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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 ハッピー・エンディングのはずなのに、何故か悲しげな演出は恋愛の本質をついていて、胸が苦しい。 2人でいるときほど孤独な時間はない。結局この人はいつ離れてもおかしくない、あかの他人であることを思い知らされる。結婚が約束の地でないのはミュージワック夫妻を見るまでもない。想いの強さに正比例して絶望は深くなる。 「物悲しげなセックス」は彼女が彼に本気な証拠でしょ? 全てを忘れてしまったはずなのに、2人は再びめぐり合い、恋に落ちる。 記憶がないからといって、人間の本性が変わるわけじゃない。彼はまた彼女を誤解し迷うだろうし、彼女はまた迷う彼を苦々し思い、彼の見解に傷つくだろう。 わかりあう日なんて本当は来ないのかも。それでもこの2人が幸せになったらいいのに。[DVD(字幕)] 9点(2010-11-07 05:45:50)《改行有》

2.  クローサー(2004) 《ネタバレ》 アンナはダンに惹かれつつも、ラリーと結婚する。ダンはアリスとの関係を続けながら、アンナを想う。ラリーはアンナを手に入れたのに、アリスに触れたくてたまらない。アリスはダンを愛しながらも、ラリーの望みに応えてしまう。 こんな不誠実な人たちのことなんて理解できない。みんな軽すぎよ!うきー!! と言えちゃえばよかったのに。 このしょうがない人たちそれぞれに、自分だって同じじゃないかと思ってしまった。 一目ぼれを繰り返すダンは、独善的な男。 アリスがくれたのは愛だけじゃなかったのに、用が済んだら簡単に捨ててしまう。快楽を求めて嘘を吐くうちに身動きがとれなくなってしまう彼は、4人のうちで一番浅はか。 一見自立した女のアンナ。 実は流されやすく、常に喪失感におびえている。自分に想いを寄せる男なら誰でもいいんじゃないかという気すらさせる彼女は、4人のうちで一番ずるい。 感情的で、ゾッとするほど計算高いラリー。 虚勢を張るのは自信のなさの裏返し。ふてぶてしいほどしたたかなのに、なぜか許せてしまうのは、真実に傷つき涙する彼を見てしまったからかもしれない。 4人のうちで一番弱いのは彼。 すれっからしのアリスは、歳相応に子供っぽい面も持ち合わせている。 4人のうちで一番深い傷を負ったのは彼女。 傷を舐めあうためだけの相手に、アリスはラリーを選ぶ。 何気ない嘘を4年も吐き通すほどダンを愛してたのに、彼にはそれが分からない。 ラリーの求める真実とダンに必要な真実が、別なものだと一瞬でかぎ分ける彼女は本当に優しい。 嘘だって守り通せば真実になる。真実だと思っていたことが足元から崩れ去る。 誰も本当は、自分のことも相手のことも分かっちゃいない。 さすがGG賞受賞のナタリー・ポートマンとクライブ・オーウェンの演技は必見。2人ともちゃんと自分の役どころをつかんでます。 ジュリア・ロバーツは、ある意味体当たり演技だけど、いつもの通り。ジュード・ロウの演技がちょっとくさすぎる感じがしたのは私だけ? おとなのための~というより、おとこのためのラブ・ストーリーでしょうか。 アンナは多分、同じことを繰り返す。 「そこ、一番妥協しちゃだめなとこだし。」って所を妥協してしまったラリーは、これからどうするんだろう?[DVD(字幕)] 8点(2009-10-12 22:37:32)《改行有》

3.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 厳選された台詞と場面。余計なものも足りないものもない、映画として完全です。 「骨にまで達する傷の、出血を止めることはできない」 ◆ヒラリー・スワンクについて マギーという役は、役者にとってかなり面白い役なのではないでしょうか。 もっとひねりを効かせて前に出ることも出来たでしょうに、スワンクは最もシンプルな形でマギーを演じているように思います。 それがマギーのファンタジー性を高めている。 なぜボクシングを始めることになったのか?フランキーがマネージメントするまではどうやって前座試合を取ってきたのか?ボクサー人生の背景がまったく語られないマギー。しかも遅咲きの彼女の圧倒的な強さは、才能とか努力だとかだけでは説明がつかないほどのものです。 画面に一度も登場しないフランキーの娘、ケイティはおそらくマギーと同年代。 マギーは償いを求めるフランキーの前に現れた天使のようにも見えます。 ◆モーガン・フリーマンについて 元カットマンのフランキーと元ボクサーのスクラップ。現在では立場が逆になり、スクラップがフランキーの女房役となっています。マギーに対しても、父親役がフランキーなら、ジムを守り、見てないようでちゃんと見てる母親役がスクラップ。 フランキーの理解者、代弁者として、近作で一番の熱演だと思います。 「俺はトレーナーじゃないが・・・」 往年の名ボクサーでありながら、なぜかトレーナーではなく雑用係としてジムにいるスクラップ。 彼にとってトレーナーとして後続を育てることは、リングを降りることを意味するのかもしれない。 片目を失い、老境に達しつつも、彼はあくまでもボクサー。 ◆クリント・イーストウッドについて 監督イーストウッドが作品をがっちり捕らえているのに対して、役者イーストウッドはまずフリーマン、スワンクありきで、流れのままにフランキーを演じているような気がする。 今までのイーストウッドにはあり得ないくらいエモーショナルな演技。 「どうしたらいいのかわからない」 フランキーは常に、どうしたらいいのかわからない。 教会へ足は運んでも、真剣に祈りをささげることはできない。 実の娘ケイティに宛てた手紙が戻ってきてしまうなら、他のアプローチもあったはず。でもしない。 努力しているふりで、実は全てを先送りにしていたフランキー。マギーに出会うまでは。[映画館(字幕)] 10点(2009-10-11 18:01:42)(良:3票) 《改行有》

4.  ニューヨークの恋人(2001) 《ネタバレ》 暇つぶしに見始めたはずが、すっかり見入っちゃって。 過去からやってきた"運命の人"なんてありえない設定と、結局恋に走ってしまうキャリアウーマンというありがちな展開を許せてしまうほど、恋に落ちる過程が丁寧。(ラブコメはここが重要です)レディ・ファーストが男の自己満足でなかった時代からやってきた彼は、本物の紳士。日々野郎どもの見栄とプライドを満足させるために奔走し、セクハラチックな扱いに耐え、王子様なんていくら若くて金持ちでハンサムでも死体にキスしちゃうような変態ばっかりよ!と諦め切っていた彼女が、ついに出会った白馬に乗った王子様。知的で礼儀正しく、そして何より、あの誠実さ。goodです。…じゃなくって、彼女が恋に落ちるのも納得。 タイムスリップものなのに、時間軸の整合性がとれていないのはテレビ用にぶちぶちに編集されたせいかな。もう少し小道具を上手く使ってもいいんじゃないかという気もしますが、公爵に免じて良しとしましょう。[地上波(吹替)] 7点(2008-10-05 22:02:23)《改行有》

5.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 私、この映画のどこがそんなに優れているのかさっぱり分かりません。 真面目に作ってるのは分かるんですが、所詮は激甘のメロドラマだし。 一分間で一億円って制作費も話題になりましたが、どこにそんなお金かかったんだろう。もしかしてあの水、全部エビアンだったとか? キャメロンって、意外とドラマ志向の高い監督だということだけはわかりました。[DVD(字幕)] 3点(2008-10-05 21:58:58)《改行有》

6.  アルフィー(2004) 《ネタバレ》 「それほど愛し合っていたわけじゃない。でも、いつも一緒だったんだ。」 いまやSirとなったマイケル・ケイン主演で、60年代に公開された『アルフィー』のリメイク作。女性たちの設定はさすがに変化したものの、主人公アルフィーのキャラクターはそのまんま。40年の時を経ても、相変わらず彼は浅はかです。今回アルフィーを演じるのはジュード・ロウ。彼がそんなにいい男かどうかは置いておくとして、『クローサー』のダンといい、こういうガキっぽい役は見事にはまります。 次から次へ、ある女性のある部分だけを求めてしまう彼。安らぎだとかゴージャスさだとか、女性の"アクセサリー"を愛し、欠点を見つけると簡単に捨ててしまう。気持ちは分からなくもないけど、そんなことしていては「赤い糸で結ばれた」女なんて見つからないだろうに。しかも、彼は運命の人が自分を変えてくれると信じている。 自分を変えられるのは自分だけ。いい歳してそんな当たり前のことを知らないなんて、あなた。それはモテてたんじゃなくって弄ばれていたんじゃないの?(ニッキーとの関係は共依存だし、リズにとっては単に若いツバメの一人でしかなかったし。) アルフィーは観客にだけ本心を明かす。 これが結構ひどいこと言っているんだけど、妙に共感できるから余計にたちが悪い。ラストシーン、誰からも見捨てられて、彼は初めて人生について考える。ついでだから一度決めたら、そう簡単に相手を捨ててはいけないことにも気が付いてくれればいいけど。お互いの苦しみを理解し、支えあったマーロンとロネットみたいに。[DVD(字幕)] 4点(2008-10-05 21:51:01)《改行有》

7.  アニー・ホール 《ネタバレ》 「僕を入れるようなクラブには入りたくない」 ↑自己否定の極みのような台詞です。でも、共感してしまえる自分にビックリ。 恋愛中の濃密な時間、すれ違い、仲直り、別れの予感、別れの後に襲ってくるどうしようもない寂しさetc。地味な会話が延々々々続いていくだけなのですが、突然登場人物が観客に話しかけてきたり、会話の本心が字幕で出たり、空想や過去が紛れ込んだりだとか、次に何が起こるか全く読めない演出で楽しませてくれます。(そして同時に生臭さも緩和してくれる。) 誰にでも、忘れられない人がいると思う。特にドラマチックなことがあったわけじゃない。世の中半数は異性だというのに、どうしてこの人じゃなきゃ駄目だったのか?何度思い返してみてもさっぱり分からないけど、私たちはとても"お似合い"だったと思う。未練と言うわけじゃないけれど、思い出すとチクッとくるような想い。10数年ぶりに見たこの映画は、そんな切なさによく似ていました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-05 21:47:03)(良:1票) 《改行有》

8.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 後半の長回しがすごい!とは聞いていたのだけど、前半にも長回しっぽいカットが数箇所。調べてみたら前半は長回しに見えるよう編集されたのだと言うことでしたが、いずれにしろ映像への拘りは一見の価値がある。映画館で見ておくべきでした。 物語はあくまでも主人公セオが知りえる情報だけで進行される。なぜ子供が産まれなくなったのか?ヒューマン・プロジェクトとは何なのか?なぜキーだけが?彼女をヒューマン・プロジェクトに送り届けるのは"正しい"ことなのか?見る人ほとんどが感じるであろう疑問への答えなんて全くなし。情報量が少なすぎ?でも現実ってそんなモノじゃなかろうか。誰が保証してくれるでないのを分かっていながら、信じる道を突き進むしかない。この新しい命は奇跡の始まりなのか、ただ一度の気まぐれなのか。それすら明らかでないのに、その希望にすがるしかない"普通の人"セオ。主人公である彼だけでなく、登場する誰もが不確かな希望のため危険に身を投じる。“死に至る病”とは絶望のことかと思っていましたが、人は希望のためにも死ねるのですね。[DVD(字幕)] 9点(2008-01-07 21:07:53)(良:1票) 《改行有》

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