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1.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 尊厳死の是非だとか問責だとか断罪だとか、そんなのは私の中では全く論点じゃない。そんなものはあくまでも、副次的なものなんじゃないだろうか。そんなものは本来の主題に従属する付随的なものでしかないんじゃないだろうか。物語の終章はいつだって、それまでの章に全て隠されている。終焉なんて、過程に追従する従属物でしかない。大切なのはいつだって過程じゃないか。これは、苛烈で凄絶で凛然たる、そして純然たる、至高のラブストーリーじゃないか。正直なところ、私は愕然としてしまった。記憶を総動員しても無理だった。私は多分、ここまで高みに達してしまったラブストーリーを他に知らない。[DVD(字幕)] 10点(2005-12-28 22:10:09)(良:2票)

2.  サウンド・オブ・ミュージック 良質な歌が堪能出来る健全極まりない作品。不健康な作品が大好きな私でも、この作品には素直に感動する。1mmの害悪もない、教科書的な善意に溢れた世界観。本当ならそんなのは薄っぺらく嘘臭くなるはずなのに、この作品にはそんな破綻も欺瞞も見えないのが凄い。映画史の善意であり良識であり良心。今ではこんな作品はどうやったって作れない。10点(2004-03-30 20:06:09)(良:2票)

3.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 この作品を好きか?と聞かれたら、答えはノーです。別に。普通、と。でも面白かった。本当に面白かった。「好きではない=面白くない」の構図は成り立たないのです。この作品に対する思い入れはほぼ0なのですが、1つの歴史を築いた作品であるということは間違いがないことなので、3作合わせた結果、10点献上することにします。歴史に残る映画でした。リアルタイムで劇場で観ることが出来て本当に良かったと思います。10点(2004-02-19 00:22:47)

4.  ターミネーター2 シュワの“俺様、シュワ様”っぷりが鼻についたり、“1度全壊した車のフロントガラスが次のカットでは無傷”などなど、完璧主義のキャメロンさんよ、どうしたよ、というような箇所も多々あったけれど、個人的には深いことを考えずにアクションに酔えた数少ない作品の1つ。てゆうか、まあ、時効だけれど、エドワード・ファーロングが大好きだった。後に何かの雑誌である文化人が「ルキノ・ヴィスコンティが生きていたらこの子に目を付けただろうね」というようなことを言っていたけれど、確かに当時の彼は「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンにも通ずる“血の通っていなさそうな美貌”を持つ少年だったと思う。中学生当時ポーっとなっていたことを思い出す。時効ですよ、時効。10点(2004-02-15 15:23:54)(笑:2票)

5.  パルプ・フィクション 通常なら映画監督達が最も恐れ必死こいて避けるはずの「冗長」を、タランティーノは臆することなくふんだんに使い、魅惑的に料理仕上げた。その、「冗長」自体をエンターテイメントにした逆転の発想には感嘆した。「冗長であること」がこんなに小気味よく響く作品はない。考えてもみて欲しい。他人の2時間半の無駄話の羅列、粗悪な紙に印刷された読み捨てOKの小説のような、くだらない他人の自業自得の自作自演劇を観る為に客が金を払い、上機嫌になる。こんな映画が現れるなんて誰が予測出来ただろう。その独特の空気感ゆえ、こんなにメジャーでありながら、未だにどこかカルト臭を帯びている。間違ってベストセラーになってしまった三流小説のような。そこがまた、観客の心をくすぐった。いわば、観る者に「この映画が好きな自分が好き」と思わせる数少ない洒落た作品の1つなのだ。ブランドなのだ。そう観客に思わせ、スタンスを作ってしまった時点で勝ちだ。タランティーノは映画を心から愛し、映画にも愛された。色々な映画の手法を踏襲し、なおかつそれを崩すことを許された。「映画が大好き」ということは、それだけで武器になる(水野晴郎監督という例外はあるが)。タランティーノはブランドだ。見事にハマらせて頂きました。あなたの勝ち。お見事さん。10点(2004-01-26 20:51:00)(良:3票)

6.  クロウ/飛翔伝説 もし私が大切な誰かを残虐な形で殺されたら、多分復讐する。だから私は、世界を覆う憎しみの連鎖に対しても、何も言えない。私は実は今でも、復讐は悪だという概念が分からない。頭では分かっているけれど、心が拒否する。復讐とは行き場をなくして変質した「愛」の転嫁なのだと思うから。誰かを愛するということは、他の誰かを愛さないということ。憎むこと。その表出を悪だとは、私はとても言えない。絶望的に愚かなことだとは認めても。愛というものは諸刃の剣なのです。世界が血を流すのは、世界が紛れもなく愛に溢れ、愛というものの質量を持て余しているから。主人公が見つめる世界は、私たちが見つめる世界と同じく、陰惨で不毛で、持て余す程の愛がある。だから私は、この映画が好きです。 10点(2004-01-12 23:05:23)(良:1票) 《改行有》

7.  フィールド・オブ・ドリームス 主人公の同世代、35歳以上の男性しか良さが分からない、という作品ではないと思う。だってこの作品は、11歳の頃の私の心の琴線にだって突き刺さった。ラストシーンの美しさでは、この作品は私の中でベスト5には間違いなく入る。全てが救われたような、赦されたようなカタルシス。これは野球映画ではないです。夢見ることの大切さを説いたものでもない。これは人生で1度も馬鹿をしなかった大人たちの為の御伽話。大多数の人間は、「堅実」という名の、賢明でありながらも狡猾な保身に生きる。それは良識的な欺瞞と諦念だ。この作品にはそんな、負け戦に臨まず、結局安全圏から出ることもなく、堅実な人生を送った人々への辛辣な慰安がある。負け戦に望んだ主人公の姿は、堅実な人生を歩んだ人の心にほど、響くのではないかと思う。たまに部屋の棚の奥から劣化したビデオを引っ張り出す。良い作品だと、今でも思う。考えてみたら子役のギャビー・ホフマン、1982年生まれの、今は立派な大人の女性。月日の流れるのは何と早く、人生はなんと短い。初めて観てから、あっという間に15年も経つ。10点(2004-01-12 22:42:53)(良:4票)

8.  セブン 非常に完成度の高い作品。このタイトル自体がラストの伏線になっているということにも感服する。あのラストでなければこのタイトルは生きて来ない。タイトル自体が作品世界を内包し、予め全てが決定している、そういう意味では非常に排他性のある作品。観客は考える余地も口出しする権利も与えられず、事物の目撃者としての世界の外からの傍観しか許されない。非常に排他的。そして孤高の美学を無感情に見せ付けて終わる。観客は衝撃を受け、ひたすら茫然とする。脚本、キャスティング、カメラワーク、演出、その全てが計算され尽くされた傑作。自らは観客を拒絶しながらも、観客には自らを拒絶させないひどく残酷な作品。10点(2004-01-11 13:45:26)(良:2票)

9.  初恋のきた道 あざとさを感じる人も多いのだろうと思う。結局は監督がロリコン趣味に走ったアイドル映画の類じゃないか、と。それも分かる。でも私にとってこの作品はある意味、ここ数年の最大の衝撃作だった。ここまで根源的な愛の物語を観たのは初めてだったから。言わば逆タブーでしょう、こんな作品は。反則です。そして卑怯。性愛映画が飽和状態な現代性を逆利用して1人勝ちしているのだから。「ベティー・ブルー」や「愛のコリーダ」みたいな作品があるからこそ、こんな根源的であまりにもシンプルでメンタルな恋物語が衝撃作たり得る。こんな作品を当たり前のように作れる中国は何て卑怯で幸せ者なんだと思う。今の日本では決して作れない。日本人が忘れてしまったもの、発展の過程で零して来たものを拾い集めて、不意打ちにプレゼントされたような映画。ここまで最小限度の映像表現で大いなるものを表現した映画には近年ではなかなかお目にかかれない。それを認めたい。本当に素敵な映画だと思う。初恋なんて個人個人によって千差万別のものだけれど、根源はいつもこうであって欲しい。とても自分勝手で必死で一途、そしてともすると自己完結になってしまいそうな位に世界が集約されていて、絶対的に美しく、それ以上に美化されるもの、と。10点(2004-01-09 20:30:03)(良:3票)

10.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 《ネタバレ》 これは究極の「幸せの青い鳥探し」映画。心の一番奥に存在する泉から湧き出る純粋な感情を垂れ流し続ける、痛々しいまでの愛の物語。その感情はあまりにも純粋なゆえに、猛毒でもあり、凶器でもある。触れる者の心に深く突き刺さり、えぐる。濾過されない剥き出しの感情は、観客に愛の根源について考えさせる。ラスト、文字通り「裸一貫」で出直すヘドウィグの後ろ姿。純粋な思いで世界に向きあうその姿に、喪失感も焦燥感も全て昇華した、魂レベルの諦観と達観とそれゆえの希望を見る。喪失と挫折を知る者だけが前に進むことが出来る。それがきっと真理なのだろう。演劇の見事な映像化を成し遂げた才人、ジョン・キャメロン・ミッチェルに賛辞を呈したい。素晴らしい作品です。10点(2004-01-09 16:17:27)(良:2票)

11.  チャーリーズ・エンジェル(2000) うっひょ~、たあのスィ~!と脳みそがとろけそうになる位楽しめた。映画館で観たけど、面白かったですねえ。大画面で観てほんと良かったと思います。冒頭の掴みにもう殺されました。スピ~ディ~&ク~ル、うっひょ~!みたいな。いや、楽しかったですよ。3人共可愛かったし、出て来るファッションもいちいち素敵だったし。いやはや目の保養になりました。メッセージ性なんかゼロ。完全エンターテイメント。とにかく可愛くてかっこ良くて楽しけりゃいい映画なんです、コレは。私にとっては最高にスタイリッシュでクールなお馬鹿ちゃん映画でした。10点(2004-01-07 19:06:28)

12.  ローマの休日 白黒映画の魅力を知った映画。カラーで伝達される下世話なまでの情報量が、一旦白と黒だけに置き換えられるということでその余剰と過剰が削がれ、選りすぐられた必要最小限の観念だけが現れる。感覚で、それを感じてしまった映画。あの美し過ぎるオードリーと作品世界の洒脱な雰囲気。こんなにミニマムでシンプルなのに、どうしようもなく魅力的な映画。映画が映画たりえた時代の映画。今の映画産業からすると、驚異でしかない。10点(2004-01-06 17:38:12)

13.  フィオナの海 この映画を傑作だ、と言う人は私以外にいないような気がする。退屈な、何でもない映画と一蹴すべき映画なのかも知れない。アイルランドの荒涼とした原風景に、神秘的な海鳴り。寓話的でひどく浮遊感のある、現実性のない不思議な空気。どうしてだろう、私の琴線に触れてしまった。折に触れては観たくなる映画。そして、観ることのない映画。亡くなる前の淀川長治氏が、その年の良作の1つとして挙げていたのを後に知った。とても好きな映画。あまり人の手に汚されて欲しくない作品。だから、また観たいと思うけれど、なかなか観れずにいる。私自身が、この映画の孕む不思議で神聖な空気を汚してしまいそうな気がしてやまないのです。10点(2004-01-01 15:47:18)(良:1票)

14.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ストップモーション・アニメがこのレベルまで到達してしまったら、同分野の後進の人間は、「これからは一体どこまでを目指せばいいのか?」とため息が出たに違いない。この作品が世に出てから10年も経つけれど、これを超えるものは未だに存在しないし、その候補も現れない。同じストップモーション・アニメなら、私はヤン・シュヴァンクマイエル監督の方が好きだけれど、彼とティム・バートンでは根本的に表現したいものが違うので、安易に比較は出来ない。ただ、動きの美しさだけに言及したら、今後もこの映画を越えるものはそう容易には出て来ないのではないかと思う。それほどまでに完成されている。最高のクリエイターが最高の努力をして作り上げた、本当に本当に素晴らしい作品。10点(2003-12-31 17:23:31)

15.  オズの魔法使 色、色、色の大洪水。60年以上も前に製作された映画が今尚、ここまでの吸引力を持ち続ける凄さ。モノクロからカラーへと移行する過渡期、という時代性まで利用した、映画史の大傑作。見せ付けられる卑怯な位の力技。素晴らし過ぎる。ところで、DVDの12時間の音楽特典には全く驚いたよ(全部聞いた人いるんですか?)。10点(2003-12-18 23:27:58)

16.  ストレイト・ストーリー きっと、穏やかなのは表層だけだ。長きを生き、色々なものを見て来た1人の人間の抱えるものは、きっととても壮絶なものだから。老い、摂理を達観したからこそ、それをオブラートに包み、他人の目に穏やかに映すことが出来る。この映画を観て、死んだ祖父や祖母を思い出した。自分の歴史も背景も何も語らず、ただひたすら働き続け、逝ってしまった。ファーンズワースじいさんは、この映画の後、病気を苦に自殺した。1人の老人が亡くなるのは、1つの図書館が無くなるのと同じ。この言葉はアメリカのことわざだったっけ。 10点(2003-12-11 19:17:17)(良:2票) 《改行有》

17.  スタンド・バイ・ミー 11歳位の頃から、この映画は私にとって特別な映画だ。当時は少年たちに自分を重ねて観ていた。でも20代の今は、むしろ大人になった主人公に自分を重ねる。今までの人生の中で、何十回も繰り返し観た。ビデオが劣化し、DVDも買った。卑怯な位、いい映画だ。長い映画の歴史の中で、稀にこんな映画がある。映画自体の出来プラス、別の何か不思議な力が加わって、観客に映画本来の出来以上の評価をさせる、ちょっとした奇跡のような映画が。この映画がその1つだ。その、不思議な力というのは、人のある種の感傷を掻き立てる付加価値の事だ。その不思議な付加価値に感応しなかった人は、「どうしてこんなに評価されるのか分からない」と言う。それも事実だ。確かにこの映画は、少年たちの死体探しの冒険譚に過ぎない。しかし、その不思議な力に捕まってしまった者にとってこの映画は、自己投影となる。主人公もしくは少年たちに、自分を見るのだ。思い出は遠ければ遠いほど美しい。過去は、ただ過去というだけで、絶対的に美化される。人の、過去に対する郷愁を利用して、この映画は至高の一本として存在する。人が、失われたものに感傷を抱き続ける限り、この映画はその存在を守られる。その意味で、とても卑怯な映画だ。映画の神様に守られた、とても卑怯な映画だ。10点(2003-12-11 16:05:03)(良:5票)

18.  レオン(1994) ナタリー・ポートマンがOKしたら、ベッソンは続編の「マチルダ」を撮るのだろうな…。それは嫌だ。この映画はこの映画で世界観が完結してるんだし。10代に観て感動した映画というのは特別で、この映画もついつい評価が高くなってしまう。まるで漫画みたいな設定と展開だけれど、よくまとまっていて綺麗で完成度の高い、本当に良い映画だと思う。あとこういうことを書くと卑猥だと思われかねないけれど、当時の雑誌のインタビューで本人が堂々と言っていたしいいかな、と思ったので言及します。当時13歳のナタリー・ポートマンには、まだ初潮が来ていなかったそうです(ちょっと遅めかな。彼女小柄で痩せてたしね)。肉体的に子供と大人のちょうど中間、そのギリギリの時期、その時期にしか出せない危うさを孕んだ色気が自然に滲み出ていて、とても魅力的だった。こんなこと書くとロリコンと思われそうですが、私は女だし、全くそんな性癖はない人間なので勘弁して下さいね(笑)。変な意味は全くなく真面目に、ああ、いいな、羨ましいな、彼女はいい時期をフィルムに閉じ込めたな、と思うのですよ。そういう意味でもとても美しい作品です。ちょっとした奇跡ですよ。10点(2003-12-08 20:19:03)(良:4票)

19.  ダンサー・イン・ザ・ダーク ラース・フォン・トリアーがビョークを使って映画を撮るという時点で、あのラストは完全に予定調和。あの変態監督、神経逆なでする映画ばかりでムカつくんだけど、どうしても観てしまう。才能は物凄くある。列車のシーンのカット割りは素晴らしく、鳥肌が立ってしまった。ラストよりずっといい。監督の実際の言葉。「この映画のどこにも愛はない」。母親の無償の愛を描いた映画だ、というのは解釈違いのようです。 そうですね、あれは母親の無償の愛じゃない。セルマの自己満足の物語です。息子を思うどころか、むしろ息子のいる現実から逃げ、自分の世界に酔い、それに殉死した。そういう意味で、セルマは勝ち逃げをしたのです。幸せな人なのです。少なくとも私はそう思った。だから、私は一般的な解釈にかなり違和感を抱いてしまう。分かりますか、そういう訳で、本当にひどい監督なんですよ、この人は。10点(2003-12-08 20:02:00)(良:4票)

20.  マルホランド・ドライブ この映画(他のリンチ映画もですが)は、その世界観に耽溺し、不可解さに翻弄されるのが醍醐味であり、明解な回答や辻褄合わせを求めるのは野暮で、そもそもそんなもの自体存在しないのだ、と個人的に思い込んでいました。しかし全く論理の破綻のない解釈をすることが可能であることを知り、目からうろこが落ちました。なるほど、辻褄合わせも出来るのか。でも答えなんて別にどうでもいいです。ラストのあの何とも言えない感覚、喪失感と充足感が同時混在する、あの不思議な耽美に酔えただけで、私は超絶大満足。10点(2003-12-01 20:45:00)(良:1票)

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