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性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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1.  未来は今 《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画は、自分にハマる時とそうでない時の差がとても大きくて、この作品は残念ながら後者でした。アクの強さやブラックなユーモアを期待し過ぎていたせいか、普通過ぎて物足りないような印象。ストーリーに魅かれることもなく、現実とファンタジーの部分が水と油のように異質に感じられる等、最後までこの映画の良さを見つけることができませんでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-08-12 09:14:05)

2.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 観終わった直後はまったく意味不明、でも面白くなかったわけでもなく、しばらくして、内容が脳細胞に浸み込み始めたら「こういうことかな?」と、自分なりの解釈が浮かんできました。 新進気鋭の劇作家が映画のシナリオを書くことになったものの、畑が違うと戸惑うことも多くて、なかなかうまくいかないなぁ・・・という現実を軸に、新しい仕事先のハリウッドで見聞きしたこと・出会った人とのエピソード・日々の心境など、「僕のハリウッド滞在日記」をバートン君がリンチ風に脳内変換しちゃった、という映画・・・かな??? ニューヨークまでが現実で、ハリウッドからはすべてバートンのフィルターを通したデフォルメ。普通の人なら「到着したホテルはちょっと古い感じ。あっ、部屋の壁紙の端がめくれかかってるな・・・」で片づけられることも、メンタルにちょっと問題ありそうなバートンにはあのような不気味な光景に映るのかも。映画会社の社長も隣の部屋の肥満体も、実際はもうちょっと一般的な人なのに、彼の心の闇が、負のイメージだけを膨らませちゃったんでしょう。 「ずっと『ハリウッドでの出来事、バートンの心にはこう映った』を見せられてたのか?」と感じたきっかけはラストシーン。あのシーンは、仕事がうまくいかなくて、部屋に貼ってある写真の世界に入り込んだ=現実逃避しやがった、と思えたから。だったら、これまでの数々の不可思議なことも、彼の精神世界によって歪められた映像と解釈してもいいのでは? なんとなくですが、感じの悪い二人組の刑事は実際には存在せず、彼の心の中だけに存在する登場人物のように見えました。したがって、チャーリーが殺人鬼というのもバートンの勝手な思い込み。「せっかく仲良くなれたと思ったのにホテルを離れる? きっと人に言えない事情があるに違いない」という思い込みが暴走した結果、殺人鬼→刑事がやってくるというシーンを生んだのでしょう。ラストの海岸シーンにまで出てくる、生首入りを連想させる箱、これが彼の妄想世界であることの象徴に見えます。 存在しない、といえば、小説家の秘書も? だって、お気に入りの彼女の名前が「オードリー・テイラー」って・・・(^^; これこそ妄想の極みですよね?(笑) 解説サイト等には、聖書や哲学のメタファーだ、第二次世界大戦やハリウッドへの皮肉だ批判だなど、いろんな意見があるようですが、そういう小難しいことにはあまり詳しくないので、いまひとつピンときませんでした。自分が書いた解釈も、とんだ的外れなのかもしれませんが、まぁ「各々が自由な解釈を楽しむための映画」ってことでいいんじゃないかなと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-03 23:40:11)《改行有》

3.  潮風のいたずら 《ネタバレ》 気軽に楽しめるラブコメで、脚本もしっかりしているし、主演俳優の魅力も光っているし、「何かおもしろい映画ある?」と聞かれた時にこれをオススメしておけば、よほどマニアックな映画ファンじゃない限り、まぁ満足してもらえそうな「無難な一本」かなと思います。監督はゲイリー・マーシャル。なるほど、言われてみればこの感じ、「プリティ・ウーマン」系ですね。 わがまま放題の傲慢セレブ・ジョアナと、ボロ家で家事子育てに悪戦苦闘中の主婦・アニー。この両極端な役を、同じ人とは思えなくらい完璧に演じ分けているゴールディ・ホーンってすごい! 尻丸出しのハイレグ水着も、エロよりも笑いにつなげるところはさすが。 最近、敬遠しがちだったアメリカ映画でしたが、たまにはこういう映画もいいですね♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-07-14 00:05:19)《改行有》

4.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 これは笑えました! 「世間のバカ同盟」が引き起こす馬鹿馬鹿しい出来事にさすがのCIAもお手上げ、全身整形の費用を支払って面倒事を終わらせてしまうエンディングが最高でした(笑) 登場人物はみんなバカで、巻き起こす事件はくだらないのに、でもドタバタコメディーじゃないんですよねー。 劇中の人物目線だと、それぞれが必死のハードボイルドな世界、でもそれを俯瞰で見ることで笑いになる。また、コントのようなセリフや大げさな動きで笑いを誘うのではなく、普通のセリフ・動きがおもしろく見えるように演出する。こういうコメディー、とても好きです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-23 00:12:46)《改行有》

5.  ムーンライズ・キングダム 《ネタバレ》 解説に「小さな恋のメロディみたい」「少年少女の冒険劇」などと書いてあったので、かわいい映画かと思って観たのが大失敗。自分の目には、主役の二人が精神科入院レベルの問題児にしか見えず、全体的に陰気なムードが漂い、音楽も何を意図して選曲したのか理解不能で、面白さを見い出すことができませんでした。 「小さな恋のメロディ」は、まさに“小さな恋”という言葉がピッタリで、いま見ても胸がキュンキュンしますが、この2人はまるで昭和枯れすすきのようでした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-05-26 00:26:37)《改行有》

6.  ボーイズ・オン・ザ・サイド 《ネタバレ》 途中までは、いろいろな事情を抱えた三人の女性が、旅を重ねていくうちにお互いを理解していく・・・という、ロードムービーの雛形にキャラクターを当てはめただけのありきたりな映画かと思っていましたが、後半からラストにかけて、人との絆の大切さがしっかりと描かれ、芯のしっかりした見応えのある内容に仕上がっていました。 新しい命の誕生パワーで様々な問題もオールクリアのホリー、そして、ロビンの姿が消えた車椅子。喜びと悲しみ、そのすべてを糧に歌手として再スタートするジェーン。寂しさもあるけれど重苦しくなく、気持ちが前向きになれる、心地いいラストシーンでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-05-10 21:32:18)(良:1票) 《改行有》

7.  30年後の同窓会 《ネタバレ》 かつての海兵隊員は、息子を戦地で亡くした父親、アル中気味のバー店主、敬虔な牧師として、30年ぶりに再会します。 ドクの息子の棺を引き取りに行き、葬儀を終えるまでの話で、彼らの会話から、戦争のあり方、政府や軍の建て前と本音、人の死や命の尊厳などについていろいろと考えさせられますが、ベトナム戦争・イラク戦争が「遠い国の出来事」の自分にとっては、戦争云々より、人としての生き方そのものがこの映画の主軸のように感じました。 30年という歳月は、自身の人生で背負った荷物も投げ出すことなく上手くつきあっていけるように、直面した大きな問題も上手にやり過ごせるように、人を成長させてくれるんですね。 重くなりがちなテーマを、苦味の利いた笑いや心優しいウソなどを交えながら上手く中和させることで、肩肘張らずに鑑賞できました。 それにしても、こんなピント外れの邦題をつけるなんて・・・犯罪行為に匹敵する愚行ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-18 13:16:07)《改行有》

8.  白と黒のナイフ 《ネタバレ》 この映画の見どころは、真犯人が誰かではなく、ラストシーンの女性の感情。それまでの法廷シーン等は、いわば前フリ。でも法廷劇としての展開があまりにも上出来過ぎて、途中まではどうしても法廷モノ・推理モノの視点で観てしまい、そのせいで弁護士と依頼人の恋愛模様が余計なものに思えます。最後、正当防衛ではなく、愛に対する裏切りで引き金を引くという、女性の悲しさ・憎悪を描いたラストシーンなのに「“犯人はやっぱりこの人だった”だけの映画」に見えてしまうのがもったいないですね。 この映画、ずいぶん昔に観た覚えがあり、「二転三転するおもしろい法廷サスペンス」という記憶が残っていましたが、ひさしぶりに観たら、ラストシーンの意味や制作者の意図が、今ようやく理解できたように思えました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-11 11:41:34)《改行有》

9.  悪いことしましョ!(2000) 《ネタバレ》 悪魔に魂を売り渡すことで7つの願い事がかなう。世にも不思議な物語とか笑ゥせぇるすまんに出てきそうな話で、展開はだいたい想像がつきます。興味は、ラストをどのようにまとめるかだけでしたが、無難にハッピーエンドでめでたしめでたし・・・。 これといった見どころも特にありませんでしたが、面白くないこともないし、気軽に観られるので、ヒマつぶしとか重い映画を観た後の気分転換にはちょうどいい映画だと思います。 その程度の映画でしたが、観てよかったことがひとつだけ・・・。 この悪魔が相手ではどんな願い事もロクでもない結末に・・・そして願い事はあとひとつ・・・もし自分だったら何を願うか。「“世界が平和で、人々が思いやりの心を忘れませんように”かな?」 欲のかたまりのような自分が、マザーテレサのような願いを思い浮かべるとは・・・自分もまんざら捨てたもんじゃないなーと気付かせてくれました(笑) 最後の最後に何を願うか。そこで自分の本質を知ることができる(かも?)、そういう意味で一度観ることをオススメします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-19 19:49:27)《改行有》

10.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 主役の二人、いろいろあってラストシーン。曲の歌詞が画面に流れると、自分の若い頃の情熱を思い出し、懐かしいような、うらやましいような気分。もう若いとはいえない世代も「青春、もう一回やりたい!」と思ったのでは?(笑) ラストシーンの曲も、二人の未来を応援するイメージソングと思っていて、それはそれで感動したのですが、あれ? それだけじゃないかも・・・と思って見直しました。 やっぱりこの曲の歌詞、兄貴から2人に向けたメッセージですよね。たぶん、ボートに乗る直前に彼が弟に渡した歌詞、それがこのラストの曲なのだと思います。 ドイツに行く夢が破れ、くすぶっていた彼の人生・・・。でも弟とラフィーナに夢を託すことができ、心から「やった!」と喜ぶ兄貴。最後の曲が彼の歌詞だと思うと、ラストの荒海のシーンも、兄貴の目線で二人を見守っている気分になり、彼が「オレは前に進めなかったけど、オマエらはがんばれよ!」と言ってるようで、涙が止まりませんでした。 兄貴が弟に「いつか曲をつけてくれ」と歌詞を渡す。その後、海を渡るシーンでその歌詞が曲として流れている・・・ということは、2人はロンドンに渡って成功したことを示唆しているのかなと思いました。 その解釈が合っているかどうかは別にして、ラストの曲の歌詞「行こう 間違ってても 明日には正しくなる」、このフレーズ、座右の銘にしようと思います(笑) とにかく、音楽のセンスがバツグン♪ 音楽の力で映画をグイグイと引っ張っていくのがとても心地良く、音楽とシナリオと映像とがしっかりリンクしていて、「音楽映画」の代名詞といえる作品だと思います。エンドロールに入ってくるちょっとしたセリフも、映画を引き締めるスパイスのように効いていましたね。 『はじまりのうた』同様、こういうストーリーに対して必ず「現実はどうのこうの・・・」とくだらないセリフを吐く大人がいます。でもこの監督の映画は「だからどうした!」と言ってのけるだけのパワーを与えてくれますね。見た後にスカッといい気分になれるのが、この監督の作品の大きな魅力だと思います。[CS・衛星(字幕)] 10点(2020-10-02 22:16:09)《改行有》

11.  告発のとき 《ネタバレ》 とにかく、脚本・構成が素晴らしいですね。マイクの死の真相が見えてくるにつれて、この映画のメッセージも浮き彫りになってきます。すべてが明らかになったあと、気になるのはマイクから届いた荷物の中身。あまりに普通過ぎて「えっ?」と思いましたが、でもそれが「このような普通の人間の心を、めちゃめちゃに壊してしまう戦争の愚かさ」をより強調しているようでした。最後に、女性刑事が子どもにダビデの話を語るシーン、そして息子に代わってSOSの逆国旗を掲げる父親・・・映画として、見事な締めくくり方でしたね。 昔のアメリカ映画やドラマ等で、軍人だった父親のような人が“勇敢に戦った英雄”として、「正義のために戦うアメリカ」の象徴のように登場しているのをよく見かけました。でも今は、その勇気や正義が、結果としてイラクで子どもを轢き殺し、傷ついた捕虜をいたぶり、戦友を殺したり戦友に殺されたり・・・。社会全体の価値観は変わりつつあるのに、正義ヅラして戦争を繰り返すことの馬鹿馬鹿しさに気付かないアメリカへの警鐘に思えました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-13 20:35:43)《改行有》

12.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 彼を見捨てず支え続けたアリシアに感動! ナッシュがノーベル賞授賞式で感謝の気持ちを伝えるシーンでは涙がこぼれました。ビューティフル・マインド、これは彼の奥さんを表現したタイトルで、これを本当の「愛」と呼ぶんでしょうね。病に苦しみながらも、アリシアが一緒に人生を歩んでくれたこと。それが彼にとって最高の幸運であり幸福だったと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-02 22:50:33)

13.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 現実だったら、家族や身内が泣き崩れたくなるほど深刻な心の病をテーマにしながらも、周りの人たちのやさしさに守られて、前半はコメディ要素も交えながら、ほのぼのとした心温まる雰囲気に仕上げています。特に、初めてビアンカを紹介した時の兄夫婦の「えっ?どうしたらいいの、これ・・・」という表情、最高でした。 ラースの心の病の原因は、出産による母の死。兄嫁の妊娠をきっかけに、心の奥に潜んでいた恐怖が心を支配しそうになったため、自己防衛本能が「人に触られると痛みを感じる」体を作り、「死への恐れを感じずに済む存在(=ビアンカ)」を求めてしまいます。 そんな彼の救いとなるマーゴ。彼女のやさしさと人間らしい魅力が、ラースの心に「ビアンカの死」という概念を芽生えさせ、「死」に対する恐怖心の克服、つまり彼の「心の修復の大きな一歩」へとつなげてくれます。 この映画の素晴らしいところは、彼の心の闇を必要以上に説明的にしなかったことで、ハートフルな雰囲気を保ち続けたこと。そして、こういう展開の映画ではお約束の、彼の心を傷つけるキャラクターを極力排除したこと。ボウリングのシーンで「コイツら、何かやらかすんじゃ・・・」という雰囲気満々で登場した彼らも、いい意味での肩すかしを食わしてくれましたね。 何気なく見始めたこの映画、思ってた以上に良質だったので、もう一度じっくりと見ようと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-07-25 11:37:33)(良:1票) 《改行有》

14.  はじまりのうた 《ネタバレ》 仕事が全然うまくいかず、昔の成功をいつまでも引きずってる音楽プロデューサーと、嫉妬で恋人と別れたアマチュアシンガーが偶然出会って、アルバムを作る・・・。 ベタで安っぽいサクセスストーリーかと全然期待していませんでしたが、なんともスカッとした、気持ちのいい映画でした! その要因は、楽曲の良さと、音楽に合ったシーンの楽しさ。スタジオじゃなく路上で録音という企画も、ただのインパクト重視・奇を衒っただけかと思ったら、お祭り的なノリも手伝って、見ていて楽しかったです。特に「2歳から母親に仕込まれてるような子ども」ではなく、路地裏の小汚いガキどもがコーラスで参加してる画が自分のベストシーンです! 多少でも音楽の世界に関わった人・憧れた人なら、自分が求める音楽とビジネスになる音楽とはまったくの別物であることはよく知っていますよね。そういう人は「現実世界なら、どーせグレタも一発屋で終わっちゃうんだよねー」とか言いそう。でも「だから何?」って受け流せるような気持ちになれるのがこの映画のいいところかも。 映画としての出来はああだこうだ、現実はどうのこうの・・・なんてツッコミ入れる前に、楽しいものを見て、幸せな気分になれて良かった! それが鑑賞後のストレートな感想です♪[CS・衛星(字幕)] 10点(2020-06-14 11:59:56)(良:1票) 《改行有》

15.  ファーゴ 《ネタバレ》 偽装誘拐が思ったようにいかない滑稽さを表現するドラマ性と、世間話をしながら淡々と仕事をする警察官の日常性がうまく絡み合った良作だと思います。特に最後の、アホ男たちの末路に対して、夫の3セント切手のデザインで心から喜べる様子、これがこの映画のメッセージの肝なのかなと思いました。 「変な顔」や「ヤー、ヤー」の連呼、「ハンバーガーとミミズ」などのユーモアは好きですが、全体としては、ちょっと苦手な映画かも・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-14 15:02:51)《改行有》

16.  ヘンゼル&グレーテル テンポ感とシンプルな内容で、何も考えずに最後まで観ることができました。ただ、終始アクションシーンばかりだったという印象で、殴り合いのシーンは「なんだか、昔の仮面ライダーみたい・・・」と思いながら見ていました。ヘンゼルとグレーテルをはじめ、登場人物の描き方に深みがないからか、みんなゲームのキャラのようで、登場人物に対して何の感情も湧きません。まぁ、この類の映画に、そういったものを期待する方が間違いなんでしょうけど・・・[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-04-16 22:57:10)

17.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 エニグマの解読機、ついに成功! でも物語の焦点はここからでした。 解読して、すぐに対応策を実行に移すと、敵に暗号を解読していることがバレてしまうため、助ける命と見捨てる命を選別。その結果、戦争を早く終結させることができ、多くの人の命を救いました。現代に生きる私たちからすると、その判断の良し悪しよりも「戦争を起こしたこと自体が悪」という結論を下すかもしれません。ですが、その当時の人々にとっては、命を選別することも、この事実を機密事項としたことも、同性愛を犯罪として扱ったことも、すべて「正しい判断」だったのだと思います。 過去の選択を「過ち」と判断するのは、現代という時代性。その価値基準や行為も、数十年後・数百年後から振り返ると「とんでもない過ち」なのかもしれません。正しい判断というのは「時代に合っている」ということなんでしょう。 いつの世も、必要なのは、天才よりも天才を上手に活かすことのできる人なのかもしれませんね。アランのような天才的頭脳を、この時代は「暗号解読」にしか使えなかったバカバカしさ、同性愛者ということで心身をボロボロにされて、果ては自殺させてしまう愚かさ。 いろいろなメッセージを、興味深くしっかりと感じさせてくれる本作品は、映画として非常に優れていると思いますが、個人的には、彼の功績が後の社会に大きな影響を与えていることの救いよりも、時代の巡り合わせが悪かったとしか言いようのない彼の人生の哀しさがズッシリと胸に残り、重苦しい気持ちにさせられました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-03-05 18:39:11)(良:2票) 《改行有》

18.  ドニー・ダーコ 《ネタバレ》 これはいったいどのように観ればいいの? サイコ系? SF? ミステリー? デヴィッドリンチ?・・・と、なんだかよくわからないままに観ましたが、大筋のようなものがわかってくると、謎だった部分も「あっ、(たぶん)そういうことかー!」と、作り手の意図がいろいろと見えてきて面白いです! 内容を簡単に書くと、ドニーは「10月2日、この日に自分が生き延びると、10月30日に恋人のグレッチェンは車に轢き殺され、母親と妹は飛行機事故で死んでしまう」ので、彼は10月2日まで戻って愛すべき人たちのために笑顔で死を選択する、という話。そこに、物理の先生、死神オババ、精神科医などのセリフがうまく絡んで、話全体に深みを与えています。 もし10月2日にドニーが、飛行機エンジン落下事故で死んでいたらどうなるか。 次の日に転校してくるグレッチェンと出会わないため、彼女が死神オババの家に行くこともなく、従って彼女は死ぬことはなかったでしょう。また、自己啓発の人の家も放火されることなく児童ポルノもバレないので、ダンスコンテストの引率はおばちゃん先生が行き、母親も飛行機事故にも遭わず、母親がドニーを心配してコンテストが終わってすぐの深夜便に乗ることもなくきっと翌朝の便でゆっくり帰るので妹も死なない・・・。 さて、こういった「もしも」のストーリーを、どのように見せれば面白くなるのか。いろいろな演出アイディアを盛り込んだ結果、「あれれっ?ちょっと難解な感じになっちゃったかなー?」的な印象で、決して「狙った難解路線」ではないような気がします。個人的にはタイムトラベルなんか持ち込まないでほしかったですけど・・・。 最後にドニーに撃ち殺されるウサギ(フランク)以外は、おそらくドニー自身の精神状態を具現化したものでしょう。水道管を壊したり放火したりする自分の行動を正当化させたい意識の象徴だと思います。 まあ、こういう内容を説明的にわかりやすく見せたりしたら、ただの安っぽいSFヒューマンドラマになっちゃいますよね。画面に描かれたシーン、役者が語るセリフを、自分の中でどのようにつなぎ合わせるか。その組み合わせ方から、作り手の意図を感じ、理解する。そういう映画の醍醐味が味わえる作品だと思います。 「映画は映画館で観る」しか手段がなかった時代だとこういう作品は向きませんが、DVD等、自宅で簡単に鑑賞できる環境が定着化した現代、つまり「いつでも・何度でも・気になるシーンは繰り返して」観ることができるという新しい鑑賞環境が根付いたからこそ、こういう映画が生まれたのかもしれませんね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-20 00:55:22)《改行有》

19.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 まったく予期していなかった、突然の人生の終わり・・・。そりゃ悔いも残るだろうし、そのまま天には召せないよぉ!って抗いたくもなりますよね。この話、そういう目に遭った本人の無念さだけでなく、残された人たちの気持ちを癒してくれる映画なんだと思います。 このような題材を、「このサスペンスの真相は!?」とか「アン・ハサウェイ主演のラブロマンス!」など、興行成績を上げるための「一般ウケ」するカタチに当て嵌めてしまったために、鑑賞ポイントを間違えた人も多いようで、もったいないですね。 ラストにたどり着くまで、全体的にテンポ感やメリハリに欠けた印象で、せっかくのいいネタなのに、もっと上手い料理法で味わいたかったです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-08 15:09:30)《改行有》

20.  ギリシャに消えた嘘 《ネタバレ》 サスペンス的な観点から見ると、ひねりも緊迫感も何もない、あまりにもベタ過ぎな展開。最後くらいはひと工夫あるのでは?と思ったら、走って逃げて撃たれて死ぬって・・・昭和の刑事ドラマのようでした。 じゃあ、鑑賞ポイントはヒューマンドラマ的なところか?と思ったら、これまた中途半端。3人の主要人物、キャラの作り込みが浅過ぎ! おかげで、人間関係の描き方も適当に見えてしまい、ただの思いつきを並べてつなげたような印象。特に、コレットとライダルが魅かれ合うって感じが全然しなくて、「もしかしたらこれ、大どんでん返しのためのトラップか!?」と思ったほど不自然でした。 また、父親云々というポイントも、ライダルが、つい最近死んだ父親とうまくいってなかったという序盤の伏線とラストとのつながり、まるで「映画の作り方」というマニュアルの例題に当て嵌めただけ、という感じがして、まったく心に響きません。 異国情緒漂うギリシャを中心とした逃亡劇に、男女関係・人間関係の心理描写を絡めつつ・・・という映画的な仕立て方を狙ったのでしょうが、もう、何もかもが平均点以下で、どこか褒めるところはないかと探しても、何も見つかりませんでした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-09-02 18:44:12)《改行有》

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