずなんだけど、美しく青きドナウの使い方だけでもう10点放り投げたくなる、なんという映像と音楽の圧倒的な端正な美しさ。冗漫な最近のSFはまず、宇宙を静けさから学んでほしい。沈黙は時に何より饒舌。この作品の沈黙の中に、コンピューター「ハル」の意思と、彼が知っていて人類が知ってはならない秘密の深さが隠されている。テーマ?自分の解釈でいいかどうかわからないんだけど、このさいそっちはもういい。この作品の一シーン一シーン切り取ってもそれぞれに10点あげられる。私の望む名画の究極の姿はそれなんです。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-30 12:52:14)

12.  宇宙戦争(2005) 思ったとおり、物凄くワタクシ好みの作品でした。スピルバーグ監督、私ひとりの楽しみの為にこんな強引な映画つくってくれて有難うございます。皆さんもおっしゃるとおり、真面目に見れば「なんでだオイ!」な突っ込みどころは満載ですが、いいんです、これはただ怖いだけの白昼夢なんですから。白昼夢につじつまも理屈も要りません。あっていいのは圧倒的な映像力と理不尽な恐怖感だけです。そういう意味では「激突!」の延長線上にあるといえるかも? 何しろこの映画には俯瞰した視点が出てこない。このままでは世界はどうなるかとか、大統領は何してるとか、彼らの目的は?他の国は?とか。あくまで駄目父ちゃんの身の回り何メートルかの範囲で、駄目父ちゃんの五感を通した恐怖として描かれます。頭上で鳴り響く機械音、止まれば襲う恐怖、地下室に伸びる触手、子どもの大好きなかくれんぼのメガバージョン。実は大人も、理不尽なバケモノに追い詰められて命がけでするかくれんぼは好きなんです。その悪夢の中で逃げ道を探すゲームがだい好きなんです。現代人は刺激を求める精神的マゾなんです。その要望にこたえて、恐怖感を逆なでするだけの映像をこれだけ凝った技術で提供してくれたスピルバーグ監督に、いやいや贅沢なものをゴチでした!と心からお礼をいいたいワタクシなのでした。ああ、劇場で見りゃあよかったなあ。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-30 11:58:12)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

13.  リービング・ラスベガス 久しぶりに胸のそこにまでずんと来る映画。生き方の良し悪しじゃなく、語られる人間の結び合いの切なさ。そこに嘘はない。好き嫌いで分かれるだろうけど,完璧に主人公(男のほうね)とシンクロしてしまう自分が怖い。掛け値なしの名作と思う。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-10 09:10:10)

14.  チャーリーとチョコレート工場 面白い!!私の中ではバートン作品のナンバ-1です。 今までは、あのキッチュで悪趣味で人工的な、大人向け香辛料入りロリポップ風画面作りが生理的に好きになれなかったんだけど、ここまで面白さがジャストミートしてくれるなら話は別。 凄いのは、これがブラックな面白さでひねたオトナの鑑賞に堪えるのと同時に、しっかり子供向け娯楽作品としても成立してるって事。わかりにくい、頭をひねらねばならない点が殆ど無いって事。そしてバートンが狙った悪趣味で大げさな笑いを、ジョニーが十二分に理解した上で、滑ることなくきちんと観客に表現していちいちつぼにはめてくれるって事。大画面でこそ、という映画の醍醐味をしっかり味わわせてくれる事。 ウンパルンパといいリスといい、いやなCGみたいなツラのガキといい、よくぞここまで見せ所をそろえ、そして堪能させてくれました。バートンとジョニーの黄金コンビを、ここに至って映画界の財宝として認知いたします。長くかかってスミマセンでした。[試写会(字幕)] 9点(2005-08-31 23:46:16)(良:1票) 《改行有》

15.  ダンボ(1941) ダンボというキャラクターは好きだし、ジャンボママも鼠もいい味出してるし、子供向けとしてこのテーマもいいんですけどね~。 幼稚園児の娘と鑑賞して、お互い全く同じだったのが、「ピンクの象」の場面が怖すぎ!!てとこ。 なんか終わらない悪夢みたいで、しつこすぎていや。それ以上に何かが凄くいや。 娘はトラウマでこのビデオに近寄れないくらいになりました。 ウオルトさんて、あるいはこのスタッフの方々って、薬やってませんでした~~? 何かそれ系の経験が下敷きになってる気がしてしょうがない! 怖怖怖~~~~。[DVD(吹替)] 6点(2005-08-23 10:34:18)《改行有》

16.  告発 実話の映画化というのは、自分の中で反則なんですね~。原案脚本を、いわば神様のストーリーに頼ってるわけでしょ。でもこれは別。作品にみなぎる何かの力は、傑作といえる作品にしかないエネルギー。そしてそして、ケビン・ベーコンは本当に素晴らしい役者だああ!彼がアカデミーをかすりもしなかったことで、私の中でオスカーの権威は地に落ちました。あんなもんもうどうでもいいです。ペンギンにでもくれてやってください。[DVD(字幕)] 9点(2005-08-23 10:29:05)(笑:1票) (良:1票)

17.  シークレット ウインドウ 映画館と言うよりテレビ画面で見てちょうどの作品かな。殆どジョニー・デップの一人内面芝居に頼った構成なのに、退屈せずに引っ張られたのはさすがの役者っぷり。 あとは淡々と、かつ単純に謎解きを楽しみました。ここの皆さんは頭いいのかな~、最後までちっともわからなかったデス。ただ、「結末をどうしても書き直さねば」の動機がわからない。モートが最初に書いた結末と、あの結末を比較したかったのにそこが弱いのはなんとも・・・それがすべての始まりになってる割には。 オープニングの工夫はわりと秀逸と思いました。あと、室内とか服装のディテール、目立たないけど凝っていて色彩が美しい。こういう丁寧な仕事が見れるのは嬉しいですね。 小作品として、自分的には評価します。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-23 14:45:02)《改行有》

18.  パルプ・フィクション 実は途中で話についてゆけず眠くなりました。しかし、それを乗り越えて解ったこの作品の魅力!会話は全てストーリーを語るための複線、などと考えていたからわからなかったのね。この作品の魅力の一つが「無駄話」だと思う。フランスのハンバーガー、足もみとセックス、神の存在を示す偶然、などなどくっだらない話がアクションの合間に延々はさまれるおかしさ。人間てそう無駄なく生きてるわけじゃないから、「そんなことより仕事せえよ」みたいなどーでもいい会話に時間割いちゃうのが現実。でも全体を見るとこれで実にバランスがいい。暗転しては進んでいく話が、だんだん一つにつながっていく快感。スタイリッシュな映像とカメラワーク、まったりとした音楽のにくさ、どんな人間にもおかしみを感じさせる監督のご愛嬌。いいなあ。イイ映画見せてもらいました。ついでにタラちゃん、あまりに演技が上手いのでしばらくジミーが監督だと気づきませんでした。もっといろんなとこで演技見せてよ!9点(2005-02-03 11:10:14)

19.  デビル(1997) テーマには見るところがあるのだけど、退屈。なんでかと考えると、主役二人の取り合わせが全然生きてない。息が合わないとかいう以前の問題。一人ひとりにすれば花も実も在る役者なのに、お互いがお互いのよさをけしあってるような冗漫な演技。ブラピのミステリアスなテロリストぶりも、自然な演技というより力抜いてるだけのようなポイントのない演技。ハリソン、この青年に抱く友情も一種の慈愛も、にじみさえしない。 役者が生きなければ話は立たない。そういう失敗例の代表みたいな作品ですな。3点(2005-01-25 17:37:21)《改行有》

20.  屋根裏部屋の花たち この作品はどういうわけか、「あの映画の題名教えて」なんて掲示板によく登場するんですよね。私もえらく昔の深夜たまたまテレビで見て、「なななんだこの作品は」と、あまりにえげつない不幸っぷりに呆れながらも、子供たちの行く先から目が離せず最後まで見てしまいましたとさ。そして後味もたっぷり悪い。どうせえっちゅうねん。しかしなぜだか忘れられないあの1シーン1シーン。助け合う兄弟たちのけなげさより、エゴのために鬼になっていく母親&もともと鬼婆なばあさんの醜さをテーマにした作品なんだから後味のよかろうはずもない。でも映画とは何しろインパクトだとも思ってるので、なんか心の嫌箱に住み着いてしまった功績に対し6点献上。6点(2004-12-04 02:26:32)

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