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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 音楽シーンやカーチェイスシーンは勿論素晴らしい。ただ、一見不必要と思われるシーンや何気ない数字も油断がならない。線路脇の部屋で電車越しに映される主人公。また、滞納している固定資産税の金額もなぜか意味ありげなキリのいい数字。はちゃめちゃな映画に見えながら、いろいろな名画を意識して作られているところが凄いところである。そういうお宝探しが好きな人にとって、この映画は骨の髄までしゃぶりつくせるつくりになっているようだ。10点(2004-04-29 22:39:19)

2.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 かの人がベジタリアンだったいうことをはじめて知った。役者でもある妻がキスをしているのは、夫と、大芝居を演じて女優しているときの教授とだけで、空軍中尉とはキスをさせていないところが絶妙なバランス感覚。思ったのは、監督がドイツ出身のためか、それとも自分がそういう目でみるからか、弁証法的な場面転換が多用されていると感じること。空軍中尉と人妻の会話が煮詰まってきたときに新聞を携えて登場するメイドの、人妻と教授がいい感じになりさあこれからというころで聞こえるドアのノックの音の、タイミングの良さ。うまいなあ、と唸るしかない。また、夫がゲシュタポに追い詰められたが、機転をきかして危機を切り抜ける場面、メンズルームに入る前と出てきた後でベジタリアンの顔が変化しているところなど、映像での説明を最小限に抑えて、観客の頭の中で絵やストーリーを想像させるのが非常に巧み。一応はナチスを揶揄した映画でありながら、同時に、全篇「全くオトコってやつは」「全くオンナってやつは」をとことん追究したとってもいけない映画。私はそこが好きだ。10点(2004-04-19 23:29:30)(良:1票)

3.  ダイ・ハード アクションシーンだけなら「ベン・ハー」の戦車競争や、「駅馬車」の応戦場面の方がはっきりいって一枚上。アクションがウリですが、それだけの映画ではありません。皆さんは、大人になってから、損得抜きで一生涯つきあっていける友達に何人出会ったことがあるでしょうか。正直、私は少ないです。ラストシーンを見るまでもなく、この映画は、そんな友達に偶然出会えたことの素晴らしさが謳われています。だからこそ心に残る名画なんだと、私は思います。10点(2004-03-08 09:35:31)(良:1票)

4.  ラブ・アクチュアリー とにかく悔しい。今日まで日本人として生まれたことを良かったと思ってきたが、この映画だけはイギリス人として観たかった。共同記者会見の場面の「やってくれたぜ、プライム・ミニスター」感などはどうしたってイギリス人のほうが入りこめる場面。というわけでこれは国粋ラブコメ映画(こんな言葉あるのか?)の大傑作。乳首が映ったとかどうとかで大騒ぎしている子供の国とは俺たちは全然格が違うのだよ、とでもいいたげなのがビンビン伝わってきて可笑しい。普通、ラブコメというのは、観る人の境遇を選ぶものが多いが、これについては、今、自分がハッピーであろうとなかろうと、とにかく一人は感情移入できる人物が登場するつくりになっているのがうまい。外国の女に求婚するのは、現地の言葉を習得してからというのも、米国人に対する皮肉になっているような気がした。ビデオになったらじっくりと再見したい。 10点(2004-03-01 17:17:27)《改行有》

5.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 断言するが、これはコメディではない。あえていえばニュース映画。彼はなぜ、6分間ものベタな長演説をぶったのか?笑いの作り手として世界最高峰にあった彼が、あの長演説が観客に野暮ったく聞こえることをわかってなかったはずがない。また彼は、あの演説を披露したところでヒトラーを止められないことも百も承知であった。ではなぜあの6分間のシーンをわざわざ撮ったのか?きっと「練達のコメディアンがコメディアンの文法を使わず、真面目なことを正面玄関から言わなければならないようになったときは、事態は取り返しのつかない深刻な段階まで進んでしまっている」ということをニュース映像として後世に残しておきたかったのだと思う。すなわち、練達のコメディアンがコメディアンらしく振舞える段階はまだ望みがあるが、そうできなくなってしまったときは、悲劇的な結末が待っているだけ、ということがこの映画のメッセージなのだ。今、日本のコメディアンは、まだまだ充分コメディアンしていられるように私には感じられる。ただ、彼らが、チャップリンほどの「練達な」コメディアンかどうかについてはあまり自信がもてない。そこが怖いところではある。10点(2004-02-21 00:35:11)(良:3票)

6.  ミスタア・ロバーツ 今日ケーブルで恐らくはじめてみ観たがこんなに心の底から笑った映画は久しぶり。ヘンリー・フォンダ、ジャック・レモンが共演の、爆笑人情噺の大傑作。物語は第二次世界大戦のドイツが降伏する前後、戦場とは最も遠い、トイレットペーパーと練り歯磨きを安全な太平洋の戦場に送り届ける退屈な仕事に従事する、「バケツ」という渾名のついた輸送艦「リラクタント号」の中で展開する。戦闘シーンは全くなし。私は冒頭のリラクタント号という船名で噴き出してしまってこの作品に大いに期待を持って観ていたが、最後までその期待は裏切られなかった。なんといっても脚本が素晴らしすぎる。落語が好きな人なら間違いなくハマる。座布団10枚でも足りない。20枚、それも錦の座布団を差し上げたい。男とはどういうものか映画を通じて手がかりを得たいと思っている女の人には強くオススメです。もし私が邦題をつけるなら「アラン・ドロンがいっぱい」でキマリ。 10点(2004-02-09 10:20:22)(良:1票) 《改行有》

7.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 今日はじめて観た。いろいろと思い出してしまってまとまらないので得点のみ。(以下2004/2/7追記)攻撃材料を与えることになるので奥さんには絶対に見せないほうがいい。なにしろこのストーリー、使用人を雇えるくらい裕福な男の妻になっていれば、自分は姑の面倒を全くみなくてもうまいこと回っていくという、この国のほとんどの嫁が憧れを抱く、まさに夢のような物語なのだから。10点(2004-02-05 22:30:53)(笑:1票)

8.  十二人の怒れる男(1957)  4番陪審員がヘンリー・フォンダに問われて、たった四日前に夫婦で見た映画の共演者をよく思い出せなかったシーンがあり、「なにしろ低予算の三流映画でね」と言い訳をいわせている。この科白が台本にあることが当時出演者の気持ちを大いに引き締めたのではと想像する。自分がほれ込んだ作品だからヘンリー・フォンダの気合がはいるのは当然だが、あとの11人の役者陣が「たとえ低予算でも、たとえフォンダ以外は名前を覚えられなくても、三流ではない、一流映画を作ってみせる」と揃って奮起し、渾身の演技をみせたからこそ、秀逸な脚本、カメラワークとも相俟って、四日どころか、何年にもわたって記憶に刻み込まれる名作が生まれたのだと考えたい。若いころとは違って、今の私が一番感情移入するのは、理不尽に突っ張っていて最後の最後でNot guiltyと叫んだ3番陪審員。だって男って、たとえ自分が間違っていると内心わかっていても、面子をつぶされたと感じる形で自分の意見を180度変えるのは徹底的に嫌いな生き物だもの。それをさせられた辛さがよく出ていた。だからこそ帰り際にそれをやらせてしまったと自覚していたヘンリー・フォンダが3番陪審員に上着を着せてやり、いたわりを示すところがグッと来る。女の人にはわからない世界かもしれない。10点(2004-01-27 16:06:40)(良:3票)

9.  シカゴ(2002) 精神年齢十八歳未満お断り映画。「スティング」もそうだが、けっしてPTAが推薦しないであろうストーリーはやっぱり面白い。私としては、まだ始まったばかりだが今世紀のミュージカル映画のベストはこれで決まりと思っている。もし私が名画座の経営者だったなら、これと「十二人の怒れる男」の二本立てを企画 しただろう。10点(2004-01-26 09:15:39)(笑:1票) 《改行有》

10.  スティング 《ネタバレ》 困った。満点のつもりが書く前に観なおしたがために、詐欺師側が女の刺客を一人あやめてしまっていることに気づいてしまった。頭を使って金銭だけを巻き上げるからこそ、詐欺は傷害や殺人などとは一線を画しているはずで、これはあきらかに減点要因。ただこの映画大好きだったのでどうしても減点するに忍びない。悩んだあげく、刺客が食らったのは麻酔弾かなにかできっと死んでいないのだろうという解釈を無理矢理ヒネリ出すことに。映画に騙されただけではなく、自分の気持ちも騙さなければいけないことになったとは情けないが、とにもかくにもそういうわけで満点を維持。宿酔からの復活法も学べる実用映画でもあった。10点(2004-01-23 17:11:43)(笑:4票)

11.  ブレイブハート ラグビー観戦好きとして合戦シーンにハマってしまった。横一線のディフェンスラインを攻撃側が破って裏に出られるかどうかを競技場の中央席上段から高みの見物をするのがラグビー観戦の醍醐味のひとつだが、騎馬隊に相対するシーンはそれにそっくりで思わず力がはいった。こういう歴史があったのかと思うと、イングランド対スコットランド、イングランド対アイルランドのラグビーの試合を観るのがますます楽しみになる。映画でもそうだが、ラグビーもだいたいイングランドが強く敵役で、弱いほうのスコットランド、アイルランドを応援するというのが私の作法。対決物は敵役の悪辣さが際立っていると面白くなるものだが、この作品ではエドワード1世の権謀術数に長けた悪役ぶりが光った。皇太子妃の役柄は、史実上もどうしようもなく暗愚と伝えられているエドワード2世を利用したうまい創作だったと思う。10点(2004-01-23 09:18:42)

12.  噂の二人 《ネタバレ》 ウィリアム・ワイラー、オードリー・ヘップバーンの組み合わせというと誰もが「ローマの休日」を思い浮かべるが、シャーリー・マクレーンとの共演でこんな佳品があったなんて、、、。「恐怖の報酬」「必死の逃亡者」など怖い映画はいくらもあるが、これは違った意味で物凄く怖い映画。中盤からずっと画面に釘付けだった。テレビのゴールデンタイム向きではないのもよくわかる。しかしネタバレにならないように説明するのが難しい。あえていうなら車の運転と同じで老人とこどもには気をつけろってことだし、また、村八分ものっていうことなんだけど、拙劣な喩えで恐縮至極。ただ、この邦題は天才的だと断言できる。 (以下、ネタバレ追記(2004/1/28))悲劇は、老人がこどものいうことを鵜呑みにはせず、確認行動をとって自身が間違いないと確信した情報を流したため、寄宿生の親コミュニティがそれを目利きの情報として無批判に受け入れてしまって集団行動したことから起こる。インターネットの大衆化によって、われわれ普通の人々が、無数のコミュニティの一員となり、あるときは目利きの発信 する情報にもとづいて行動し、またあるときは自分自身が情報発信して目利きに成りえること、すなわち裏を返せば誰もが風評被害の加害者たりえることは本レビューサイトを楽しむ皆さんなら納得していただけることと思うが、それがごく当たり前になった今こそ、この古典映画は断然輝きを増してきたと考える。情報の送り手の人も、情報の受け手に回るのが多い人もともに観てほし い映画。けっして色物映画ではない。10点(2004-01-16 10:12:49)(良:1票) 《改行有》

13.  シャレード(1963) 主人公の夫はどんな男なの?その夫の葬式に来た不気味な男たちは何者なの?もうひとりの主人公は敵なの?味方なの?大金はどこに消えたの?あのスーツを着て舟遊びに出かけたの?二人とも水鉄砲で顔に水をかけられたままなぜよけようとしないの?など最初から最後まで矢継ぎばやに謎が生まれてくる展開で観る者をまったく飽きさせない。なかでも誰もいない劇場の扉にどうして鍵がかかっていなかったのかは最大の謎でいまだにわからないでいる。10点(2004-01-14 08:32:41)(笑:1票)

14.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 やりやがったぜベイビー!銀行の副頭取なぞにしておいたのが勿体ないくらいのデキる男の物語。デュマの古典を蔵書に加えるシーンがいいスパイスだった。私が所長なら定期的にお部屋替えをすると思うが、しなかったからこそこの話が成立した。マヌケな所長に乾杯、もとい、献杯。 (以下追記)一日おいて冷静に振り返るとうまく騙されたかなという気がしている。隣室に気付かれないよう物音を立てずに事の準備を進めるのは無理というのが今の私の結論。誰もが主人公自殺?と思った場面から見事に急展開して、観客にそこまで考えさせずにエンディングまでもっていった作り手側が一枚上手だったのだろう。(以下(笑)評価をいただいた後の2004/2/1にさらに追記)この映画をひとことであらわすフレーズを思いつきました。「鶴の恩返し」ならぬ「一匹狼の恩返し」。自分で自分を褒めてやりたいです。(2004/2/13ネタバレ追記)レビュー数が800本を越えた時点で、まだ誰も「復讐」という言葉をレビューに用いていないのは信じがたい。これはデュマの古典「巌窟王」のパスティーシュで裏切りに対する復讐劇。主人公が自分を裏切った「法制度」に対し見事に「完全犯罪」という手段で復讐を果たした話だから爽快感があるのであって、自由とか希望とかは二次的になものにすぎないというのが私の解釈なのだか、、、。(2004/5/20追記)最近、ひょっとするとこれはゲイ・ムービーなのではないかと思っている。そういう目で見ると、そのように見えてしまうから不思議である。 10点(2003-12-25 11:48:03)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

15.  旅情(1955) 「世界三大イタリア旅行に行きたくなる映画」のひとつ。水の都がとても美しい。若さも財産もなく美男でもない既婚者で、女性を口説く必要がある人にとっては必見の映画。骨董屋の主人がなにゆえ真夏のベニスで毎日スーツ姿でキメているのかが少し不自然ではと突っ込みをいれたくはなるが、男が女性を見るときにどこを見ているかの描写はきわめて自然かつ正確でちょっと恥ずかしくもなる。玄関があってすぐに履物を脱ぐ日本と違い、西洋人が靴を脱ぐのはどんなときだかを考えながら花火見物をするといい。くちなしの花の使い方もうまかったが、ジェーンが映写機を手にしなくなったのはいつからかとか、冒頭に水路上の信号機を見せておいて、最後の鉄道シーンの信号機につなげるところとか、小道具の使い方にも冴えがみられる。蒸気機関車を知らない世代の人にも観てほしい。英語が聴けるひとにとっては字幕では訳されないがフランスをやっつけているセリフがときおりあって楽しい。10点(2003-12-24 15:45:24)(良:2票)

16.  お熱いのがお好き  サゲがピタッときまる西洋が生んだ落とし噺の傑作。結構な 数の人間が撃ち殺されるシーンが2度もあるのにそれが全然気 にならずに笑って楽しめてしまうのは脚本の妙と、映像が白黒 なのと、撮り方がうまいからとしかいいようがない。寝台列車 がこの世に存在する限り名画の地位を保つだろう。 10点(2003-12-16 11:41:08)《改行有》

17.  アパートの鍵貸します  これは落語に通じる。笑って泣かせる最高の人情噺。今まで何度も観たが飽きない。この先も繰り返し観るだろう。10点(2003-12-10 22:37:59)

18.  ロッキー  この映画が封切られるまでボクシングといえばあしたのジョーだった。ジョーの所属するジムもしょぼかったが、それでも練習のときはサンドバッグを使っていた。それなのにこの主人公ときたら、、、。中学のときの封切りで観てアメリカンドリームとは何かを感じることができた作品。そのときの興奮を思い出すとやっぱりこれは満点です。 10点(2003-12-10 22:17:13)《改行有》

19.  ラスト サムライ  参った。圧倒された。154分を全然感じさせない。涙がとまらなくてどうしようもなかった。終わったあと正気に戻るまで、かなりの時間とギネスをハーフパイント必要とした。死にゆく者と、残される者の別離のシーンを最小限にとどめたのが光る。(以下追記)時代劇がまだ人気があるため日本の役者のほとんどが馬を乗りこなせるのは重要な無形文化。この騎馬隊の数々の迫力あるシーンはあまたの西部劇の名場面を超えハリウッドがつくった最高峰だと思う。10点(2003-12-08 14:32:24)(良:2票)

20.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 20世紀最後の年に作られたクリスマスムービー。いつもは車で帰る主人公が、たまたま歩いて帰ったために、生死の境をさまようような体験をし、その体験で縁ができた黒人があたかも奇妙な能力を持っているように思わせる語り口が秀逸。本当は一人のビジネスマンがイブの夜に夢を見ていただけなのに、この語り口があることで観客は自分が観ているシーンが、偶然出会ったその黒人が引き起こした不思議な現実のように思って見入ってしまう。おまけに、ビデオで自分の過去を回想するというダメ押しがあるので、すっかり夢であることを忘れさせる作りになっているのがうまい。さらに、慣れ親しんだ生活をいっぺんに変えてしまうような思い切った決断ができるのは実は女で、男は今までの生活を一変させるような決断をなかなかできない動物であるという、男と女の本質的な違いを捉えきった脚本なので、ファンタジーでありながら、圧倒的な現実感、というか、身につまされ感がある(女の主人公は、夢の中で一度、現実のラストでもう一度、思い切った決断をしている、対して、男のほうは、終始慣れ親しんできた生活への未練が決断の基礎となっている)。最後のコーヒーを飲みながらの語り合いのサイレントシーンは、作品中では全く見せなかった現実の二人の13年間の別々の人生に思いを馳せさせ、余韻が深い。(2005/12/18追記)天使が誰かについて一晩考えたが、イブの夜の誘いを実家に帰ると断った女以外にはありえないと私は思う。ほとんどすべての出来事は、彼女がくれた時間に起っている。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-17 09:10:16)(良:1票)

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