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1.  長ぐつをはいたネコ(2011) CUTE![映画館(吹替)] 7点(2013-12-31 06:47:25)

2.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 ジーン・ハックマンが引退して10年近くになります。 レックス・ルーサーやスコット牧師も好きですが、代表作はやっぱりコレかな、刑事ポパイ。 仕事熱心なあまり時々無茶をやらかすポパイは、家ではデレッと寝ててもいざ仕事となると帽子・スカーフ・コートのアンサンブルがキマってたり。 相棒はロイ・シャイダー、主役じゃないのでチョロチョロしてる印象でも、組織の車からなかなか発見できないブツを見つけられたのは、ポパイだけではできなかった勘のよさ。 有名な高架下のカーチェイスとならんで緊迫するのは電車のプラットホームでの攻防、ギリギリのところでまんまと逃げおおすシャルニエ(フェルナンド・レイ)に屈辱的な「ニギニギ」を食らわされるポパイの憤懣やるかたない表情がリアル。 親玉をとり逃がしてしまうラストの意外性と虚脱感が独特ですが、続編が作られる余地ともなったよう。 70年代初めの大都市ニューヨークで、ポパイがそこから浮いてしまわずに、その一部となって動きまわるのがいい感じで、「ダーティハリー」より好みです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-31 06:46:06)

3.  サイン 《ネタバレ》 シャマランは「アンブレイカブル」は「?」でしたが、これはそんなに悪いとは思えず。 ミステリー・サークルが題材としか知らずに見ましたが、子供を残して妻に先立たれたヘス牧師(メル・ギブソン)の途方にくれた様子が中学の時の父に重なり、母親を欠いて均衡を失った家庭の重苦しさというのはよく出ていたし、意識的にスケールを小さくして異常事態への対処が一家族の結束をよびさます作りが変わっていそう。 油断させておいてのエイリアンの出し方や、造形よりも聞いたことのないような不気味な効果音もきいてます。 妹アビゲイル・ブレスリンはまだ6才と小さいながら「お水」の演技は鋭敏な感覚を持つ少女らしく、「グラディエーター」後のホアキン・フェニックスは剣をバットに持ちかえて。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-31 06:45:12)

4.  マイ・フェア・レディ オードリーの作品として「ローマの休日」とは役柄も結末も真逆なのがいいのか、バーナード・ショーの「ピグマリオン」の結末を変えたことで、ハッピーで後味のいい作品。 舞台版のジュリー・アンドリュースからオードリーに代わったことで、彼女の歌が吹替えなのが常にいわれてしまうけれど、そのぶんマーニ・ニクソンの素晴らしい歌声が聴けるわけですから。 アスコットと舞踏会の2度の変身の華やかさは彼女でないとというところがあり、20年後にグラナダ・ホームズとなる若きジェレミー・ブレット(フレディ)が見られるのも楽しい部分。 階級(クラス)を描きながらどちらを持ち上げるでもなく、ヒギンズ教授は相手の身分に関わらず「SIT DOWN」を使いますが、日本語では反映されにくいのが残念。 ヒギンズが意地っぱりなだけに、「ビクターの犬」よろしく蓄音機に残された声に耳を傾ける姿にはしんみりとしてしまいます。 歌われるのも粒ぞろいの名曲ばかり、一番好きなのはイライザの父親ドゥーリトル(スタンリー・ホロウェイ)の「時間通りに教会へ」。 「運がよけりゃ」では素寒貧でも自由を謳歌していた彼が、思わぬ遺産にからめとられてしまう自分を笑ってみせる結婚前夜のバチェラー・パーティが、明るくもほろ苦い味わい。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-31 06:40:03)

5.  エバー・アフター シンデレラってペロー童話以外にもあり、エリナー・ファージョンの「ガラスのくつ」のように独自の味つけがされた作品。 ドリューは茶髪にしていてシュワ似?の王子さま、テンポもスローでシンデレラなのに魔法使いは出さず実話としての作りでも、舞踏会のドレスは羽つきで妖精のような灰かぶり姫にフェアリー・テイルらしさが。 アンジェリカ・ヒューストンの意地悪継母ぶりが堂に入っていて、彼女のためにこしらえたのかシンミリする場面もあり、継姉のうち一人はいい子なのもうれしい配慮。 「ロック・ユー!」にチョーサーがいたように、これにはレオナルド・ダ・ヴィンチが登場し、冒頭のダニエルの肖像画は彼の「ほつれ髪の女性」(1508)をアレンジしたもの、時代はこの頃ということでしょうね。 最初と最後ではジャンヌ・モローがグリム兄弟に貫禄を示し、西洋はおとぎ話と地続きなのが感じられます。 少し地味だけど好きな人がいるのがわかる HAPPILY EVER AFTER。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-18 18:30:04)(良:1票)

6.  ブロンコ・ビリー GOOD![CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-07 09:10:15)

7.  シックス・センス 《ネタバレ》 人間の「思いこみ」を最大限に利用した映画なのでは。 自分をふくめて観客の多くはマルコム(ブルース・ウィリス)がバスには乗っていても車は運転していないことに、人と向かい合っていても会話はしていないのに気づかない。(唯一の例外はサイキック少年) 最低限の条件を提示されていて、「何か変」と思いつつ、そちらの方へは思い至らせない誘導がうまいのと、あと俳優の魅力。 ブルース・ウィリスはアクション・スター以外の慎重さを見せ、オリヴィア・ウィリアムズが視点の定まらない美しい妻。(指輪が落ちる場面は奈落へ落ちるような衝撃と哀しさがあります) ハーレイ・ジョエル・オスメント君もよかったし、母親のトニ・コレットがまた上手。 彼女のオスカーノミネートがこれ一つだけなのは少なすぎじゃないか!とは思いますが、トニの涙はアカデミー会員の方々もお気に召したよう。[映画館(字幕)] 8点(2013-10-06 07:05:17)

8.  塔の上のラプンツェル 童話のラプンツェルというと、金色のゆたかな長ーい髪を塔からたらすイメージ。 「メリダとおそろしの森」もそうですが、最近のCGアニメの髪のテクスチャーは精緻をきわめ、キューティクルまで見えそう。 このアニメでは彼女のふだんの生活ではそのヘアがお荷物でしかないように見せていて、だから最後の大胆なアレンジがあざやか! おなじみの童話でもアイディア次第で斬新な作品になることを証明。(ひとふさ切れたのが×色なのがヒントでしたね) 王子さまともイロイロあって、出会ってすぐにメデタシメデタシなのは遠い昔。 夜の湖が光のページェントとなる場面が幻想的な美しさで、作品のハイライト。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-03 07:00:03)

9.  ザ・セル 最初に見たターセム作品。 皮肉にも第1作が一番メジャーそうで、「マトリックス」+「羊たちの沈黙」といわれたりもしたけれど、猟奇サスペンスの形態をとりながら人間の脳内映像のイメージの豊かさで見せてしまう映画で、最初の二作は二面性あり。 広大な砂丘を白い衣装のジェニファー・ロペスが小さな点のように歩む冒頭から圧巻、砂漠は何もないのに美しい。 水際の広角度のカメラワークは、ジュネが「アメリ」で踏襲していましたが、映像派と呼ばれる方々はおたがい意識しあい影響しあっていそう。 猟奇色の強い前半はオゾイですが、後半はFBIのヴィンス・ヴォーンも活躍するし見応えあり。 1作目から重要な要素となっていた衣装の石岡瑛子さんを欠いての新作「セルフレス」はどうなるのか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-02 07:09:30)

10.  落下の王国 映画監督だけが仕事なわけではないアーティスト、ターセム・シンの作品数は少なく、1本1本が貴重。 近作「インモータルズ」が影と闇に支配されていたのとは対照的に、この映画の空想部分は光と色に溢れ、世界遺産めぐりの旅でもあり、至福のひととき。 遺跡を舞台としイメージや舞踊をとりいれることで、それ自体も新たな生命を帯びてくるよう。 一方現実の方はかなりシビア。 たびたびスタントのことにも言及したのは、縁の下の力持ちの彼らが映画を支えているのに思いをはせてほしいからなのですが、負傷のスタントマンにスポットをあてるなぞ嬉しくもあまりない趣向。 ラストは「ニュー・シネマ・パラダイス」より好きかもしれず、無謀より果敢という言葉がふさわしい、表舞台に出ることはないはかない英雄たちの勇姿の数々。 彼らの代表であるロイと少女アレクサンドリアの繋がりが、夢のような映画を夢で終わらせておらず、「落(堕)ちる」ことの痛みとそれへの抵抗が、美しい映像に縫いこまれていたように思います。 力強さより浮遊感のある作風も特徴か。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-01 11:43:23)(良:1票)

11.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 今となってはなつかしのライミズ・スパイディ。 1作目だけワイドサイズでないのもB級感があっていいかも。 トビー・マグワイアの強い眼差しがヒーローにはまり、人生訓をたれるベンおじさんがあーなっちゃうとか、職場が新聞社とかスーパーマンに似たトコもあるヒーロー。 ビルの谷間の飛翔は、街をすべてデータ化する新世紀のVFXがあってこその勇姿。 キルスティンのMJはマッカな髪にチャイナドレスがインパクト、スクリーミングがフェイ・レイばりに豪快なヒロイン。 グリーン・ゴブリンのチープさはほほえましく、ウィレム・デフォーからジェームズ・フランコにスパイディへの憎悪が引きつがれるもよし。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-26 07:40:06)(良:1票)

12.  ブリジット・ジョーンズの日記 「高慢と偏見」のダーシーが役名・役柄・役者もそのまんま登場するB.J.ダイアリーの要所というと、フロイライン・ブリギッテのキャラとなるはずだけど・・・努力は苦手なドジッ子で、特に美点も欠点も見出せず、思い入れするでも嫌うでもなく、ただ彼女のデカパンを眺むるのみ。 コリンとヒューのファイトは、「アナ・カン」VS「モーリス」でもあるか。[映画館(字幕)] 5点(2013-09-24 06:30:03)

13.  恋とニュースのつくり方 なんか「プラダを着た悪魔」に似てるな~と思ったら、脚本家が同じなのね。 あそこまでインパクトはないもののソコソコ楽しめる。 レイチェル・マクアダムスは「消されたヘッドライン」につづいてのマスメディア映画、冷静なアシスタントだったあちらと対照的なチャキチャキの女性プロデューサーは、「プラダ」と同じく恋より仕事。 この夏で70才のハリソン・フォードとダイアン・キートンは初共演? 熟年スター・コンビの2人は余裕で演じてるもようで、ハリソンにとってはひさびさの「ワーキング・ガール」もの。 変わり者・皮肉屋のかつて名物キャスターは、なかなか思い通りにはなってくれないのだけど、「あの子のために」と一肌脱ぐのがカワイイところ。 お天気おじさんはムードメーカー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-22 14:29:59)

14.  お買いもの中毒な私! 《ネタバレ》 アイラ・フィッシャーは「ラブ・ダイアリーズ」の方が好きだけど、こっちの方が有名ですよね。 依存症になるほど買い物好き(ショッパホリック)な園芸ライターのレベッカが経済ライターに転身、本名を使いたくなくてつけたペンネームが「緑のスカーフの女の子」。 赤でも黒でもなくグリーンなのが誰にも親しみやすいイメージで、違う分野の人が書くと目のつけどころがちがって新鮮というのはありそう。 お仕事女子モノに恋と友情もからめて、(女性の消費は経済を活性化するものとはいえ)ためこみ型マテリアル・ガールの七転八倒をフィッシャーはハイテンションに演じてましたが、小柄な彼女が着飾ってるとちょっとゴテゴテに見え(メイン・ヴィジュアルではレベッカの身長ひきのばしてある?)、「ダイアリーズ」のイメージがあってね。 デルモ体型の人がやった方がよかったんじゃないかと。 いい俳優さんがいっぱい出てるのは楽しく、ラスト「買いたい病」を克服する彼女に拍手をおくるのが、ILMによるウィンドウのマネキンなのがファンタジックな演出。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-22 14:25:02)

15.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 4年ぶりのSTは、熱血暴力感動SF。 カーク(クリス・パイン)がメインコアに行った時点で「もしかして…」と思ったのだけど、「スター・トレック2/カーンの逆襲」(82)の名シーンを再現。 テレビで見た時に泣けたというスリコミがあるせいか、条件反射のように涙が落ちてしまい「あ、泣いてる?」 ガラスをへだててふれあう彼らの手!(っていまどき陳腐かもしんないけどイイんだ…) 「新スター・トレック」(ネクスト・ゼネレーション)が好きでも、このファースト・ゼネレーションの強みは彼らの関係が実質フィフティフィフティだからなのを再認識。 TNGのピカードとデータの関わりはあくまで上官と部下のそれなので。 カークとの対立で一時クルーを離れる機関主任スコッティは、サイモン・ペッグがフルに活躍できるシチュエーションだったし、「ロボコップ」のピーター・ウェラーがマーカス提督として久々にSF映画に登場、そしてなんといっても話題性もある「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチによる、ハリソンことカーンのブラックホールのような存在感。(知力だけでなく腕力もあり暴力的なので、シャーロックよりコワイ) 私欲というよりあるものに執着する点では「マン・オブ・スティール」のゾッドにも通じるキャラクター、スポック(ザカリー・クイント)とのファイトは両者アクマ系のルックスなのもあって異様な迫力。 スター・フリートの軍隊色やILMの洗練されたVFXが内部のチープさにマッチしないなど気になる部分はあっても、カークの足蹴りやスポックの鉄拳が「テクノロジーよりマンパワー」を強調してそな、近頃なさそなホットムービー☆[映画館(字幕)] 7点(2013-09-17 18:00:01)(良:1票)

16.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 7年ぶりのスーパーマン。 監督は「300」のザック・スナイダーですが、プロデューサーはクリストファー・ノーラン、「バットマン」のようにダークでシリアス傾向の新版は、旧作へのオマージュが顕著だったシンガーの「リターンズ」(6点)を帳消しにし、ストーリー・設定にオリジナリティがあるのがいいところ。 「トリスタンとイゾルデ」のメロートがスーパーマンになるとは意外だったけれど、英国のヘンリー・カヴィルも30才になり、クラークことカル=エル。 「インモータルズ」のように神話的な主人公を演じ、ダークカラーのスーツで俊敏に飛び、最後ちょっとだけメガネのクラークにもなってくれる。 クリプトン関連のデザインは「デューン/砂の惑星」のように有機的で暗黒系、ジョー=エル(ラッセル・クロウ)とゾッド将軍(マイケル・シャノン)の確執をひきたて、共に信念をもつ彼ら。 ローレンス・フィッシュバーンが初の黒人のペリー・ホワイト編集長のデイリー・プラネットの扱いが小さいのは、新聞がもうメディアの主役ではないからかもしれず、先月ワシントン・ポストが売却されたりもしてますが、ココはなくなってほしくないもの。 エイミー・アダムスは自分には4人目のロイス、「リターンズ」のケイト・ボスワースよりらしいキャラに思え、髪がブルネットでないのは全体のトーンが暗い中で明るくするため?(彼女にニコンを持たせることで、カメラマンのジミー・オルセンは登場しないのを示唆) 終盤のメトロポリス崩壊は「9.11は遠くなりにけり」の象徴ともとれ。 クリプトン、メトロポリス同様スモールヴィルも重要な場所なのは変わらず、養父ジョナサン(ケヴィン・コスナー)が戒めに身をもって殉じる死に様は切なく、老けメイクのダイアン・レインはやさしき母。 全編を覆う殺伐とした空気には「もっとファンタスティックなら」と思いつつ、時間を感じさせない映画。 30年前は旧シリーズの映画を見ていて、20年前はテレビの「ロイス&クラーク」、そして今また彼らの新たな物語が始まったのはうれしく思います。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-17 06:00:04)

17.  プロメテウス 《ネタバレ》 リドリー・スコットの30年ぶりのSF映画(しかも「エイリアン0」)。 どうかなぁ。 エイリアンと人類の起源を一本にというのは、贅沢とも欲ばりともとれる企画。 「エイリアン」がB級SFを映像と演出によって傑作に仕立てあげた作品なのを考えると、この壮大な逸話はいかにも後づけの感。 「2001年 宇宙の旅」もお好き(映像センスはあっても、キューブリックのような異才・鬼才とはちがってよくも悪くもノーマルな人だと思うので、ちょっとムリしてる感がなくもない)なので、あまり情報は入れずにミステリアスにしたいのだとは察しつつ、キャラクターの行動原理が不可解なのでフラストレーションがたまっても当然。 それに秘密が明かされると、スペース・ジョッキーのように神秘性は失われてしまうものですしね。 「エイリアン」のグロを見せるのは最小限だった編集に比べるとこれでもかってほどグロテスクで、そのあたりのセンスは退行してるのかと。 エレガンスも希薄になったし、(ゴールドスミスのワンフレーズ以外)音楽も普通。 でも鑑賞中は「気持ちわるう! 1回でいいっ」だったのが、再見したくなるような魔力を秘めてるのも事実で、リピーターを生むスコットSFは健在? メインの3人は今年他の映画でも見たキャスト、リプリーに似たキャラのエリザベス(ノオミ・ラパス、一番ドキドキなのは彼女の手術シーン)が、ファースト・チョイスのシャーリーズ・セロン(ヴィッカーズ)だったらまた全然ちがったはず、デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)は、彼が見ている「アラビアのロレンス」のオトゥールによく似たアンドロイド、アッシュよりHALに近い。 続編もあるようですが、弟トニーを亡くしたばかりで気落ちしてるだろうとか、一緒にやっていた制作会社スコット・フリーはどうなるのかとか考えると、何年も先になりそうです。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 19:30:06)

18.  若草物語(1994) 《ネタバレ》 「若草物語」の映画化は49年版(8点)が好きですが、94年版の花丸ポイントはローリーがクリスチャン・ベールなこと、ローリー度100%で満足度は高い♪ ウィノナ・ライダーはジョーにはどうかと思うのだけど、キーラ・ナイトレイが「プライドと偏見」でオスカーノミニーになったように彼女もこれでノミネートされていて、女優さんは姉妹物に強いってことかな。 同じく南北戦争が背景にある南部の「風共」の対極にあり、北(東)部のこちらは清貧という感じ。 俳優さんが若いのでみずみずしさがあり、自然描写が多いのはいいいのですが、他の映画化同様、本の1冊目と2冊目に1時間ずつの配分なので、駆け足気味ではあります。 ガブリエル・バーンのベア先生が、ローリーとは対照的なあたたかさ。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 06:00:02)

19.  人生万歳! 《ネタバレ》 ウディ・アレンが70年代に書いた脚本に舞台もニューヨーク、アレンの昔の作品の雰囲気。 厭世的な学者くずれのボリスはアレンの分身。 言ってることの半分は正しいと思いつつ、カメラ目線でずーっとしゃべってるのは「カンペ見てんのかな?」と思うくらいウルサイけど、それを受けとめてくれる同居人が帰ってこないと心配でだまりこんでしまう可愛さもある人。 南部育ちの若いメロディはそんなボリスを包みこんでうまくいってたのに、お決まりの心変わりにはガックリ。(この時ばかりは、ヘンリー・カヴィルがいい役とは思えなくて、恋盗人) 最後はうまーくまとまってみんな幸せになれたからいいようなものの、ボリスが再婚した女性ってどんな人だったか記憶にない。 映画のチラシをしばらく冷蔵庫にはってあったので、ボリスとメロディは今でも一緒にいるような気がするのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-13 14:00:05)

20.  マスク(1994) コメディはどんなによくできていても軽視されがち(アカデミー賞よりも、「ミュージカル/コメディ部門」を設けているゴールデン・グローブ賞の方が公正なアウォードといえる)だが、その価値はシリアスなドラマに劣らない。 小心でオドオドしたスタンリー・イプキスと、大胆で怖いモノ知らずなマスクを演じわけるジム・キャリー自身が最大の魅力でILMのCGはあくまでサポート、極端な二面性はオプティミスティックなジキルとハイド? マスクへの4回の変身はそれぞれに見せ場があってあきさせず、衣装はジミ(イプキス・刑事)とハデ(マスク・ティナ)が好対照で、全体のカラー・撮影もきれい。 ランディ・エデルマンのノリのいい音楽がダンスシーンを盛りあげ、軽快なテンポが小気味いい。 アカデミー賞もどきシーンでは、二度目のオスカーをもらったサリー・フィールドのスピーチをアレンジ(YOU LIKE(LOVE) ME,YOU REALLY LIKE(LOVE) ME!)していそう。 キャメロン・ディアスはデビュー作とは思えないナチュラルな演技、チャーミングなルックス、素敵なワードローブで、男性の夢の女性のようなヒロイン。 けなげなマイロもリアル・グルミットのような賢犬(ケンケン)ぶりで、刑事コンビや同僚のキャラも悪くない。 特殊能力を手にした人間の行く末は悲惨なものだが、エンターテイメントらしく後味よく仕上げている。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-13 06:00:05)

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