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【製作国 : スウェーデン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. メランコリア この不安定さ。全員が惑星が接近していることを知っているという前提がある。後半はひたすら美しい。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-19 23:03:10) 2. ドラゴン・タトゥーの女 基本的なストーリーはありきたり過ぎてどうしようもない。勿論フィンチャーのスタイリッシュさは健在で、オープニングは鳥肌モノ。しかしハッキングのステレオタイプなイメージに、いまひとつピンとこない家族関係など、不満は多い。やはりこれはドラゴン・タトゥーの女を描いた映画だと考えるべきだろう。ミカエルは言うまでもないが、リスベットの魅力は素晴らしい。その点、もう少し彼女に焦点をあてるべきだったように思う。そしてこの映画を通低している女性への性的暴力、コミュニケーションの歪みなどが注目される。主人公がミカエルなのもなにかの暗示だろうか。いずれにせよ次回作が待たれる。[映画館(字幕)] 6点(2012-02-13 23:34:02)(良:1票) 3. ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 こぢんまりとした映画のようでいて、実はこれは玉手箱であった。きれいにまとまりつつも緩急をつけたストーリーは勿論、美しい映像、巧みな構図や大胆な演出という面でも見所満載。「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」を思わせる雪景色と少年。しかし少年はいじめられており、ナイフを持ち歩き、夜には自分のいじめを自分ではない誰かに対して反復する。ある種屈折した人間像。対してヴァンパイアのエリは自分を認め、現実を受容するある種素直な性格である。それゆえに完全な理解さえ求めない。エリは出現の方法や外見からして超越的ではあるが、それをやりすぎていないところが好ましい。ヴァンパイアと少年との恋(しかもモールス信号)なんてベタというよりも、コメディになることを恐れたが、この絶妙のバランス! これはひとえに、描いてしまうと「やりすぎ」感のあるシーンでは婉曲的な表現を多用しつつも(例えば空を飛ぶシーンや壁を登るシーン)、インパクトのあるシーンはしっかりと撮る大胆さ(例えば朝日を浴びて女が燃え上がるシーンやエリの襲撃シーン)の功績である。そしてなんといってもプールのシーンと、血まみれのキスシーン。これほど素晴らしいホラー描写とキスシーンは久しく観ていない。紛うことなき傑作。[DVD(字幕)] 8点(2011-03-02 09:55:03)(良:1票) 4. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ ハルストレム大好きです。さすがギルバートグレイプを撮った監督。この暖かでのどかな風景はスウェーデン人にはもっと楽しめるのでしょう。そうでなくても作品全体を包む優しい視線が感じられます。ちゃんと成長も描けているし、楽しい映画。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-06 18:00:13) 5. マンダレイ 間延びしている観は否めず。しかしなぜパパが到着前に行ってしまったのだろう。時計の時間を決めるとこが伏線かと思ったが、5分前ならまだ大丈夫なはず…。 他にもバートも良くわからん伏線だったし、消化不良です。しかし凄いのはこのストーリーの切り口。上手い。一つのパラダイムから抜け出すことは難しく、突然の変化には誰もついていけない。大切なことはパラダイムの本質の理解なのです。[DVD(字幕)] 6点(2010-02-22 18:03:46)《改行有》
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